ミッション:インポッシブル Mission: Impossible (1996) 4.25/5 (4)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

人気テレビシリーズ「スパイ大作戦」を基に製作された作品、その後シリーズ化される第一作。
1992年に設立された、”クルーズ/ワグナー・プロダクション”の第1回作品でもある。主演のトム・クルーズは初めて製作に参加し、自らブライアン・デ・パルマに監督を依頼した。
共演ジョン・ヴォイトエマニュエル・ベアールジャン・レノヴィング・レイムスクリスティン・スコット・トーマスヴァネッサ・レッドグレイヴエミリオ・エステヴェス


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■

監督:ブライアン・デ・パルマ
製作総指揮:ポール・ヒッチコック

製作
トム・クルーズ
ポーラ・ワグナー
原案
デヴィッド・コープ

スティーヴン・ザイリアン
脚本:ロバート・タウン
撮影:スティーヴン・H・ブラム

編集:ポール・ハーシュ
音楽
ダニー・エルフマン
ラロ・シフリン(テーマ曲)

出演
イーサン・ハント:トム・クルーズ
ジム・フェルプス:ジョン・ヴォイト
クレア・フェルプス:エマニュエル・ベアール
フランツ・クリーガー:ジャン・レノ
ルーサー・スティッケル:ヴィング・レイムス
ユージーン・キトリッジ:ヘンリー・ツェニー
サラ・デイヴィス:クリスティン・スコット・トーマス
マックス:ヴァネッサ・レッドグレイヴ
アレクサンダー・ゴリツィン:マーセル・ユーレス
ハンナ・ウイリアムズ:インゲボルガ・ダクネイト
ジャック・ハーモン:エミリオ・エステヴェス

フランク・バーンズ:デイル・ダイ

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1996年製作 110分
公開
北米:1996年5月22日
日本:1996年7月13日
製作費 $80,000,000
北米興行収入 $180,981,706
世界 $456,494,803


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

CIAの秘密機関”IMF”(Impossible Missions Force)のジム・フェルプス(ジョン・ヴォイト)に新たな指令が届く。

東ヨーロッパ全域に潜んでいる、CIAの諜報員リスト“NOC”を盗んだ、プラハ在住のアメリカ大使館員アレクサンダー・ゴリツィン(マーセル・ユーレス)と、その情報入手者を捕らえる任務だった。

盗まれたリストは暗号名のため、ゴリツィンは本名のリストを、翌日の大使館のパーティで盗みだすことを考えていた。

プラハ
フェルプス率いるチームのリーダー、イーサン・ハント(トム・クルーズ)をはじめ、メンバーは準備を整え大使館に向かう。

イーサンは、国の諜報活動に反対する上院議員に変装して大使館の管理室に侵入し、ゴリツィンがリストを奪う現場映像をフェルプスに送る。

しかし、ハッカーのジャック・ハーモン(エミリオ・エステヴェス)がエレベーターで圧殺され、フェルプスはイーサンに作戦中止を命ずる。

建物の外に出ていたイーサンは、メンバーのサラ・デイヴィス(クリスティン・スコット・トーマス)にゴリツィンを追わせ、アジトから現場に向かおうとするフェルプスの元に向かうが、彼は橋の上で射殺されて川に転落する。

それを確認し、サラに作戦中止を伝えたイーサンだったが、メンバーのハンナ・ウイリアムズ(インゲボルガ・ダクネイト)が車に乗った瞬間、フェルプスの妻クレア(エマニュエル・ベアール)も同じく爆殺されるのを目撃する。

その後、サラとゴリツィンが刺殺されているのを知り、彼の盗んだデータもないことを確認したイーサンは、CIAのIMF監督官ユージーン・キトリッジ(ヘンリー・ツェニー)に連絡を入れる。

イーサンは、作戦の情報が事前に敵側に漏れて、チームが全滅し、リストが敵に渡ったことをキトリッジに伝える。

カフェでキトリッジと待ち合わせたイーサンは、大使館や周囲に別のチームが配備されていたことを指摘する。

そして、キトリッジは、今回の作戦の真相を語り始める。

武器商人”マックス”が、IMFの内通者を使いNOCリストを盗ませる”Job3.14”という作戦を企て、CIAはゴリツィンをおとりにして対抗作戦を仕掛けたのだった。

ゴリツィンの盗んだリストは偽物で、本物はCIA本部にあり、今回の作戦が、裏切り者を捜すためだったことをイーサンは知る。

生き残ったイーサンは、キトリッジに銀行口座に入金された大金などを追及されて内通者と疑われる。

カフェ内にも工作員がいることに気づいていたイーサンは、店内の水槽を爆破して逃走する。

アパートに戻ったイーサンは、インターネットで”Job3.14”についてを調べるが、該当するデータが見つからない。

ヨブ記”と”Job3.14”をヒントに、”マックス”にメールを送ったイーサンは、その本人との接触を試みる。

その後、疲労で眠りかけていたイーサンの元に、死んだはずのクレアが現れる。

クレアは、作戦の際、無線を聞いて爆破寸前に車から降りていたことをイーサンに伝える。

一応クレアを信じたイーサンは、自分がリストを盗み出せば、”ヨブ”という暗号名の内通者がそれを奪いに来ると考える。

そこに、マックスからのメールが届き、イーサンは、武器商人のマックス(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)と対面することになる。

イーサンは、ヨブのリストは、CIAがわざと流した偽リストだということをマックスに伝える。

その後、イーサンは盗んだリストのディスクに、追跡装置が仕組まれていることを知らせ、マックスを信用させる。

イーサンは、NOCリストを1000万ドル分の”合衆国財務省証券”(米国債)と交換し、ヨブもその場に呼んでおくことで話をまとめる。

その後イーサンは、クレア、パイロット、フランツ・クリーガー(ジャン・レノ)と、ハッカーでコンピューター のエキスパートであるルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)の4人で、 CIA本部からのNOCリスト入手の計画を立てる。

ヴァージニア州、ラングレー
消防隊員を装った4人は、ルーサーを車に残してCIA本部に侵入、クレアは、NOCリストの管理されている部屋に入室できる技術官に薬を飲ませて探知機を付ける。

イーサンとクリーガーは、ルーサーに遠隔で監視されながら、技術官が吐き気をもよおし、トイレに行っている隙に、リストをディスクに保存して逃走する。

キトリッジは、イーサンが人を集めて何かを企んでいることを察知していたため、この件を他言しないように部下のフランク・バーンズ(デイル・ダイ)に命ずる。

ロンドン
イーサンは、プラハのアジトから持参し参考にしていた聖書が、シカゴの”ドレイク・ホテル”の物だと気づき、フェルプスがそこに泊っていたという言葉を思い出す。

クリーガーがトラブルを起しそうになり、彼を自分に推薦したのがフェルプスの妻クレアだということで、イーサンは、何か裏があることに気づく。

そして、イーサンは、NOCリストをコピーしたディスクを、信用できるルーサーに預ける。

その頃、キトリッジは、イーサンの母と叔父を麻薬密売容疑で逮捕して、彼の所在を捜そうとする。

イーサンはキトリッジに電話をかけ、彼らを逆にロンドンに誘き寄せようとする。

その時、駅で電話をかけていたイーサンの前に、死んだはずのフェルプスが現れる。

傷を負いながらも何とか生き延びていたフェルプスは、裏切り者はキトリッジだとイーサンに伝える。

イーサンは、それに納得したように見せながら、フェルプスとクレアが、チーム全員を殺した筋書きを頭の中で想い描く。

フェルプスを安心させたイーサンは、アジトに戻りクレアには何も話さなかった。

現地に着いたキトリッジは、TGVのチケットと映像受信できる時計を受け取る。

イーサンは、パリ行きのTGV車内でマックスとの取り引きを済ませる。

リストを受け取ったマックスは、それが本物であることを確認するが、ルーサーの妨害電波で転送ができない。

しかし、キトリッジが車両に現れたため、ルーサーは席を外して、マックスはデータの転送を始める。

マックスは、報酬の米国債が、貨物室にあることをイーサンに伝え、クレアは貨物車両のフェルプスの元に向かう。

そこにいたフェルプスは変装したイーサンだったが、その場にフェルプスが現れて彼に銃を向ける。

フェルプスらの陰謀を見破っていたイーサンは、カメラ付のメガネで映像を送り、キトリッジに、裏切り者の正体を知らせる。

ヨブはフェルプスであり、クレアとクリーガーもグルだった。

冷戦後に自分達が用済みになることを恐れたフェルプスは、裏の世界と組むことを画策していたのだ。

イーサンは、米国債を奪いクレアを撃ったフェルプスに襲い掛かるが、叩きのめされてしまう。

クレアは息を引き取り、イーサンはフェルプスを追い車両の屋根に上る。

フェルプスは、後を追って来た、クリーガーの操縦するヘリコプターに乗り移ろうとする。

しかし、イーサンがヘリのワイヤーを列車に固定してしまう。

そしてヘリは、英仏海峡トンネルに列車と共に突入してしまい、同時にマックスのデータ転送も失敗に終わる。

その後、イーサンは車両の最後部からヘリに飛び移り、爆薬でフェルプスもろともヘリを爆発させる。

イーサンは、爆破の勢いで列車に吹き飛ばされ、車両にしがみつき難を逃れる。

ルーサーは、キトリッジにNOCリストのコピーを渡して、マックスは逮捕を逃れるために、情報を提供して彼と取引しようとする。

ロンドン
イーサンの母と叔父は釈放され、政府からブラックリストに入れられていたルーサーも復権する。

これを最後に、この仕事から足を洗おうとしたイーサンは、帰国途中の飛行機の機内で、新たな指令を受ける。


解説 評価 感想 ■

参考
・「ミッション:インポッシブル」(1996)
・「ミッション:インポッシブル2」(2000)
・「ミッション:インポッシブル3/M:i:III」(2006)
・「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(2011)
・「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」(2015)

*(簡略ストー リー)

CIAの秘密機関”IMF”のフェルプスは、諜報員のリスト”NOC”を盗もうとするアメリカ大使館員と、情報を入手しようとする者を捕らえるという指令を受ける。
チームのリーダーであるイーサン・ハント率いるメンバーは、大使館でそれぞれの持ち場につき、NOCリストが奪われる現場映像を入手する。
しかし、フェルプスを含めて、イーサン以外の全員は殺されてしまう。
イーサンは、事前に情報が知られていたことに気づき、IMFの監督官キトリッジと接触し、おとりを利用した裏切り者を捜すための作戦だったことを知らされる。
さらにイーサンは、生き残った自分が裏切り者と疑われて、その場を逃れる。
イーサンは、武器商人のマックスが、CIAの内通者を使いリストを盗ませようとしたと知らされ、本物のリストがある、CIA本部に侵入しようとする。
マックスと接触したイーサンは、は、リストと交換に、1000万ドルの米国債と内通者”ヨブ”の身柄を要求する。
そしてイーサンは、は、生きていたフェルプスの妻クレア、パイロットのクリーガー、ハッカーのルーサーと共に、CIA本部のあるラングレーに向かう・・・。
__________

製作費8000万ドル、北米興行収入は約1億8100万ドル、全世界では約4億5700万ドルの大ヒットとなった。

スピード感あるアクションとスリルの連続で、見応え十分ではあるが、上記のように”トム・クルーズ作品”として、彼の影響力が強過ぎたのか、ブライアン・デ・パルマらしい、彼独特の映像美に物足りなさを感じなくもない。

また、テレビ・シリーズでは、チーム一丸となって任務に挑み、問題を解決していくのとは違い、最初のチームは呆気なく全滅してしまい、後半は裏切りの連続で、トム・クルーズが孤軍奮闘するところに不満がある、TVシリーズ・ファンが多かったようだ。

とは言え、CIA本部侵入場面やクライマックスのTGVとヘリコプターの追跡アクションシーンの斬新さと迫力は超一級品だ。

忘れてならないのは、ラロ・シフリンのメインテーマだ。
これなくして本作は語れない・・・、
劇場では、この曲が流れただけで、背筋が寒くなるほど興奮したことを思い出す。

トム・クルーズは、本作をきっかけにアクション・スターとしても認められ、その後もその実力を遺憾なく発揮している。

裏切り者に大物が多く、特に事件の黒幕ジョン・ヴォイトの熱演は光る。
彼の存在が、本作の質を高めている。

さらに、頑強なジャン・レノと美しいエマニュエル・ベアールフランス人コンビも、それぞれの個性を生かした悪役を好演している。

シリーズの常連となるキャラクターで、本来なら全くコンピューターが似合いそうもないヴィング・レイムスの、頼もしいサポート役も見逃せない。

また、ヴァネッサ・レッドグレイヴに武器商人を演じさせるとは、随分思い切った配役ではあるが、さすがに実力派ベテラン女優だけあり、こちらも見事に役にはまっている。

クリスティン・スコット・トーマスエミリオ・エステヴェスも、少ない出演だが、印象的な役を与えられた友情出演のようだ。

CIAのIMF監督官ヘンリー・ツェニー、彼の部下デイル・ダイ、おとり捜査に利用される大使館員マーセル・ユーレス、主人公(T・クルーズ)のチームのメンバー、インゲボルガ・ダクネイトなどが共演している。


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