007/オクトパシー Octopussy (1983) 3/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

007シリーズ、第13作。
1966年に発表された、
イアン・フレミング同名短編小説の映画化。
監督ジョン・グレンロジャー・ムーアモード・アダムスルイ・ジュールダン共演。


007シリーズ


スタッフ キャスト ■

監督:ジョン・グレン
製作:アルバート・R・ブロッコリ
制作総指揮:マイケル・G・ウィルソン
原作:イアン・フレミング
脚本
ジョージ・マクドナルド・フレーザー

リチャード・メイボーム
マイケル・G・ウィルソン
撮影:アラン・ヒューム
編集
ピーター・デイヴィス
ヘンリー・リチャードソン

メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
音楽:ジョン・バリー
モンティ・ノーマン:ジェームズ・ボンドのテーマ
主題歌:”All Time High”
唄:
リタ・クーリッジ


出演
ジェームズ・ボンド:
ロジャー・ムーア

オクトパシー:モード・アダムス
カマル・カーン:ルイ・ジュールダン
オルロフ将軍:スティーブン・バーコフ
マグダ:クリスティナ・ウェイボーン
ミシュカ:デビッド・マイヤー
グリシュカ:アンソニー・マイヤー
ゴビンダ:カビール・ベディ
M:ロバート・ブラウン
Q:デスモンド・リュウェリン
マネーペニー:ロイス・マクスウェル
ヴィジャイ:ヴィジャイ・アムリトラジ
フレデリック・グレイ国防相:ジェフリー・キーン
アナトール・ゴゴール将軍:ウォルター・ゴテル

イギリス映画
配給
MGM/ユナイテッド・アーティスツ

1983年製作 131分
公開
北米:1983年6月10日
日本:1983年7月2日
製作費 $27,500,000
北米興行収入 $57,403,139
世界 $187,500,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

中南米の某国。
軍事基地の破壊工作の任務に就いていた
イギリス諜報員ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)は、捕らえられてしまう。

しかし、ボンドは現地の女性諜報員の協力で救出され、小型ジェット”Bede BD-5J”で敵から逃れる。
__________

ベルリン
イギリス諜報員009が、サーカス団の一員のミシュカとグリシュカ(デビッド/アンソニー・マイヤー)兄弟に襲われてナイフで刺され、イギリス大使館にたどり着くが息を引き取る。

009は、かつてのロシア皇帝献上品”ファベルジュ・エッグ”を持っていた。

ロンドンMI6本部。
ボンドは、M(ロバート・ブラウン
)の秘書マネーペニー(ロイス・マクスウェル)と助手に顔を会わせる。

Mとフレデリック・グレイ国防相(ジェフリー・キーン)の元に向かったボンドは、早速”ファベルジュ・エッグ”を見せられるのだが、実はそれは偽物だった。

本物は、その日のうちに”サザビーズ”競売にかけられようとしていた。

売り手がロシア人ではないかという情報を得て、外貨稼ぎか諜報活動の資金調達の可能性があり、ボンドは009の後任を命ぜられ”サザビーズ”に向かう。

モスクワ
その頃、オーロフ将軍(
スティーブン・バーコフ)が西側侵攻を提案し、アナトール・ゴゴール将軍(ウォルター・ゴテル)らの非難を受けていた。

そして、偽物の”ファベルジュ・エッグ”の件にオーロフが裏で関与し、彼はロンドンの本物を取り戻そうとする。

ボンドは、”サザビーズ”で”ファベルジュ・エッグ”を競売に加わるが、インド在住のアフガニスタン亡命貴族カマル・カーン(ルイ・ジュールダン)が競り落とす。

ボンドは本部に戻り、”ファベルジュ・エッグ”を本物と摩り替えてきたことをMに伝える。

普段は売り専門のカーンが、それを買ったことを不審に思いボンドはインドに向かう。

現地の協力者ヴィジャイ(ヴィジャイ・アムリトラジ)と合流したボンドは、カーンが毎晩現れるというカジノに向かう。

カジノでカーンを見かけたボンドは、”サザビーズ”でも彼に寄り添っていた腹心マグダ(クリスティナ・ウェイボーン)に接近する。

その後ボンドは、”バックギャモン”でカーンに勝負を挑み、本物の”ファベルジュ・エッグ”を賭けて彼を牽制する。

さらにボンドは、カーンがイカサマで使ったダイスで、20万ルピーの賭けをものにする。

恥をかかされたカーンは”エッグ”を手に入れるために、殺し屋ゴビンダ(カビール・ベディ)にボンドの命を狙わせるが、彼はヴィジャイの協力で支部に逃れる。

現地に来ていたQ(デズモンド・ルウェリン)が、”エッグ”に発信機を装着し、ボンドはその他の装備品を支給されてホテルに戻る。

マグダに再会したボンドは、”エッグ”を渡せば命を助けるというカーンからの伝言を受けて、そして彼女と愛し合う。

ボンドは、わざと”エッグ”をマグダに盗ませるが、ゴビンダに捕らえられてしまう。

カーンはボンドを自分の宮殿に連れて行き、一応、客としてもてなす。

部屋を抜け出したボンドは、ヘリコプターで現れたソ連の将軍オーロフとカーンが、何かを企んでいることを知る。

二人が、1週間後に東ドイツカール・マルクス・シュタット(現ケムニッツ)で会うことを知ったボンドは姿を消す。

エッグ”に、発信機が仕掛けられていることを知ったカーンは、宮殿から逃亡したボンドを狩の標的にして追跡する。

観光ボートに助けられ難を逃れたボンドは、マグダの背中にあったタコの刺青から、宝石密輸業者でカーンのビジネス・パートナーでもある、オクトパシー(モード・アダムス)という女性の存在を知る。

オクトパシーの宮殿の彼女の部屋に忍び込んだボンドは、かつてボンドが捕らえた諜報員が、オクトパシーの父親だったことを知らされる。

父は自殺したのだが、辱めを逃れられたのをボンドに感謝したオクトパシーの部屋にカーンが現れる。

オクトパシーは、自分がボンドの相手をすることをカーンに伝えるが、彼は殺し屋を雇いボンドを抹殺しようとする。

放浪する女性を集めたオクトパシーは、彼女達に人生の目的を与え、船舶、ホテル、サーカスなど、宝石の密輸の他にも、多くのビジネスを展開していた。

ヨーロッパに行く予定のオクトパシーは、戻り次第ボンドを自分のビジネスに引き込もうとするが、ボンドはそれを拒絶する。

気分を害したオクトパシーだったが、ボンドは彼女を強引にベッドに誘う。

宮殿のある島を、対岸から監視していたヴィジャイは、ゴビンダと殺し屋達によって殺害されてしまう。

ボンドも殺し屋達に襲われ、オクトパシーは彼がワニの餌食なったと思い込む。

何とか対岸で待つQの元に逃れたボンドは、ヴィジャイが殺されたことを知る。

その後、Mに会うためにベルリンに向かったボンドは、ソ連のオーロフが宝石密輸に絡んでいることをMに報告する。

カール・マルクス・シュタット(現ケムニッツ)
ボンドは、オクトパシー・サーカスの巡業で、会場にオーロフ、カーンそしてオクトパシーが同席しているのを目撃する。

三人は結託し、ロシアの財宝を偽物とすり替えてサーカスの一団に隠し、西側に持ち込もうとしていたのだった。

しかし、カーンとオーロフは手を組み、財宝と核爆弾を摩り替え、西ドイツのアメリカ空軍基地に運ぼうとする。

それを知ったボンドは貨物車両に忍び込み、そこにいたミシュカを殺し、現れたオーロフに銃を向ける。

爆弾をサーカス団もろとも爆発させて、アメリカが誤って核爆弾を爆発させたように見せかけ、反核ムードを煽り、その隙に侵攻しようとするオーロフ自らの野望をボンドは見抜く。

ボンドの隙を見てオーロフは逃亡し、貨物車は西ドイツに向けて出発する。

パンクした車で線路を走り、貨物車を追ったボンドは車両に飛び乗り、オーロフはそれを追跡する。

オーロフの悪事に気づいたゴゴールは、彼を国境で追い詰める。

そして、オーロフは射殺されるが、貨物車は西ドイツに入国してしまう。

核爆弾の起爆装置はカーンの手によって起動し、車両から脱出したボンドに気づいたゴビンダは、カーンにそれを知らせる。

ゴビンダに追われたボンドは、ナイフ使いのグリシュカと共に列車から転落するが、ボンドは彼を殺し009の仇を討つ。

爆弾はサーカス団と共に空軍基地に到着し、ボンドもそこにたどり着き、ピエロに扮して会場に向かう。

ボンドは客席のオクトパシーを見つけ、カーンとオーロフが彼女を裏切ったことを伝え、爆弾のことを基地の司令官に知らせる。

その話を信用したオクトパシーの協力で、ボンドは爆破寸前で起爆装置を止める。

インドに逃れたカーンに復讐するため、オクトパシーは彼の宮殿に仲間達と忍び込む。

オクトパシー側とカーンの手下の戦いが始まり、ボンドがQと共に気球で現れる。

カーンは、オクトパシーを捕らえて飛行機で逃亡するが、それに飛び乗ったボンドが片方のエンジンを破壊する。

ボンドは機外に現れたゴビンダを倒し、オクトパシーを救出する。

その後、ボンドとオクトパシーは不時着寸前で機外に飛び降り、カーンは機体ごと崖下に墜落する。

MI6本部に出向いたゴゴール将軍は、今回の事件のソ連政府の関与を否定する。

そしてボンドはインドに残り、オクトパシーとの休暇を大いに楽しむ。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ベルリンイギリスの諜報員009が、サーカス団の一員ミシュカとグリシュカ兄弟に襲われ、イギリス大使館にたどり着くものの、かつてのロシア皇帝献上品”ファベルジュ・エッグ”を手にしたまま息を引き取る。
ロンドンMI6本部に戻った諜報員ジェームズ・ボンドは、Mとグレイ国防相から”エッグ”を見せられるのだがそれは偽物で、本物は、その日のうちに”サザビーズ”の競売にかけられようとしていた。
ボンドは009の後任を命ぜられて”
サザビーズ”に向かうが、”エッグ”を競り落としたのはロシア人ではなく、インド在住アフガニスタン亡命貴族カーンだった。
その頃
モスクワでは、偽物の”エッグ”に関与していたオーロフ将軍が、本物を取り戻すことを考える。
ボンドは、”
サザビーズ”で”エッグ”を本物と摩り替えてきたことをMに伝えて、カーンの行動を不審に思いインドに向かう・・・。
__________

シリーズの中では、派手さのない地味な内容と、ボンドカーが登場しない珍しい作品でもある。
かといって本来のスパイ劇を楽しめる訳でもなく、シリーズの中では、やや物足りなさの残る作品であり、興行収入も前作「ユア・アイズ・オンリー」(1981)を下回ってしまった。

製作費 $27,500,000
北米興行収入 $57,403,139
世界 $187,500,000

戦いにも参加するが、アマゾネスのような迫力もない、オクトパシーの女性集団もなんとなく滑稽に見える。

黄金銃を持つ男」(1974)以来、二度目の出演となるボンドガールがモード・アダムスというところなども、彼女自身は魅力的ではあるが新鮮味がない。

ロジャー・ムーアは、相変わらずお茶目なボンドを演じているという感じだが、少々老けてきたというようにも見える。
しかし、スタントをうまく使い体を張った演技であり奮闘しているのも確かだ。

個人的には、Q役のデスモンド・リュウェリンの出演場面が 多かったことが嬉しい。

また、前作「ユア・アイズ・オンリー」(1981)では、M役だったバーナード・リーが亡くなったために、彼に敬意を表してMが登場しなかったのだが、本作からは、ロバート・ブラウンが担当して、癖のない”温和”な雰囲気のMを演じている。

007の敵役にしては、やや威厳などに欠けるルイ・ジュールダン、方や迫力ある演技を見せる、あくどい将軍を演ずる実力派スティーブン・バーコフ、オクトパシー団No.2のクリスティナ・ウェイボーン、ナイフ使いの殺し屋役デビッド/アンソニー・マイヤー兄弟、マネーペニー役のロイス・マクスウェル、プロ・テニスプレイヤーである、現地協力者のヴィジャイ・アムリトラジ、カーン(L・ジュールダン)の右腕カビール・ベディ、国防相のジェフリー・キーン、そして、お馴染みゴゴール将軍のウォルター・ゴテルなどが共演している。


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