ダンディー少佐 Major Dundee (1965) 3.91/5 (33)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

北軍騎兵部隊のアパッチ討伐作戦を中心に、南北に別れたかつての親友同士の対立やフランスメキシコ侵略にも巻き込まれる小部隊の壮絶な戦いを描く、監督、脚本サム・ペキンパー、主演チャールトン・ヘストンリチャード・ハリスジェームズ・コバーン他共演のアクション。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:サム・ペキンパー
製作:ジェリー・ブレスラー
原案:ハリー・ジュリアン・フィンク
脚本
ハリー・ジュリアン・フィンク
サム・ペキンパー
オスカー・ソウル

撮影:サム・リーヴィット
編集
ウィリアム・A・ライオンズ

ドン・スターリング
ハワード・クニン
音楽
ダニエル・アンフィシアトロフ
ミッチ・ミラー

”Sing-Along Gang”
”Major Dundee March”

出演
チャールトン・ヘストン:エイモス・ダンディー少佐
リチャード・ハリス:ベンジャミン・タイリーン大尉
ジェームズ・コバーン:サミュエル・ポッツ
ジム・ハットン:グレアム中尉
マイケル・アンダーソンJr.:ティム・ライアン
センタ・バーガー:テレサ・サンティアゴ
マリオ・アドルフ:ゴメス軍曹
ブロック・ピータース:エイソップ
ウォーレン・オーツ:O・W・ハドリー
ベン・ジョンソン:チラム軍曹
R・G・アームストロング:ダルストロム
L・Q・ジョーンズ:アーサー・ハドリー
スリム・ピケンズ:ワイリー
カール・スウェンソン:ウォーラー大尉
マイケル・ペイト:チャリバ
ジョン・デイヴィス・チャンドラー:ベンティーン
ダブ・テイラー:プリアム
ベゴナ・パラシオス:リンダ

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1965年製作 122分
公開
北米:1965年4月7日
日本:1965年4月
製作費 $3,800,000
北米興行収入 $20,807


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1864年10月31日、南北戦争末期のニューメキシコ準州
北軍第5騎兵隊の1個中隊は、チャリバ(マイケル・ペイト)率いる50名弱のアパッチの待ち伏せを受けて、ラッパ手ティム・ライアン(マイケル・アンダーソンJr.)を残し虐殺された。

指令本部の、ベンリン砦から虐殺現場に向かったエイモス・ダンディー少佐(チャールトン・ヘストン)は、片腕のスカウト、サミュエル・ポッツ(ジェームズ・コバーン)に、5日でチャリバの居場所を突き止めるよう指示を出す。

砦に戻ったダンディーは、チャリバ討伐の準備を始める。

ダンディーは、士官学校の同期で、捕虜になった南軍兵ベンジャミン・タイリーン大尉(リチャード・ハリス)に、看守を殴った罪で死刑を宣告する。

かつて親友だった二人だが、出世のために自分をかばわなかったと思い込むタイリーンはダンディーを恨み、今でも二人の確執は続いていた。

ダンディーは、タイリーンと同じ犯罪者の中から志願兵を集め、グレアム中尉(ジム・ハットン)に武器調達を命ずる。

志願兵はなかなか集まらず、流れ者や酔っ払いまで部隊に引き入れる始末だった。

死刑執行が翌日に迫ったタイリーンは、アパッチ討伐までを条件に志願して、兵20名を確保することをダンディーに約束する。

囚人、捕虜、無法者などの訓練は難航したが、いよいよ部隊はアパッチ討伐に出発する。

リオ・グランデ川を渡りメキシコに入った部隊は、南軍捕虜とダンディーの部下とで諍いもあるが、タイリーンが仲裁に入り先を急ぐ。

12月後半。
部隊の前に、子供を連れた平和的なアパッチが現れ、子供を戻す者とチャリバを追う者で、部隊は二手に別れる。

そして、アパッチとの初めての交戦で、部隊は30名以上の死傷者を出し、装備や弾薬もかなりの量を失ってしまう。

年が明け、チャリバは逃走を止めて、部隊を待ち伏せしていることが分かる。

フランス兵に占領された村にたどり着いた部隊は、ドイツ人の未亡人テレサ・サンティアゴ(センタ・バーガー)の出迎えを受け、飢えている村人に食料を確保させて感謝される。

部隊はフランス兵を捕らえ、村人達と束の間の休日を過ごし、ダンディーはテレサと心を通わせる。

フランス兵を逃がしたダンディーは、彼らが本部隊に合流することを見越して待ち伏せし、武器や馬を奪う。

そんな時、タイリーンの部下O・W・ハドリー(ウォーレン・オーツ)が、武器や食料を奪い脱走してしまう。

ハドリーは連れ戻され、同じくテレサらも部隊に合流する。

ダンディーに銃殺刑を命ぜられたハドリーは、タイリーンに射殺される。

タイリーンのダンディーに対する怒りは再燃し、任務遂行後に彼を殺すことを誓う。

テレサと愛を深め合っていいたダンディーは、アパッチに襲われ、足に弓矢を受けるものの、タイリーンに救われる。

負傷のため部隊の指揮を執れないダンディーは、酒と女に溺れ、テレサも彼の元から去っていく。

しかし、ダンディーを立ち直らせたのは、皮肉にも彼に恨みを持つタイリーンだった。

フランス軍を避けながらアパッチを追い、国境に向かい、いよいよ局面は最終段階に入る。

そして部隊は、ついにチャリバを含めたアパッチの討伐を成し遂げ、ダンディーとタイリーンは対決することになる。

そこにフランス軍が現れ、両軍入り乱れる大激戦が繰り広げられ、銃撃を受けたタイリーンは敵軍に突撃して戦死する。

1865年4月19日。
生き残ったダンディーとわずかな隊員は、リオ・グランデを渡り帰国する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
1864年、南北戦争末期。
北軍第5騎兵隊の1個中隊は、チャリバ率いるアパッチにラッパ手以外を虐殺される。
指令本部の砦から、虐殺現場に向かったエイモス・ダンディー少佐は、早速、片腕のスカウト、ポッツに、チャリバの居場所を捜させようとする。
砦に戻ったダンディーは、チャリバ討伐の準備を始め志願兵を募る。
しかし、兵は集まらず、死刑執行を言い渡していた、かつての親友で確執のある、南軍兵タイリーン大尉が、アパッチ討伐までを条件に志願する。
タイリーンは、ダンディーに兵20名を確保することを約束する。
そして、囚人、捕虜、無法者などを集めた部隊は出撃して、リオ・グランデ川を渡り、メキシコに向かうのだが・・・。
__________

まだ何とか西部劇が持ち応えていた時代、ジョン・フォード作品などを基準に考えると、主役を演ずるチャールトン・ヘストンの、圧倒的迫力と存在感、男気のある南軍捕虜リチャード・ハリスの好演など以外は、物足りなさだけが残る作品でもある。

サム・ペキンパーの演出も単調で、彼の真骨頂であるバイオレンス・アクション映像などもまだ見られない。

あれだけ”チャリバ、アパッチ撃退”と騒ぎながらの、討伐の結末の呆気なさと、チャールトン・ヘストンと愛をはぐくんだセンタ・バーガーとの別れ方などの演出も今一だ。

興行的にも、残念ながら失敗に終わった作品でもある。

個人的には、ジョン・フォード作品の常連で、そのスタントでも活躍したクリフ・ライオンズが、助監督としてクレジットに名を連ねていることと、目立たないが、同じくフォード一家ベン・ジョンソン、片腕のニヒルなスカウト、ジェームズ・コバーンの出演等が嬉しい。

また、ダニエル・アンフィシアトロフミッチ・ミラー合唱団の”Sing-Along Gang”/ダンディー少佐のテーマは、一度聞いたら忘れられない曲だ。

ダンディーの副官ジム・ハットン、虐殺の生存者マイケル・アンダーソンJr.、部隊員マリオ・アドルフ、黒人兵のブロック・ピータース南軍捕虜ウォーレン・オーツ、正義感のある牧師R・G・アームストロング、飲んだくれの志願兵スリム・ピケンズペキンパー作品の常連L・Q・ジョーンズダブ・テイラーなどが共演している。


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