ラヴ・ストリームス Love Streams (1984) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

離婚問題を抱え心のバランスが崩れていく姉と、奇行に近い奔放な生活を送る弟、その姉弟の愛情の探求を描く、監督、脚本、出演ジョン・カサヴェテス、主演ジーナ・ローランズシーモア・カッセル他共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:ジョン・カサヴェテス
製作
メナハム・ゴーラン

ヨーラン・グローバス
原作:テッド・アレン
脚本
テッド・アレン

ジョン・カサヴェテス
撮影:アル・ルーバン
編集:ジョーギ・C・ヴィラシノア
音楽:ボー・ハーウッド

出演
サラ・ローソン:ジーナ・ローランズ

ロバート・ハーモン:ジョン・カサヴェテス
スーザン:ダイアン・アボット
デビー・ローソン:リサ・マーサ・ブルイット
ジャック・ローソン:シーモア・カッセル

マルガリータ:マーガレット・アボット
ミルトン・クラヴィッツ:アル・ルーバン

アルビー・スワンソン:ジェイコブ・ショウ
ジョアニー:レスリー・ホープ

アメリカ 映画
配給 Cannon Films

1984年製作 141分
公開
北米:1984年8月24日
日本:1987年10月


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ロサンゼルス
妻とは離婚して、自宅で何人もの女性と奇妙な共同生活をして奔放に生きる作家ロバート・ハーモン(ジョン・カサヴェテス)は、夜はクラブで、気に入った歌手のスーザン(ダイアン・アボット)の歌を聴き、彼女を口説く。

ロバートの姉サラ・ローソン(ジーナ・ローランズ)は、15年間連れ添った夫ジャック(シーモア・カッセル)との離婚を決めて協議に入るが、13歳の娘デビー(リサ・マーサ・ブルイット)の親権は渡さないつもりでいた。

スーザンが席を立ったため、強引に彼女の車に乗り込んだロバートは、酔いながら運転してしまう。

自宅に着いたスーザンは、泥酔状態で怪我をしたロバートを、迷惑に思いながらも仕方なく家に入れる。

スーザンの母親マルガリータ(マーガレット・アボット)が、ロバートを介抱して一夜を過ごし、彼は翌朝、二人に礼を言ってその場を後にする。

協議の席で、デビーから父親ジャックと暮らしたいことを伝えられたサラは、ショックを受けて倒れ、気を失ってしまう。

心のバランスを崩していることを精神科医に指摘され、どこかに姿を消すべきだと助言されたサラは、ヨーロッパに旅立つ。

その後、大量の荷物と共に帰国しようとしていたサラは、ジャックに連絡するものの冷たくされたため、彼とデビーを殺す幻覚を見てしまう。

数日後、スーザンがロバートを訪ね、彼に好意を持っていることを伝える。

そんな時ロバートは、初めて会う8歳の息子アルビー(ジェイコブ・ショウ)を、元妻から預かることになる。

ロバートは、息子を同居人の女性達に紹介するのだが、アルビーは動揺して屋敷から逃げ出してしまう。

アルビーを強引に連れ戻したロバートは、女性達に引き払ってもらい、二人だけの時間を過ごす。

そこに、パリ帰りのサラが現れ、姉弟は再会を喜ぶ合う。

しかし、ロバートは彼女に留守を任せ、アルビーを連れてラスベガスに向かってしまう。

ホテルに着いたロバートは、アルビーを部屋に残しカジノに向かい、翌朝に戻る。

アルビーが、泣きながら母親の元に帰りたがったために、ロサンゼルスに戻ったロバートは、彼を家に送り届ける。

動揺するアルビーを見て、元妻の夫はロバートを叩きのめし、彼はアルビーに愛を告げられながらも、その場を引き上げる。

帰宅したロバートは、心配するサラを寝かせ、酒を持参してスーザンの母マルガリータの元に向かう。

眠れないサラは、ジャックに電話をするが、娘を育てるために母親が必要だと彼に言われる。

サラは、男を求め当てもなく外出してボーリング場に向かう。

マルガリータと楽しんでいたロバートは、スーザンが男性と帰宅したために、その場を去り自宅に戻る。

サラもボーリング場で知り合った男性に送られて帰宅し、ロバートと共にお互いを慰め合おうとする。

眠ろうとしたサラは、デビーからの電話で、父ジャックに干渉しないでくれと言われてしまう。

ジャックと代わったサラは、娘を巻き込むなと彼を責めるが、デビーもその電話に割って入り揉めてしまう。

その会話を聞いていたロバートも意見し、彼とサラは争いになってしまう。

翌日、サラは、ロバートに生活を変えるべきだと伝えて、ミニチュア・ホースやヤギなどの動物達を買って家に戻る。

呆れるロバートだったが、サラが倒れて気を失ってしまい、彼は医師を呼ぶものの追い返そうとする。

医師は帰り際に、サラの様態が良くないことをロバートに伝えるが、彼はそれを聞き入れない。

サラは、ジャックとデビーに会い、二人をからかい陽気に過ごしたり、娘の愛を取り戻す幻覚を見てしまう。

ジャックやデビーと心が通じ合ったというサラは、二人の元に向かおうとするが、ロバートはそれを止めようとする。

そしてサラは、ロバートに別れを告げて、迎えに来たボウリング場で知り合った男性と去って行く。


解説 評価 感想 ■

1980年に上演された舞台の映画化で、その際のロバート役はジョン・ヴォイトだった。

*(簡略ストー リー)

人気作家ロバート・ハーモンは、妻とは離婚し、自宅で何人もの女性達と奇妙な共同生活を送っていた。
ロバートの姉サラ・ローソンは、15年間連れ添った夫ジャックとの離婚を決め協議に入るものの、娘デビーが自分との生活を拒んだために、ショックを受けて卒倒してしまう。
ある日ロバートは、初めて会う息子アルビーを預かることになり、彼が気にする女性達を引き上げさせ、父子の時間を過ごす。
ヨーロッパに旅立っていたサラは、帰国の際電話で夫ジャックに冷たくされ、仕方なく弟のロバートの元に向かう。
再会を喜ぶ姉弟だったが、ロバートはサラを残し、アルビーを連れてラスベガスに向かってしまう・・・。
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20年近く構想を練っていた作品だけに、愛を探求する者が、それを最も大切だと思いながらも失っていくという、ジョン・カサヴェテスが追求し続けるテーマが凝縮されたような作品である。

カサヴェテスは、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した。

夫と娘に対し過剰な愛情捧げたために、心のバランスを崩す女性、夫ジョン・カサヴェテス作品の主人公としては、定番とも言える役柄に挑んだジーナ・ローランズは、50代も過ぎ、やや落ち着いた雰囲気で円熟の演技を見せてくれる。

カサヴェテスも、奔放なその弟役を好演し、妻ジーナ・ローランズが、やや控えめに見える分、主演とも言える演技を見せてくれる。

カサヴェテスの盟友で、主人公の夫役シーモア・カッセル、その娘役のリサ・マーサ・ブルイット、ロバート(カサヴェテス)が口説くクラブ歌手ダイアン・アボット、その母マーガレット・アボット、息子ジェイコブ・ショウ、カサヴェテス・ファミリーで撮影も担当しているアル・ルーバンが弁護士役で登場する。


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