オーバー・ザ・トップ Over the Top (1987) 5/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

義父との確執で家族と別れた男が、妻との約束で、息子との絆を取り戻そうとする姿を描く、脚本、主演シルヴェスター・スタローンロバート・ロッジアスーザン・ブレークリーデビッド・メンデンホール他共演、製作、監督メナヘム・ゴーランによるドラマ。


ドラマ(家族愛)


スタッフ キャスト ■

監督:メナヘム・ゴーラン
製作総指揮:ジェームズ・D・ブルベイカー
製作
メナヘム・ゴーラン

ヨーラム・グローバス
原作
ゲイリー・コンウェイ

デヴィッド・エンゲルバック
脚本
シルヴェスター・スタローン

スターリング・シリファント
撮影:デヴィッド・ガーフィンケル
編集
ジェームズ・R・サイモンズ

ドン・ジマーマン
音楽:ジョルジオ・モロダー

出演
リンカーン・ホーク:シルヴェスター・スタローン

ジェイソン・カトラー:ロバート・ロッジア
クリスティーナ・カトラー・ホーク:スーザン・ブレークリー
マイケル・カトラー:デビッド・メンデンホール
ボブ”ブル”ハーレー:リック・ザムウォルド

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

1987年製作 93分
公開
北米:1987年2月13日
日本:1987年2月14日
製作費 $25,000,000
北米興行収入 $16,057,580


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

コロラド州。
トラック・ドライバーのリンカーン・ホーク(シルヴェスター・スタローン)は、10年前に、大富豪である義父ジェイソン・カトラー(ロバート・ロッジア)との確執で妻クリスティーナ(スーザン・ブレークリー)と別れていた。

ホークは、陸軍幼年学校を卒業する12歳になる息子のマイケル(デビッド・メンデンホール)の元に向かう。

卒業式を終えて校長室に呼ばれたマイケルは、母親の要望で、父親のホークが迎えに来たことを知らされる。

それを拒もうとしたマイケルだったが、ホークに結婚式の写真を見せられる。

ホークは、病気のクリスティーナの手術に立ち会うため、トラックでカリフォルニアに向かうことをマイケルに伝えて出発する。

10年間の溝の深さを痛感しながら、まだ子供のマイケルの気持ちを理解し、ホークは少しずつそれを解消しようとする。

その頃カトラーは、マイケルがホークに預けられたことを知り、校長を厳しく非難する。

ダイナーに寄ったホークは、アームレスリングの強豪として名が知れていたため、ある男に勝負を挑まれる。

ホークはそれを受けて立ち、事に勝利するが、最強と言われる巨漢ボブ”ブル”ハーレー(リック・ザムウォルド)に侮辱されても、その挑発に乗らなかった。

その後マイケルは、ホークと行動を共にしたくないことを、クリスティーナに電話で伝える。

一向に打ち解けないマイケルは、ホークが、麻薬の売人であるとカトラーから聞いたことを話す。

クリスティーナの元に向かったカトラーは、今回の件では失望したことを伝え、部下にホークらを見つけ出すよう指示する。

トラック内で夜を過ごし、マイケルとやや心が通じ合ったホークは、彼に運転をさせて喜ばせる。

食事をしたホークは、その場にいた少年とマイケルに、アームレスリングで三回の勝負をさせる。

簡単に負けてしまったマイケルは、ショックを受けてその場を去り、恥をかかせたホークを非難する。

しかしホークは、負け犬に成り下がりたいのかと言ってマイケルを励まし、彼に勝負を続けさせて勝たせる。

自信を得たマイケルは喜び、それをクリスティーナに伝える。

病状が悪化しているクリスティーナは、自分に何かあった場合は、マイケルのことを任せるとホークに伝え、彼はそれを約束する。

その直後に、カトラーに雇われた男達にマイケルが連れ去られるが、ホークはそれを追って彼を救う。

病院に着いたホークだったが、クリスティーナが手術中に死亡したことを知る。

マイケルは、母親に会えなかったことでホークを恨み、タクシーでカトラーの元に向かってしまう。

クリスティーナの葬儀の際、花だけを手向けてその場を去ったホークは、その夜、カトラー邸に向かう。

門前払いを食ったホークは、トラックで門を突き破り屋敷に押し入って、マイケルを連れ戻そうとする。

しかし、取り押さえられたホークは、駆けつけた警官に逮捕されてしまう。

カトラーの秘書に、州から出て行けば起訴は取り下げると言われたホークは、マイケルが同行できないことを本人に確認する。

失意のホークは釈放され、ラスベガスに向かい、トラックを売り、アームレスリング世界大会会場に姿を現す。

その頃マイケルは、渡されなかったホークからの手紙を見つけ、父親が常に自分を想っていたことを知る。

ホークは、トラックを売却した7000ドルを、自分に賭けて試合に挑む。

父親の気持ちを知ったマイケルは、車を運転して屋敷を抜け出し、空路ラスベガスに向かう。

大会は始まり、ホークとブルは順調に勝ち進み、マイケルは現地の空港に到着する。

ホークは、ベスト8の段階で初戦を落としてしまい、マイケルを追って現れたカトラーに呼ばれる。

カトラーは、最高のトラックと50万ドルを渡して、ホークにマイケルを諦めさせようとするが、彼はそれを断り試合に戻る。

2戦勝利したホークは決勝の4人に残り、初戦に勝った彼は、現れたマイケルに、一緒に暮らすことを決めたと言われる。

マイケルの言葉を嬉しく思うホークだったが、腕を痛めていた彼は、無敵のブルを相手に勝利する自信がないないことを伝える。

マイケルに励まされたホークは、25万ドルのトラックと10万ドルの賞金を賭けて最後の戦いに挑む。

戦いは始まり、手が滑った二人はストラップをつけられ、ホークは、マイケルの声援を受けながら、渾身の力でブルを倒す。

ブルは潔く負けを認め、ホークとマイケルの姿を見たカトラーも、二人の愛の深さに納得する。

翌日、トラックと賞金、そして掛け金を手に入れたホークとマイケルは、新たな人生に向けて旅立つ。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

アームレスリングの強豪でもあるトラック・ドライバーのリンカーン・ホークは、義父のカトラーとの確執で、已む無く妻子を捨てた暗い過去を持っていた。
12歳になる息子のマイケルが、陸軍幼年学校を卒業し、妻クリスティーナの要望で、ホークは彼を迎えに行くことになる。
ホークを父親と認めないマイケルは、仕方なく、彼と共に病気の母親の元に向かう。
ギクシャクしながらも、息子との絆を取り戻そうとするホークだったが、義父カトラーは、彼から孫マイケルを取り戻そうとする・・・。
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当時、「ロッキー」(1976)を凌ぐ?ドラマ、感動のストーリー、映画賞受賞確実!・・などと言われ、鳴り物入りで公開された作品。

ロッキー」、「ランボー」シリーズで大ヒットを続けていたシルヴェスター・スタローンだったが、それ以外では不評が多く、本作も期待を裏切り、酷評されてしまった。

肉体派のスタローンの個性を生かした、アーム・レスリングの世界を迫力ある映像で映し出す斬新なアイデアはいい。

厳しい言い方だが、その後も俳優業を続けるものの、デビッド・メンデンホールのわざとらしい演技は見るに堪えない。
子役なので仕方がないでは許されない、メジャー作品では致命的な演出家のプロ意識のなさ、完全なミスキャストだ。

押しつけがましい親子愛には大ブーイングで、興行的にも失敗に終わり、不調の兆しのスタローンは”親子”でラジー賞の候補となり、デビッド・メンデンホールは、当然のごとくそれを受賞してしまった。

彼自身はそれほど悪くないが、作品全体の雰囲気で、各方面から叩かれてしまうのは気の毒な主演のシルヴェスター・スタローン、彼から孫息子を取り戻そうとする大富豪役ロバート・ロッジア、病死する娘のスーザン・ブレークリー、息子デビッド・メンデンホール、実際にアーム・レスラーでもある巨漢のリック・ザムウォルドなどが共演している。


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