バックマン家の人々 Parenthood (1989) 3/5 (1)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

どこにでもありそうな、アメリカの中流家庭の一家、そのトラブルや生き方を描いた、監督ロン・ハワードスティーヴ・マーティンメアリー・スティーンバージェンダイアン・ウィーストジェイソン・ロバーズリック・モラニスキアヌ・リーヴスホアキン・フェニックスら豪華競演のハートフル・コメディ。


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■

監督:ロン・ハワード
製作:ブライアン・グレイザー
原案
ローウェル・ガンツ
ババルー・マンデル
ロン・ハワード
脚本
ローウェル・ガンツ
ババルー・マンデル
撮影:ドナルド・マカルパイン
編集
ダニエル・P・ハンリー
マイク・ヒル
音楽:ランディ・ニューマン
主題曲:”I Love to See You Smile”

出演
スティーヴ・マーティン:ギル・バックマン
メアリー・スティーンバージェン:カレン・バックマン
ダイアン・ウィースト:ヘレン・バックマン
ジェイソン・ロバーズ:フランク・バックマン
リック・モラニス:ネイサン・ハッフナー
トム・ハルス:ラリー・バックマン
マーサ・プリンプトン:ジュリー・バックマン
キアヌ・リーヴス:トッド・ヒギンズ
ハーレイ・ジェーン・コザック:スーザン・バックマン
ホアキン・フェニックス:ゲリー・バックマン=ランプキン
ヘレン・ショウ:祖母
デニス・デューガン:デヴィッド・ブロスキー
ジェイセン・フィッシャー:ケヴィン・バックマン
ポール・リンク:ジョージ・ボウマン
クリント・ハワード:ルー

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1989年製作 123分
公開
北米:1989年8月2日
日本:1989年11月11日
北米興行収入 $100,047,830
世界 $126,297,830


アカデミー賞 ■

第62回アカデミー賞
・ノミネート
助演女優(ダイアン・ウィースト)
歌曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

忙しい父親フランク・バックマン(ジェイソン・ロバーズ)から、愛を受けられなかったギル(スティーヴ・マーティン)は、自分は父とは違い、強くて明るく幸せな子供を育てようと心がけていた。

ギルは、妻カレン(メアリー・スティーンバージェン)と長男ケヴィン(ジェイセン・フィッシャー)を筆頭に、3人の子供達と平凡な暮らしをしていた。

しかしギルは、ケヴィンが神経症ではないかと学校で言われ頭を悩ませる。

ギルの姉ヘレン(ダイアン・ウィースト)は、自分を避ける息子ゲリー(ホアキン・フェニックス)と、ボーイフレンドのトッド(キアヌ・リーヴス)と密会する娘ジュリー(マーサ・プリンプトン)が気がかりで仕方がない。

ギルとヘレンの妹スーザン(ハーレイ・ジェーン・コザック)は、夫ネイサン(リック・モラニス)と共に、3歳の娘の教育に異常な情熱を燃やす。

パーティーを開くために集まったバックマン一族の元に、末の弟ラリー(トム・ハルス)が息子を連れて姿を現す。

一族のお荷物で放蕩息子の出現に戸惑うギル達は、一攫千金を夢見み旅立つために、息子を預かって欲しいというラリーの頼みに困惑する。

ケヴィンのことで学校に呼び出されたギルとカレンは、情緒不安定なケヴィンを、特別クラスのある学校に転校させるべきだという学校側に反論し、新学期が始まるまでの間に結論を出すことにする。

トッドとの密会の写真を母ヘレンに見られたジュリーは、自分達のことを認めようとしない母に腹を立てて家出してしまう。

厄介者扱いされるラリーを、父フランクだけは可愛がり3000ドルを彼に貸してしまう。

しかし、ラリーが何らかのトラブルに巻き込まれていることをフランクは察する。

トッドに愛想を尽かし、家に戻ったジュリーだったが、迎えに来た彼と2人が結婚したことが分かりヘレンは頭を抱える。

ケヴィンのために、手を尽くそうとするギルだったが、それが逆効果となり、彼は息子からの信頼を失いかける。

トッドが家に住み着いてしまい、ゲリーは別れた夫と暮らすと言い出す。

しかし、父に連絡したゲリーは、それを断られてしまいショックを受ける。

ケヴィンの誕生パーティーの日に、彼が心待ちにしている”カウボーイ・ダン”が現れずヒステリーを起こしかける。

慌てたギルは、自分の余興でそれを切り抜け、子供達に大受けしてケヴィンは感激し親子の絆は深まる。

ゲリーは同居を拒否された腹いせに、歯科医である父のクリニックに侵入し手設備を破壊するが、それがきっかけとなり母ヘレンに少し心を開く。

さらに、同じ男同士のトッドに悩みを打ち明けて、良き相談相手になり、ヘレンは彼を見直し感謝する。

再びカンシャクを起こし始めたケヴィンに手こずるギルは、特別教室編入も覚悟するが、カレンはそれに賛成できない。

父フランクのビンテージカーを売りさばこうとしたラリーは、家を追い出されそうになる。

ラリーが、ギャンブルの借金で命を狙われていることを知ったフランクは、息子を助けようとする。

娘を自由に育てたいスーザンは、英才教育しか頭にないネイサンと意見が合わずに家を出てしまう。

身を粉にして働いてきたギルは、昇進の話が消えて会社を辞めてしまうが、カレンが予定外の妊娠をしていることを知り驚いてしまう。

ラリーのことでギルに助言を求めたフランクは、親として息子を見捨てるわけには行かないとしみじみ語る。

ギルも、ケヴィンを見放しかけていた自分を恥じて息子に愛情を注ぐ。

そしてケヴィンは、野球の試合で英雄になる。

フランクは、自分の会社で働くことを条件に、ラリーに借金返済を約束する。

それを承知したラリーだったが、その前に南米に行くと言うのを聞き、フランクは彼を止めもせずについに見限る。

ネイサンは、教師をしているスーザンの元を訪れ、彼女に家に帰ってくれと頼むものの、それを拒まれてしまう。

しかしネイサンは諦めずに、スーザンのために教室で歌を唄い彼女の愛情を取り戻す。

トッドと親交を深め、見違えるように活発になったゲリーは、レースの助手として彼と行動を共にする。

ドラッグレースに出場したトッドは、事故を起こしてしまい、怯えるジュリーにヘレンが夫婦の絆を教え、ゲリーは母親を見直す。

ケヴィンが精神的に立ち直りかけて、仕事にも復帰したギルだったが、生まれてくる子供などのことで不安が消えない。

しかし、祖母(ヘレン・ショウ)に、ジェットコースターのような人生の方が楽しいと言われ、子供達の演劇発表の場で、ギルは気持ちが吹っ切れてカレンを抱きしめる。

やがて、ギルとカレンに4人目の子供が生まれ、ヘレンも再婚して出産する。

そして、各家庭で問題を抱えていたバックマン家には、平和な日々が訪れる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ギル・バックマンは、妻カレンと長男ケヴィンら3人の子供達と平凡な暮らしをしていた。
しかし、ギルは、ケヴィンが神経症ではないかと学校で言われ、頭を悩ませる。
ギルの姉ヘレンは、息子のゲリーとギクシャクした関係にあり、娘ジュリーが、ボーイフレンドのトッドと密会していることが気がかりだった。
ギルとヘレンの妹スーザンは、夫のネイサンと共に、3歳の娘の教育に異常な情熱を燃やしていた。
そんなバックマン家は、パーティーを開くことになるが、そこに、一家のお荷物、放蕩息子の末の弟ラリーが息子を連れて現れる・・・。
__________

様々なトラブルを抱えたバックマン一族の4つの家庭が、いかにして、それを修復していくかを、笑いあり涙ありで描く、豪華なキャストの個性を生かした、若きロン・ハワードの演出手腕が見ものだ。

第62回アカデミー賞では、助演女優(ダイアン・ウィースト)と歌曲賞にノミネートされた。

頑固な父親に、心配性の息子と自立する娘達、野球やホーム・パーティーにドラッグレースなど、アメリカ文化のオンパレードのような展開も実に楽しい。

ランディ・ニューマンの、彼らしい洒落た音楽も印象的。

コメディアンとして、頂点を極めようとしていたスティーヴ・マーティンだが、多くの登場人物に、彼の個性がやや消され気味という感じで、役柄的に仕方ないとはいえ、本来のハチャメチャさがないところが、ファンとしては今一物足りない。
本作あたりが転機だったのか、これ以後、少々彼の路線が変わったように感じる。

夫を献身的に支えるものの、心配性で大らかさに欠ける夫にやきもきする主人公の妻メアリー・スティーンバージェン、家庭崩壊の危機を優しさと順応性で克服するダイアン・ウィースト、家庭を顧みず働き続け、リタイア寸前で子供達に愛情を注ぎ始める家長ジェイソン・ロバーズ、彼らしい、いい味を出しているインテリの英才教育家リック・モラニス、その妻のハーレイ・ジェーン・コザック、彼の人生そのものを演じているような、本作でもやや冴えないトム・ハルス、母親のヘレンに反発するものの、彼女から夫婦の生き方を教えられるマーサ・プリンプトン、その恋人で男気のある青年を好
演する、若き日の
キアヌ・リーヴス、彼と親交を深める、注目の少年時代のホアキン・フェニックス、精神不安定な主人公の息子ジェイセン・フィッシャー、愉快な祖母ヘレン・ショウ、そしてお決まりのように兄ロン・ハワード作品の常連クリント・ハワードも端役で登場する。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター