ミッドナイト・エクスプレス Midnight Express (1978) 4/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

1977年に発表された、ビリー・ヘイズ自身の体験談を基に、ウィリアム・ホッファーと共同執筆した同名小説の映画化。
ハシシの密輸で逮捕され想像以上の刑期を言い渡された青年が絶望的な獄中生活を送る苦悩を描く、製作デヴィッド・パットナム、監督アラン・パーカー、脚本オリヴァー・ストーン、主演ブラッド・デイヴィスランディ・クエイドジョン・ハート他共演の実録ドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:アラン・パーカー
製作総指揮:ピーター・グーバー
製作
デヴィッド・パットナム

アラン・マーシャル
原作
ビリー・ヘイズ

ウィリアム・ホッファー
脚本:オリヴァー・ストーン

撮影 マイケル・セレシン
編集:ジェリー・ハンブリング
音楽 ジョルジョ・モロダー

出演
ビリー・ヘイズブラッド・デイヴィス

ジミー・ブース:ランディ・クエイド
マックス:ジョン・ハート
ハミドゥ:ポール・L・スミス
テックス:ボー・ホプキンス
エリック:ノーバート・ワイザー
スーザン:アイリーン・ミラクル
ヘイズ:マイク・ケリン
リフキ:パオロ・ボナセリ
スタンリー・ダニエルス:マイケル・エンサイン
イエシル:フランコ・ディオジーニ

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

1978年製作 120分
公開
北米:1978年10月6日
日本:1978年10月28日
製作費 $2,300,000
北米興行収入 $35,000,000


アカデミー賞 ■

第51回アカデミー賞
・受賞
脚色・作曲賞
・ノミネート
作品・監督
助演男優(ジョン・ハート)
編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1970年10月6日、トルコイスタンブール
ハシシを隠し国外に運び出そうとしていたアメリカ人青年ビリー・ヘイズ(ブラッド・デイヴィス)は、空港でそれが見つかりはしないかと、緊張の極に達してしまう。

恋人スーザン(アイリーン・ミラクル)を先に行かせ、トイレで気を落ち着かせたビリーは、何とか出国手続きを済ませ彼女の元に向かう。

しかし、機内に搭乗しようとしていたビリーらを、テロリストを警戒する当局員が待ち構えていた。

ビリーは焦り、上着の下に隠していたハシシを取り除こうとするが、間に合わずに、当局に捕らえられてしまう。

当局の取調べは終わり、アメリカ領事館のテックス(ボー・ホプキンス)が、ビリーの身柄を引き取る。

ハシシの入手先を教えるため、テックスと当局員をその場所に案内したビリーは、彼らの隙を見て逃亡してしまう。

再びテックスに捕らえられたビリーは、サグマルチラー刑務所に投獄されてしまう。

監獄の寒さに耐え切れず毛布を盗んだビリーは、所長ハミドゥ(ポール・L・スミス)に、拷問に近い罰を受け痛めつけられる。

同じ囚人の、ジミー・ブース(ランディ・クエイド)とエリック(ノーバート・ワイザー)に介抱されたビリーは、自分の罪が重いことを知らされる。

ロウソク台2個を盗んだ、罪の荒っぽいだけのジミーと違い、ハシシの密輸で捕まった理知的なエリックは、ビリーに、一番の古株で、イギリス人のマックス(ジョン・ハート)に会うよう助言する。

マックスは腕利きの弁護士を紹介しようともするが、一番いいのは、”ミッドナイト・エクスプレス”(脱獄)に乗ることだとビリーに伝える。

ビリーの父親ヘイズ(マイク・ケリン)が、刑務所に面会に現れ、領事館のスタンリー・ダニエルス(マイケル・エンサイン)と弁護士イエシル(フランコ・ディオジーニ)を伴い彼を励ます。

しかしビリーは、裁判で4年2ヶ月の判決を受けて服役することになり、失意の涙を流す父に別れを告げ監獄に向かう。

ビリーの絶望の日々は始るが、彼は模範囚として減刑を期待する毎日を送る。

1972年4月。
弁護士イエシルは、各方面への賄賂ばかりを要求して、ビリーはそれに苛立ちを隠せなくなる。

その頃ジミーは、無謀な脱獄計画を立てて実行にうつすが、あえなく捕まりハミドゥに半殺しにされる。

ビリーは、ゲイのエリックから体を求められるが、友情以上の深入りは拒む。

1974年6月。
エリックは出所し、ビリーもあと53日を刑務所で過ごすのみとなった日に、領事館のダニエルスは、裁判のやり直しがあることを彼に伝える。

ダニエルスは、ビリーが見せしめとして犠牲になり、おそらく終身刑となることを彼に伝え、彼は奈落の底に突き落とされてしまう。

そして、再び開かれた裁判の結果、ビリーは30年の刑を言い渡される。

ビリーは、絶望の日々に見切りをつける決心をして、ジミーとマックスとで、石壁の裏側の坑道を見つけ脱獄を企てる。

脱獄計画は実行されるが、坑道が行き止まりだと分かり、3人は引き返す。

しかし、嫌われ者の囚人リフキ(パオロ・ボナセリ)が、坑道の入り口に気づき、それがハミドゥに知れる。

それをジミーの仕業と考えたハミドゥは、再び痛めつけられた彼は、市内の病院に運ばれてしまう。

マックスはリフキの金を盗み復讐するが、リフキは彼を逆に陥れる。

怒ったビリーは、リフキに襲い掛かり、彼の下を噛み切ってしまう。

1975年1月。
気が触れてしまったマックスと共に、ビリーは特別精神病棟に移される。

精神に異常をきたす寸前のビリーは、スーザンの面会を受け、彼女から、救われる道はあり、希望を持つよう言われてアルバムを渡される。

ビリーは、アルバムに隠された現金に気づき、マックスに別れを告げる。

ビリーは、ハミドゥに100ドルを渡し買収して病院に入る。

しかし、ハミドゥはビリーを痛めつけ、犯そうとする。

抵抗したビリーは、はずみでハミドゥを殺してしまい、看守に扮して刑務所を脱出する。
__________

1975年10月4日。
ビリーは、ギリシャに入国、3週間後にはニューヨークに到着し、両親やスーザンと再会する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1970年。
大量のハシシを、イスタンブールから密輸しようとしたアメリカ人の青年ビリー・ヘイズは、空港で当局に逮捕されてしまう。
劣悪な環境の中、ビリーは裁判は始まり、懲役4年2ヶ月の判決を受けてしまう。
1974年。
模範囚として減刑を期待する日々を送っていたビリーだったが、裁判のやり直しを告げられてしまう。
そしてビリーは、見せしめのために30年の刑を言い渡される。
絶望の日々に見切りをつけようとしたビリーは、囚人仲間のジミーとマックスとで、脱獄計画を企てるのだが・・・。
__________

社会性のある作品での評価が高い、アラン・パーカーの、30代半ばにして力強い演出を印象付けた、彼の出世作でもある。

当時の国策ににより、本国から見放されてしまう若者の体験する、地獄を見るような生活、圧制の中の刑務所の、おどろおどろしい雰囲気が、主人公の絶望感を一層際立たせる。

第51回アカデミー賞では、作品賞をはじめ6部門にノミネートされ、脚色、作曲賞を受賞した。
・ノミネート
作品、監督
助演男優(ジョン・ハート)
編集賞

他、ゴールデングローブ賞カンヌ映画祭グラミー賞などでも高く評価された作品。

特に、アカデミー作曲賞を受賞したジョルジョ・モロダーの、哀愁漂うテーマ曲は、名曲として心に残り、同じく脚本賞を受賞した、若き日のオリヴァー・ストーン(32歳)の才能が世界的に知られた作品でもある。

迫真の演技を見せる主演のブラッド・デイヴィスも、本作により、若手の実力俳優として、注目を集めるようになった。

無鉄砲で乱暴な囚人ランディ・クエイド、日本では本作で彼の名を知った人々が多い、名演を見せる、アカデミー助演賞候補にもなったジョン・ハート、刑務所長ポール・L・スミス、領事館員のボー・ホプキンス、主人公の恋人アイリーン・ミラクル、父マイク・ケリンなどが共演している。


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