ポルターガイスト Poltergeist (1982) 3.41/5 (29)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

平凡な家族が体験する心霊現象を描くスティーヴン・スピルバーグによるオリジナルストーリーであり(製作、脚本)、SFX(特殊効果)を駆使したホラー画として評価の高い作品。
主演クレイグ・T・ネルソンジョベス・ウィリアムズビアトリス・ストレイトヘザー・オルーク他共演。


スリラー/ホラー

スティーヴン・スピルバーグ / Steven Spielberg 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:トビー・フーパー
製作
スティーヴン・スピルバーグ

フランク・マーシャル
脚本
スティーヴン・スピルバーグ

マイケル・グレイス
マーク・ヴィクター
撮影:マシュー・F・レオネッティ
編集:マイケル・カーン
SFX:リチャード・エドランド / ILM
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

出演
スティーヴ・フリーリング:クレイグ・T・ネルソン

ダイアン・フリーリング:ジョベス・ウィリアムズ
レシュ博士:ビアトリス・ストレイト
タンジーナ・バロンズ:ゼルダ・ルビンスタイン
ダナ・フリーリング:ドミニク・ダン
ロビー・フリーリング:オリヴァー・ロビンス
キャロル・アン・フリーリング:ヘザー・オルーク
ライアン:リチャード・ローソン
マーティ:マーティ・キャセラ
ティーグ:ジェームズ・カレン
ベン・タットヒル:マイケル・マクマナス
タットヒル夫人:ヴァージニア・カイザー
プール職人:ソニー・ランダム

アメリカ 映画
配給 MGM

1982年製作 114分
公開
北米:1982年6月4日
日本:1982年7月17日
製作費 $10,700,000
北米興行収入 $74,706,020


アカデミー賞 ■
第55回アカデミー賞
・ノミネート
音響編集・視覚効果・作曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
カリフォルニア
閑静な住宅街”クエスタ・ヴェルデ”に住む、不動産会社のエリート・セールス、スティーヴ・フリーリング(クレイグ・T・ネルソン)と妻ダイアン(ジョベス・ウィリアムズ)の5歳の末娘キャロル・アン(ヘザー・オルーク)は、ある日の深夜、放送が終わったテレビに何ごとか話しかけていた。

翌日、飼っていた鳥が死んでしまい、ダイアンとキャロル・アンは鳥を庭に埋める。

その夜、8歳の長男ロビー(オリヴァー・ロビンス)は、嵐の中、部屋から見える庭に立つ木が、薄気味悪く自分を見ているように感じる。

父スティーヴになだめられたロビーは眠りにつくが、その夜もテレビはキャロル・アンを誘い、中から霊のようなものが飛び出し部屋が揺れる。

飛び起きたスティーヴ達に、キャロル・アンは”あの人達はここよ”と伝える。

翌朝、そのことをダイアンと話していたキャロル・アンの目の前で、ロビーのコップが割れスプーンが曲がる。

長女ダナ(ドミニク・ダン)は、昨夜のことなど気にも止めず学校に向かう。

庭にプールを作ることになり、慌しいダイアンだったが、キャロル・アンの様子や飼い犬、そして家の中の異変に気づき始める。

家の中の家具や、人が移動することをスティーヴに見せたダイアンは自然現象だろうと高をくくる。

スティーヴは不吉な予感を感じていたが、その夜、再び嵐となり、ロビーが庭の木に襲われ、キャロル・アンはテレビに吸い込まれてしまう。

翌日、スティーヴは、”カリフォルニア大学アーバイン校”の超心理学の権威レシュ博士(ビアトリス・ストレイト)に助言を求める。

レシュは、助手のライアン(リチャード・ローソン)とマーティ(マーティ・キャセラ)を伴い、スティーヴの家に向かう。

スティーヴの家の現象の凄まじさに、さすがのレシュ達も驚いてしまうが、2~3ヶ月で収まるであろう”ポルターガイスト”(物を動かし音を立てる霊)だと判断する。

スティーヴとダイアンは、霊現象はともかく、キャロル・アンのことが心配でレシュ達にテレビを見せる。

ダイアンはテレビの中のキャロル・アンと会話するが、突然天井から懐中時計などが落ちてくる。

その後、ダイアンは自分の体をキャロル・アンがすり抜けたのを感じる。

その夜、寝静まった家族と博士らは、二階から現れた何人もの霊が、映像に記録されているのを確認し驚く。

一旦、引き上げることになったレシュは、ダイアンに再び戻ることを約束する。

不動産会社のやり手営業マンのスティーヴは、会社の社長ティーグ(ジェームズ・カレン)から、クエスタ・ベルデにはかつて墓地があり、それを移動させたことを知らされる。

霊媒師タンジーナ・バロンズ(ゼルダ・ルビンスタイン)の協力を得たレシュは、キャロル・アンが家の中にいることをダイアンに知らせ彼女を安心させる。

そして、タンジーナは異変の元凶が子供部屋のクローゼットだと指摘し、ダイアンは彼女を信頼する。

タンジーナは、自分が死んだのか分からない魂が、悪夢をさ迷っていると説明し、キャロル・アンを助け出すために、ダイアンに呼びかけるよう指示を出す。

タンジーナは、キャロル・アンに脱出の鍵になる光に向かうようダイアンに叫ばせ、子供部屋のクローゼットの光と、一階の天井がつながっているということを、テニスボールを使った実験で確認する。

そして、ダイアンはキャロル・アンを助けるために、一階に通じさせたロープを頼りに光の中に飛び込む。

2人を気遣い焦るスティーヴだったが、やがて、一階の天井から、キャロル・アンを抱いたダイアンが床に落ちる。

ダイアンは意識を取り戻し、キャロル・アンは何事もなかったかのようにスティーヴに話しかける。

それを見たタンジーナは、この家が清められたことをレシュに伝える。

平和な家庭が戻り、一家は引っ越すことになるが、その夜、浄化されたはずの家に再び異変が起きる。

庭に作ろうとしていたプールから、屍が何体も姿を現してダイアンを襲う。

それから逃れたダイアンは子供達を助けだし、帰宅したスティーヴは、次々と現れる屍を見て、墓地から墓石だけを移したことを知り、その場にいたティーグを責める。

スティーヴは、家族を連れ車で逃走し、家は遺体の霊によって地下へと吸い込まれてしまう。

その後、モーテルに部屋をとった一家だったが、スティーヴはテレビをドアの外に出してしまう。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「ポルターガイスト」(1982)
・「ポルターガイスト2」(1986)
・「ポルターガイスト3」(1988)

・「ポルターガイスト」(2015)

*(簡略ストー リー)
開発された住宅街に住むスティーヴ・フリーリングと妻ダイアンの末娘キャロル・アンが、ある日の深夜テレビに話しかける。
翌日もテレビに話しかけるキャロル・アンは、両親に”あの人達はここよ”と伝える。
その後、ダイアンは、娘や家の中の異変に気づき、スティーヴに、家具や人が移動することを伝える。
嵐の夜、キャロル・アンはテレビに吸い込まれてしまい、スティーヴは、大学の超心理学の権威であるレシュ博士に相談する。
家の様子に驚く博士は、”ポルターガイスト”(物を動かし音を立てる霊)だと判断する。
そんな時、スティーヴは、自分が務める不動産会社社長ティーグから、開発地にあった墓を移動させたことを知らされる。
そして、レシュ博士は、霊媒師のタンジーナに力を借り、キャロル・アンを救い出すことに成功する。
しかし、スティーヴら家族は、この土地に隠された恐るべき秘密を知ることになる・・・。
__________

どう見てもスピルバーグの作風に思える内容、ファンタジックな映像や家族の描写だが、1週間後に公開された「E.T.」(1982)の撮影を、当時、直後に控えた彼が、同時進行で進めた企画ということで、悪く言えば監督のトビー・フーパーは、契約上の条件で、同時に2本の監督は出来ないスピルバーグの、”影武者”のような存在だったとも言える。

物語の中心人物ヘザー・オルークは、3作目の公開を待たずに、わずか12歳で奇病にかかり死亡し、本作の公開から5ヶ月後、その姉役のドミニク・ダンが、恋人に殺害されたことなども話題にった。

リチャード・エドランドINMによる、当時としては最先端の特撮や、平穏な家族に襲い掛かる容赦のないショッキングな出来事などの描写も派手で、娯楽性豊かな見応えある作品。

第55回アカデミー賞では、音響編集、視覚効果、作曲賞にノミネートされ、特にジェリー・ゴールドスミスのテーマ曲は、心に残るものに仕上がっている。

いかにもアメリカ人らしく、大柄で荒っぽい印象の割りに、思慮深さもあるクレイグ・T・ネルソン、娘を愛し、また超心理学の博士ビアトリス・ストレイトに対し、母を慕う娘のように感情を露にする、ジョベス・ウィリアムズの好演、堅物のようで人間味のある博士ビアトリス・ストレイト霊媒師ゼルダ・ルビンスタイン、長女のドミニク・ダン、長男オリヴァー・ロビンス、そして、可愛らしさが際立つヘザー・オルーク、博士(B・ストレイト)の助手役リチャード・ローソンとマーティ・キャセラ、不動産会社社長ジェームズ・カレン、隣人夫婦のマイケル・マクマナスとヴァージニア・カイザー、そして、プール職人の小さな役でソニー・ランダムなどが共演している。


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