マイ・ガール My Girl (1991) 4.04/5 (27)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

低予算ながら、公開されるや予想外のヒットとなり、続編まで製作された作品。
自分の誕生で母を亡くした少女のひと夏の経験を通した心の成長を描く、製作ブライアン・グレイザー、監督ハワード・ジーフ、主演ダン・エイクロイドジェイミー・リー・カーティスアンナ・クラムスキーマコーレー・カルキングリフィン・ダン他共演の心温まるドラマ。


ドラマ(家族愛)


スタッフ キャスト ■

監督:ハワード・ジーフ
製作:ブライアン・グレイザー
製作総指揮:デヴィッド・T・フレンドリー
脚本:ローリス・エレワニー
撮影:ポール・エリオット
編集:ウェンディ・グリーン・ブリックモント
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

出演
ダン・エイクロイド:ハリー・サルテンファス
ジェイミー・リー・カーティス:シェリー・デヴォート
アンナ・クラムスキー:ヴェーダ・マーガレット・サルテンファス
マコーレー・カルキン:トーマス・J・セネット
グリフィン・ダン:ジェイク・ビクスラー
リチャード・メイサー:フィル・サルテンファス
アン・ネルソン:祖母
グレンダ・チズム:スーザン・セネット
アンソニー・ジョーンズ:アーサー

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1991年製作 102分
公開
北米:1991年11月27日
日本:1992年3月
製作費 $16,500,000
北米興行収入 $59,847,242


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1972年、ペンシルベニア州、マジソン
葬儀社を経営するハリー・サルテンファス(ダン・エイクロイド)の一人娘ヴェーダ(アンナ・クラムスキー)は、自分の出産で母を亡くしていた。

ヴェーダは、いつも病気にかかることを心配し死を恐れ、友達も内気なトーマス・J・セネット(マコーレー・カルキン)しかいなかった。

ある日、ハリーの出した美容師募集の広告を見た独身女性シェリー・デヴォート(ジェイミー・リー・カーティス)が訪ねて来る。

シェリーは美容師のつもりで来たのだが、仕事欲しさに、遺体のメイクも引き受けることをハリーに告げ採用される。

ヴェーダは、トーマス・Jといつも行動を共にしていたのだが、学校の担任ジェイク・ビクスラー(グリフィン・ダン)に恋をしていた。

ビクスラーが夏休みの間に、大人向けの詩のクラスを開くことを知ったヴェーダは、講座料35ドルを父ハリーにねだるが断られてしまう。

そんなヴェーダの風変わりな行動を見て、シェリーは彼女が死を恐れている事に気づき、それをハリーに相談する。

ハリーは、自分の娘のことで指示はされたくないと、シェリーにはっきりと伝える。

数日後、シェリーの住居でもある、キャンピングカーを見せてもらったヴェーダは、彼女の貯めていたお金を黙って持ち出してしまう。

ビクスラーの詩のクラスに参加したヴェーダは、大人と一緒に講座を受けることになる。

ヴェーダが、アイスクリームをたくさん食べたいという内容の詩を読むと、ビクスラーは、感情を込めてみようと優しくアドバイスする。

やがてシェリーは、多感なヴェーダや認知症の母(アン・ネルソン)に優しくするハリーに接し、親子に情が移っていく。

シェリーは、妻の死以後、社交的でなくなってしまったハリーをデートに誘い、二人はビンゴに行くことになる。

同居しているハリーの兄フィル(リチャード・メイサー)は、女性とデートする気になった弟のことを嬉しく思うが、ヴェーダは逆に不安になり、二人の仲を邪魔しようとする。

ビンゴを終えて帰宅した二人は、シェリーのキャンピングカーでダンスを踊り、そしてキスをして別れる。

ハリーは、妻が死んで以来、女性との付き合いを避けてきたのだが、シェリーに出会い、ようやく真剣に付き合おうという気になり、ヴェーダは彼女を毛嫌いし始める。

独立記念日
バーベキューをしていた一家の前に、シェリーの元夫が現れ、キャンピングカーの所有権でトラブルが起きるが、ハリーがその場を鎮める。

そんなハリーの姿に、頼もしさを感じるシェリーだったが、その様子を見ていたヴェーダは、二人が愛し合っていることを理解しかける。

ある日ヴェーダは、トーマス・Jと遊んでいる最中、蜂の巣を見つけた場所で、大切にしていた指輪をなくしてしまう。

その後もデートを続け、ますます親密になるハリーとシェリーが、結婚することを知ったヴェーダはショックを受ける。

そしてヴェーダは、トーマス・Jを誘って家出しようとする。

夕方になりトーマス・Jは家に帰り、日が暮れてヴェーダも帰宅するが、誰も自分のことを心配していなかった。

ある葬儀の最中、ヴェーダは父ハリーとシェリーが気になり、祖母から目を離してしまう。

祖母は葬儀の棺の前で歌い始めてしまい、ヴェーダはハリーに叱られてしまう。

家を飛び出したヴェーダは、トーマス・Jと湖に向かい、結婚の話などをして彼とキスをしてみる。

トーマス・Jは、ヴェーダが自分を結婚相手の候補に入れてくれたのが嬉しくて、彼女がなくした指輪を探しに行く。

指輪を見つけたトーマス・Jは、運悪く蜂の大群に刺され死亡してしまう。

それを知ったハリーは、ヴェーダにトーマス・Jが亡くなったことを伝え、ショックを受けた彼女は部屋に閉じこもってしまう。

トーマス・Jの葬儀に、ヴェーダは出ようとしなかったが、神父の話が始まり彼女は姿を現す。

ヴェーダは、トーマス・Jの死に顔を見て泣き崩れ、そのまま家から飛び出しビクスラーの元に向かう。

ビクスラーに愛を告白したヴェーダは、彼が結婚することを知り再び涙しその場から立ち去る。

その後ヴェーダは、トーマス・Jとの想い出の場所に行き、彼や両親のことを考える。

夜になって家に戻ったヴェーダは気を取り戻し、新しい母になるシェリーに心を開く。

持ち出したお金のことを、シェリーに謝罪したヴェーダは、彼女と固く抱き合う。

そしてヴェーダは、母のことをハリーに尋ね、彼の愛情を感じながら眠りにつく。

数日後、トーマス・Jの母親スーザン(グレンダ・チズム)に町で出会ったヴェーダは、彼が見つけてくれた指輪を渡される。

気分によって色が変わるという指輪が、黒から鮮やかな青になっているのに気づいたヴェーダは、自分の母親が、トーマス・Jを守ってくれていると、スーザンに慰めの言葉を伝える。

夏も終わりに近づいたある日、ヴェーダは詩のクラスに現れ、トーマス・Jへの思いを綴った詩を朗読する。

そして、女の子らしくなったヴェーダには、新しい友達もできる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

葬儀社を経営するハリー・サルテンファスの一人娘ヴェーダは、自分の出産で母を亡くし、多感だが死を恐れている少女だった。
ある日、美容師のシェリーが職を求め現われハリーに採用されるが、二人が急速に接近することにヴェーダは不安を感じる。
そして、父とシェリーが結婚することを知ったヴェーダは、唯一人の友人トーマス・Jを誘って家出してしまう。
愛や結婚について理解できないヴェーダは、新しい母親を受け入れる気持ちになれず困惑してしまう。
そんな時、親友トーマス・Jが不慮の事故で命を落としてしまい、ヴェーダの幼い心は悲しみに包まれる・・・。
__________

大人に成長しつつある、11歳の少女と少年の友情や淡い恋、また心の動きを繊細に描いた、ブライアン・グレイザー製作、ハワード・ジーフ演出の感動作。

1994年、ほぼ同じスタッフ、キャストで続編「マイ・ガール2」が公開された。

カーペンターズや、オズモンド・ブラザースダニー・オスモンドのポスターがヴェーダの部屋には貼られ、随所で流れる音楽も含めて、1970年代初頭の雰囲気が良く出ている。
主人公らと同世代であり、同じ年代に育った自分にとっては、郷愁を誘う作品でもある。

そのこともあってか、トーマス・Jの葬儀あたりから、涙なくして観られれない。

町の診療医が、何のためらいもなくヴェーダの仮病を知りつつ診てあげたりするシーンなどは、のどかな田舎町らしさがでていてほのぼのする。

テンプテーションズの歌う主題歌”My Girl”他、清らかなジェームズ・ニュートン・ハワードの音楽も素晴しい。

アメリカ映画の素晴しいところは、大予算の派手な作品だけでなく、このような地味な作品もきっちリと世に送り出すところだと思う。

芸達者な子役の二人を優しく見守る役として、大物スターのダン・エイクロイドジェイミー・リー・カーティスを起用ししているところからも、手抜きのない作品だと分かる。

二人は、本作の8年前に「大逆転」(1983)でも共演しているが、特に、2年前の秀作「ドライビング Missデイジー」(1989)でアカデミー助演賞にノミネートされた、ダン・エイクロイドが、再び演技者としての実力を見せてくれる。

主人公ヴェーダを演ずるアンナ・クラムスキーは、母を自分の出産で亡くし、死を恐れる幼い少女の心の動きを見事に演じ大絶賛された。
その後、学業に専念し脚光を浴びるような作品には出演していないのが残念だ。

一方、翌年の大ヒット作「ホーム・アローン」(1992)で大ブレイクするマコーレー・カルキンも内気な少年を好演し、その才能の片鱗を見せてくれる。

主人公が憧れる教師グリフィン・ダン、主人公の伯父リチャード・メイサー、祖母役のアン・ネルソン、トーマス・J(M・カルキン)の母親グレンダ・チズム、葬儀社の使用人アンソニー・ジョーンズなどが共演している。


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