ペネロピ Penelope (2008) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

呪われた名門家に生まれた豚の鼻を持った女性が騒動に巻き込まれ、悩み苦悩しながら掴むロマンスを描く、主演クリスティーナ・リッチジェームズ・マカヴォイキャサリン・オハラリース・ウィザースプーン共演、監督マーク・パランスキーによるファンタジー・コメディ。


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト ■

監督:マーク・パランスキー
製作
リース・ウィザースプーン
スコット・スタインドーフ
ジェニファー・シンプソン
製作総指揮
ロビン・グリーンスパン
ダニー・グリーンスパン
アンドリュー・モラスキー
クリスチャン=アーノルド・ボイテル
ディラン・ラッセル
マイケル・ロバン
クリス・カーリング
脚本:レスリー・ケイヴニー
撮影:ミシェル・アマテュー
編集:ジョン・グレゴリー
音楽:ジョビィ・タルボット

出演
クリスティーナ・リッチ:ペネロピ
ジェームズ・マカヴォイ:マックス・カンピオン/ジョニー・マーティン
キャサリン・オハラ:ジェシカ・ウィルハーン
ピーター・ディンクレイジ:レモン
リチャード・E・グラント:フランクリン・ウィルハーン
サイモン・ウッズ:エドワード・ヴァンダーマン3世
ロニ・アンコーナ:ワンダ
ナイジェル・ハヴァース:エドワード・ヴァンダーマン2世
レニー・ヘンリー:クラル
リース・ウィザースプーン:アニー

イギリス/アメリカ 映画
配給 Summit Entertainment
2008年製作 103分
公開
イギリス:2008年2月1日
北米:2008年2月29日
日本:2008年3月1日
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $10,011,274
世界 $21,031,369


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

裕福な社交界の人気者である、名門出身のフランクリン・ウィルハーン(リチャード・E・グラント)とジェシカ(キャサリン・オハラ)夫妻に子供が生まれることになる。

しかし、ウィルハーン家は5代前に魔女に呪いをかけられたという言い伝えがあった。

次に生まれる女の子は豚の顔を持ち、その呪いを解くには、ウィルハーン家の周囲の”仲間”(名家)達が、生まれた娘に永遠の愛を誓うしかなかった。

ウィルハーン家には、幸運にも男の子しか生まれなかったが、ついにフランクリンとジェシカに女の子が誕生する。

成長した女の子、ペネロピ(クリスティーナ・リッチ)の顔を見た男性は必ず逃げ出し、ジェシカは先祖を恨み嘆き悲しむ。

生まれたばかりのペネロピを手術しようとした両親は、それにより彼女が死んでしまうことを知り、仕方なくペネロピが死んだことにして葬式をしてしまう。

ペネロピは家に閉じ込められて、外部との接触を絶たれ、母ジェシカは彼女にかかりきりとなる。

そして、ペネロピが18歳の時に、名門家専門の結婚相談所スタッフのワンダ(ロニ・アンコーナ)を雇う。

しかし、選ばれた男性はことごとくペネロピを見て逃げ出してしまい、彼らは屋敷から逃れる前に、口止め契約を結ばされた。

ある日、エドワード・ヴァンダーマン3世(サイモン・ウッズ)が、警察にウィルハーン家の秘密を通報してしまい、新聞記事で、妄想狂だと報じられてしまう。

その後エドワードは、取材中にジェシカに目をつぶされた、タブロイド紙の記者レモン(ピーター・ディンクレイジ)と知り合う。

レモンと共謀したエドワードは、ウィルハーン家の秘密をスクープしようとするが、レモンは屋敷に侵入することを拒否する。

その後レモンは、落ちぶれた若者マックス・カンピオン(ジェームズ・マカヴォイ)をウィルハーン家に送り込むため、5000ドルで雇う。

多数の花婿候補者が、ペネロピを一目見て逃げ出す中、彼女の顔を見ずに部屋に残ったマックスに家族は喜び、ペネロピも彼に興味を示す。

翌日も現れたマックスは、姿を現さないペネロピとマジックミラー越しに会話したりチェスを楽しみ、彼女をパブに誘おうとしたりもする。

家族は、マックスが来ると隠しカメラの映像の前に集まり、それを楽しんだりもした。

そして、ピアノを弾くのに梃子摺っているマックスに、そっと手を寄せたペネロピと彼は、ついに対面してしまう。

マックスは驚き、ペネロピの鼻に手を伸ばすが、彼女を傷つけてしまい、後悔しながら屋敷を立ち去ろうとする。

マックスは、レモンに盗撮したカメラをつき返し、ペネロピは化け物ではないと言いながら屋敷に戻る。

母ジェシカは、マックスがレモンの仲間だと知り慌てるが、ペネロピは、彼に結婚して自分を救ってくれるように頼む。

しかし、マックスはそれを断り、ショックを受けたペネロピは、再び結婚相手捜しをさせられることになる。

マックスは罪悪感を感じ、失意のペネロピは屋敷から逃亡してしまう。

生まれて初めて街に出たペネロピは、マフラーで顔を隠しホテルに泊まるが、レモンらは、彼女が屋敷から逃亡したことを知り、新聞社に情報を漏らしてしまう。

仕方なく警察に連絡したジェシカとフランクリンは、ペネロピが、ジェシカのクレジットカードでホテルに泊まっていることを突き止めるが、それに気づいた彼女は、部屋から消えてしまう。

新聞を見たペネロピは、レモンに自分の写真を渡すが、彼は化け物ではないペネロピの写真を見て、これ以上、干渉することが嫌になる。

しかし、エドワードはその写真を公表し、ついにペネロピの素顔が明らかになってしまい、ジェシカは卒倒してしまう。

ペネロピは、パブで知り合ったアニー(リース・ウィザースプーン)と意気投合し街の散策を始める。

時は流れ、ペネロピからの絵葉書を頼りに、彼女を見つけた両親はパブに追い詰める。

しかし、気を失ったペネロピは、アニーらに正体がバレてしまう。

マスコミが殺到する中、皮肉なことに退院したペネロピは人気者となり、各方面から大歓迎されるようになる。

相変わらず、エドワードはペネロピを化け物呼ばわりして、企業家の父(ナイジェル・ハヴァース)に叱責される。

そんなペネロピの前にマックスが現れるが、彼女は気分を害し立ち去ってしまう。

エドワードはペネロピに謝罪して結婚を申し込み、ジェシカの勧めで二人は婚約を発表する。

そんな時レモンがは、マックスが実は、上流階級出身のジョニー・マーティンだということを知り、それをジェシカに知らせに行きくが、結婚式が始まってしまう。

しかし、ペネロピは呪いの解けることを嫌い、今の自分のままでいたい気持ちになり、誓いの言葉に同意せずに式を放棄してしまう。

その後、屋敷に戻ったペネロピが気を失い目覚めると、なんと豚の鼻が消えてなくなってしまう。

ペネロピは、再び人前から姿を消して部屋に閉じこもり、以前の顔を懐かしく思いつつ、やがて家を出て自分の道を歩み始める。

教師になったペネロピは、ワンダからジョニーのことを知らされ、”ペネロピの豚のマスク”をかぶり、アニーとハロウィン・パーティーに出かける。

ペネロピはそこで、マスクを付けたままジョニーに再会し、彼が自分を想っていてくれたことを知る。

そして、ペネロピだと気づいたジョニーは、彼女と固く抱き合う。

その後、二人はお互いの身分を捨てて幸せに暮らす。

それをスクープしようとしたレモンは、カメラのシャッターを切るのを止める。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

名門ウィルハーン夫妻に、女の子が生まれることになるが、5代前に魔女に呪いをかけられたという言い伝えがあった。
次に生まれる女の子は豚の顔を持ち、呪いを解くには、一家の周囲の名家が、生まれた子に永遠の愛を誓うしかなかった。
そして、ついにフランクリンとジェシカに女の子が誕生する。
成長した女の子、ペネロピの顔を見た男性は逃げ出し、母ジェシカは先祖を恨む。
両親は、仕方なくペネロピが死んだことにして葬式をしてしまい、彼女は家に閉じ込められる。
18歳になったペネロピは、密かに結婚相手を探すことになるが、選ばれた男性は彼女を見て逃げ出してしまう。
そんな時、ウィルハーン家の秘密をものにしようとする記者レモンと、企業家の息子エドワードは、落ちぶれた若者マックスをウィルハーン家に送り込むのだが・・・。
__________

豚鼻のメイクが実によく似合う、クリスティーナ・リッチの、キュートな魅力に尽きるといった感じの作品で、母親役で、コメディ作品を得意とするキャサリン・オハラまではいいものの、製作に参加しているためのゲスト出演的なリース・ウィザースプーンなどは、彼女が演ずる程の役でないミスキャスト気味だ。

2006年に製作され、一般公開は2年後となり、そのせいか、その後、若くして実力を高く評価される、ジェームズ・マカヴォイに注目し過ぎると、やや期待が外れてしまう。
前年「ナルニア国物語1」(2005)で、タムナス役を演じた彼は、本作と同じ年に公開された「ラストキング・オブ・スコットランド」(2006)で注目され始めたばかりで、今回のイケメン青年は似合わなくもないが、今一物足りない。
そして、彼の才能は翌年の「つぐない」(2007)で開花することになる。

強引で執拗な取材を続ける記者と思いきや、中盤から一変して、人情味溢れる好感度ある役を演ずるピーター・ディンクレイジ、ペネレピ(C・リッチ)の父リチャード・E・グラント、テレビ・ドラマ「ROME」のオクタヴィアヌス役の好演が印象に残る、コミカルな演技を見せるサイモン・ウッズ、その父親役ナイジェル・ハヴァースなどが共演している。


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