マップ・トゥ・ザ・スターズ Maps to the Stars (2014) 3/5 (4)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ハリウッドを舞台に、様々な問題を抱える役者やセレブの生活を描く、監督デヴィッド・クローネンバーグ、主演ジュリアン・ムーアミア・ワシコウスカジョン・キューザックロバート・パティンソンオリヴィア・ウィリアムズサラ・ガドン他共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:デヴィッド・クローネンバーグ

製作
サイード・ベン・サイード
マーティン・カッツ
ミシェル・メルクト
脚本:ブルース・ワグナー
撮影:ピーター・サシツキー
編集:ロナルド・サンダース
音楽:ハワード・ショア

出演
ハヴァナ・セグラン:ジュリアン・ムーア
アガサ・ワイス:ミア・ワシコウスカ
スタッフォード・ワイス博士:ジョン・キューザック
ジェローム・フォンタナ:ロバート・パティンソン
クリスティーナ・ワイス:オリヴィア・ウィリアムズ
クラリス・タガート:サラ・ガドン
ベンジー・ワイス:エヴァン・バード
本人:キャリー・フィッシャー
アジタ・ワクテル:ジェイン・ハイトメイヤー
スタール・カルース:ジョナサン・ワットン
ヴィクトリア:アマンダ・ブルーゲル
レット:ジャスティン・ケリー
キャミー:キアラ・グラスコ
ジェブ・バーグ:アリ・コーエン
ジニー:ドーン・グリーンハルフ
マイカ:ドメニク・リッチー
ロイ:ショーン・ロバートソン
ダミアン・ジャビッツ:ゴード・ランド
サム:ニーヴ・ウィルソン
ケイラ:エミリア・マッカーシー
グレッチェン・ヴォス:クララ・パシーカ

カナダ/アメリカ/ドイツ/フランス 映画
配給
フォーカス・フィーチャーズ(アメリカ)
2014年製作 112分
公開
北米:2015年2月27日
カナダ:2014年10月31日
フランス:2014年5月21日
日本:2014年12月20日
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $347,650
世界 $1,338,370


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ハリウッド
左の頬に火傷跡があるアガサ・ワイス(ミア・ワシコウスカ)は、フロリダからバスで到着する。

予約していたリムジンではなかったが、アガサは運転手のジェローム・フォンタナ(ロバート・パティンソン)に声をかけて、200ドルを払い車に乗る。

家族に会いに来たことをジェロームに話したアガサは、彼が俳優兼脚本家であることを知る。

キャリー・フィッシャーとはツイッターで交流していると言うアガサは、映画”バッド・ベビーシッター”の人気子役ベンジー・ワイス(エヴァン・バード)のベビーシッターだったとジェロームに話す。

その続編の話がきていると言うジェーロームは、無理だとは思うが出演したいとアガサに伝える。

非ホジキンリンパ腫”の少女キャミー(キアラ・グラスコ)を見舞ったベンジーは、病気がエイズだと思っていたために戸惑う。

13歳のベンジーは、その年でドラッグを克服してスターとなった。

ベンジーは、母クリスティーナと共に次回作の出演ギャラなどについて話し合う。

セレブ相手のセラピストとして成功している心理学者のスタッフォードは、息子ベンジーと妻クリスティーナの話に加わる。

落ち目の女優のハヴァナ・セグラン(ジュリアン・ムーア)は、伝説的女優と言われた事故死した母クラリス・タガート(サラ・ガドン)の影を背負って生きていた。

そんなハヴァナは、母が主演した”Stolen Waters”のリメイク作の役を得ることを考え、スタッフォードのセラピーを受けていた。

エージェントのジニー(ドーン・グリーンハルフ)が訪ねて来たため、クビにした秘書の代わりが必要だと言うハヴァナは、”Stolen Waters”の役のことなども話す。

母クラリスのことが頭から離れないハヴァナは、考えを改めるべきだとジニーに助言される。

しかしハヴァナは、現れたクラリスの幻覚から、自分の役は演じられないと言われてしまう。

その夜、亡くなったキャミーの幽霊が現れたため、ベンジーは驚く。

翌日、クリスティーナとベンジーは、エージェントのジニーも同席して、”バッド・ベビーシッター2”のプロデューサー、ジェブ・バーグ(アリ・コーエン)らとの話し合いをする。

ベンジーは、役を取るために屈辱を味わう。

男優スタール・カルース(ジョナサン・ワットン)に会ったサヴァナは、”Stolen Waters”の件で、監督のダミアン・ジャビッツ(ゴード・ランド)に働きかけてほしいと伝える。

共演者のレット(ジャスティン・ケリー)、サム(ニーヴ・ウィルソン)、ケイラ(エミリア・マッカーシー)と過ごしていたベンジーは、その場にハヴァナがいることに気づき、エージェントが同じだと話す。

スタールと一緒にいるハヴァナの話題になり、レットは、彼女の母親クラリスが焼死したとベンジーらに話す。

共演女優とスタールとで愛し合っていたハヴァナは、ベッドにクラリスが現れたために驚き、その場を離れる。

翌日、キャリー・フィッシャーと出くわしたハヴァナは、ダミアンに自分を推してほしいと頼み、ネットで知り合った少女を秘書として紹介される。

アガサに会ったハヴァナは、火傷のことを訊き、プラネタリウムで火事に遭ったことなどを知る。

母クラリスの死因を知っているかとアガサに尋ねたハヴァナは、焼死だと伝えて彼女を気に入る。

ウォーク・オブ・フェーム”のクラリスのスターの場所にいたアガサを迎えに行ったジェロームは、カフェで、火傷のことやハリウッドで何をするのかを尋ねる。

ハヴァナの秘書になったことを伝えたアガサは、ジェロームを食事に誘う。

今週は脚本を書かなければならないと言われたアガサは、アイデアがあるので一緒に書かないかとジェロームに提案する。

自分の両親が兄妹だと言うアガサが、それを題材にする考えを知ったジェロームは異常だと思い、付き合っている人がいることを伝える。

気分を害したアガサは、席を立ち店を出る。

精神科医のセラピーを受けたベンジーは、見舞ったキャミーが、亡くなった後で自分の前に現れたことを話す。

消息を絶った姉が自分と結婚したがっていたと語るベンジーは、両親は何も話さないことを伝える。

スタッフォードに会ったハヴァナは、フロリダから来た火傷痕がある秘書を雇ったことを話す。

それが、治療のためフロリダの施設に入れた娘のアガサだと気づいたスタッフォードは、クリスティーナに話しをする。

現れた場合のことを心配するクリスティーナは、アガサがベンジーに会うことを恐れるが、それよりもマスコミが問題だとスタッフォードに言われる。

その件をベンジーに話したスタッフォードは、危険を避けるために、アガサが現れたら知らせるようにと指示する。

ジニーから連絡を受けたサヴァナは、役がアジタ・ワクテル(ジェイン・ハイトメイヤー)に決まったと言われてショックを受ける。

その頃、ベンジーは、共演者の4歳の少年ロイ(ショーン・ロバートソン)に苛立っていた。

ブティックから出て来たアガサに声をかけたジェロームは、ハヴァナに挨拶して励まされる。

同じ店から出て来たアジタの運転手をしていたジェロームは、彼女から荷物を受け取る。

アジタと話をしたハヴァナは、自分の母親を演ずる彼女を一応励まし、可愛い息子マイカ(ドメニク・リッチー)に声をかける。

再び現れたクラリスのことを考えて心が沈むハヴァナは、アガサに買い物と庭の植木の移動を頼む。

そこに現れたジニーから、アジタの息子マイカがプールで溺死したことを知らされたハヴァナは、会ったばかりだったために驚く。

ショックを受けたアジタが入院したため、代役が自分が決まったことを知らされたハヴァナは戸惑うものの、それをアガサと共に喜ぶ。

スタジオに向かったアガサは、ハヴァナがランチの間に、SF映画に端役出演するジェロームに会いに行く。

ダミアンと話したハヴァナはマイカの死を悲しみ、家に戻ったアジタが、代役が自分になったことを喜んでいると言われる。

役のことで連絡しなかったことを謝罪したダミアンは、クラリスの娘だということで遠慮していたと話す。

ダミアンは、オリジナルとは全く別の作品にしたいと言って、組めて光栄だとハヴァナに伝える。

アガサが現れたためにベンジーは驚くものの、傷つけたりしないと言われて安心する。

ハヴァナの秘書をするアガサに、エージェントが同じだと伝えたベンジーは、ハリウッドに来ていることを両親が知っていると伝える。

父スタッフォードが、接近禁止命令を申請しようとしていることを伝えたベンジーは、警戒するようにと忠告し、来たことは言わないと約束する。

姪を連れて来たプロデューサーのジェブを追い払ったベンジーは、自分に睡眠薬を飲ませて放火したことを認めたアガサから、脚本があると言われる。

帰ってほしいと言われたアガサは、もう放火の心配はいらないとベンジーに伝える。

アガサのことをベンジーから知らされたスタッフォードは、彼女に会いに行き、金を渡してフロリダに戻るよう指示する。

その夜、ベンジーは、プールに現れたマイカとキャミーの幽霊を追い払う。

薬を捨てたアガサはジェロームに会い、ハリウッドサインの下で愛し合う。

レットが連れて来た女優グレッチェン・ヴォス(クララ・パシーカ)からドラッグを貰ったベンジーは、サムを呼んでハイになり、拳銃を手にしてふざける。

弾丸を抜いたはずだったベンジーは、それが残っていたことに気づかず、レットの愛犬に向かって発砲して殺してしまう。

動揺するベンジーを、レットは追い出す。

翌日、実家を訪ねたアガサはクリスティーナに会い、償いをしたいだけだと言って入れてもらう。

7年振りに娘に会ったクリスティーナは動揺し、スタッフォードとは別々に育てられたために、兄妹とは知らなかったと話す。

そこにスタッフォードが現れ、指示に従わなかったアガサを痛めつけて追い出してしまう。

アガサを庇おうとしたクリスティーナは、指輪を持っていかれたことに気づく。

セットのトイレに入ったロイを追ったベンジーは、彼がキャミーに姿を変えたために首を絞めてしまう。

病院に連れて行かれたベンジーは、迎えに来たクリスティーナに、ロイが、病院に見舞った亡くなった女の子に見えたことを伝える。

精神科医から簡単には退院させられないと言われたクリスティーナは、ベンジーが役も降ろされることをスタッフォードから知らされてショックを受ける。

ハヴァナを車に乗せたジェロームはアガサのことを訊かれ、火傷が気にならないかと言われる。

実は火傷を題材にした脚本を書いていると話すジェロームは、ハヴァナに誘われて車内で愛し合う。

アガサはそれを目撃してしまい、戻って来たハヴァナから愚痴を言われてけなされる。

憤慨したアガサは、その場にあったトロフィーでハヴァナを殴って殺害する。

その後アガサは、病院を抜け出して来たベンジーを迎え入れる。

行き場がないと言うベンジーにクリスティーナの指輪を見せたアガサは、スタッフォードの指輪を手に入れるように指示する。

帰宅したスタッフォードは、クリスティーナが焼身自殺をしたことに気づき、彼女をプールに落とす。

現れたベンジーは、放心状態のスタッフォードの指輪を外して、アガサと共に郊外に向かう。

薬を大量に飲んだ二人は、結婚式のような行為を始め、互いの指に指輪をはめてキスして横たわり星を眺める。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ハリウッド
伝説的女優だった母クラリスの影に怯える落ち目の女優ハヴァナ・セグランは、母が出演した作品のリメイクに主演することを望んでいた。
親友キャリー・フィッシャーの紹介で、フロリダから来た火傷痕のあるアガサを秘書に雇ったハヴァナは、役を得るために様々な方法を考える。
セレブを相手にする有名な心理学者スタッフォードは、人気子役スターである息子のベンジーと、彼の仕事を仕切る妻クリスティーナと共に何不自由ない生活を送っているように見えた。
実は、アガサはスタッフォードの娘で、放火癖があるためにベンジーに危害を加え、フロリダの施設に送られて治療を受けていたのだった。
ハヴァナと親交のあるスタッフォードは、秘書がアガサであることに気づき、それにより彼ら家族の生活の歯車が狂い始める・・・。
__________

鬼才デヴィッド・クローネンバーグが、脚本を担当したブルース・ワグナーの実体験を基に演出した作品。

ブルース・ワグナーは、実際にリムジンの運転手をしていた俳優兼脚本家で、本編ではロバート・パティンソンがそれをモデルにして演じている。
デヴィッド・クローネンバーグは、前作「コズモポリス」(2012)でもロバート・パティンソンを起用している。

第67回カンヌ国際映画祭ではパルムドールを逃すものの、ジュリアン・ムーアが女優賞、デヴィッド・クローネンバーグ作品には欠かせない存在のハワード・ショアがサウンドトラック賞を受賞した。

ジュリアン・ムーアゴールデングローブ賞ノミネート他、各映画賞を受賞した。

デヴィッド・クローネンバーグ曰く難解な内容のためか、北米では拡大公開もされずに興行的には成功しなかった作品。

新旧の実力派人気スター豪華競演は注目で、当初の主演は、デヴィッド・クローネンバーグ作品ではお馴染みのヴィゴ・モーテンセンであり、レイチェル・ワイズも予定されていた。
その役はジョン・キューザックジュリアン・ムーアに代わった。

全体的には凝った内容に仕上がってはいるが、奇妙にしか見えないセレブ一家や幽霊、幻覚の登場などにより、やや意味不明、陳腐に思えてしまうところもある。

伝説的女優だった母の影に怯える、落ち目な女優を熱演するジュリアン・ムーア、過去の秘密を背負う謎の少女的な役柄を好演するミア・ワシコウスカ、その父親である心理学者ジョン・キューザック、その妻オリヴィア・ウィリアムズ、その息子で人気子役スターのエヴァン・バード、リムジンの運転手である俳優兼脚本家のロバート・パティンソン、主人公の事故死した母親であり、幻覚と幽霊で登場するサラ・ガドン、本人役のキャリー・フィッシャー、主人公と役を争う女優ジェイン・ハイトメイヤー、男優のジョナサン・ワットン、テレビ・リポーターのアマンダ・ブルーゲル、若手スターのジャスティン・ケリーニーヴ・ウィルソンエミリア・マッカーシー、クララ・パシーカ、”非ホジキンリンパ腫”で亡くなり幽霊として登場する少女キアラ・グラスコ、プロデューサーのアリ・コーエン、主人公のエージェント、ドーン・グリーンハルフ、アジタ(ジェイン・ハイトメイヤー)の息子ドメニク・リッチー、ベンジー(エヴァン・バード)と共演する少年ショーン・ロバートソン、映画監督ゴード・ランドなどが共演している。


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