ナチュラル・ボーン・キラーズ Natural Born Killers (1994) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

本作公開の直後に「パルプ・フィクション」(1994)の公開を控えるクエンティン・タランティーノの原案を基に製作された、監督、脚本オリヴァー・ストーンウディ・ハレルソンジュリエット・ルイスロバート・ダウニーJr.トミー・リー・ジョーンズトム・サイズモアロドニー・デンジャーフィールド共演によるバイオレンス映画の問題作。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:オリヴァー・ストーン
製作総指揮
アーノン・ミルチャン

トム・マウント
製作
ジェーン・ハムシャー

ドン・マーフィ
クレイトン・タウンゼント
原案:クエンティン・タランティーノ
脚本
デヴィッド・ヴェロズ

リチャード・ルトウスキー
オリヴァー・ストーン
撮影:ロバート・リチャードソン
編集:ブライアン・ベルダン
音楽:ブレント・ルイス

出演
ミッキー・ノックス:ウディ・ハレルソン

マロリー・ノックス:ジュリエット・ルイス
ウェイン・ゲール:ロバート・ダウニーJr.
ドワイト・マクラスキー:トミー・リー・ジョーンズ
ジャック・スキャグネッティ:トム・サイズモア
エド・ウィルソン:ロドニー・デンジャーフィールド
ウィルソン夫人:エディ・マックラーグ
デイル・リグレイ:デイル・ダイ
最初のフランス人少年:サルヴァトール・ゼレブ
ソニー:リチャード・ラインバック
ガソリンスタンド店員:バルサザール・ゲティ
ナヴァホ族の男:ラッセル・ミーンズ
カヴァナー副所長:プルイット・テイラー・ヴィンス
エミール・ラインゴールド医学博士:スティーヴン・ライト
警官:ピーター・クロンビー
ダンカン・ホモルカ保安官補:ジョー・グリファシ
レドニックの相棒:ジェームズ・ギャモン
デヴィッド:エヴァン・ハンドラー
メーベル:オーラン・ジョーンズ

アメリカ 映画
配給
ワーナー・ブラザーズ

ライオンズゲート
1994年製作 119分
公開
北米:1994年8月26日
日本:1995年2月
製作費 $34,000,000
北米興行収入 $50,282,766
世界 $61,615,296


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

片田舎の街道のレストラン。
ミッキー・ノックス(ウディ・ハレルソン)とマロリー(ジュリエット・ルイス)のカップルが食事をしようとする。

マロリーは、ジュークボックスの音楽に合わせ踊り始め、入ってきた男達(ジェームズ・ギャモン他)が彼女をからかおうとする。

突然、マロリーは男に襲い掛かり、ミッキーも加わり、男達とウエイトレスのメーベル(オーラン・ジョーンズ)を射殺し、一人残った男に、”ミッキーとマロリーがやった”と告げてその場を立ち去る。

● Part1
マロリーは、幼い頃から、父親のエド・ウィルソン(ロドニー・デンジャーフィールド)から性的虐待を受け、母親(エディ・マックラーグ)は、それを見てみぬ振りをていた。

ある日、肉屋の配達人ミッキーが現れ、マロリーは彼に一目惚れする。

二人はエドの車を奪って逃走するが、ミッキーは逮捕されてしまう。

その後、刑務所に服役したミッキーは、突如発生した竜巻に乗じて脱走し、マロリーの元に現れる。

そして、ミッキーとマロリーは、彼女の両親を殺害して逃亡し、橋の上で二人だけの結婚式を挙げる。

その後、二人は無差別殺人を繰り返し、意外にもその行動が英雄のように人々に支持されるようになる。

モーテルに監禁した女性を気にするミッキーに腹を立てたマロリーは、ガソリンスタンドで店員(バルサザール・ゲティ)に迫られる。

マロリーはそれを受け入れようとするが、彼女は結局その店員を射殺してしまう。

● Part2
現場を検証したジャック・スキャグネッティ警部(トム・サイズモア)は、マロリーの犯行だと確信する。

その頃、テレビ・リポーターのウェイン・ゲール(ロバート・ダウニーJr.)は、ミッキーとマロリーの犯行を利用し、視聴率を上げることを考える。

その後、原野に逃れたミッキーとマロリーは、ナヴァホ族の男(ラッセル・ミーンズ)の小屋に招き入れられる。

食事や男の話で夜を過ごした二人だったが、ミッキーが悪夢にうなされ、男を射殺してしまう。

それを後悔した二人は、ガラガラ蛇に噛まれてしまい、ドラッグ・ストアーで毒蛇用の血清を手に入れようとするが、店員に通報されてしまう。

二人は警察に包囲され、ミッキーは抵抗するものの、スキャグネッティがマロリーを捕らえる。

ミッキーは投降して警官らに痛めつけられ、マロリーと共に観念し連行される。

● Part3
1年後。
スキャグネッティは、大物を捕らえてベストセラー本の執筆者となっていた。

スキャグネッティは、ミッキーとマロリーが収監されている刑務所に向い、所長ドワイト・マクラスキー(トミー・リー・ジョーンズ)に迎えられる。

同じ頃、ゲールがミッキーに面会して、監獄内での独占インタビューの同意を得る。

スーパーボール”サンデー。
ミッキーのインタビューが始まり、ゲールは彼の生い立ちや、わずか3週間で52人も殺した彼の心境を聞く。

ゲールの質問に、淡々と答えるミッキーはマスコミを批判し、殺人は純粋であり、そして、自分が生まれながらの人殺し
”ナチュラル・ボーン・キラーズ”だと語る。

ミッキーはその言葉に興奮するが、所内でその放送を見ていた囚人達が暴動を起こす。

所長マクラスキーは、一旦インタビューを中断させて暴動現場に向うが、ミッキーが看守の銃を奪い周囲の者を射殺する。

カメラを持参したゲールらを従え、ミッキーはマロリーの独房に向う。

その頃、マロリーに面会していたスキャグネッティは彼女に誘われる。

スキャグネッティが気を許した隙に、マロリーは彼を襲うが看守が彼女を取り押さえる。

一方、ミッキーは暴動で混乱する刑務所内で、銃を乱射しながらマロリーの元に向かい、それが生中継でテレビ放映される。

ミッキーは、マロリーの独房に押し入り看守を射殺し、スキャグネッティに銃を向ける。

スキャグネッティも銃を構えミッキーを狙うが、彼が銃を置いた直後、マロリーがスキャグネッティの喉を刺す。

1年ぶりに再会したミッキーとマロリーは抱き合い、ゲールの実況でそれが伝えられる。

そして、ミッキーは弾切れだったことをスキャグネッティに知らせてマロリーが彼の銃で止めを刺す。

それを知ったマクラスキーは、所内の惨状を確認しながら混乱し絶望する。

殺人に、生き甲斐を感じてしまったゲールも銃撃戦に加わりながら、ミッキーとマロリーらは刑務所を脱出しようとするが、マクラスキーがそれに立ちはだかる。

ゲールに銃を突きつけ、マクラスキーの目の前を突破したミッキーらは脱出に成功する。

その後、マクラスキーは囚人の餌食になり、ゲールは、逃げ延びたミッキーとマロリーにカメラを向ける。

自分が最後の殺人だとミッキーに言われたゲールは命乞いをする。

ミッキーとマロリーは容赦なくゲールを殺害し、それをカメラ映像に残し立ち去っていく。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

父親に性的虐待を受けていたマロリーと知り合ったミッキー・ノックスは、彼女の両親を殺害して逃避行の旅に出る。
惹かれ合ったミッキーとマロリーは、二人だけの結婚式を挙げ、その後、無差別殺人を繰り返す。
そんな二人を、刑事のスキャグネッティやTVリポーターのゲールなどが利用しようとするが、大衆は、殺人を純粋に楽しむミッキーとマロリーを支持する・・・。
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主人公達の過激な言動や映像が、世界各国で問題になり、公開制限や上映中止にまでなった話題作。

観客の感性を刺激する、目まぐるしく入れ替わる展開、その間に挿入される幻想的でもある映像やアニメーション、そしてショッキングな殺人シーンの数々に圧倒される。

しかし、その殺戮の止めを刺すシーンなどは意外にシンプルに描かれ、観終わった後に、それ程どぎつい印象が残らず後味も悪くない。

アメリカ社会の大きな問題(暴力、マスコミ他)を風刺的に描いた、オリヴァー・ストーンの演出は、カメラ映像や実際のニュース映像を見事な編集によって効果的に挿し、ストレートにその問題提起が伝わってくる。

冒頭から極悪非道に見える主人公の二人、ウディ・ハレルソンジュリエット・ルイスが、次第にヒーローと化していくに従い、その表情が穏やかになっていくような描写も注目だ。

結局は社会悪の餌食になるTVリポーターのロバート・ダウニーJr.、狂乱の刑務所所長役トミー・リー・ジョーンズ、強かな暴力刑事役のトム・サイズモア、マロリー(J・ルイス)の父ロドニー・デンジャーフィールド、母エディ・マックラーグ、同僚を殺されるパトロール警官のデイル・ダイ、最初の犠牲者ジェームズ・ギャモンナヴァホ族の男ジョー・グリファシなどが共演している。


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