ネバーセイ・ネバーアゲイン Never Say Never Again (1983) 3.5/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

イアン・フレミング原作の”007シリーズ”第4作「サンダーボール作戦」(1965)のリメイク作品でショーン・コネリージェームズ・ボンド役に復帰し。
任務から外されていた、復帰を望む
イギリス諜報員ジェームズ・ボンドが、再起を懸けて宿敵スペクターの謀略に挑む、監督アーヴィン・カーシュナーキム・ベイシンガークラウス・マリア・ブランダウアーマックス・フォン・シドーバーバラ・カレラ共演のアクション・アドベンチャー大作。


アクション/アドベンチャー
007シリーズ


スタッフ キャスト ■

監督:アーヴィン・カーシュナー
製作:ジャック・シュワルツマン
原作:イアン・フレミングThunderball
原案
イアン・フレミング

ケヴィン・マクローリー
ジャック・ウィンティンガ
脚本:ロレンツォ・センプルJr.
撮影:ダグラス・スローカム
編集:イアン・クラフォード
音楽:ミシェル・ルグラン
主題歌:ラニ・ホール

出演
ジェームズ・ボンド:
ショーン・コネリー

ドミノ・ペタチ:キム・ベイシンガー
マキシミリアン・ラルゴ:クラウス・マリア・ブランダウアー
エルンスト・スタヴロ・プロフェルド:マックス・フォン・シドー
ファティマ・ブラッシュ:バーバラ・カレラ
ジャック・ペタチ大尉:ガバン・オハーリヒー
ナイジェル・スモール=フォーセット:ローワン・アトキンソン
フェリクス・ライター:バーニー・ケイシー
M:エドワード・フォックス
Q/アルジャーノン:アレック・マッコーエン
マニーペニー:パメラ・セイラム
ニコル:サキア・コーヘン・タヌージ

イギリス/アメリカ/西ドイツ 映画
配給
ワーナー・ブラザーズ

1983年製作 134分
公開
イギリス:1983年12月15日
北米:1983年10月7日
西ドイツ:1984年1月20日
日本:1983年12月24日
製作費 $36,000,000
北米興行収入 $55,432,841
世界 $160,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

中南米
敵のアジトに侵入した
イギリスの諜報員ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)は、敵を次々と倒し、捕らえられていた女性を救出しようとする。

しかし、女性がボンドにナイフを突き刺し、そこで訓練は終わる。

新任の上司M(エドワード・フォックス)から、詰めの甘さを指摘されたボンドは任務復帰を希望する。

Mから、節制と体調管理を徹底するよう命ぜられ、ボンドは療養所での”再教育”を始める。

一方、世界制覇を目論む謀略組織”スペクター”のリーダー、エルンスト・スタヴロ・プロフェルド(マックス・フォン・シドー)は、次に計画されている大プロジェクト”アラーの涙”を、No.12ファティマ・ブラッシュ(バーバラ・カレラ)らを集めて発表する。

既に、計画実行のため派遣されていたNo.1マキシミリアン・ラルゴ(クラウス・マリア・ブランダウアー)は、アメリカ軍将校のジャック・ペタチ大尉(ガバン・オハーリヒー)をヘロインで手なづけ、角膜手術を施し療養所に送っていた。

ペタチの付添い人として、その役目を任されたファティマは、ボンドの滞在する療養所に向かう。

女性療法師とお楽しみ中のボンドは、ペタチとファティマが、部屋で争っているのを目撃してしまう。

彼らの部屋を覗き見し、ペタチが何かのチェックをしていることを知ったボンドは、二人に感づかれてしまう。

赤外線カメラでボンドを確認したファティマは、彼が諜報員”007”だということに気づく。

翌日、ボンドはトレーニングルームで大男に襲われ、療養所を破壊しながら男を倒すものの、怒り心頭のMはボンドを非難する。

スワッドレー空軍基地。
アメリカ大統領と、同じ角膜を移植され復帰したペタチは、訓練飛行をする爆撃機の巡航ミサイルALCMに、W80核弾頭を搭載する、大統領命令を出す操作を実行する。

作戦成功を知ったファティマはペタチを抹殺し、ALCMは誘導されて海中に沈み、スペクターが確保する。

プロフェルドは、NATO加盟国に対し、年間原油購入額の25%を支払うよう要求し、W80を盾に脅迫する。

Mはボンドを任務につけ、実業家で慈善活動家でもあるラルゴの身辺を探ることを命ぜられる。

ボンドはペタチが絡んでいることを知り、Q/アルジャーノン(アレック・マッコーエン)から装備品を受け取り、ラルゴの所在地バハマナッソーに向かう。

ナッソーに着いたボンドは、イギリス大使館のナイジェル・スモール=フォーセット(ローワン・アトキンソン)から、ラルゴが大型ヨットに滞在していることを知らされる。

そしてボンドは、療養所にいたファティマに出会い、親密な関係になる。

ダイビングをした二人だったが、ファティマはサメにボンドを襲わせる。

ボンドは難を逃れるが、それに気づいたファティマが、彼の部屋に爆弾を仕掛ける。

しかし、海で助けられた女性の部屋にいたボンドは、またしても危機を逃れる。

ラルゴが、ニースに向かったことを知ったボンドは、それを追い、現地でCIAのフェリクス・ライター(バーニー・ケイシー)と、新人諜報員のニコル(サキア・コーヘン・タヌージ)と接触する。

ライターは、前科もないラルゴがシロだと言い張りながらも、ボンドと共に彼のヨットを監視する。

ラルゴの愛人ドミノ・ペタチ(キム・ベイシンガー)は、殺害されたペタチ大尉の妹だった。

ボンドは、ドミノに近づき探りを入れ、カジノに侵入してラルゴと顔を合わせる。

ラルゴは、ボンドに自分で考案した”世界制覇ゲーム”で勝負を挑む。

ボンドはゲームで電気ショックを受け、ラルゴに痛い目に遭わされる。

しかしボンドは、全世界を賭けてゲームを続け、ラルゴを負かしてしまい、ドミノと踊ることを許される。

そしてボンドは、ドミノの兄が、ラルゴに利用されて殺されたことを彼女に告げる。

ラルゴはボンドをヨットに招待するが、ファティマに彼の抹殺命令を出す。

宿泊先に戻ったボンドは、ニコルが殺されているのを見つけ、逃走するファティマをQから支給されたバイクで追う。

ファティマと一騎打ちになったボンドは、ペン・ガンで彼女を銃撃して爆殺する。

ラルゴのヨットに侵入したボンドは、彼に気づかれて監禁されるが、ドミノがそれを助けようとする。

二人を監視するラルゴだったが、ボンドはそれを承知しながら、”アラーの涙”作戦を阻止しようとする。

ドミノに裏切られたラルゴは激怒し、北アフリカに向った後、ボンドと彼女を拘束して、核弾頭の一つがワシントンD.C.に隠されていることをボンドに知らせる。

ラルゴは、二人を置き去りにしてヨットに向かい、ボンドは、アラブ人に売り飛ばされそうになっていたドミノを救い出し、イギリス海軍の潜水艦に救出される。

Mから、ワシントンD.C.の核弾頭を発見したという連絡を受けたボンドらは、ラルゴからドミノに送られたペンダントに印された、油田地帯に停泊するヨットを発見する。

ラルゴは岩礁地帯の洞窟神殿に核弾頭を運び、ボンドとライターもそれを追う。

応援が駆けつけてボンドらは攻撃を仕掛け、核弾頭の起爆装置を起動させて逃げたラルゴを追う。

ラルゴを見つけ、起爆装置を解除しようとしたボンドを助けに来たドミノは、水中銃でボンドを狙うラルゴを仕留める。

爆破を阻止し任務を終わらせたボンドは、ドミノと共に休暇を楽しむ。

人の気配を感じたボンドは、侵入者を見つけてプールに突き落とすが、それは、Mの復帰要請を伝えに来た大使館員のフォーセットだった。

そして、ボンドはフォーセットに言い放つ。

”二度とごめんだ”


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

世界的謀略組織の”スペクター”のリーダー、プロフェルドは、新たな計画に組織メンバーのラルゴを派遣する。
そして、スペクターはアメリカ軍の核弾頭を奪い、
NATO諸国に対して莫大な金額を要求して脅迫する。
新任上司Mの方針に合わず、任務から外されていた諜報員ジェームズ・ボンドは、急遽任務に復帰し、
バハマナッソーに向かう。
ボンドは、妨害や命を狙う危険にさらされながら、ラルゴを追い
ニースに向かい、彼の愛人ドミノに接近する・・・。
__________

サンダーボール作戦」(1965)の脚本共同執筆者ケヴィン・マクローリージャック・ウィンティンガに無許可で、イアン・フレミングがそれを小説化したために、憤慨したマクローリーが提訴して映画化権を手に入れ、紆余曲折ありながらも、ボンド役を降りて12年が経っていた、ショーン・コネリーを復帰させて製作した作品。

北米では伸びなかった興行収入だが、全世界では本シリーズに匹敵する、1億6000万ドルを超すヒットとなった。

なんと言っても、ボンド役の復帰を果たしたショーン・コネリーに話題が集中し、体の動きはそれほど悪くはないが、50代になったばかりにしては、風貌が、実年齢よりかなり老けて見えるのが気になる。

しかし、相変わらず、ウィットに富んだボンド本来の愛すべきキャラクターは、ショーン・コネリーにしか表現できないところが多々あり、彼の復帰はファンとしては嬉しいばかりだ。

ボンド役の終盤から、急激に太り老け込んだショーン・コネリーは、1980年代後半の60歳を手前にした頃から、渋い男性の象徴となり復活することになる。

ショーン・コネリーの妻ミシュリーヌ・ルクブルンに言われた一言、”ボンド役を演じないなんて言わないで”という言葉が原題になったのだが、Mに任務復帰を懇願されながら”二度とごめんだ”と言い放つラストがなかなか粋だ。

サンダーボール作戦」(1965)とほぼ同じストーリーに新鮮味はないが、「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」(1980)でメガホンをとったアーヴィン・カーシュナーが、世界各地のロケ地を美しく描写し、無難に仕上げた作品で、音楽はミシェル・ルグランが担当している。

デビュー作ではないが、本作がきっかけでスターダムに上っていく妖艶な魅力のキム・ベイシンガー、慈善家を装うスペクターの一員クラウス・マリア・ブランダウアー、指令を出すスペクターの首領マックス・フォン・シドー、美しい強かな策略家としてユーモアも兼ね備えるスペクターのバーバラ・カレラ、その謀略に加担させられる大尉のガバン・オハーリヒーイギリス大使館員ローワン・アトキンソンCIAのフェリクス・ライター、バーニー・ケイシー、Mのエドワード・フォックス、Qのアレック・マッコーエン、マニーペニーのパメラ・セイラム、新人諜報員サキア・コーヘン・タヌージなどが共演している。


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