パッチ・アダムス Patch Adams (1998) 3/5 (7)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

人に対し愛やユーモアで接することを信条とする実在の精神科医ハンター・ドハティ“パッチ”アダムスの医師になるまでの苦難を描く、製作総指揮、監督トム・シャドヤック、主演ロビン・ウィリアムズモニカ・ポッターフィリップ・シーモア・ホフマン他共演のヒューマン・ドラマ。


ドラマ(ヒューマン)


スタッフ キャスト ■

監督:トム・シャドヤック
製作総指揮
マーシャ・ガーセス・ウィリアムズ

トム・シャドヤック
製作
バリー・ケンプ

マイク・ファレル
マーヴィン・ミノフ
チャールズ・ニューワース
原作:
ハンター・ドハーティ・アダムス

モーリーン・マイランダー
”Gesundheit: Good Health Is a Laughing Matter”
脚本:スティーヴ・オーデカーク

撮影:フェドン・パパマイケル
編集:ドン・ジンマーマン
音楽:マーク・シャイマン

出演
ハンター・ドハティ“パッチ                                                                                                                                              ”アダムスロビン・ウィリアムズ

トルーマン・シフ:ダニエル・ロンドン
カリン・フィッシャー:モニカ・ポッター
ミッチ・ローマン:フィリップ・シーモア・ホフマン
ディーン・ウォルコット:ボブ・ガントン
イートン:ジョセフ・ソマー
ジョレッタ:イルマ・P・ホール
ビル・デイヴィス:ピーター・コヨーテ
ルディ:マイケル・ジェッター
アーサー・メンデルソン:ハロルド・グールド
ディーン・アンダーソン:ハーヴ・プレスネル

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ

1998年製作 115分
公開
北米:1998年12月25日
日本:1999年3月19日
製作費 $50,000,000
北米興行収入 $135,014,968
世界 $202,292,902


アカデミー賞 ■

第71回アカデミー賞
・ノミネート
作曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1969年、フェアファックス病院、精神科。
ハンター・ドハティ・アダムス(ロビン・ウィリアムズ)は、自殺未遂の末に入院し、ルディ(マイケル・ジェッター)と同室になる。

アダムスは、突然叫びだすルディや、驚異の頭脳を持つと言われた会社社長アーサー・メンデルソン(ハロルド・グールド)ら、患者達の異常な姿を観察する。

ある夜、メンデルソンの部屋を訪ねたアダムスは、彼が異常に見えるのは、人とは着眼点が違うだけだと気づく。

それを理解したメンデルソンは、親しみを込めてアダムスを”パッチ”と呼ぶ。

そして、ルディとも心が通い合ったアダムスは退院を希望し、その後、彼は自分のことを”パッチ”と呼ぶようになる。

2年後、バージニア総合大学メディカル・カレッジ
寮に向ったパッチは、エリート学生ミッチ・ローマン(フィリップ・シーモア・ホフマン)と同室になる。

学部長ディーン・ウォルコット(ボブ・ガントン)の講義を受けたパッチは、その場にいたカリン・フィッシャー(モニカ・ポッター)に惹かれ声をかけるが、相手にされない。

その後パッチは、冴えない学生のトルーマン・シフ(ダニエル・ロンドン)と親しくなり、講義資料の習得を無視して、二人は街角で人々に観察を始める。

ある日、二人はインターンに扮して病院に侵入し、パッチは難病の子供を喜ばせるために道化を演ずる。

子供達には受けるものの、それをウォルコット学部長に知られたパッチは、医師を育てる伝統的な方法を彼から聞かされ、患者達との接触を禁じられる。

勉強会で一緒になったカリンを、質問攻めにしたパッチは、彼女の気分を害してしまう。

患者との接触が大切だと考えるパッチは、その後も病院に向かい子供達を喜ばせ、職員達も次第に彼を受け入れる。

猛勉強した結果も、パッチの成績に遠くかなわないカリンは、ようやく彼に興味を持つようになる。

パッチはカリンを誘い病院に向かい、トルーマンと共に老人患者に楽しい思いをさせ、彼女はその行為に理解を示す。

そんなパッチは、堅物のすい臓がん患者ビル・デイヴィス(ピーター・コヨーテ)に会ってみるものの、さすがの彼も追い払われてしまう。

ある日、病院にいたパッチは、再びウォルコットに見つかってしまい警告される。

パッチはウォルコットから、成績が良いのが不正を行っているためだという噂を告げられる。

自分を疑っているローマンに、パッチは言い寄るものの、人の命を救うためなら嫌な人間にもなると言う、彼の意見を理解できず、その場を立ち去ってしまう。

暫く大人しくするべきだと言う、トルーマンの意見を聞き入れたかに見えたパッチだったが、なんと天使のコスチュームで病院のデイヴィスの元に向う。

そして、ついにパッチは、デイヴィスの心を捉えることに成功し、彼は笑顔と共に病室から出て楽しい時を過ごす。

そんな時パッチは、ウォルコットの指示で、来賓を迎える準備を命ぜられるのだが、再び問題を起し、放校を言い渡されてしまう。

学長のディーン・アンダーソン(ハーヴ・プレスネル)に掛け合ったパッチは、病院内での患者達に与える好影響を考慮され、病院とウォルコットに近づかないことを条件に、大学には残れることになる。

その後パッチは、自殺未遂で精神科に入院し、医師ではなく患者(メンデルソン)に救われ、今の自分があることカリンに伝える。

カリンは、今まで自分がしてきた態度を謝罪し、幸せな気持ちにさせてくれたパッチに感謝して彼にキスをする。

病院に侵入したパッチは、デイヴィスの危篤を知り、感謝されながら彼の臨終を看取る。

パッチは、病院の手続きや高額な医療費に疑問を持ち、自由な病院の発想をカリンに聞かせるが、彼女はそれが理解できない。

医科大3年目。
パッチは、彼に理解を示していたイートン医師(ジョセフ・ソマー)の好意で彼の助手などをすることになる。

やがてパッチは、メンデルソンらの協力で、山中に理想の医療施設を作るために、トルーマンやカリンを誘い準備を始める。

施設は評判となり、パッチの行いをに心打たれたカリンは、初めて男性に思いを寄せたことを伝え、二人は愛を確かめ合う。

その後、施設の備品が底を突いてしまい、パッチとトルーマンは病院からそれを持ち出してしまう。

ある患者に呼ばれて、様子を見に行ったカリンは、精神異常の彼に散弾銃で撃たれて死亡する。

それを、学長のアンダーソンから知らされたパッチはショックを受け、葬儀にも参加しなかった彼は、カリンの墓の棺の前で彼女に謝罪し泣き崩れる。

カリンの死を自分の責任だと思い込むパッチは、トルーマンの説得も効かずに施設を去る。

パッチを嫌っていたローマンだったが、医学の知識を頭に詰め込んでも、人の心は動かせないことを彼に伝える。

ローマンは、パッチからそれを学びたいことを伝えて協力を求め、彼を引き止めようとする。

神に答えを求め、諦めかけた瞬間、希望を見つけたパッチは、病院に戻りローマンの元に向う。

そして、食事を取ろうとしない老患者の願いを叶え、彼女をパスタのプールに入れてあげる。

しかし、度重なるパッチの行動に対し、ウォルコットは彼に退学通知を渡し大学を去るように命ずる。

パッチはそれに反論し、秘密事項である評価表を閲覧しようとする。

成績がトップ・クラスだということを確認したパッチは、ローマンに協力を求め、州の医事当局に訴えることにする。

裁定の場でパッチは、医師と患者の対等な関係や、医療従事者との連携についてを語り、人のために尽くす医師にどうしてもなりたいことを語る。

パッチは、イートン医師や看護師、さらには難病の子供達やその家族が自分を支持してくれていることに感謝する。

そしてパッチは、素行の悪さなどは評価できないものの、命の質を向上させたことや、医療への情熱が卒業を妨げることにはならないことを伝えられる。

無事に卒業式を迎え、そこでも出席者を驚かせたパッチは、その後、12年間、家庭医として、無料で15000人の患者を治療した。

パッチの夢の計画には、1000人以上の医師が参加を希望ている。


解説 評価 感想 ■

ハンター・ドハーティ・アダムスとモーリーン・マイランダーの著書”Gesundheit: Good Health Is a Laughing Matter”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

自殺未遂で精神科病院に入院したハンター・アダムスは、患者のメンデルソンの言葉で、自分自身が人のために尽くす医師になることを決意し、自らを”パッチ”と呼ぶようになる。
医科大に入学したパッチは、医師を機械的に育成することに疑問を感じ、許されていない患者との接触を始めてしまう。
パッチは、ユーモアと優しい心を忘れずに患者達と接して病院内の雰囲気を変えていく。
しかし、保守的な学部長のウォルコットは、彼の行為を認めずに、病院に近づくことを禁ずる。
学生達から見ると遊んでいるとしか思えないパッチだったが、成績はトップ・クラスだった。
そんなパッチは、友人トルーマンや心惹かれるカリン、実業家のメンデルソンの協力で、理想の医療施設の建設を目指すのだが・・・。
__________

全編を通し、大学側の学部長が悪者のように描かれているが、一般的には彼の言うことが正しい考えであり、患者達には受け入れられるものの、いかに主人公である“パッチ”アダムスの行動が破天荒であったかを描写するための、演出であることは明らかだ。

クライマックス、裁定の場での主人公の発言も説得力はあるものの大袈裟であり、あそこまで語らなくても、既に感動のドラマは出来上がっているのが。

全体的には興味深い物語だが、ロビン・ウィリアムズが余りにもはまり役でうま過ぎるのも気になり、彼が自分自身を演じているように見えてならない。

トム・シャドヤックの演出も単調ではあるが、第71回アカデミー賞の作曲賞にノミネートされた、マーク・シャイマンの美しい音楽は印象に残る。

北米興行収入は約1億3500万ドル、全世界では2億ドルを超すヒットとなった。

その内容よりも、脇を固める若手、ベテランを合わせた実力派スターの出演は注目だ。

ひ弱に見えながらも、主人公の良き友人として彼を励ましサポートする医学生ダニエル・ロンドン、主人公との愛を完結できないまま、悲しい結末を迎えるモニカ・ポッター、主人公を嫌うものの、最後には彼の支えとなる同僚のフィリップ・シーモア・ホフマン、保守的な学部長のボブ・ガントン、主人公の行為に理解を示す医師ジョセフ・ソマー、看護師イルマ・P・ホール、頑固ながん患者のピーター・コヨーテ、精神患者マイケル・ジェッター、主人公に人生の道を悟らせる実業家であり精神患者役のハロルド・グールド、思慮深い学長ハーヴ・プレスネル等が共演している。


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