パーマネント・バケーション Permanent Vacation (1980) 3/5 (6)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

一か所に留まることができない青年が、様々な出会いで自分の生き方を探求する姿を描く、製作、監督、脚本、編集、音楽を兼ねる、ジム・ジャームッシュのデビュー作品。
クリス・パーカー、リーラ・ガスティル、ジョン・ルーリー他共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:ジム・ジャームッシュ

製作:ジム・ジャームッシュ
脚本:ジム・ジャームッシュ
撮影
トム・ディチロ
ジェームズ・A・レボヴィッツ
編集:ジム・ジャームッシュ
音楽
ジョン・ルーリー
ジム・ジャームッシュ

出演
アロイシュス”アリー”パーカー:クリス・パーカー
リーラ:リーラ・ガスティル
サックス・プレーヤー:ジョン・ルーリー
看護師:サラ・ドライヴァー
母親:ルース・ボルトン
ロビーの男性:フランキー・フェイソン
車泥棒:エリック・ミッチェル
退役軍人:リチャード・ボーズ
ラテン系の少女:マリア・デュヴァル
ポップコーン売りの少女:リサ・ローセン
フランス人旅行者:クリス・ハメオン

アメリカ 映画
配給 Cinesthesia
1981年製作 75分
公開
北米:1981年3月6日
日本:1986年7月18日
製作費 $12,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニューヨーク
路地をさ迷い数日振りにアパートに戻ったアロイシュス”アリー”パーカー(クリス・パーカー)は、同居人のリーラ(リーラ・ガスティル)から何をしていたのかを訊かれる。

夜眠れないと言うアリーは歩いていたと答え、音楽をかけて躍り始める。

その後アリーは、ロートレアモン伯爵の”マルドロールの歌”をリーラに読んで聞かせる。

読み飽きたのであげると言われたリーラは、自分も読んだと伝える。

孤独に飽きたと言うリーラに、皆、孤独であり、自分は流れ歩き、漂流していれば孤独でないと思うことができるとアリーは話す。

おかしいと思われても、それが自分の生き方だと言うアリーは、窓の外を眺める。

路上のサックス・プレーヤー(ジョン・ルーリー)を見つめながら、アリーは、1年以上会っていない精神病院にいる母親の元に向かうことをリーラに伝える。

その前に生まれた家を訪ねてみたいと言うアリーは、家は戦争中に中国人に爆撃されたと、リーラに意味不明な話をする。

廃墟に向かったアリーは、その場で退役軍人(リチャード・ボーズ)に出会う。

軍人と話したアリーは、この場に住んでいると言う彼に、移った方がいいと助言する。

精神病院を訪ねたアリーは、老婦人と同室の母(ルース・ボルトン)に声をかけるものの、会話が成り立たない。

看護師(サラ・ドライヴァー)が薬の時間だと言って入ってきたため、アリーは外で待とうとする。

待つのを止めたアリーはその場を離れ、街をさ迷い、様子のおかしい歌うラテン系の少女(マリア・デュヴァル)に話しかける。

取り乱す少女は、アリーを追い払う。

映画館に入ったアリーは、上映中だった、アンソニー・クインの主演作”バレン”の感想を、ポップコーン売りの少女(リサ・ローセン)に尋ねる。

ロビーにいた男性(フランキー・フェイソン)から、”ドップラー効果”のことを聞いたアリーは、それが。アメリカ人ミュージシャンが、ヨーロッパで生活苦の末に自殺する話に発展する。

夜になり、通りを歩いていたアリーは、昼間、見かけたサックス・プレーヤーの演奏を聴く。

翌朝、アリーは建物の屋上で目覚め、その後、女性がポストに手紙を入れようとした隙に彼女の車を奪う。

車を男(エリック・ミッチェル)の元に運んだアリーは、それを800ドルで売る。

アパートに戻ったアリーは、リーラの姿が見えなかったため、身支度をしてパスポートを持参し、メモを残してその場を去る。

波止場にいたアリーは、その場でたたずむ青年(クリス・ハメオン)に話しかける。

フランスから来た年に、住んでいたパリのことを訊いたアリーは、行く気があるのなら、君にとって素晴らしい場所になると言われる。

船が来たために、アリーは青年と別れて乗船する。

自分は一か所に住めないというメモをリーラに残したアリーは、簡単には説明できないと考える。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク
数日間、路地をさ迷うアロイシュス”アリー”パーカーは、一か所に留まることができない。
そんな行動により孤独でないと思えるアリーだったが、同居するリーラは彼の考えが理解できない。
その後も、様々な人との出会いで、自分の生きる道を見定めようとするアリーだったが・・・。
__________

ジム・ジャームッシュが、ニューヨーク大学大学院映画学科の卒業作品として製作した彼のデビュー作。

16mmフィルムで撮影された本作は、アマチュアの自主製作映画の枠を超えていない内容なのだが、アメリカ、日本など数か国で劇場公開された。

淡々と進むドラマは不可思議なところもあるが、攻撃的且つ強烈な個性を感じさせながら、意外にも情緒的な一面を見せる、ジム・ジャームッシュらしい感性が窺える作品。

一つの場所にいることができない、孤独を紛らす行動をし続けるクリス・パーカー、彼と同居する女性のリーラ・ガスティル、音楽も担当するサックス・プレーヤー役のジョン・ルーリージム・ジャームッシュとは実生活のパートナーでもある看護師役のサラ・ドライヴァー、主人公の母親ルース・ボルトン、映画館のロビーの男フランキー・フェイソン、ポップコーン売りのリサ・ローセン、主人公が盗んだ車を売る男エリック・ミッチェル、退役軍人のリチャード・ボーズ、ラテン系の少女マリア・デュヴァル、フランス人旅行者のクリス・ハメオンなどが共演している。


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