ミミック Mimic (1997) 3/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ドナルド・A・ウォルハイムの短編”Mimic”を基に製作された作品。
遺伝子操作で生み出された新種の生物と人間の戦いを描く、監督、脚本ギレルモ・デル・トロ、主演ミラ・ソルヴィノジェレミー・ノーサムジャンカルロ・ジャンニーニチャールズ・S・ダットンジョシュ・ブローリンF・マーリー・エイブラハム他共演のSFホラー。


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■

監督:ギレルモ・デル・トロ
製作
ボブ・ワインスタイン

B・J・ラック
オーレ・ボールネダル

製作総指揮:マイケル・フィリップス
原作:ドナルド・A・ウォルハイム”Mimic”
脚本
マシュー・ロビンス

ギレルモ・デル・トロ
撮影:ダン・ローストセン
編集:パトリック・ルシア
音楽:マルコ・ベルトラミ

出演
スーザン・タイラー博士:ミラ・ソルヴィノ

ピーター・マン博士:ジェレミー・ノーサム
チューイ:アレクサンダー・グッドウィン
マニー:ジャンカルロ・ジャンニーニ

レナード・ノートン:チャールズ・S・ダットン
ジョシュ:ジョシュ・ブローリン
ゲイツ博士:F・マーリー・エイブラハム
レミー:アリックス・コロムゼイ
ロング・ジョン:ダグ・ジョーンズ
労働者:ジュリアン・リッチングス
デイヴィス:ジェイボン・バーンウェル
リッキー:ジェームズ・コスタ
ジェレミー:ノーマン・リーダス

アメリカ 映画
配給 ミラマックス

1997年製作 105分
公開
北米:1997年8月22日
日本:1998年1月24日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $25,480,490


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューヨークマンハッタン
死の病”ストリックラー病”は、ゴキブリを媒体にして蔓延し、多くの子供達が命を奪われていた。

昆虫学者のスーザン・タイラー博士(ミラ・ソルヴィノ)は、その悲惨な現状を見せられ、ピーター・マン博士(ジェレミー・ノーサム)に協力を求められる。

その後スーザンは、国内の遺伝子工学研究施設の協力を得て、病原菌がを持つゴキブリを殺す新種の昆虫”ユダの血統”を生みだすことに成功した。

夫となったピーターと共に記者会見を開いたスーザンは、ストリックラー病を抑制したことを発表する。

スーザンの恩師であるゲイツ博士(F・マーリー・エイブラハム)は、納得できない表情でその場を離れる。

3年後。
雨の夜、建物の屋上で何者かに襲われそうになった牧師が転落死して、下水に引きずり込まれる。

地下鉄の靴磨きマニー(ジャンカルロ・ジャンニーニ)の孫チューイ(アレクサンダー・グッドウィン)が、その様子を目撃していた。

翌日、黄熱病患者がいる可能性に気づいた警官の連絡を言受けた”CDC”(疾病予防管理センター)のジョシュ(ジョシュ・ブローリン)は、現れたピーターに現状を伝える。

感染者と思われる者達の世話をしていた牧師が、行方不明であることを知らされたピーターは、病原菌が地下鉄に広がる危険性を考えてその場を封鎖する。

スーザンは、昆虫を売りに来た少年デイヴィス(ジェイボン・バーンウェル)とリッキー(ジェームズ・コスタ)から、地下鉄で見つけた珍しい昆虫を買い取る。

買い取った昆虫を調べたスーザンは、それが、自殺遺伝子で死んでしまうはずだった”ユダの血統”の幼虫だということを確認する。

その時、部屋に忍び込んだ者が昆虫を持ち去り、スーザンがそれに気づく。

スーザンは侵入者のことをピーターに話し、盗まれた標本が”ユダの血統”であり、繁殖していることを伝える。

翌日、デイヴィスとリッキーに案内されて、昆虫がいたという地下鉄ホームのロッカールームを調べたスーザンとピーターは、その奥に潜む生物(ユダの成虫)に気づかなかった。

そこに交通局の警官レナード・ノートン(チャールズ・S・ダットン)が現れ、二人は見つかってしまう。

昆虫の卵を見つけようとしていたデイヴィスとリッキーは、ホームレスに化け物がいると言われながら奥へと向かう。

ノートンに今回の件を追及されたスーザンは対処をピーターに任せ、その場で仕事をしていたマニーに付き添うチューイに声をかける。

学校に行く必要がない”特別な子”(自閉症)だというチューイは、マニーによると靴に詳しいということだった。

結局、スーザンとピーターは、その場から退去するようノートンに指示されてしまう。

卵のような物を見つけたデイヴィスとリッキーは、それをナイフで切り裂こうとする。

二人は、その場に現れた異様な者に襲われ殺されてしまう。

ゲイツ博士に意見を求めたスーザンは、”ユダの血統”を創ったのは罪だったかを問い、3年前なら許せなかったと言われる。

”ユダ”が生き残ったと考えるゲイツは、それをスーザンに率直に伝える。

その夜、立入禁止である向いの教会に侵入したチューイは、その場で、姿を現わさない誰かと楽しい時を過ごす。

検査で妊娠していなかったことを知り気落ちしたスーザンは、助手のレミー(アリックス・コロムゼイ)からの連絡を受ける。

スーザンは、レミーのバンド仲間のジェレミー(ノーマン・リーダス)が見つけた異様な生物を見せられる。

その頃マニーは、チューイが姿を消してしまったことに気づく。

地下鉄のロッカールームの調査許可を得たピーターとジョシュは、ノートンに付き添われてその場を調べる。

警察に連絡したマニーは捜査が2日後だと言われ、チューイが針金で作った置物を見て、”変な靴を履いたおじさん”と言っていた彼の言葉を思い出す。

教会に向かったマニーは、チューイがその場に入った形跡を見つけて、裏通りの地下から建物に入ろうとする。

レミーは、スーザンに頼まれて生物をゲイツの元に運ぶ。

生物を解剖したゲイツは、それが高度に進化した殺人兵器であり、どこかに巣があると指摘する。

ピーターらは、生物が排出した糞のようなものを見つける。

地下鉄ホームでピーターを待っていたスーザンは、生物の写真を組み合わせると、人の顔のようになることを確認する。

ホームに残っていた人に時間を尋ねたスーザンは、それが人間でないことに気づき、襲われて連れ去られる。

大きな昆虫を見つけたノートンは、それを踏み潰す。

その場の床が崩れ、ピーターとノートンは階下に落下してしまい、二人はジョシュに助けを呼びに行かせる。

気を失っていたスーザンは目覚めて、警戒しながらその場を離れ、マンホールの下で助けを求める。

現れた生物”ユダ”に襲われたスーザンは、何とかその場から逃れる。

出口に向かったジョシュは卵のような物を見つけ、何かの気配を感じながら地上に上がろうとするが、ユダに襲われてしまう。

ピーターとノートンは物音聞いて警戒し、現れたマニーからスーザンが脱出できないことを知らされる。

三人はその場に何かがいることに気づきながら、スーザンを救い出して電車に逃げ込む。

ユダはドアに挟まり胴体が切断され、息絶えたかと思われたがノートンを傷つける。

ノートンはユダを銃撃し、ピーターが彼の傷口を手当てする。

ユダの死骸を調べたスーザンとピーターは、昆虫にはないはずの肺があることに驚く。

急速な進化の理由を考えたスーザンは、その過程で、ユダが人間に目撃されなかったことを不思議に思う。

写真を思い出したスーザンは、ユダが姿を擬態して人間社会に紛れ込み、増え続けていることに気づく。

車両はユダに襲われ、スーザンは死骸から臭腺を取り出し、その液体を窓や体に塗るよう指示する。

それによりスーザンらは自分達を仲間だと思わせることに成功し、ユダは去って行く。

ピーターは、車両を動かせば脱出できると考える。

”ユダ”に詳しいスーザンを残し、生き残って始末するように伝えたピーターは、怪我をしているノートンに後を任せて、線路を切り替える役目のマーニーと共に車両を離れる。

電気回路の配線を繫ごうとしたピーターは、その場に現れたユダに驚くが、臭腺のお蔭で助かる。

スーザンは、ユダの巣にはオスが1匹いるだけで、それを殺せば子孫を残せずに絶滅できるはずだと考える。

チューイを見つけたマニーだったが、現れたユダに殺される。

マニーが戻らないため、スーザンはその場に向う。

ピーターは何んとか電力を復旧させる。

スーザンはマニーが殺されたことを知り、チューイを見つけて安心させる。

ノートンは車両を動かすものの傷口を痛めて出血し、戻ったピーターに、ユダに襲われる前にエレベーターに逃げるよう指示する。

ピーターは、その場にいないスーザンがマニーを捜しに行ったことを知らされる。

スーザンとチューイの元に向かったピーターは、ノートンが車両を下りユダを誘き寄せて、自分達を逃がそうとしていることに気づく。

ノートンは、ユダに襲われて殺害される。

ピーターは、スーザンとチューイをエレベーターに乗せて扉を閉め、現れたユダを足止めしようとする。

スーザンは壁を壊してチューイを逃がし、エレベーターを落下させてユダ2匹を殺す。

ピーターは、避難した場所がユダの巣だと気づき、ガス管を壊してライターで引火させようとするものの火が点かない。

現れたユダに傷つけられながら、ピーターは鉄板を叩いて火花を散らす。

ピーターが下水に転落した後に大爆発が起き、地上も大混乱となる。

現れたオスのユダがチューイに襲いかかろうとしたため、スーザンは手を切り出血させて誘き寄せる。

列車が来たことを確認したスーザンは、それに向かって走り、衝突寸前で身をかわす。

ユダは車両に激突して下敷きとなり、スーザンは無事だったチューイに歩み寄る。

地上では消火活動などが続き、スーザンとチューイは助け出される。

地下を調べたゲイツは、全て焼き尽くされたことをスーザンに伝える。

スーザンは、ピーターも助からなかったことを知り涙する。

しかし、水中に潜ったため助かったピーターが姿を現し、スーザンはチューイと共に彼を抱きしめる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ニューヨークマンハッタン
死の病”ストリックラー病”の蔓延媒体のゴキブリを死滅させた、新種の昆虫”ユダの血統”を生みだした昆虫学者スーザン・タイラー博士は、夫のピーターと共に病を抑制させたことを発表する。
3年後、少年から珍しい昆虫を買い取ったスーザンは、それが、自殺遺伝子で死滅したはずの”ユダヤの血統”だと気づく。
昆虫が見つかった地下鉄を調べたスーザンとピーターだったが、手掛かりは掴めなかった。
恩師ゲイツ博士に意見を求めたスーザンは、ユダが進化して生き残ったこと指摘されて動揺する・・・。
__________

鬼才ギレルモ・デル・トロハリウッド・デビュー作品で、進化したおぞましい新種の昆虫と人間との戦いを描くホラーであり、2001年と2003年に続編が公開された。

生物の造形や映像の雰囲気が「エイリアン」的でもあり、それ自体は新鮮味はないが、ギレルモ・デル・トロのその後の活躍などを考えながら観ると興味深い作品とも言える。

超大作ではないものの、生物の出来栄えや動きなどは製作費の範囲内で手抜きもなく、魅力的なキャスティングも注目であり、”殺人兵器”に立ち向かう人間の勇敢な姿なども確りと描かれている。

実際にもハーヴァード大学を優秀な成績で卒業しただけあり、隙の無いエリート学者が適役のミラ・ソルヴィノ、その夫である学者で終盤、敵と勇敢に戦うジェレミー・ノーサム、靴磨きのジャンカルロ・ジャンニーニ、その孫アレクサンダー・グッドウィン、交通局の警官チャールズ・S・ダットンCDC局員ジョシュ・ブローリン、主人公の恩師F・マーリー・エイブラハム、主人公の助手アリックス・コロムゼイ、その友人ノーマン・リーダス、生物”ユダの血統”を演ずるダグ・ジョーンズなどが共演している。


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