若草物語 Little Women (1994) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★\☆☆

1868年に発表された、ルイーザ・メイ・オルコット同名小説を基に製作された5度目の映画化。
家族の愛に包まれながら暮らす四姉妹の成長と絆を描く、監督ジリアン・アームストロング、主演ウィノナ・ライダーガブリエル・バーンキルステン・ダンストクレア・デインズクリスチャン・ベールスーザン・サランドン共演による感動のドラマ。


ドラマ(家族愛)


スタッフ キャスト ■

監督:ジリアン・アームストロング
製作:デニーズ・ディ・ノヴィ
原作:ルイーザ・メイ・オルコット若草物語
脚本:ロビン・スウィコード

撮影:ジェフリー・シンプソン
編集:ニコラス・ボーマン
衣装デザイン:コリーン・アトウッド
音楽:トーマス・ニューマン

出演
ジョー・マーチ:ウィノナ・ライダー

フリードリヒ・ベア:ガブリエル・バーン
メグ・マーチ・ブルック:トリニ・アルバラード
エイミー・マーチ(16歳):サマンサ・マシス
エイミー・マーチ(12歳):キルステン・ダンスト
ベス・マーチ:クレア・デインズ
セオドア”ローリー”ローレンス:クリスチャン・ベール
ジョン・ブルック:エリック・ストルツ
ローレンス:ジョン・ネヴィル
マーチおばさん:メアリー・ウィックス
マーガレット・マーチ:スーザン・サランドン
マーチ:マシュー・ウォーカー

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

1994年製作 118分
公開
北米:1994年12月21日
日本:1995年7月1日
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $50,083,616


アカデミー賞 ■

第67回アカデミー賞
・ノミネート
主演女優(ウィノナ・ライダー)
衣装デザイン・作曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

19世紀、マサチューセッツ州、コンコード、クリスマス。
マーガレット・マーチ(スーザン・サランドン)は、長女のメグ(トリニ・アルバラード)、次女ジョー(ウィノナ・ライダー)、三女ベス(クレア・デインズ)、四女エイミー(キルステン・ダンスト)に迎えられる。

娘達に、南北戦争に従軍する夫(マシュー・ウォーカー)からの手紙を見せたマーガレットは、それを読んで聞かせる。

最高のクリスマス・プレゼントを受け取った家族は眠りにつくのだが、作家志望のジョーはその後も物語を書き記す。

翌朝のご馳走に喜ぶ姉妹は、マーガレットが貧しい家のお産の手伝いに向かったことを知り、その食事を持参して母の元に向かう。

そんな姉妹を、隣人ローレンス(ジョン・ネヴィル)の孫セオドア”ローリー”(クリスチャン・ベール)は気にしていた。

姉妹はあるパーティーに招待され、ジョーはローリーと家族の話や自分の夢などを語る。

足を痛めたメグをローリーが馬車で送ることになり、その後、彼は姉妹との親交を深める。

ある日、エイミーが、学校の教師に手を物差しで叩かれて泣きながら帰ってくる。

それに抗議しようとしたマーガレットは、エイミーに学校をやめさせて、家でジョーに勉強を教えさせることを決める。

ローリーは、家庭教師ジョン・ブルック(エリック・ストルツ)との勉強に身が入らず、姉妹達のことが気になる。

その後もローリーは、姉妹から兄弟を得たと思われながら、楽しい日々を過ごす。

ジョーとローリーらと芝居を見に行ったメグは、同行したブルックと親しくなる。

そんな時、ジョーから宿題をやるようにと言いつけられたエイミーが、彼女の原稿を燃やしてしまう。

激怒したジョーはエイミーを罵倒し、ショックを受けて寝込んでしまう。

ジョーはその後もエイミーを許さなかったが、スケートをする際に、氷が割れてエイミーが川に落ち、一緒にいたローリーと彼女を助ける。

それがきっかけとなり、ジョーとエイミーは仲直りをすることになる。

メグは社交界デビューすることになるが、金持ちの子女に侮辱され、ローリーに色目を使っているなどと陰口を言われる。

マーガレットは帰宅したメグに、上辺だけの人間にならないよう、正しい考えを持つよう伝える。

やがて、ローリーは大学に進学することになり、ジョーはそれを羨ましく思う。

夫が負傷したという連絡を受けたマーガレットは、娘達を残して旅立とうとする。

ブルックがマーガレットに同行することになり、おばマーチ(メアリー・ウィックス)に援助を頼みに行ったジョーは、それを言えずに自分の髪の毛を売り母にその代金を渡す。

マーガレットの代わりに奉仕活動を手伝ったベスは、猩紅熱の子供の看病をして自分も感染してしまう。

免疫のないエイミーはおばの元に預けられることになり、ローレンスが主治医を紹介してベスを診察する。

手遅れだと診断されたためにマーガレットが呼び戻され、看病の甲斐がありベスは奇跡的に回復するが、彼女の心臓は弱っていた。

クリスマス。
ローレンスは、弾き手がいなかったと言って、ベスにピアノをプレゼントする。

メグはブルックに求婚され、マーガレットはそれを祝福し、そして、家族の元にマーチが戻ってくる。

家族は久し振りに幸せをのたが、ジョーは一人、考えを巡らせる。

4年後。
メグはブルックと結婚し、ジョーもローリーに愛を告げられ求婚されるが、彼女はそれを拒む。

ローリーを傷つける気のないジョーは、最高の友人だと伝えるのだが、納得できない彼はその場を去る。

ジョーも辛い思いをしていたが、おばがエイミー(サマンサ・マシス)をフランスに連れて行くことを知りショックを受け、苦しい胸の内をマーガレットに伝える。

マーガレットは、他所で暮らしてみることをジョーに提案し、彼女はニューヨークに向かう。

下宿で暮らすようになったジョーは執筆活動を続けるものの、出版社に相手にされない日々が続く。

そんなジョーは、同じ下宿のドイツ人教授フリードリヒ・ベア(ガブリエル・バーン)と親しくなる。

その後、ジョーの原稿が新聞に掲載され、それを喜んだベアは、その内容に意見してしまう。

ベアは、気分を害したと思われるジョーに謝罪してオペラに誘い、二人は惹かれ合う。

その頃、ヨーロッパでエイミーと出くわしたローリーは、彼女が気になる存在になる。

ジョーとの一件の後、生活が乱れているローリーを軽蔑したエイミーだったが、資産が目的の結婚相手探しを彼に批判される。

ベアはジョーから渡されていた原稿を読み、現実の人生を書くべきではないかと再び意見する。

納得いかないジョーだったが、ベスの様態が悪いという連絡を受けて故郷に戻る。

ベスは、ジョーに会えたことを喜び、彼女に見守られながら息を引き取る。

エイミーは戻ることができず、メグもお産が近づき、悲しみに耐えられないジョーはローリーに手紙をだす。

ローリーは、悲しむエイミーの元に向かい慰める。

ジョーは、ベスの遺品を見て姉妹のことを書く決心をする。

小説を書き上げたジョーは、それをベアに送る。

メグとブルックには双子が生まれ、戻ったローリーはジョーとの再会を喜び、彼は妻となったエイミーを伴っていた。

ジョーは、ローリーが家族の一員になったことを歓迎する。

その後おばが亡くなり、屋敷はジョーに譲られることになる。

ある日ジョーは、原稿を読んだベアが、それを本にして届けてくれたことを知る。

ベアに追いついたジョーは感謝し、西部で教師をするという彼に、おばの屋敷を学校にするため手伝ってほしいことを伝える。

エイミーの結婚を自分と勘違いしたことをベアに説明したジョーは、彼の求婚を受け入れる。

そして二人は、雨の中、傘の下で愛を確かめ合う。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

19世紀、マサチューセッツ州、コンコード
南北戦争に従軍した夫に代わり、家族を支えるマーガレット・マーチは、娘達メグ、ジョー、ベス、エイミーと共に暮らしていた。
姉妹は、隣人ローレンスの孫ローリーが、自分達を気にしていることを知り親交を深める。
小説家志望の多感な次女ジョーは、ローリーと意気投合し兄弟のような毎日を過ごす。
長女メグは、ローリーの家庭教師ブルックと恋に落ちて、四女エイミーは体罰を受けて学校をやめてしまう。
そんな時マーガレットは、夫が負傷したという連絡を受け娘達に後を任せて旅立つ。
三女エイミーは、母の代わりに奉仕活動をするのだが、子供から猩紅熱をうつされて危篤状態になる。
戻ったマーガレットの看病でエイミーは奇跡的に回復し、父も戻った姉妹は幸せを噛みしめる。
ジョーは、ローリーから愛を告げられて求婚されるものの、それを拒み苦悩する。
その後ジョーは、母の助言でニューヨークに向かい、同じ下宿のドイツ人教授ベアと出会い親交を深める・・・。
__________

何度も映画化された物語であり、個人的には、最も評価の高い、キャサリン・ヘップバーンが次女のジョー役を演じている1933年作品よりも、ジューン・アリソンが同じ役を演じた1949年作品が強烈に印象に残っている。

姉妹の設定に多少違いがあり、当然ながら似ているエピソードも登場するので、作品を比較してみるのも面白い。

とにかく、涙なしでは見られない感動のドラマであり、ジリアン・アームストロングは本作でもそれを継承し、きれいごとばかりではない、ドラマのもう一つのテーマである、人生の厳しさもきっちりと描いている。

第67回アカデミー賞では、主演女優(ウィノナ・ライダー)、衣装デザイン、作曲賞にノミネートされた。

ドラマを盛り上げる、トーマス・ニューマンの美しい音楽は特に印象的だ。

次女ジョー役のイメージではなかったウィノナ・ライダーだが、喜怒哀楽を見事に表現する好演で、オスカー・ノミネートも納得できる。

ジョーに惹かれながら厳しい目で意見するベア教授役ガブリエル・バーン、長女メグのトリニ・アルバラード、三女ベス役のクレア・デインズ、四女エイミーのサマンサ・マシスキルステン・ダンスト、マーチ家の隣人ローリー役で、今見ると注目してしまうクリスチャン・ベール、その祖父ジョン・ネヴィル、メグの夫となるエリック・ストルツ、おばメアリー・ウィックス、そして家族を支える母親役のスーザン・サランドン、その夫マシュー・ウォーカーなどが共演している。


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