ミラーズ・クロッシング Miller’s Crossing (1990) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

1920年代の終わり、禁酒法時代のギャング同士の抗争を描く、製作、監督、脚本コーエン兄弟ガブリエル・バーンマーシャ・ゲイ・ハーデンアルバート・フィニージョン・タトゥーロ共演の犯罪ドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ジョエル・コーエン
製作:
イーサン・コーエン
脚本
ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
撮影:
バリー・ソネンフェルド
編集:
マイケル・R・ミラー
音楽:
カーター・バーウェル

出演
ガブリエル・バーン:トム・レーガン
マーシャ・ゲイ・ハーデン:ヴァーナ・バーンバウム
アルバート・フィニー:レオ・オバノン
ジョン・タトゥーロ:バーニー・バーンバウム
ジョン・ポリト:ジョニー・キャスパー
J・E・フリーマン:エディ・デイン
スティーヴ・ブシェミ:ミンク
マイケル・バダルコ:キャスパーの運転手
マイケル・ジェッター:アドルフ
フランシス・マクドーマンド:市長秘書

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1990年製作 114分
公開
北米:1990年9月22日
日本:1991年6月
製作費 $14,000,000
北米興行収入 $5,080,409


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1929年、アメリカ東部。
町を牛耳る
アイルランド系ギャングのボス、レオ・オバノン(アルバート・フィニー)は、彼の息のかかるイタリア系の大物ジョニー・キャスパー(ジョン・ポリト)の愚痴を聞かされる。

八百長の情報を流し、キャスパーから手数料だけを取り、儲けさせないノミ屋のバーニー・バーンバウム(ジョン・タトゥーロ)を、彼は殺すというのだ。

それを許そうとしないレオは、キャスパーを一蹴するのだが、右腕のトム・レーガン(ガブリエル・バーン)は、彼を警戒するようボスに助言する。

弟バーニーを守るために、仕方なくレオの愛人になっていたヴァーナ(マーシャ・ゲイ・ハーデン)は、トムと一夜を共にする。

その後、ヴァーナが消えたと言って、レオがトムの元を訪ねてくる。

ヴァーナを尾行していたレオの手下も姿を消し、やがて死体で発見される。

競馬で負けて借金を作ったトムは、キャスパーに1500ドルでバーニーを売るように買収されるが、彼はそれを断る。

トムは、キャスパーの手下に痛めつけられそうになるが、レオと通じている警察署長に救われる。

ヴァーナのアパートに寄ったトムは、言い争いながらも2人は再びベッドを共にする。

その後、レオはキャスパーの手下に襲われそうになるが、怯まずにそれに立ち向かい、拳銃と相手のマシンガンを奪い単独で敵を撃退する。

自らの手中にある市長や警察署長が姿を消し、レオは、ヴァーナに結婚を申し込むことをトムに伝えるのだが、彼は自分とヴァーナの関係を告白する。

レオは、トムを叩きのめして組織から追放しヴァーナを見限る。

そして、レオを裏切ったトム、ヴァーナそしてバーニーは命を狙われることになる。

市長と警察署長はキャスパーに寝返えり、頭の切れるトムも、彼の手下になり命の保障を得る。

バーニーを捕まえたトムは、”ミラーの十字路”の森で彼を殺すよう命ぜられる。

しかし、トムはバーニーを逃がし、彼と共犯のミンク(スティーヴ・ブシェミ)に身を隠すよう連絡を入れる。

その後、ミンクとキャスパーの右腕デイン(J・E・フリーマン)が、バーニーに情報を流したと、トムはキャスパーに伝える。

ヴァーナを襲ったデイルは、トムがバーニーを殺したことを知らせる。

バーニーがトムの前に姿を現し、キャスパーを殺さなければ、自分が生きていることをバラすと脅迫する。

トムの行動を不審に思ったデインは、”ミラーの十字路”に彼を連れて行き、バーニーの死体を確かめようとする。

最初から、トムは裏切ったと確信していたデイルだったが、森の中に腐乱した男の遺体が横たわっていた。

キャスパーに、再びデイルの裏切りを信じ込ませたトムだったが、デイルは森の死体がミンクだということを見破りトムを痛めつけようとする。

しかし、キャスパーは、デイルが裏切り者であるというトムの言葉を信じ、彼を射殺してしまう。

弟バーニーを殺したと思い込んだヴァーナは、トムに拳銃を突きつけるが、彼女はトムを殺せずにその場を立ち去る。

キャスパーは、トムを待ち伏せしていたバーニーに誤って射殺されてしまう。

それをデインの仕業に見せかけると言いながら、トムはキャスパーの懐から大金を抜き取りバーニーを射殺する。

キャスパーとバーニーの相打ちに見せかけたトムは、その場を立ち去り、競馬の借金を返済する。

バーニーの葬儀に顔を出したトムは、ヴァーナに求婚されたことをレオから聞かされる。

トムはレオに自分の元に戻るよう言われるが、彼はそれを断り別れを告げる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1929年、アメリカ東部。
町を牛耳る、
アイルランド系ギャングのボス、レオは、息のかかるイタリア系の大物キャスパーから、自分に儲けさせようとしないノミ屋のバーニー殺害について愚痴を聞かされる。
レオはそれを許さずに、右腕トム・レーガンは、ボスにキャスパーを警戒するよう助言する。
弟バーニーを守るため、仕方なくレオの愛人になっていた ヴァーナは、実はトムと愛し合う仲だった。
キャスパーの手下に襲われたレオは、何とか難を逃れ、その後ヴァーナとの結婚を考える。
しかし、トムはヴァーナとの関係を告白し、憤慨したレオは彼を追放してしまう。
その後、キャスパーの手下になったトムは、命の保障を得て、バーニーの殺害を命ぜられるのだが・・・。
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コーエン兄弟の、フィルム・ノワールへの想いを込めた、独特のえぐさとユーモアのバランスが絶妙で、彼らの初期作品の中での秀作と言える。

興行的には成功した作品ではないが、各国の映画祭などで高く評価された作品でもある。

後にコーエン兄弟作品の常連となる、ジョン・タトゥーロジョン・ポリトスティーヴ・ブシェミなどの個性派俳優の魅力が、ニヒルを通す主人公のガブリエル・バーンをも上回る印象を受ける。

”ミラーの十字路”の曇り空をはじめ、全体的にしっとりとした雰囲気で映し出されるバリー・ソネンフェルドの映像感覚や、コーエン兄弟作品の全てを担当するカーター・バーウェルの音楽も素晴らしい。

ギャングのボスの参謀として、やや”決めすぎ”という感じもするガブリエル・バーン、これが出世作と言っていい、貫禄あるマーシャ・ゲイ・ハーデン、ユーモア、臆病さ、強かさ、全てにおいてコーエン作品にマッチするジョン・タトゥーロ、ギャングのドンを狙うジョン・ポリトと、組織を仕切るボス、アルバート・フィニー、用心棒のJ・E・フリーマン、ほんの端役ながら、強烈な印象を残すスティーヴ・ブシェミ他、ジョエル・コーエンの現在の妻フランシス・マクドーマンドマイケル・ジェッターなども出演している。


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