モナリザ・スマイル Mona Lisa Smile (2003) 3.5/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

開放的な思想を持つ西海岸出身の女性教師が保守的な東部の名門女子大に赴任し、変革を求め信念を貫く姿を描く、監督マイク・ニューウェル、主演ジュリア・ロバーツキルスティン・ダンストジュリア・スタイルズマギー・ギレンホールマーシャ・ゲイ・ハーデン他共演のヒューマン・ドラマ。


ドラマ(ヒューマン)


スタッフ キャスト ■

監督:マイク・ニューウェル
製作
エレイン・ゴールドスミス=トーマス

デボラ・シンドラー
ポール・シッフ

製作総指揮:ジョー・ロス
脚本
ローレンス・コナー

マーク・ローゼンタール
撮影:アナスタス・M・ミコス
編集:ミック・オーズリー
音楽:レイチェル・ポートマン

出演
ジュリア・ロバーツ:キャサリン・ワトソン
キルスティン・ダンスト:エリザベス”ベティ”ウォーレン(ジョーンズ)
ジュリア・スタイルズ:ジョーン・ブランドウィン(ドネガル)
マギー・ギレンホール:ジゼル・レヴィー
マーシャ・ゲイ・ハーデン:ナンシー・アビー
ジニファー・グッドウィン:コニー・べーカー
ドミニク・ウェスト:ビル・ダンバー
ジュリエット・スティーブンソン:アマンダ・アームストロング
ジョン・スラッテリー:ポール・ムーア
マリアン・セルデス:ジョスリン・カー学長

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
2003年製作 118分
公開
北米:2003年12月19日
日本:2004年8月7日
製作費 $65,000,000
北米興行収入 $63,695,760
世界 $141,337,989


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1953年秋。
ロサンゼルスUCLAの大学院を卒業したキャサリン・ワトソン(ジュリア・ロバーツ)は、アメリカで最も保守的な地でもあるマサチューセッツに到着する。

キャサリンは、国内でも有数の名門ウェズリー大学で、美術史を教えることになる。

ウェズリーに来たキャサリンの目的は、変革を起こすことにチャレンジしてみたかったからだった。

キャサリンは、スピーチ、話術、礼儀作法を教えるナンシー・アビー(マーシャ・ゲイ・ハーデン)、そして看護師アマンダ・アームストロング(ジュリエット・スティーブンソン)と暮らすことになり、大きな期待を胸に最初の講義に向かう。

しかし、ベティ・ウォーレン(キルスティン・ダンスト)、ジョーン・ブランドウィン(ジュリア・スタイルズ)、ジゼル・レヴィー(マギー・ギレンホール)、コニー・べーカー(ジニファー・グッドウィン)らの学生は、完璧な予習で、キャサリンに隙を与えず彼女を圧倒してしまう。

自分が補欠で採用されたことを知ったキャサリンは、厳格な教授陣からは、ヨーロッパの美術に実際に触れたこともないことを非難され、規律ある授業をするよう指導される。

ショックを受けたキャサリンは、恋人ポール・ムーア(ジョン・スラッテリー)に電話をかけて涙ぐむ。

そんなキャサリンは、一緒に暮らすアマンダに、構内での心得を伝授され次の講義に臨む。

キャサリンは、テキストにない絵画などを学生達に見せ、自分の心でものを考える大切さを教え込もうとする。

次第にキャサリンのことを認める学生も出てくる中、ベティが構内新聞で、アマンダが学生に避妊具を配ったという批判記事を掲載し、彼女は解雇されてしまう。

イタリア語を教えるビル・ダンバー(ドミニク・ウェスト)は、アマンダの解雇を知ったキャサリンに、周囲とうまく付き合っていくのが得策だと告げるが、彼女はそれを認めようとはしなかった。

そんなキャサリンは、ロースクール進学を希望するものの、結婚を優先事項と考える優秀なジョーンに、希望の大学であるイェールの入学願書を渡して、チャレンジすることを勧める。

ベティが結婚することになり、式に呼ばれたキャサリンを見つけたジョーンは、信頼する”師”、そして女性として恋人に彼女を紹介する。

キャサリンは、課外授業で抽象画家ジャクソン・ポロックの絵を学生達に見せるが、そんな彼女の授業にジョスリン・カー学長(マリアン・セルデス)は苦言を呈し、キャサリンに”ウェズリー流”の授業を強要する。

大学はクリスマス休暇に入り、ジョーンは新婚のベティを訪ねてイェールに合格したことを伝えるが、彼女は結婚して家庭を持つべきだと、ジョーンの行動を批判する。

落ち込んでいたキャサリンの元にポールが現れ、彼女に婚約指輪を渡す。

突然のポールの求婚に、志半ばのキャサリンはそれを受け入れられず、その気持ちを理解できないポールは彼女の元を去っていく。

伝統ある教育現場で、エリートと結婚すれば授業欠席も許されるという、大学の”伝統”を盾にするベティの態度にキャサリンは憤慨する。

ベティは、キャサリンが結婚を軽視し、自分達が役目を果たさぬよう扇動しているかのごとく、新聞で彼女を批判する。

キャサリンは、主婦相手のデザイン広告を授業の題材に使い、優秀な学生が、”与えられた役目”を果たすだけで、学ぼうとしない現実に絶望し、学生達を見限ってしまう。

大学がただの”花嫁学校”だというキャサリンの訴えに、カー学長には全く聞く耳を持たず、動転した彼女はビルにその思いを伝える。

ビルは彼女の心を癒し、そして2人は愛し合うようになる。

学生のジゼルなどとビルが付き合っていたため、それを知った同居のナンシーもキャサリンの行動に驚く。

ベティは留守勝ちの夫と不仲になり、キャサリンの言葉にも心動かされていたが、コニーが恋人に遊ばれていると言って彼女を傷つけてしまう。

ジョーンがフィラデルフィアに行くため、イェールを諦めたことと、彼女が結婚を選んだことをキャサリンは知る。

そしてジョーンは、自分にとっては正しい選択だということをキャサリンに伝える。

内気なコニーは恋人に愛を告白して寄りを戻し、妻子ある男性と付き合っていたジゼルは、ベティの夫が浮気している現場を目撃してしまう。

ふしだらな行動を、ベティに痛烈に批判されたジゼルだったが、夫に見捨てられ、苦しむ彼女を優しく抱きしめる。

キャサリンはビルの戦友から、彼が駐留していたと話していたイタリアに行ったこともないはずだと聞かされ、彼が自分に嘘をついていたことにショックを受ける。

ビルは謝罪するものの、キャサリンが学生に自分の考えを押し付けていると忠告する。

キャサリンは無言でビルの元から立ち去り、カー学長から、校規に沿った来期の就労条件を渡される。

学生達は、キャサリンから教わった学ぶ心を、各々が絵にして彼女に渡す。

ベティは、夫との満たされない生活を続けるよう周囲から強要されるが、それを拒絶して離婚を決意する。

キャサリンは信念を曲げず、ウェズリーを去ることを決め、ベティは、自分達に自立することを教えてくれた彼女を称える記事を書く。

そして学生達は、大学を去るキャサリンを見送る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1953年秋。
ロサンゼルスUCLAの大学院を卒業したキャサリン・ワトソンは、最も保守的な地でもあるマサチューセッツに到着する。
キャサリンは、名門女子大ウェズリー大学で美術史を教え、”変革”にチャレンジしようと意気込む。
大きな期待を胸に初めての講義に向かったキャサリンだったが、ベティやジョーンら学生達のペースに巻き込まれ圧倒されてしまう。
また、キャサリンの姿勢とは裏腹に、補欠で採用され、実際にヨーロッパの美術に触れたこともないことを彼女は指摘され、規律厳守優先の授業に徹するよう、学校側に強要されてしまうのだが・・・。
__________

1950年代とは言え、アメリカでは既にフェミニズムは定着しつつあり、理解者や中立的な人物も登場するものの、プライドや家柄だけにこだわる超保守的な人々の中で、孤軍奮闘する逞しい女性の生き様を、イギリス人監督マイク・ニューウェルが繊細且つ力強く描いている。

地味な作品ではあるが、北米で約6400万ドル、全世界で約1億4100万ドルのヒットとなった。

学生達の自立心を目覚めさせ、一つの目的を達成させる主人公ジュリア・ロバーツは、苦境に立ち向かう勇気、味方のいない辛さ、そして信念を曲げない逞しさなど、実力派らしい演技を見せてくれる。

優秀ではあるが、ウェズリー大の”手本”のような学生を演ずるキルスティン・ダンスト、子役時代に彼女と「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(1994)で役を争ったこともある、主人公に結婚と学業の両立を勧められ助言されるジュリア・スタイルズ、ふしだらと言われながらも、人間味ある人物像が印象的なマギー・ギレンホール、主人公と同居する教師マーシャ・ゲイ・ハーデン、内気な学生ながら最後には恋人の心を捉えるジニファー・グッドウィン、女癖の悪いイタリア語教師ドミニク・ウェスト、主人公の唯一の理解者で、看護師のジュリエット・スティーブンソン、主人公の恋人役ジョン・スラッテリー、一貫した教育理念の持ち主である学長マリアン・セルデスなどが共演している。


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