ミッション・トゥ・マーズ Mission to Mars (2000) 3/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

火星着陸に成功して消息を絶ったクルーの救出隊が、生存者と共に驚くべき事実”人類の起源”を知るという、監督ブライアン・デ・パルマ、主演ゲイリー・シニーズティム・ロビンスドン・チードルコニー・ニールセンアーミン・ミューラー=スタール他共演の未来SFアクション・アドベンチャー。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■

監督:ブライアン・デ・パルマ
製作:トム・ジェイコブソン
原作
ローウェル・キャノン
ジム・トーマス

ジョン・トーマス
脚本
グラハム・ヨスト

ジム・トーマス
ジョン・トーマス
撮影:スティーブン・H・ブラム
編集:ポール・ハーシュ
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演
ジム・マッコーネル:ゲイリー・シニーズ

ウッドロウ”ウッディ”ブレーク:ティム・ロビンス
ルーク・グレアム:ドン・チードル
テリー・フィッシャー:コニー・ニールセン
フィル・オールマイヤー:ジェリー・オコンネル
ラミア・ベック:アーミン・ミューラー=スタール
デボラ・グレアム:エリス・ニール
マギー・マコンネル:キム・ デラニー

アメリカ 映画
配給
タッチストーン・ピクチャーズ

スパイグラス・エンターテインメント
2000年製作 113分
公開
北米:2000年3月10日
日本:2000年5月27日
製作費 $90,000,000
北米興行収入 $60,874,615
世界 $110,983,407


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

2020年6月9日、テキサス州、ディキンソン
人類初の火星有人飛行に選ばれていた宇宙飛行士ジム・マッコーネル(ゲイリー・シニーズ)は、同じミッションに就く予定だった妻マギー(キム・デラニー)を病気で亡くしたために、それを断念していた。

親友でもある同僚のウッドロウ”ウッディ”ブレーク(ティム・ロビンス)や、ジムのミッションを受け継いでいたルーク・グレアム(ドン・チードル)は、傷心のジムを励ます。

13ヵ月後、火星サイドニア地区
NASAは、有人探査船”マーズ1”で、人類初の火星着陸に成功する。

火星探査を行ったルークらは、氷山のようなものを発見し、世界宇宙ステーションのミッション司令室のジムにそれを報告する。

その交信が地球に届いていた頃、現場に向かっていたルークらは、突然、生き物のような砂嵐に襲われて遭難してしまい、その直後に現場の岩山は、巨大な人面岩に変わってしまう。

生き残ったルークからの連絡を受けたジムは、慎重に対処しようとするチーフのラミア・ベック(アーミン・ミューラー=スタール)を説得し、探査チームの救出プラン作成を始める。

救出チームのリーダー、ウッディは、妻テリー・フィッシャー(コニー・ニールセン)と共に火星に向かうことになるのだが、ベックに副操縦士をジムにするよう要請する。

精神的に不安定なジムを、ミッションに参加させることに疑問を抱くベックだったが、ウッディの熱意に負けてそれを許可する。

ミッション:173日目。
ウッディ、ジム、テリーにフィル・オールマイヤー(ジェリー・
オコンネル
)を加えた4人は、”マーズ・リカバリー”で火星に向かっていた。

ジムらは、火星の表面の巨大な砂嵐や基地、ルークが乗組員を埋めたと思われる墓を確認する。

そして、火星に接近した4人に、ベックから着陸許可が下りる。

着陸準備を開始した4人だったが、流星塵が機体を損傷させ、船内の気圧が下がってしまう。

ウッディが船外に出て亀裂を塞ぎ、船内の酸素は増え始めるのだが、既に機体は火星の重力圏に突入しようとしていた。

パイプの破損箇所から液体燃料が漏れ、エンジンの点火で引火して爆破を起こし、機体は制御不能になってしまう。

火星軌道上の着陸船とのドッキングを諦め、4人は機体を捨て、船外に出て着陸船に乗り移ろうとする。

着陸船に追いつけないと見たウッディが、単独でワイヤーを着陸船につなごうとするが、減速できずに、彼は宇宙空間を漂ってしまう。

ジムら三人は着陸船にたどり着き、ウッディを救おうとするものの間に合いそうもない。

テリーが、宇宙服の補助燃料を使いウッディを救おうとするが、彼に戻るように言われてしまう。

最後の手段でワイヤーを発射したテリーだったが、それも届かず、ウッディは、3人を救うために自らヘルメットを外して命を絶つ。

”マーズ・リカバリー”からの交信が、一切途絶えていた宇宙ステーションでは、着陸船が火星に着陸したことが確認できたため、ベックはジムらの生存を確信する。

火星基地に到着した3人は、フィルが地球帰還船のチェックを始め、テリーが酸素生成装置を修理して動作させて、ジムが居住区を調べる。

酸素や温室の植物、そして水まであることを確認したジムは、半狂乱状態になりながら、奇跡的に生存していたルークに再会する。

仲間を失い1年もの間、火星で一人で暮らしていたルークは、興奮気味に事故の状況説明を始める。

そしてルークは、明らかに人間以外の生物が建造したと思われる、人面岩の映像を3人に見せる。

ルークは、現場で録音した音を分析して、誰かが人間以外のDNAの情報を残したことを突き止めていた。

ジムはそれが、”欠けている染色体を埋めろ”という意味のメッセージだということに気づき、それを音のパターンに変換して、人面岩に発信してみようとする。

既に人命を失っているため、4人は自分達が人面岩に接近するのは避けて、”ローバー”(探査移動車)を現場に向かわせる。

ローバーのテストに成功したジムは、フィルに帰還船離陸の準備をさせ、ルークとテリーを伴い人面岩に向かう。

岩の裂け目からの光に導かれたジムらは、内部に閉じ込められてしまい、フィルとの交信も途絶えてしまう。

内部に空気があることを確認した3人は、火星が、かつて大気のあった天体であったことを再現した、太古の太陽系のシミュレーションを見せられる。

そこに、長身の火星人が現れ、滅び行く火星から新天地を求め、無数の宇宙船が銀河に向かって飛び立つ光景を3人は見る。

そして、一機の宇宙船が、DNAを携えて太古の地球に向かったことを知る。

3人は、数億年前の地球で、生命が爆発的に増えた現象(カンブリア爆発)が、それをきっかけに起きたこを理解し、異星人と地球人が同じ”種”だということを知る。

フィルの声が聞こえ、離陸のため帰還船に戻るよう指示された3人だったが、そこが宇宙船だと気づいたジムは、新しい世界を見るために残る決心をする。

ルークはジムに別れを告げ、テリーはウッディのペンダントを贈る。

フィルの待つ帰還船に、ルークとテリーは離陸時間寸前に到着し、3人は火星を飛び立つ。

そして、遥か彼方の銀河に向かったジムの宇宙船を見つめながら、3人は地球に帰還する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

2021年。
NASAは、有人探査船”マーズ1”で人類初の火星着陸に成功する。
火星探査を始めたクルーは、ある発見をした直後に謎の現象に襲われて3人が死亡、ルークだけが生き残る。
連絡を受けた、ウッディと妻テリー、最初に火星に向かう予定だったジム、そしてフィルの救出隊の4人は、半年の飛行を経て火星の引力圏に到着する。
しかし、着陸準備を始めた4人だったが、流星塵により機体が損傷して、結果ウッディが犠牲となってしまう。
残る3人は、無事に火星に着陸して、奇跡的に生存していたルークと再会し、酸素や植物、そして水まであることを確認する。
そしてルークは、明らかに人間以外の生物が建造したと思われる人面岩の映像を、3人に見せるのだが・・・。
__________

一時は低迷するものの、大作「ミッション:インポッシブル」(1996)等で復活した、サスペンスの巨匠ブライアン・デ・パルマが、初めて本格的なSF映画に挑戦した注目作。

ブライアン・デ・パルマらしい映像などが影を潜めたせいか、期待した批評家や観客からは支持されず、評価が低い作品になってしまったのは残念だ。

しかし、物語の舞台となる、火星サイドニア地区で発見され話題になった人面岩を、巧みにストーリーに取り入れているところなどは、面白味がある。

また、NASAの全面協力による、科学的根拠に基づくセットや物語の展開なども実に興味深く、赤い惑星の神秘や美しさが、画面に広がり見応えもあり、勇壮なエンニオ・モリコーネの音楽も、大宇宙のイメージを表現するのに効果を上げている。

9000万~1億ドルと言われる、巨費を投じた作品ではあるが、上記のように興行的には成功したとは言えず、全世界の収益で、ようやく製作費を回収できるに留まった作品でもある。

北米興行収入 $60,874,615
世界 $110,983,407

妻の死を乗り越え、無に事ミッションを遂行し、人類を代表して新たな世界に旅立つ主人公
ゲイリー・シニーズ、クルーを助けるために自らの命を犠牲にするティム・ロビンス、人類初の火星着陸に成功した生存者ドン・チードル、夫(T・ロビンス)と共に火星に向かうコニー・ニールセンなど、実力派が揃ったキャスティングも魅力だ。

救援クルーで、「スタンド・バイ・ミー」(1986)の太っちょ少年が印象に残るジェリー・オコンネル、ミッションのチーフ、アーミン・ミューラー=スタール、ルーク(D・チードル)の妻エリス・ニール、ジム(G・シニーズ)の妻キム・デラニーなどが共演している。


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