マックス Max (2015) 4/5 (4)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

兄を戦地で亡くした少年と軍用犬の友情と、事件に巻き込まれる家族を描く、製作総指揮、監督、脚本ボアズ・イェーキン、主演ジョシュ・ウィギンズローレン・グレアムトーマス・ヘイデン・チャーチルーク・クラインタンク他共演による家族愛のドラマ。


ドラマ(家族愛)


スタッフ キャスト
監督:ボアズ・イェーキン

製作
カレン・ローゼンフェルト
ケン・ブランカトー
製作総指揮
ベン・オーマンド
ボアズ・イェーキン
脚本
ボアズ・イェーキン
シェルドン・レティック
撮影:ステファン・チャプスキー
編集:ビル・パンコウ
音楽
トレヴァー・ラビン
ジェニファー・ハモンド

出演
ジャスティン・ウィンコット:ジョシュ・ウィギンズ
パメラ・ウィンコット:ローレン・グレアム
レイモンド”レイ”ウィンコット:トーマス・ヘイデン・チャーチ
カイル・ウィンコット:ロビー・アメル
タイラー・ハーン:ルーク・クラインタンク
エミリオ:ジョセフ・ジュリアン・ソリア
チューイ:デジョン・ラクエイク
カルメン:ミア・シートラリ
レイエス:ジェイ・ヘルナンデス

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2015年製作 111分
公開
北米:2015年6月26日
日本:未公開
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $42,652,000
世界 $43,967,260


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
アメリカ軍は、第一次大戦から軍用犬を使用し、イラクアフガニスタンでは3000匹以上が活躍した。

アフガニスタンカンダハール
アメリカ海兵隊の軍用犬である”ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア”のマックスは、兵士カイル・ウィンコット(ロビー・アメル)の指示を受けて武器を探し出す。

テキサス州、アンジェリーナ郡
カイルからの連絡を受けた両親レイモンド”レイ”(トーマス・ヘイデン・チャーチ)とパメラ(ローレン・グレアム)は、マックスの活躍を知らされる。

弟のジャスティン(ジョシュ・ウィギンズ)は、ゲームに夢中でカイルに言葉もかけない。

アフガニスタン
発見された武器と写真で確認される量が違うことを、カイルの同僚タイラー・ハーン(ルーク・クラインタンク)らは上官から指摘されて質問を受ける。

ハーンらが奪った武器を横流ししていることを知っていたカイルは、これ以上庇うことはできないと伝える。

偵察中のカイルらは、マックスが何かに気づいたために警戒するが、隠れていた男がその場を爆破する。

カイルはマックスの元に向い、銃撃戦が始まる。

マックスは無事だったが、倒れているカイルの傍らで吠える。

1日中部屋にいてゲームをしているジャスティンに注意していたレイは、兵士が現れたことに気づく。

レイとパメラは、カイルの死亡を知らされる。

カイルの葬儀わ行われ、彼の遺体と共に帰国したマックスは、棺に寄り添う。

その後、ジャスティンはカイルの死の意味について考え、同じ海兵隊の退役軍人で、負傷して英雄となったレイに認められたくて兄が入隊したと言って、その死を父親のせいにする。

二人は言い争いになるが、パメラからマックスが殺されることを知らされる。

レイらは、カイルの死によりマックスは心的外傷後ストレス障害となり、軍用犬としては使いものにならず、危険でもあると、カイルの旧友のレイエス(ジェイ・ヘルナンデス)に言われる。

引き取る気があったレイは、ジャスティンがマックスに懐くかを確かめて自宅に連れて行く。

しかし、家の中でマックスを飼うわけにはいかず、庭に放しておいても危険なため、ジャスティンは柵を作ることをレイに提案する。

それを作ることも世話をするのも自分の役目だと、レイはジャスティンに伝える。

レイの愛情を感じられないジャスティンは、それを表現するのが下手なだけだと言うパメラに抱きしめてもらう。

そんな二人を、レイは複雑な思いで見つめる。

夜になり、吠えるのを止めないマックスを黙らせるようレイに指示されたジャスティンは、結局、その場で朝まで眠ってしまう。

翌朝、パメラに起こされたジャスティンは、友人のチューイから電話があったと言われる。

チューイがいるマウンテンバイクの練習場に向かったジャスティンは、彼のいとこのカルメン(ミア・シートラリ)を紹介される。

精神が不安定なマックスのことを話したジャスティンは、犬のことに詳しいカルメンから躾のコツを教えると言われて、彼女と会う約束をする。

カルメンが気になる存在になったジャスティンは、チューイと共に現れた彼女が、マックスを容易に慣らすのを見て感心し、自分も同じようにしてみる。

帰宅したパメラは、マックスが大人しくジャスティンに従っている姿を見て驚き、カルメンを紹介されて食事に招待する。

チューイは帰り、カルメンと共に食事をしたパメラは、亡くなった長男のことを考えていたために、料理を失敗してしまったと言って謝罪する。

気を遣ってくれるカルメンに、なぜ犬について詳しいかを尋ねたパメラは、父親が犬を飼い兄が調教をしていることを知る。

そこに訪ねて来たタイラーは、家族にお悔やみを言って、負傷して除隊になったことを伝える。

散弾銃の破片が体内に残っていると言うタイラーは、イラクで戦ったレイから、自分と同じ退役海兵隊員だと言われる。

パメラは、是非会わせたいと言って、タイラーをマックスの元に連れて行く。

マックスは興奮して吠え始め、タイラーに駆け寄るものの、ジャスティンとカルメンに制止される。

カルメンを送ったジャスティンは、マックスがなぜタイラーを見て吠えたのか疑問に思う。

翌日、マックスと共に自転車の練習場に向かったジャスティンは、チューイやカルメンと楽しむ。

帰宅したジャスティンは、庭に檻が置いてあることに気づき、レイが設置したとパメラから知らされる。

7月4日、建国記念日。
退役軍人としてパレードに参加したレイは、パメラと共にカイルのことを想う。

ジャスティンは、マックスが花火を見て怯えているのことに気づき、檻に入って落ち着かせる。

その後、貸し倉庫を経営しているレイは、タイラーを雇うことにする。

レイは、カイルの最期を教えてほしいことをタイラーに伝える。

爆発が起きて興奮したマックスに駆け寄ったカイルは、逆に襲われてしまい、敵に撃たれて死亡したとタイラーはレイに話す。

タイラーはマックスを殺そうとしたが、仲間達に止められたと話す。

謝罪するタイラーに、ベストを尽くしたと伝えたレイは、仕方ないと言って一人になる。

帰宅したレイは、マックスを檻から出して車に乗せようとする。

抵抗するマックスに銃を向けたレイは、現れたジャスティンに、カイルがマックスに襲われるのをタイラーが見ていたことを話す。

信じられないと言うジャスティンは、カイルが、そんな犬に仲間の命を預けるはずがないとレイに伝える。

パメラにも声をかけられたレイは、銃をしまい檻の扉を閉めて、一度でも問題を起こしたら処分すると言って、それをジャスティンに約束させる。

軍用犬の訓練施設に向かったジャスティンはレイエスに会い、マックスが群を抜いて優秀だったことを知らされる。

マックスがカイルを襲う可能性を聞かれたレイエスは、タイラーが事件の様子をレイに話したとジャスティンに言われる。

タイラーのことを調べたレイエスは、5か月早く除隊した理由を知っているかをジャスティンに問い、負傷したためと確認する。

除隊の理由が軍からの追放らしいという情報以外は分からないとレイエスに言われたジャスティンは、調べることを約束してもらい、秘密情報のDVDを渡される。

それに収録されている映像をカルメンと共に観たジャスティンは、マックスが子犬だった頃から訓練をするカイルの姿を見て、タイラーが嘘をついていることを確信する。

ジャスティンは、メキシコの犯罪組織に関わるチューイのいとこのエミリオ(ジョセフ・ジュリアン・ソリア)に、ゲームに200ドル上乗せしたことで因縁をつけられる。

タイラーからの電話を受けたエミリオは、別のゲームを渡すよう指示して金を払う。

エミリオから受け取った札の匂いをマックスに嗅がせたジャスティンは、彼の車をつけさせて自転車で追う。

マックスに案内された森の中でエミリオらを見つけたジャスティンは、その場に現れたタイラーが、組織に武器を売ろうとするのを目撃する。

それを見て興奮するマックスは、タイラーらが連れてきた犬に気づかれる。

エミリオらはその場を去り、タイラーは犬を放って周辺を探る。

マックスは、現れた犬を威嚇してジャスティンを守り、彼はその隙に自転車で逃れる。

ジャスティンは転倒してしまい、自転車を置いて走って逃げる。

マックスに出くわしたジャスティンは、ヒッチハイクをしてその場を離れる。

チューイとカルメンに連絡をしたジャスティンは、怪我をしたマックスを病院に連れて行く。

レイに話すべきだと考えるジャスティンだったが、エミリオが絡んでいることをチューイは心配する。

帰宅したジャスティンはパメラに呼ばれ、タイラーと共に来ていた保安官補から飼い犬が覆われたため、マックスを処分すれば許すと言われる。

それを否定するジャスティンは、森の中で見つけた自転車を保安官補に見せられ、タイラーから話があると言われる。

部屋に連れて行かれたジャスティンは、武器が国境を越えると何倍にもなって売れるとタイラーに言われる。

戦地で奪った武器の横流しをするよう、カイルはエミリオに誘われて断ったが、自分は取引していると伝えたタイラーは、ゲームのことでジャスティンも同じことをしているため、それをレイに話すと言って脅す。

取引相手は極悪人であり、再び家族を失うことになるとタイラーに言われたジャスティンは、不条理な世の中の仕組みを教えられて従わされる。

ジャスティンは、仕方なくマックスを殺処分にすることに同意する。

それをパメラから聞いていたレイは、タイラーが倉庫を友人に貸したことを知る。

レイエスからの電話を受けたジャスティンは、タイラーが不正行為で退役した可能性があると言われるが、脅されていたために、今後の連絡を拒んでしまう。

処分場に連れて行かれたマックスは、興奮して暴れ、その場から脱出する。

保安官補の家が遠いにも拘わらず、なぜジャスティンがその場にいたのかを疑問に思うレイは、何も語らない息子と話し合ってほしいと、二人の関係を気にするパメラに言われる。

軍隊時代に名誉の負傷をしたことには裏があり、実は味方に撃たれただけで英雄ではなかったことを話したレイは、自分を尊敬していたカイルに、それを言えなかったことを後悔していた。

真実を語ってこそ英雄だと言うレイは、タイラー達が嘘をついているなら正直に話してほしいとジャスティンに伝える。

ジャスティンが何も話そうとしないため、レイは出かける。

倉庫に向かったレイは、その場にいたタイラーと保安官補と話し、運び出そうとしていた荷物の中身を確認しようとする。

そこに現れたエミリオが、レイに銃を向ける。

狩猟小屋に泊まるというレイから電話を受けたパメラは、そんな小屋はないことをジャスティンに伝える。

マックスの吠える声に気づいたジャスティンは、チューイの家に向い、彼とカルメンにレイのことを話す。

パメラが警察に通報したことを二人に伝えたジャスティンは、彼らとマックスと共に自転車で倉庫に向かう。

倉庫に落ちていたレイのフォルスターの匂いをマックスに嗅がせたジャスティンは、三人でマックスを追う。

警官がジャスティンではなく、逃げ出したマックスを捜していることに驚いたパメラは、マックスと共にどこかに行ったジャスティンを連れ戻すことを要求する。

家族であるマックスを傷つけたら後悔することになると言って、パメラは警官を脅す。

レイの車を見つけたジャスティンらは森に入り、夜が明ける。

崖下にいるレイを確認したジャスティンは、カルメンに助けを呼びに行かせようとする。

ジャスティンにキスしたカルメンはその場を離れ、チューイの電話が鳴ったため、タイラーらは付近に誰かがいることに気づく。

タイラーは保安官補の犬を放ち、マックスの吠える声を確認する。

ジャスティンとマックスは、現れた犬に立ち向かう。

戦ったマックスは犬を川に落とすが、タイラーとエミリオが銃を持って追ってくる。

隠れていたチューイを見つけたエミリオだったが、自転車に乗るジャスティンに体当たりされ、土手を転げ落ちて負傷する。

保安官補を叩きのめして銃を奪ったレイは、マックスに続き現れたジャスティンを抱きしめる。

チューイとカルメンと来たことをレイに伝えたジャスティンは、姿を見られたタイラーが追って来ることを知らせる。

車の鍵がなかったために銃撃し走行不能にしたレイは、ジャスティンとマックスと共にその場を離れる。

戻ったタイラーは、保安官補と共にレイ達を追う。

足の悪いレイは、ジャスティンに先に道路に向うよう指示し、タイラーらを足止めしようとする。

自分が守るとレイに伝えて森に戻ったジャスティンとマックスは、タイラー達を森に誘き寄せる。

崖を飛び越えたジャスティンだったが、マックスは土手の下に取り残される。

レイが保安官補を銃撃して、車は事故を起こす。

車が出火したために、積まれていた武器が暴発する。

鉄橋でジャスティンを追い詰めたタイラーだったが、マックスに襲われて川に落下する。

カルメンに案内された警官が、現場に到着する。

その後、マックスと共にカイルの墓参りをしたジャスティンは、マックスを残してくれたことを感謝する。

檻は撤去され、マックスを家で飼うことにしたレイは、それをジャスティンに伝える。

そして、レイとジャスティンの信頼関係は深まる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
テキサス州、アンジェリーナ郡
アフガニスタンで、軍用犬を使い武器を探していた海兵隊員の息子カイルの死を知ったレイ・ウィンコットは、妻パメラと息子のジャスティンと共に悲しむ。
同じ海兵隊員として英雄だったレイに認められたいために入隊したカイルの死を、ジャスティンは父親のせいだと考える。
カイルと共に帰国した軍用犬のマックスは、精神不安定となり危険だと判断され、殺処分されることになる。
それを知ったレイは、マックスがジャスティンに慣れるかを確認して引き取ることを決める。
マックスの世話をするようレイに指示されたジャスティンは気乗りしないものの、友人チューイのいとこで犬に詳しいカルメンの協力により、マックスを飼い慣らすことができる。
そんな時、カイルの戦友タイラーが現れ、マックスが彼を見て興奮する様子をジャスティンは気にする。
戦地でマックスがカイルを襲ったとタイラーに言われたとレイから知らされたジャスティンは、それが信じられずに、真相を追求しようとするのだが・・・。
__________

冷めきった父子関係が、戦死した長男が残した軍用犬を引き取ったことで改善するまでを描く家族愛のドラマ。

兵士の命を守りながら、戦地で任務をこなす軍用犬の活躍を紹介しながら、愛国心、正直な生き方、正義、また戦う勇気などを教えてくれる奥深い内容になっている。

人間や兵士と同じ扱いを受ける厳しい訓練を受けた軍用犬の姿を見つめる、疑われた犬の潔白を信じる少年の眼差しなどで、正しい行いの大切さを描く、製作総指揮と脚本を兼ねるボアズ・イェーキンの力強いメッセージが伝わる演出が光る。

少年時代のレオナルド・ディカプリオを彷彿させる、屈折した考えの持ち主から、軍用犬との親交により、不仲だった父親(トーマス・ヘイデン・チャーチ)との信頼関係も取り戻す少年を好演するジョシュ・ウィギンズ、その母親ローレン・グレアム、戦死する息子ロビー・アメル、その戦友で、戦地で奪った武器を犯罪組織に売ろうとするルーク・クラインタンク、彼と取引するジョセフ・ジュリアン・ソリア、そのいとこで主人公の友人デジョン・ラクエイク、そのいとこで主人公と惹かれ合うミア・シートラリ、軍用犬の訓練官ジェイ・ヘルナンデスなどが共演している。


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