ニック・オブ・タイム Nick of Time (1995) 3/5 (3)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

娘を人質に取られ殺人を強要された男の命懸けの戦いを描く、製作、監督ジョン・バダム、主演ジョニー・デップクリストファー・ウォーケンチャールズ・S・ダットンローマ・マフィアマーシャ・メイソンピーター・ストラウス他共演のサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

ジョニー・デップ / Johnny Depp 作品一覧


スタッフ キャスト
監督:ジョン・バダム

製作:ジョン・バダム
製作総指揮:D・J・カルーソー
脚本:パトリック・シーン・ダンカン
撮影:ロイ・H・ワグナー
編集
フランク・モリス
ケヴィン・スティット
音楽:アーサー・B・ルビンスタイン

出演
ジーン・ワトソン:ジョニー・デップ
Mr.スミス:クリストファー・ウォーケン
ヒューイ:チャールズ・S・ダットン
Ms.ジョーンズ:ローマ・マフィア
エレノア・グラント州知事:マーシャ・メイソン
ブレンダン・グラント:ピーター・ストラウス
クリスタ・ブルックス:グロリア・ルーベン
黒幕:G・D・スプラドリン
リン・ワトソン:コートニー・チェイス
警護官:ビル・スミトロヴィッチ

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1995年製作 90分
公開
北米:1995年11月22日
日本:1996年5月18日
北米興行収入 $8,175,350


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ロサンゼルス、正午。
妻を亡くした会計士のジーン・ワトソン(ジョニー・デップ)は、幼い娘リン(コートニー・チェイス)と共にユニオン駅に到着する。

その場に現れた警官のスミス(クリストファー・ウォーケン)とジョーンズ(ローマ・マフィア)は、ワトソンにIDの提示を求める。

同行するよう言われたワトソンはリンと共に車に乗せられ、銃を向けるスミスから、娘のことを考え指示に従うようにと脅される。

ある女の写真と予定表入りの封筒を渡されたワトソンは、目の前の”ボナベンチャー・ホテル”に向い、その女を殺すようにと言われる。

それを断ったワトソンだったが、1時半までに女が死んでいない場合は娘の命はないと言われ、銃を渡されて、仕方なくそれに従おうとする。

動揺しながら車を降りたワトソンは、通りにいた警官に声をかけようとするが、スミスに制止されてリンの声を聴かされ、タクシーに乗りホテルに向かう。

スミスの車に監視されながらホテルに着いたワトソンは、名刺の裏に助けを求めるメモを残して料金と共に運転手に渡す。

ホテルに入ったワトソンは、殺す相手が再選を目指す州知事エレノア・グラント(マーシャ・メイソン)であり、この場で支援キャンペーンが開かれることを知る。

通りがかった知事の夫ブレンダン(ピーター・ストラウス)と肩が触れてしまったワトソンは、イベントが終了したことを知り、予定表を確認し、招待客として次の場所に向かうようスミスから指示される。

グラント知事が乗ったエレベーターに向かったワトソンは、警護に止められるが、大口支援者だと気づいた知事は彼を招き入れる。

知事に娘のことを話そうとしたワトソンだったが、スミスが入ってきたためにためらい、サインを求める。

スミスに促され拳銃を手にしようとするワトソンだったが、撃つことはできず、知事は次の会合のためにエレベーターを降りる。

絶好のチャンスを逃したワトソンを責めるスミスは、通りに停車するジョーンズが運転するバンを確認させて、次は必ず成功するようにと伝える。

トイレに向かったワトソンは、その場にあった電話もスミスに壊されてしまい、落ち着くために、靴磨きのヒューイ(チャールズ・S・ダットン)に靴を磨いてもらう。

予定表を確認し、警官を装った男女に娘が人質に取られていることを、監視しているスミスに気づかれないようにしてヒューイに話したワトソンは、通りのバンのことを伝えてその場を去る。

スミスにバーに向かうと伝えてバンに向かったワトソンは、ジョーンズに銃を向ける。

しかし、眠っているリンにジョーンズが銃を向けていたため、ワトソンは諦めてホテルに戻る。

次の会場のプールでボディチェックを受けたワトソンだったが、検査した男は、金属探知機のスイッチを切ってワトソンを中に入れる。

その場でスミスと揉めたワトソンは、近づいて暗殺計画を話した警護官(ビル・スミトロヴィッチ)も仲間であることを知る。

自分が非情な男だと話したスミスは、従わなければ娘は必ず殺すとワトソンを脅して、指示に従わせる。

グラント知事に近づいたワトソンは銃を手にしようとするが、エレベーターで会った秘書クリスタ・ブルックス(グロリア・ルーベン)に声をかけられ、撃つのをためらってしまう。

クリスタに銃を向けたワトソンは彼女と共にその場を離れ、娘を人質にとえられ、知事を殺すよう脅迫されていることを話す。

警護官に相談すると言うクリスタにグルだと伝えたワトソンは、信用させるために彼女に銃を渡す。

自分を信じてほしいと言うクリスタは、信頼できる人物が一人だけいると伝え、ワトソンを連れて選対本部長である知事の夫ブレンダンの元に向かう。

知事暗殺計画の件をブレンダンに話したクリスタは、その場にいた男(G・D・スプラドリン)に、ワトソンが所持していた銃を見せ、警備もグルだと伝える。

銃を受け取った男は、現れたスミスにそれを渡す。

スミスは容赦なくクリスタを射殺し、ブレンダンは驚いてしまう。

ワトソンはスミスに痛めつけらるものの、銃を奪い銃撃して、警護官なども射殺してその場から逃げようとする。

撃ったはずのスミスに捕えられたワトソンは、階下に落下させられる。

叩きのめされたワトソンは、それが意識の中のことだったことに気づき、スミスやブレンダンらが計画した暗殺計画のことを知りながら、クリスタの死体を見せられる。

娘を痛めつけたかのように見せかけたスミスは、ワトソンを指示に従わせる。

ヒューイの元に向かったワトソンは、再び現れたために不審に思われる。

スミスに計画実行を促されたワトソンは、ヒューイが耳が悪いことを知らせ、スミスの靴も磨かせる。

それに従ったスミスは、リンと話したいというワトソンに無線機を渡す。

スミスはその場を離れ、話を信じたヒューイは、ワトソンから知事の暗殺計画を知らされ、協力することを伝える。

バーに向かったワトソンは、ヒューイからの伝言を受けてトイレに向い、ホテルの職員と服を交換する。

ヒューイと清掃係の協力でグラント知事の部屋に向かったワトソンは、ベッドで休んでいた彼女に銃を向ける。

エレベーターで会った相手だと気づいた知事はクリスタに連絡しようとするが、彼女は危険な男に殺されたとワトソンから知らされる。

夫のブレンダンが関係し黒幕がいるという、知事暗殺計画をワトソンは話す。

最後の演説は中止するようにと言って、信じてほしいと伝えたワトソンは、知事が騒いだためにその場から逃げる。

入って来た警護に何があったかを訊かれた知事だったが、悪夢を見たとだけ伝える。

トイレに戻って着替えたワトソンは、入って来たスミスと共に会場に向かう。

頭痛が酷いために演説を中止したいことをブレンダンに伝えた知事だったが、説得されて仕方なく彼に従う。

演説内容を変えたい知事はクリスタを呼ぼうとするが、自分の用で彼女はいないとブレンダンに言われ夫を疑う。

ヒューイは、正面に止まっているバンに気づき監視する。

会場に向かったワトソンは、ブレンダンに紹介されて登場した知事に近づき銃を向けるが、隠れていたスミスに向けて発砲する。

会場は混乱し、スミスは知事を銃撃するが、警護官が彼女を守る。

ワトソンは、騒ぎの隙にその場を逃れる。

知事を抱き寄せたブレンダンは、その死を確認しようとするが、彼女は意識を回復して夫の裏切りを知る。

1時半になり、ジョーンズはリンを殺そうとする。

ワトソンはバンに向かうスミスに襲いかかるものの、叩きのめされてしまう。

リンに銃を向けたジョーンズは、車の窓拭きを装うヒューイと揉めて発砲する。

二人は格闘になり、リンは逃げようとするものの、スミスに殺されそうになる。

しかしスミスは、現れたワトソンに射殺される。

抱き合うワトソンとリンを狙うジョーンズだったが、ヒューイが撃たれた義足を外して彼女を叩きのめす。

ワトソンは、無事だったリンを抱き寄せる。

グラント知事暗殺計画に、夫のブレンダンが関与していたことが大きく報道される。

黒幕の男は、何事もなかったかのようにホテルを去る。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス
妻を亡くした会計士のジーン・ワトソンは、幼い娘リンと共に駅に到着し、警官だというスミスとジョーンズに声をかけられる。
同行を求められたワトソンは、銃を向けるスミスから、ある女を1時間半以内に殺すよう強要される。
リンを人質に取られ、指示された”ボナベンチャー・ホテル”に向かったワトソンは、再選を目指すグラント州知事が殺す相手だと知る。
助けを求めようとするワトソンだったが、スミスに監視された状況であったため、仕方なく指示に従おうとするのだが・・・。
__________

サタデー・ナイト・フィーバー」(1977)など話題作を手掛けたジョン・バダムジョニー・デップが組んだことで注目された作品。

知事暗殺を強要される主人公に与えられた時間が90分であり、上映時間もそれにほぼ一致する展開で進行する。

原題の”Nick of Time”は、”際どい時”という意味。

追い詰められる主人公の心理状況が緊迫感溢れる映像で描かれ、ジョン・バダムのシャープな演出も見所の作品。

しかし、批評家の評価のは低く、魅力的なキャスティングにも拘らず拡大公開もされず、商業ベースには乗らなかった作品でもある。

幼い娘を人質にとるために単なる会計士を選び、大物である州知事の暗殺を強要する話など、実は秘密組織の工作員であった・・・という設定でもなければあり得ないことで、誰もが頭を傾げてしまうだろう。

それはともかく、ハリウッドの頂点を目指そうとしていたジョニー・デップが、様々な役柄に挑戦していた時期でもあり興味深い作品で、幼い娘を救おうとして命懸けで戦う父親を熱演している。

主演のジョニー・デップに殺人を強要する謎の男クリストファー・ウォーケンとパートナーのローマ・マフィアも、クセのある役柄をなかなかいい雰囲気で演じてる。

主人公に協力する靴磨きのチャールズ・S・ダットン、州知事マーシャ・メイソン、その夫ピーター・ストラウス、知事秘書のグロリア・ルーベン、暗殺計画の黒幕G・D・スプラドリン、主人公の娘コートニー・チェイス、暗殺計画に加わる警護官ビル・スミトロヴィッチなどが共演している。


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