ミスター・ベースボール Mr. Baseball (1992) 2.33/5 (3)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★☆☆☆

名門”ニューヨーク・ヤンキース”を放出されたスター・プレイヤーが、メジャー・リーガーとしてののプライドを引っ下げて日本球団に加わり、自分流を通し悪戦苦闘する姿を描く、製作、監督フレッド・スケピシ、主演トム・セレックデニス・ヘイスバート高倉健他共演のスポーツ・コメディ。


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■

監督:フレッド・スケピシ
製作総指揮
ジョン・カオ
ジェフリー・シルヴァー
近藤晋

製作
フレッド・スケピシ

ダグ・クレイボーン
原案
セオ・ベレティア
ジョン・シュンカーマン

脚本
ゲイリー・ロス

ケヴィン・ウェイド
モンテ・メリック
撮影:イアン・ベーカー

編集:ピーター・ホーネス
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

出演
ジャック・エリオット:トム・セレック

マックス”ハマー”デュボア:デニス・ヘイスバート
内山監督:高倉健
内山ヒロコ:高梨亜矢
西村洋次:塩屋俊

ヤンキースの監督:アート・ラフルー
中村ヒロシ:穂積隆信

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1992年製作 108分
公開
北米:1992年10月2日
日本:1993年2月6日
北米興行収入 $20,883,046


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューヨーク・ヤンキース”のスター選手ジャック・エリオット(トム・セレック)は、成績不振を理由に放出され、日本球団の”中日ドラゴンズ”に入団することになる。

名古屋に着いたエリオットは、通訳の西村洋次(塩屋俊)に迎えられ、オーナーの中村(穂積隆信)などと対面し、記者会見を開く。

翌日、選手達と合流したエリオットは、アメリカ人のマックス”ハマー”デュボア(デニス・ヘイスバート)や、堅物監督内山(高倉健)に挨拶する。

早速グラウンドに向かったエリオットは、スタンドにいた企画会社の女性ヒロコ(高梨亜矢)から声をかけられて、食事に誘われる。

その後、日本式の珍妙な練習に戸惑うエリオットは、メジャー・リーガーのプライドもあり、まともに付き合おうとしない。

打撃練習で、パワーの違いを見せ付けたエリオットだったが、外国選手対策の球種シュートを投げられ、全くヒットできなくなる。

日本流に馴染めないエリオットは、”ミスター・ベースボール”とあだ名され、日本人受けするようなコメントをしたように報道される。

それに憤慨したエリオットは、記者会見で都合のいいように通訳した西村に不満をぶつけ、自分を通そうとする。

その夜、ヒロコと食事したエリオットは、コマーシャルなどのビジネスの話になるが、日本社会ではマイペースが通用しないことなどを指摘され、それを理解できない。

そして、試合に出場したエリオットは、相変わらず周囲を無視した態度でプレイをしながらも、それなりの成績を残して、ヒロコの企画したCMに出演したりもする。

ある試合で、監督内山のバントの指示を無視したエリオットは、シュートを投げられて三振してしまう。

オーナー中村から責められた内山に、エリオットは罰金を言い渡されて怒りを露にする。

その後、エリオットは、ギクシャクしながらもヒロコと親交を深め、やがて二人は愛し合うようになる。

試合で、自分を抑えられないエリオットは、審判に暴言を吐き、選手にいたずらをしたり、乱闘で暴れまわる騒ぎを起こしてしまう。

球団の恥だとも言われ、そのわがままな態度でデュボアにも見捨てられたエリオットは、どうしても日本の風習に馴染めずに苦悩する。

それを知ったヒロコは、エリオットを実家に招待し、実は父親だった内山との場を持たせようとする。

エリオットは、内山が英語を話すことを知って驚き、気分を害してその場を去ろうとする。

ヒロコに引き止められたエリオットは、仕方なく内山や彼女の祖父母のもてなしを受けることになる。

尚も素直になれない、父とエリオットの態度に憤慨したヒロコは席を立ってしまう。

しかし、こうなることを予想していた内山は、エリオットと腹を割って話すために、彼を散歩に誘う。

内山はエリオットの実力を買い、自分が彼を取るよう球団に申し出たことを伝える。

そして、自分に従うことをエリオットに納得させた内山は、彼を鍛え始め、二人には、ほのかな友情が芽生える。

やがて、エリオットの努力を認めた選手達も彼を励まし、共に練習をするようになる。

日本のことを理解し始めたエリオットは、ヒロコに謝罪し、二人は愛を確かめる。

選手達の前で、今までの態度を日本語で謝罪したエリオットは、心からプレイしたい気持ちになり、そして活躍を始める。

ある日エリオットは、選手達を自分の威厳で押さえつけようとする内山の態度を率直に批判する。

内山は、プレイを楽しませるべきだと指摘するエリオットの意見を聞き入れ、チームは快進撃を始める。

そんな時、エージェントからの連絡を受けたエリオットは、翌週から、”ロサンゼルス・ドジャース”に合流することになる。

それを知ったヒロコは、自分達の関係より野球を選ぼうとするエリオットに失望する。

7試合連続ホームランの記録がかかったエリオットは、チームメイトに励まされて試合に挑む。

マークされたエリオットは敬遠され、記録の達成は危ぶまれるが、最終回に絶好のチャンスを迎える。

エリオットは、内山から迷わずにかっ飛ばせという指示を受けるものの、それに従わずにセフティ・バントを決め、チームを勝利に導く。

その後、チームは勝利を祝い美酒に酔い、デュボアがドジャースに誘われることになる。

内山は、エリオットとヒロコの間を取り持ち、父親らしいことをしてやれなかったことを彼女に謝罪する。

その後、ヒロコと共にアメリカに帰国したエリオットは、”デトロイト・ タイガーズ”入りし、メジャー復帰を果たす。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

成績不振のため、”ニューヨーク・ヤンキース”から放出となったジャック・エリオットは、日本球団の”中日ドラゴンズ”に入団することになる。
日本の文化風習に、全く興味のないエリオットは、堅物監督の内山の指示なども無視して、マイペースで練習を始める。
企画会社のヒロコと出会ったエリオットは、そこそこの成績を残し、彼女の企画したCM出演なども果たし”ミスター・ベースボール” とあだ名されて、人気者にはなる。
しかし、そのわがままさには、監督内山やチームメイトのアメリカ人選手デュボアも手を焼き、他の選手からも反感を買う。
その後、エリオットと、ギクシャクしながらも愛し合うようになっていたヒロコは、そんな彼を見て、実は父親だった内山に、プライベートで彼を引き合わせる。
反発し合うエリオットと内山だったが、腹を割って話した結果、内山がエリオットの実力を買っていることが分かり、わだかまりを捨てた二人は、トレーニングに励むようになる。
次第に日本流に馴染んできたエリオットは、活躍を始めるのだが、そこに、メジャー復帰の連絡が入る・・・。
__________

野球を題材にした作品は数あるが、名作は少ないというジンクス通りのような作品で、前半の、異質に見える日本文化に馴染めない、傲慢で横柄なアメリカ人の描写にはうんざりしてしまう。

主人公が、どのようにして日本に溶け込むかに向かって、在り来たりの展開がただ進むだけであり、盛り上がりもない平凡な作品。

アメリカ風に感化されることなく、日本流を貫けない情けなさを実感させられるような作品で、後味もよくない。

中日ドラゴンズCBCの全面協力のお陰で、日本の球団の様子などは、興味深く描かれている。

また、終盤で主人公が日本的になり、恋人の日本人が、二人の関係よりも”仕事”(野球)を優先することに腹を立てるという、今度は、彼女の考えがアメリカ的になる、逆転現象なども面白い。

アメリカ人の象徴のような、トム・セレックのわがまま放題の熱演はまずまずだが、堅物とは言え、表情も固くぎこちない高倉健の演技は頂けない。
と言うか、彼にこんな役は演じてもらいたくないのが正直なところだ。
どうしてこのような役を受けるのだろうか?
不思議でならない。

主人公のチームメイトの助っ人外人選手デニス・ヘイスバート、主人公の恋人になる高梨亜矢、通訳の塩屋俊ヤンキースの監督役のアート・ラフルー中日ドラゴンズのオーナー穂積隆信などが共演している。


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