宇宙人ポール Paul (2011) 3/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

エイリアン・スポットを訪ねる旅に訪れたイギリス人のSFオタク青年が、軍施設に捕えられていたエイリアンに遭遇し、彼を助けようとして起きる騒動を描く、主演サイモン・ペッグニック・フロストセス・ローゲンジェイソン・ベイトマンクリステン・ウィグシガニー・ウィーバー共演、監督グレッグ・モットーラによる爆笑SFコメディの痛快作。


コメディ


スタッフ キャスト ■

監督:グレッグ・モットーラ
製作総指揮
ナターシャ・ワートン

デブラ・ヘイワード
ロバート・グラフ
ライザ・チェイシン
製作
ニラ・パーク

ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
脚本
サイモン・ペッグ

ニック・フロスト
撮影:ローレンス・シャー
編集:クリス・ディケンズ
音楽:デヴィッド・アーノルド

出演
グレアム・ウィリー:サイモン・ペッグ

クライヴ・ゴリングス:ニック・フロスト
ポール/声:セス・ローゲン
ロレンツォ・ゾイル捜査官:ジェイソン・ベイトマン
ルース・バグス:クリステン・ウィグ
ハガード捜査官:ビル・ヘイダー
タラ・ウォルトン:ブライス・ダナー
オライリー捜査官:ジョー・ロー・トルグリオ
モーゼ・バグス:ジョン・キャロル・リンチ
パット・スティーヴンソン:ジェーン・リンチ
ガス:デヴィッド・ケックナー
ジェイク:ジェシー・プレモンス
ビッグ・ガイ:シガニー・ウィーバー
アダム・シャドウチャイルド:ジェフリー・タンバー
本人/声:スティーヴン・スピルバーグ

アメリカ/イギリス 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ

2011年製作 104分
公開
イギリス:2011年2月14日
北米:2011年3月18日
日本:2011年12月23日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $37,371,385
世界 $97,984,015


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1947年、ワイオミング州、ムーアクロフト
原野の一軒家に住む少女タラは、目の前で、家の外に飛び出した愛犬ポールに向かって、飛行物体が墜落するのを目撃する。

現在、カリフォルニア州、サンディエゴ
コミック業界最大のイベント“コミコン・インターナショナル”に参加するため、イギリス人イラストレーターのグレアム・ウィリー(サイモン・ペッグ)とSF作家クライヴ・ゴリングス(ニック・フロスト)は会場入りする。

興奮続きの二人は、SF作家のアダム・シャドウチャイルド(ジェフリー・タンバー)と話もできて興奮する。

翌日、キャンピング・カーをレンタルした二人は、アメリカ西部のUFOスポットを巡る旅に出発する。

何か所か名所を訪ね、パット・スティーヴンソン(ジェーン・リンチ)のダイナーに寄った二人は、ガス(デヴィッド・ケックナー)とジェイク(ジェシー・プレモンス)に、よそ者のゲイ呼ばわりされて逃げるように店を出る。

運転するクライヴは、ガスらの車に衝突してしまい、そのまま走り去る。

あるスポットで記念撮影をした二人は、ガスらの車が追ってきたと思い込み出発する。

追われていると思い込んだ二人だったが、その車は暴走して事故を起こす。

車の様子を見に行った二人は、エイリアンのポール/声(セス・ローゲン)に遭遇し、驚いたクライヴは気を失ってしまう。

不躾で口の悪いポールは、クライヴを車に乗せてその場から離れることをグレアムに指示し自分も同行する。

その後、ポールを捜すシークレットサービスの特別捜査官ロレンツォ・ゾイル(ジェイソン・ベイトマン)は、上司”ビッグ・ガイ”(シガニー・ウィーバー)から、ポールに協力する者達を含めて、抹殺するよう命ぜられる。

ビッグ・ガイは、ハガード(ビル・ヘイダー)とオライリー(ジョー・ロー・トルグリオ)の両捜査官も派遣する。

気が付いたクライヴは、ポールに襲いかかるが、ハガードとオライリーに車を止められる。

ポールは身を隠していたために見つからず、グレアムとクライヴも怪しまれることなく車を出す。

ゾイルは、ハガートとオライリーが会った二人組の様子を聞き、彼らがエイリアンと関係していると確信する。

その後グレアムとクライヴは、60年間もの地球の生活で、すっかり人間並の性格になっているポールに驚かされる。

ポールは、車に衝突した小鳥を、パワーで生き返らせたかと思うと、次の瞬間それを食べてしまったりもする。

グレアムとクライヴの寄ったガソリンスタンドなどで、情報を入手したゾイルは、それをビッグ・ガイに報告する。

ビッグ・ガイは、関係する者全ての抹殺命令を出し、その無線をハガートは聞いてしまう。

グレアムらはあるモーテルに着き、モーゼ・バグス(ジョン・キャロル・リンチ)を手伝う、娘ルース(クリステン・ウィグ)に迎えられ、グレアムは彼女に惹かれてしまう。

車を止めて食事の支度をするクライヴは、60年前に墜落して少女に助けられ、軍の施設に収容された経緯などをポールから聞く。

楽しそうに話をする彼らが、三人でいる様子に気づいたルースだったが、モーゼに呼ばれてしまう。

翌朝、グレアムらがやはり三人だと知ったルースは、敬虔なクリスチャンの自分の考えに、トイレの中から異論を唱えるポールと口論になる。

姿を現したポールを見てルースは気絶してしまい、三人は、彼女を連れて逃げようとする。

クライヴがパスポートを預けていたため、それを探しに行ったポールだったが、モーゼに姿を見られてしまう。

逃げるポールらを銃撃したモーゼだったが、彼らの車は走り去る。

目覚めたルースは、ポールを悪魔だと言って取り乱すが、彼が念力で自分の知識などを伝え、グレアムにも同じことをする。

ゾイルはモーゼのモーテルを調べ、ハガードが自分達の目的を彼に問うが答えてもらえない。

モーゼはゾイルの無線を傍受し、銃と聖書を持ちルースを追う。

納得しないルースを、グレアムが何とか説得し、ポールは4歳の時から悪い彼女の目を治してしまう。

ようやく打ち解けた三人とポールは旅を続け、ゾイルやモーゼは彼らを追いワイオミングに向かう。

レストランに寄り、モーゼに電話をしたルースだったが、それにゾイルがでて警告されたために切ってしまう。

ルースは、そこに居合わせたガスとジェイクに絡まれ、彼らは車をぶつけたグレアムとクライヴに気づき争いになり、客も含めた乱闘が始まる。

その場にいたモーゼに気づいたルースだったが、グレアムらとその場を逃れる。

ガスとジェイクはそれを追うが、現れたポールを見て気絶してしまう。

クライヴは、ガスとジェイクの車に再びぶつかりながら車をだし、RV専用の宿泊場に向かう。

ゾイルは、何も話さない怯えるだけのガスとジェイクに会い、グレアムが描いたエイリアンのイラストを回収していたハガードは、それを二人に見せた反応で、自分達が、エイリアンを追っていることを確信する。

その後、信仰を捨てて生き方を変えることにしたルースとグレアムは、心触れ合うようになる。

ポールは、用済みになった自分の組織細胞だけが必要とされ、危険を察して、宇宙に助けを求める信号を発信し、仲間が迎えに来るため逃亡したことをグレアムらに話す。

車から離れて野宿していたグレアムらは、ルースが戻ったことを知り町を通り宿泊場に向かう。

その頃、ゾイルは宿泊場のキャンピング・カーを一台ずつ調べ始め、対応したルースは、目が治っていたために気づかれずに済む。

コミック本の店に潜み、グレアムの迎えをクライヴと待っていたポールだったが、現れたオライリーに気づかれてしまう。

ハガードはポールに銃を向け、町にいたモーゼもそれに気づく。

ハガートからエイリアンのことを聞いたゾイルは、言い寄る彼に銃を向け、帰るように指示してポールを追う。

モーゼとゾイルをまいたグレアムらだったが、ポールは彼らの危険を察して、独りで目的地に向かうことを告げる。

しかし、グレアムらは、友情が芽生えていたポールに協力することに決めて、目印用に花火を盗み逃走する。

ビッグ・ガイからの連絡を受けたゾイルは引き換えし、それを傍受していたモーゼやハガードとオライリーもポールらを追う。

ワイオミング州、ムーアクロフト
目的地に行く前に、60年前の墜落地点に寄ったポールは、その時の少女タラ・ウォルトン(ブライス・ダナー)と再会する。

あの事件以来、自分の話を誰にも信じてもらえず引き籠り、虐げられた生活を送ってきたタラの苦しみを、ポールらは聞かされる。

謝罪するポールだったが、自分が正しかったことでタラは満足し、彼からクマのぬいぐるみを返してもらい感激する。

そこに、ゾイル、ハガードとオライリーが現れて家は襲撃を受け、ポールは、ゾイルを念力で気絶させて倒れてしまう。

グレアムらは、ポールとタラを連れて車で逃れ、現れたモーゼが彼らに銃を向けるが、ガス漏れしていた家の中でオライリーが発砲し、大爆発が起きる。

回復したポールが、車を運転してその場から走り去り、ゾイルを無視したハガードがビッグ・ガイに連絡を入れ、モーゼの追跡を妨害してキャンピング・カー追う。

ハガードは追いつくものの崖から転落してしまい、ゾイルは、自分が手を下すという、ビッグ・ガイとの交信を断ちポールを追う。

車は故障するが、ポールは遠方の”デビルズタワー”に向かい、グレアムとクライヴは、最高の状況に笑みを漏らす。

森の中で花火を打ち上げたポールは、グレアムらに待機するよう指示する。

ゾイルは武装して森の中に向かい、ポールらは、光を放つ飛行物体に気づくのだが、それはビッグ・ガイの乗るヘリコプターだった。

そこにゾイルが現れて銃撃戦が始り、ビッグ・ガイが彼を銃撃する。

ゾイルは、友人のポールを助けようとしていたのだった。

グレアムらは、力を合わせてビッグ・ガイを叩きのめし、ポールは、予定通りの行動だった、負傷したゾイルを気遣う。

そこにモーゼが現れ、グレアムが、彼の銃撃した弾を胸に受けてしまう。

グレアムは、後悔していないことを伝えて息を引き取るが、ポールが身代わりになって彼を助ける。

しかし、ポールは回復し、グレアムとルースは愛を確かめ合う。

モーゼも奇跡を見て彼らを信用し、再び銃を向けたビッグ・ガイは、迎えの宇宙船に潰される。

ルースやモーゼ、そしてゾイルに別れを告げたポールは、タラを宇宙船に誘う。

ポールは、グレアムとクライヴに創作のアドバイスと感謝をして、固く抱き合い別れを告げる。

宇宙船は飛び立ち上空の母船に戻り、それは、宇宙の彼方へと消え去る。

2年後。
ポールとの体験を基にしたコミックで、ベストセラー作家になっていたグレアムとクライヴは、”コミコン”の表彰式で、シャドウチャイルドから紹介される。

ルースや、物語に登場するダイナーのパット、そして、彼らのファンになっていたオライリーは、二人に拍手を贈る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

SFオタクのイラストレーター、グレアム・ウィリーと作家クライヴ・ゴリングスのイギリス青年コンビは、キャンピング・カーをレンタルして、エイリアン・スポットを訪ねる旅に出る。
ある場所で、暴走車の事故を目撃した二人は、軍の施設を逃亡して、故郷に帰ろうとしていたエイリアンのポールに遭遇する。
同じ頃、シークレットサービスの捜査官ゾイルが、上司ビッグ・ガイの命令を受けてポールを追う。
その後グレアムらは、立ち寄ったモーテルで、敬虔なクリスチャンである片目の悪い女性ルースと知り合い、ポールに驚き気絶した彼女を連れて逃げ去る。
ルースの父モーゼから、ゾイルも手がかりを得て、ビッグ・ガイが派遣した、若い捜査官ハガードとオライリーらを含めた、大追跡が始まる。
グレアムらは、60年もの地球生活で人間並みになり、不躾で口の悪いポールに手を焼きながらも、芽生えた友情により、彼を故郷に帰そうとするのだが・・・。
__________

出演者などを見れば、三流作品ではないことは明らかだが、そのような雰囲気で展開しながらも、グレッグ・モットーラの、スピーディーで小気味よい演出が冴える愛すべき作品に仕上がっている。

容姿は一般的ではあるが、とてつもなく”人間味”のあるエイリアンの個性が強烈に描かれ、下品なジョークなども大いに笑わせてくれる。

エイリアンに協力する青年らが、不真面目そうでありながら、結構真剣に危機に対処する姿がまた可笑しい。

また、声で出演するスティーヴン・スピルバーグ作品へのオマージュ的な作品で、「レイダース」(1981)の政府巨大倉庫、「未知との遭遇」(1977)の”デビルズタワー”、そしてラストは「E.T.」(1982)と、お馴染みのSFキャラクターの登場も、ファンにはたまらなく嬉しい。

見かけは冴えないのだが、思わず応援したくなるオタク青年コンビ、サイモン・ペッグニック・フロスト、エイリアン・ポールの声セス・ローゲン、結局は、彼の協力者だったという設定がいい捜査官ジェイソン・ベイトマン、モーテルの経営者(ジョン・キャロル・リンチ)の娘役で、ストーリーにアクセントを加えるクリステン・ウィグ、オマケ的ではなく、かなり活躍する捜査官のビル・ヘイダージョー・ロー・トルグリオ、60年前にポールに遭遇した女性で、グウィネス・パルトローの実母のブライス・ダナー、ダイナーの主人ジェーン・リンチ、主人公らを追う二人組デヴィッド・ケックナージェシー・プレモンス、ポール抹殺を命ずるシガニー・ウィーバー、人気SF作家ジェフリー・タンバーなど、豪華スター競演も注目だ。


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