ストレンジャー Main Street (2011) 3/5 (1)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

荒廃した町に突如として現れた廃棄物処理業者、それに関係する人々の思いを描く、主演コリン・ファースエレン・バースティンパトリシア・クラークソンオーランド・ブルーム他共演、監督ジョン・ドイルによるドラマ。


ドラマ

WebSite(E)


スタッフ キャスト ■

監督:ジョン・ドイル
製作
アディ・シャンカー

製作
ミーガン・エリソン

ジョナ・ハーシュ
スペンサー・シルナ
脚本:ホートン・フート
撮影:ドナルド・マカルパイン
編集:ニール・フェレル
音楽:パトリック・ドイル

出演
ガス・ルロイ:コリン・ファース

ジョージアナ・カー:エレン・バースティン
ウィラ・ジェンキンス:パトリシア・クラークソン
ハリス・パーカー:オーランド・ブルーム
メアリー・サウンダース:アンバー・タンブリン
ハワード・マーサー:アンドリュー・マッカーシー
マートル・パーカー:マーゴ・マーティンデイル
市長:イザイア・ウィットロックJr.
ミリアム・サウンダース:ヴィクトリア・クラーク
フランク・サウンダース:トム・ウォパット

アメリカ 映画
配給
マグノリア・ピクチャーズ

Myriad Pictures(世界)
2010年製作 94分
公開
北米:2011年9月9日
日本:未公開
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $2,560


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ノースカロライナ州、ダーラム
警察官のハリス・パーカー(オーランド・ブルーム)は、夜間に法律の勉強をしていた。

ハリスの母親マートル(マーゴ・マーティンデイル)は、息子と以前付き合っていたメアリー・サウンダース(アンバー・タンブリン)のことや彼の体を気遣う。

町の実力者の娘で一人暮らしの老婦人ジョージアナ・カー(エレン・バースティン)は、屋敷や所有する貸倉庫を手放すことを考えていた。

議会では、市長(イザイア・ウィットロックJr.)を中心として、寂れる一方の町の復興計画が話し合われていた。

そんなある日の夜、ジョージアナは胸騒ぎがして動揺する。

授業を終えたハリスは、メアリーに電話をするものの、その日は職場の男性とデートする予定だと彼女に言われてしまう。

義父フランク(トム・ウォパット)と母ミリアム(ヴィクトリア・クラーク)に心配されながら家を出たメアリーは、弁護士のハワード・マーサー(アンドリュー・マッカーシー)と待ち合わせをしているレストランに向かう。

メアリーは、ようやく現れたハワードとの食事を楽しもうとする。

帰宅して、翌日の予定をメアリーに伝言で残したハリスは、自分を心配する母マートルに眠るよう伝える。

ジョージアナは不安が収まらず、姪ウィラ・ジェンキンス(パトリシア・クラークソン)に電話をして、彼女に来てもらうことにする。

その頃、ジョージアナの倉庫を借りたテキサスのある企業のガス・ルロイ(コリン・ファース)は、数台の大型トラックで積み荷を運び入れるために、町に到着して準備を始める。

ルロイは、倉庫の見張りとしてメキシコ人の二人残してその場を去る。

帰宅したメアリーは、義父フランクにハワードやハリスのことを聞かれるが、まともに答える気になれない。

ウィラは、倉庫のメキシコ人を気にしながらジョージアナの屋敷に向かう。

孤独の不安から動揺しているジョージアナに、ウィラは、メキシコ人が、倉庫でタバコを吸いビールを飲んでいたことを伝える。

注意したことをルロイが守らなかったことに憤慨したジョージアナは、彼に電話をして伝言を残し、翌日に話しを付けることをウィラに伝えて休む。

部屋で眠ろうとしていたメアリーは、ハリスの伝言を聞く。

翌朝、ジョージアナと倉庫に向かったウィラは、その場にいたメキシコ人に相手にされずに警察に向かう。

市長を訪ねたルロイは、廃棄物処理の環境サービス企業の者だと言って、ジョージアナの倉庫を半年間借りて、有害廃棄物を保管することを伝える。

ジョージアナには説明不十分だったが、法律には触れないと答えるルロイは、安全性も伝える。

ルロイは、自分達の事業が町を救えると市長に言い切りその場を去る。

警察署を訪ねたウィラとジョージアナは、対応したハリスに倉庫の件を伝える。

メアリーは、その夜もハワードに誘われるものの、先約があると言って断り、職場の同僚から、彼には妻子がいて、新人に手を出すために気をつけるようにと忠告される。

それをハワードに確かめたメアリーはショックを受ける。

倉庫でルロイに会ったウィラとジョージアナは、廃棄物の件とそのドラム缶を確認する。

そこにハリスも現れ、ルロイに質問して状況を知り、契約時の約束を徹底させ、図書館に向かいネットで廃棄物や会社についてを調べる。

ウィラは、契約期間後は倉庫を貸さないようにと言って、不安を隠せないジョージアナに、彼らを早急に追い出す方法を考えるよう伝える。

倉庫に向かったジョージアナはメキシコ人に案内され、内部を見ながら昔を懐かしむ。

市長は、今回の件についての説明会を開くようルロイに伝え、それが受け入れられる。

弁護士に相談して契約が破棄できることをジョージアナに伝えたウィラだったが、賃貸料の返金が不可能なことを知らされる。

経済的に行き詰まっているジョージアナは、屋敷を売ることも考えたのだが、ルロイからの提案で現金を手にし、それを使ってしまったことをウィラに話す。

ハワードに解雇されたメアリーは、母ミリアムに町を出ることを伝える。

ジョージアナを訪ねたルロイは、6カ月の契約延長と更に5年間の提案をするものの、彼女にそれを断られてしまう。

廃棄物の即撤去も求められたルロイは、仕方なく法廷で争うことをジョージアナに伝える。

ウィラはそれを脅しだと言って非難するが、ルロイは、自分達の事業で甦った田舎町の話をして、敵ではないことを強調する。

ルロイは、1か月の間に考えが変わらなければ撤退することを約束して、ジョージアナは、その条件を受け入れる。

ハリスを自宅に呼んだメアリーは、アトランタに旅立つことを伝える。

余所でうまくいかなかったら戻ってくると言うメアリーは、何かを伝えようとするがそれができず、町で負け犬の様な人生を送って満足かをハリスに尋ねる。

気分を害したハリスはその場を去り、話したかったことを伝えられないメアリーは後悔する。

その後、ジョージアナが屋敷を売る決心をして、ウィラはルロイを夕食に招待する。

それを受けたルロイは、ウィラを市長らとの話し合いに誘う。

食事の支度をしていたジョージアナは、翌日、屋敷に興味を持った婦人が来るという連絡を受け、ウィラにいて欲しいことを伝える。

ウィラは、現れたルロイとの約束を断り食事を始めるが、ジョージアナが、屋敷を売ることで動揺して席を外してしまう。

ルロイは、テキサス出身や離婚したことなどをウィラに話し、町の支持を受けて会社が動き出した場合の補佐として彼女を誘う。

警察署に向かったメアリーはハリスに謝罪するものの、帰宅しても眠れずに涙する。

翌日、あいにくの雨で、ジョージアナの屋敷を見に来る婦人が、キャンセルするという連絡が入る。

メアリーは、両親に別れの言葉を伝え、迎えに来たハリスと空港に向かう。

会合後に立ち寄るルロイを待っていたウィラは、自分と彼が惹かれ合っていることを、ジョージアナに気づかれる。

ハリスは、以前から愛していたことをメアリーに伝え、彼女も同じ気持ちだと確認する。

会合は始り、ルロイは、ダーラムに工場を建設したい考えを話す。

一方、生まれ育った屋敷を離れだろうジョージアナは、今後の人生や町の未来について考える。

ハリスは、危険物を積んだ車両の事故の連絡を受けて現場に向かい、それが市長やルロイにも知らされる。

事故現場に着いたハリスは、危険物処理班を呼ぶよう指示する。

その後に現れたルロイは、ドラム缶の安全は確認できたことをハリスから知らされる。

夜が明け、現場を離れるハリスは、パトカー内で眠っていたメアリーにキスする。

幸い大事には至らなかったが、ルロイは処分される覚悟を、会いに来たウィラに伝える。

事故が避けられない現状に心を痛めるルロイは、辞職することも話す。

町に戻ったハリスとメアリーは食事をする。

ウィラと共にジョージアナを訪ねたルロイは、屋敷が売れたために晴れやかな気分の、彼女の笑顔に救われる思いがする。

その後ハリスは、町の未来などを考えながら職務に就く。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ノースカロライナ州、ダーラム
テキサスの廃棄物処理企業から派遣されたガス・ルロイは、老婦人ジョージアナの所有する倉庫を借りる。
廃棄物を倉庫に運んだルロイだったが、姪ウィラにそれを知らされたジョージアナから抗議を受ける。
一応、二人の話を聞き入れたルロイは、寂れる町の復興に役立てることを市長に伝えて安全性も強調する。
孤独と不安から動揺を見せるジョージアナは、契約を破棄するようウィラに助言されるのだが、受取った賃貸料は既に使ってしまい返金はできない状況だった。
ジョージアナとウィラからの苦情を受けていた警察官ハリスは、町に未来がないと考える元恋人メアリーと寄りを戻したいと考えていた。
その後、ジョージアナに契約延長を提案するルロイと、対立する立場のウィラは、互いを意識し合うようになるのだが・・・。
__________

生気を失ったような人々が暮らし、前向きな意見もでない議会、衰退した町に突然現れる侵略者のような廃棄物処理業者・・・、実力派、ベテラン・スター競演ということもあり、どんなドラマが展開するのかと思いつつ序盤から引き込まれる。

紆余曲折の末に、事故の危険性を確認した勢いをなくす業者と、晴れ上がる空のように、小さな希望を見つけることのできる住民の表情を対比させる、少々ファンタジックな雰囲気でラストを迎える。

それにしても、長年ハリウッドを支え、多くの後継者を育てた80歳目前のエレン・バースティンの好演には心打たれる。アル・パチーノハーヴェイ・カイテルと共に、”アクターズ・スタジオ”現役学長でもある彼女の演技を、是非、堪能していただきたい。

これだけのスターを擁しながら商業映画と位置づけられることなく、北米でわずか1館のみの公開に終わった本作は、当然ながら日本では劇場未公開だった。

ウェスタンジャケットやブーツまで履きテキサス人に成り切るコリン・ファースは、全てを思いのままに操れる雰囲気で、やり手のビジネスマンとして登場し威圧感もある。
その彼が、いい雰囲気で倉庫主の姪を演ずるパトリシア・クラークソンと会う度に、表情が和らいでいく様子なども注目で、流石に演技派としての実力を見せてくれる。

警察官を淡々と演ずるオーランド・ブルーム、彼とは互いに愛を伝えられず、もどかしい日々を送るアンバー・タンブリン、その母親役のヴィクトリア・クラーク、義父のトム・ウォパット、メアリー(A・タンブリン)に言い寄る弁護士で上司役のアンドリュー・マッカーシー、ハリス(O・ブルーム)の母親役マーゴ・マーティンデイル、市長イザイア・ウィットロックJr.などが共演している。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター