ペット・セメタリー Pet Sematary (1989) 3.7/5 (30)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1983年に発表された、スティーヴン・キングのホラー小説”ペット・セメタリー”を基に製作された作品。
ペット・セメタリーの近くに越してきた一家を襲う恐怖を描く、監督メアリー・ランバート、主演デイル・ミッドキフフレッド・グウィンデニーズ・クロスビー他共演のホラー。


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■
監督:メアリー・ランバート
製作:リチャード・P・ルビンスタイン
原作:スティーヴン・キングペット・セメタリー
脚本:スティーヴン・キング

撮影:ピーター・スタイン
編集
ダニエル・P・ハンリー

マイク・ヒル
音楽:エリオット・ゴールデンサール

出演
ルイス・クリード:デイル・ミッドキフ

ジャド・クランドール:フレッド・グウィン
レイチェル・クリード:デニーズ・クロスビー
エリー・クリード:ブレーズ・バーダール
ゲイジ・クリード:ミコ・ヒューズ
ヴィクター・パスコウ:ブラッド・グリーンクィスト
牧師:スティーヴン・キング
アーウィン・ゴールドマン:マイケル・ロンバード
ミッシー・ダンドレッジ:スーザン・ブロンマート

スティーヴ・マスターソン:カヴィ・ラズ
ビル・ベイトマン:チャック・コートニー

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

1989年製作 103分
公開
北米:1989年4月21日
日本:1989年8月19日
製作費 $11,500,000
北米興行収入 $57,469,470


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
メイン州、ルドロー
シカゴから越して来た医師ルイス・クリード(デイル・ミッドキフ)と妻レイチェル(デニーズ・クロスビー)、娘のエリー(ブレーズ・バーダール)と息子ゲイジ(ミコ・ヒューズ)、そして愛猫チャーチは、郊外の家で新しい生活を始めることになる。

着いたばかりのエリーはタイヤのブランコで遊んでいたのだが、ロープが切れて軽傷を負う。

幼いゲイジは、街道を走る大型タンクローリーに手を振りながら道に出てしまい、レイチェルがそれに気づく。

隣人のジャド・クランドール(フレッド・グウィン)がそれに気づき、ゲイジを抱き上げる。

ルイスはジャドに感謝し、昼夜を問わずにタンクローリーが街道を行き交うことを知らされる。

家の裏の林に向かう小道のことを尋ねたレイチェルは、いずれ詳しく話すとジャドに言われる。

その夜、道向いのジャドの家を訪ねたルイスは、スピードを落とすことなく走り去るタンクローリーに驚きながら、小道についての話を聞く。

道路とオリンコ社のタンクローリーのせいでできたという小道は、”ペット・セメタリー”に続くとジャドは話す。

道路で猫や犬が轢き殺されるためにできた墓であるため、ジャドは注意するようルイスに伝える。

その後、ミッシー・ダンドレッジ(スーザン・ブロンマート)を家政婦として雇ったルイスとレイチェルは、ようやくその場での生活に慣れる。

ジャドの案内でペット・セメタリーに向かったクリード一家は、子供達を悲しませた場所だというその場に着く。

墓には相応しい場所だというジャドの意見に賛成できないレイチェルは、死を子供達に教えることも必要だと言われるが納得できない。

ジャドは、死者が話す場所だと言って墓の意味をエリーに教える。

家に戻ったエリーは、いつかは死を迎えるチャーチの話をルイスにして悲しむ。

去勢した方が行動範囲が狭まり道路に向かうことが少なくなるとジャドに言われていたルイスは、それによりチャーチは長く生きられることをエリーに約束する。

手術で何かあったらその時は説明するようにとレイチェルに伝えたルイスは、新しい職場である”メイン大学”に向かう。

大学病院に、交通事故に遭い重傷を負ったヴィクター・パスコウ(ブラッド・グリーンクィスト)が運び込まれる。

ルイスは手を尽くすものの、パスコウは死亡する。

ところが、生き返ったパスコウは、再び現れると言ってルイスの名を口にしながら息を引き取る。

会ったことがないパスコウが、なぜ自分の名を知っていたのかルイスは疑問に思う。

帰宅して眠っていたルイスは、現れたパスコウに行く場所があると言われ、二人はペット・セメタリーに向かう。

何があっても死者達が歩く場所の境界線は越えてはならないと言われたルイスは、夢から覚めたいと考えながらその場に倒れ込む。

ベッドで目覚めたルイスは昨夜のことは夢だと思うのだが、足が泥だらけであることに気づき動揺する。

その後は平穏な日々が続き、感謝祭の休日に実家に帰るレイチェルと子供達は、義父が苦手だと言うルイスを残して旅立つ。

ジャドからの電話でチャーチが死んでいることを知らされたルイスは、それを確認する。

翌日に埋めると言うルイスは、エリーにどう伝えるかは考えることにするが、ジャドがある提案をする。

ペット・セメタリーに向かったルイスは、パスコウに警告された場所に向かうジャドについて行く。

足を踏み外したルイスは転倒してしまうものの、ジャドと共に険しい場所を通り抜けて、先住民の部族”ミクマク”の墓場にたどり着く。

その場にチャーチを埋めると言うジャドは、ルイスに穴を掘るよう指示する。

チャーチを埋めて家に戻ったルイスは、電話が鳴っていることに気づくものの切れてしまう。

今日のことは内緒にするようルイスに伝えたジャドは、その場を去る。

レイチェルの実家に電話をしたルイスは、エリーからチャーチのことを聞かれ、戸惑いながら話をする。

翌日、ガレージにいたチャーチを見て驚くルイスは、腐ったような臭いを気にしながら餌を与え、穴から這い出したのかを確かめようとするが頬を傷つけられる。

そのことをジャドに話したルイスは、チャーチは確かに死んでいたと言われ、同じようなことが自分の愛犬にも起きたことを話す。

二度目に死んだときは愛犬をペット・セメタリーに埋めたと言うジャドは、死についてをエリーに教えるために、その場所に案内したことを伝える。

人間では同じことが起きていないかを聞かれたジャドは、動揺してそれを否定する。

その夜、入浴中のルイスは、チャーチに死んだネズミを浴槽に放り込まれる。

憤慨したルイスは、チャーチをその場から追い払う。

翌日、レイチェルらを飛行場に迎えに行ったルイスは、チャーチが車に轢かれて死に、ペット・セメタリーに埋められた夢を見たとエリーから言われる。

家でチャーチの世話をしたエリーは、いやな臭いが気になる。

胃が痛むことを気にしていたミッシーは胃がんであると判断し、地下室で首を吊る。

ミッシーの葬儀は行われ、彼女が天国に行ったかを問うエリーに、ルイスは死についてを語る。

その夜、病気で亡くなった姉のことをルイスに話すレイチェルは、自分を含めた家族全員が、奇病の彼女の死を願ってしまった辛い思いを語る。

8歳の娘に病気の姉の看病を任せ死に立ち合わせた両親を、嫌いになる理由が増えたと話すルイスは、動揺するレイチェルに鎮静剤を与える。

ジャドと共に凧揚げを楽しんでいたルイスらだったが、ゲイジが道路に出てしまい、オリンコ社のタンクローリーに轢かれて死亡する。

レイチェルとエリーと共にルイスは悲しみに暮れるが、ゲイジの葬儀で義父アーウィン・ゴールドマン(マイケル・ロンバード)に責められて殴られる。

アーウィンを蹴り倒したルイスは彼を罵倒するが、息子の葬儀であり落ち着くようにと親戚のスティーヴ・マスターソン(カヴィ・ラズ)に言われる。

帰宅したルイスは、神様に願えば人が生き返ると信じてもいいかとエリーに言われる。

ショックを受けるレイチェルの様子を見に行ったルイスは、その場にいたチャーチを追い払う。

その後、ゲイジの死は自分のせいかもしれないとジャドに言われたルイスは、”ミクマク”の墓地に人を埋めたことがあるかを聞かれた件について話す。

第二次大戦中に住民のビル・ベイトマン(チャック・コートニー)が、戦死した息子をその場に埋めたために生き返り、異常な彼を目撃した者が幽霊だと言って騒ぎになった。

対処を頼まれたジャドらは、その家と息子を焼き払ったのだった。

あの場所のパワーをルイスに教えたためゲイジが死んだのだと語るジャドは、自分が殺したようなものだと言って後悔する。

両親と共にシカゴに向かうことになったレイチェルとエリーを、ルイスは空港まで送る。

行きたくないと言うエリーは、ルイスとゲイジそしてパスコウが夢に出てきたとアーウィンに話す。

アーウィンに謝罪されたルイスは、一緒に来てほしいと言うエリーに数日後には向かうことを伝えて別れる。

その後、ゲイジの墓地に向かったルイスはその場を掘り起こそうとするが、現れたパスコウから境界線を越えてはならないと警告される。

シカゴに着いても悪夢にうなされるエリーは、父ルイスが悪いことをしようとしていると言って、よい幽霊のパスコウが教えてくれたとレイチェルに伝える。

気づかれないようにレイチェルの前にも現れたパスコウは、エリーが伝えようとした、ルイスが”錯乱”状態にあることを教える。

レイチェルはルイスに電話をするものの出ないため、ジャドに電話をしてその場にルイスがいないことを確認し、戻ることを伝える。

電話を切ったジャドは、ルイスがゲイジの墓を掘り起こしていることを察し今後を心配する。

ゲイジを棺桶から出したルイスは、息子を固く抱きしめる。

死んだ姉の夢を見たレイチェルは、ゲイジと迎えに行くと言われて機内で目が覚める。

ボストンで乗り換えたレイチェルをパスコウが見守り、家に戻る手助けをする。

その頃ルイスは、ペット・セメタリーを通り抜けて”ミクマク”の墓場に向う。

レンタカーを借りたレイチェルは、街道でタイヤがパンクして事故を起こし、パスコウは幽霊が邪魔をしていると伝え、彼女は誰かがいる気配を感じる。

ゲイジを埋葬したルイスは、息子が家族の元に戻ることを願いながら帰宅する。

オリンコ社のタンクローリーを止めたレイチェルは、それに乗せてもらう。

墓から這い出したゲイジは家に戻りチャーチに迎えられ、ルイスが寝ている部屋に向かい、診察バッグからメスを取り出す。

ポーチで眠っていたジャドは異変に気づいて目覚め、子供の足跡が家に続いていることを知る。

ゲイジかを確認したジャドは寝室に向い、チャーチがいることに気づく。

ベッドの下に隠れていたゲイジに足首をメスで切られたジャドは、口も切られ喉を噛まれて殺される。

家に着いたレイチェルに、パスコウは役目は終わったと伝える。

ジャドの家から聞こえる子供の声に気づいたレイチェルは、ポーチに現れたチャーチを確認する。

家の中を調べたレイチェルは、二階の寝室にいた姉に責められ、その場にいたゲイジに驚く。

メスを見せるゲイジを抱き寄せたレイチェルは、刺されて悲鳴を上げる。

翌朝、目覚めたルイスはゲイジの足跡を見つけ、メスがなくなっていることに気づく。

ゲイジの声がしたためルイスは彼を捜し、そこにレイチェルが無事に着いたか確認するアーウィンからの電話が入る。

無事だと答えたルイスは、レイチェルが殺された夢を見て心配するエリーが話したいと言われるが、電話を切ってしまう。

地下室に向かおうとしたルイスは再びかかって来た電話に出て、相手のゲイジからジャドの家にいると言われる。

ルイスは、ジャドやレイチェルと遊んだとゲイジに言われる。

ジャドの家に向かい、チャーチに餌を与え注射器で毒殺したルイスはゲイジを捜す。

寝室でジャドの死体を見つけたルイスは、屋根裏部屋から落下する吊るされたレイチェルに驚く。

ゲイジに襲われたルイスは、持っていた注射器を落してしまい、メスで傷つけられる。

ルイスはゲイジを投げ飛ばし、別の注射器を手にして息子を呼び寄せる。

首に注射されたゲイジは倒れこみ、息を引き取る。

家の中にガソリンを撒いたルイスは火を放ち、レイチェルの遺体を抱いてその場を離れる。

現れたパスコウは同情するが、死んだばかりのレイチェルならゲイジの

ように失敗しないと言うルイスは、再び”ミクマク”の墓場に向かおうとする。

それを制止しようとするパスコウは、叫び続けながら姿を消す。

レイチェルを埋葬して家に帰ったルイスは、戻って来た彼女とキスをする。

テーブルの上にあったナイフを手にしたレイチェルはルイスを刺し、彼は悲鳴を上げる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
メイン州、ルドロー
シカゴから越して来た医師ルイス・クリードは、妻レイチェルと二人の子供エリーとゲイジと共に郊外の家で暮らし始める。
街道を行き交う大型タンクローリーを気にしながら、ルイスは隣人のジェドと親交を深め、彼から家の裏に続く小道がペット・セメタリー(動物の墓場)に向かうことを知らされる。
新しい職場となった”メイン大学”の病院に運ばれた重傷患者パスコウの死を確認したルイスだったが、その後も現れた彼から、ペット・セメタリーの奥にある場所には行かないようにと警告される。
その後、エリーの愛猫が死に、ジェドに連れられたルイスは、パスコウに警告された場所に向かってしまう。
そこは、先住民の部族”ミクマク”の墓場で、ルイスはその場に猫を埋める。
ところが、翌日その猫は生き返り家に戻り、狂暴になり変貌したことに驚いたルイスは、ジャドの愛犬にも同じことが起きたことを知らされる・・・。
__________

原作者のスティーヴン・キング自身が脚本を担当した作品として、公開当時は話題になった。

1992年にエドワード・ファーロング主演で続編「ペット・セメタリー2」 が公開された。

タイトルは”ペット・セメタリー”なのだが、その場所自体が呪われた場所のように考えるのは間違えで、ドラマの中では、死んだ動物達はそこで安らかに眠れることになっている。

ペット・セメタリーよりも重要な場所、先住民の部族”ミクマク”の墓場こそが呪われた場所で、そこに埋められた者や動物は生き返り、人々に危害を加える設定になっている。

また、主人公の娘が予知能力があり危険を察知する描写は、緊迫感を煽る演出となっている。

猫を実際に殺しているようにも思える映像や、幼い子供が傷つけられるシーンなどは問題にもなり、やや後味が悪い終わり方も気になる。

家族の死で錯乱状況に陥る医師を熱演するデイル・ミッドキフ、その妻で、ビング・クロスビーの孫として知られるデニーズ・クロスビー、隣人を雰囲気ある演技で好演するフレッド・グウィン、主人公の娘ブレーズ・バーダール、息子ミコ・ヒューズ、主人公に警告する幽霊のブラッド・グリーンクィスト、牧師役で原作者のスティーヴン・キング、主人公の義父マイケル・ロンバード、家政婦スーザン・ブロンマート、主人公の親戚カヴィ・ラズ、息子を”ミクマク”の墓場に埋葬したチャック・コートニーなどが共演している。


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