推定無罪 Presumed Innocent (1990) 2.92/5 (24)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
 ★★★☆☆

同僚で元愛人の殺害犯人に仕立て上げられた検事補が、平和な家庭とキャリアを奪われかける姿や法権力の内幕を描く、監督アラン・J・パクラ、主演ハリソン・フォードボニー・ベデリアラウル・ジュリア他共演のサスペンス・ドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■
監督:アラン・J・パクラ

製作総指揮:スーザン・ソルト
製作
シドニー・ポラック
マーク・ローゼンバーグ
原作:スコット・トゥロー
脚本
フランク・ピアスン
アラン・J・パクラ
撮影:ゴードン・ウィリス
編集:エヴァン・A・ロットマン
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演
ラスティ・サビッチ:ハリソン・フォード
バーバラ・サビッチ:ボニー・ベデリア
サンディ・スターン:ラウル・ジュリア
レイモンド・ホーガン:ブライアン・デネヒー
ラーレン・リトル判事:ポール・ウィンフィールド
キャロライン・ポルヒーマス:グレタ・スカッキ
リップランザー:ジョン・スペンサー
ジェイミー・ケンプ:ブラッドリー・ホワイトフォード
ウェンデル・マクガフニー:ジョセフ・マゼロ
クマガイ:サブ・シモノ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1990年製作 127分
公開
北米:1990年7月27日
日本:1991年6月
製作費 $
北米興行収入 $86,303,188
世界 $221,300,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
主席検事補ラスティ・サビッチ(ハリソン・フォード)は、上司の地方検事レイモンド・ホーガン(ブライアン・デネヒー)から、同僚である女性検事補キャロライン・ポルヒーマス(グレタ・スカッキ)が殺されたことを知らされる。

ラスティは元愛人のキャロラインの死に驚き、ホーガンから事件担当を言い渡される。

リップランザー刑事(ジョン・スペンサー)に連絡を入れたラスティは、捜査を開始する。

単純なレイプ殺人と思われた犯行だったが、現場の状況から、顔見知りの犯行の可能性も出てくる。

ラスティの妻バーバラ(ボニー・ベデリア)は、キャロラインと夫のことを知り苦しんでいた時期があった。

リップランザーは、キャロラインのアパートからラスティの自宅に、何度もかけた電話記録を見つけるが、ラスティは、それを内密にするように頼み込む。

ラスティは、ウェンデル・マクガフニー(ジョセフ・マゼロ)に対する虐待容疑で母親を訴え、その事件で、キャロラインから助力を求められ、それがきっかけで彼女と関係を持ったことを思い起こして苦しむ。

ホーガンに呼ばれたラスティは、キャロラインのアパートの指紋や、死体から検出された血液反応から犯人と断定され、起訴されることになってしまう。

自宅の家宅捜査が行われ逮捕されたラスティは、弁護をサンディ・スターン(ラウル・ジュリア)に依頼することになるが、検察側の証人でホーガンが召喚されていることに疑問を抱く。

ラーレン・リトル判事(ポール・ウィンフィールド)の下、裁判は始まり、ホーガンの証言などで不利な立場に立ったラスティだったが、リップランザーの調査では、判事もキャロラインと関係していたことが分かる。

スターンは、検死官クマガイ(サブ・シモノ)を証言台に呼び、キャロラインが避妊手術を受けていたにも拘らず、避妊具を使っていたことを聞き出す。

そして、証拠となる指紋付のグラス紛失や、スターンの巧みな弁護でラスティは放免となる。

リップランザーは、ラスティに証拠のグラスを渡し、彼はそれを川に捨てる。

平和な日々が戻ったラスティだったが、彼は道具箱の中から血痕が付いた凶器を見つける。

ラスティは凶器の血痕を洗い流すが、バーバラがそれを知り、夫に全てを自白し、その苦しみを訴える。

事件は未解決のまま、2人の人間を同じ事件で裁くことは出来ず、ラスティは息子から母親を奪うことも出来ない。

ラスティは、自分がしたことがきっかけで起きた事件の罰を、一生背負う覚悟を決める。


解説 評価 感想 ■
1988年に発表された、スコット・トゥローの同名小説の映画化。

*(簡略ストー リー)
主席検事補ラスティ・サビッチは、地方検事である上司ホーガンから、同僚の女性検事補キャロリンが殺されたことを知らされる。
キャロラインは、実はラスティの元愛人で、彼はその知らせに驚きつつ、リップランザー刑事と捜査を始める。
その状況証拠から、ラスティ自身が殺人の容疑者となり、起訴されることになる。
そして裁判は始まり、ホーガンが検察側の証人で呼ばれ、ラスティは彼の証言により、不利な立場に立たされる。
その後、ラスティは、弁護士スターンの巧みな弁護で、無罪となり釈放されるのだが・・・。
__________

大スターハリソン・フォードと、鬼才アラン・J・パクラのコンビが話題になった作品で、北米の興行収入は突出するものではなかったが、全世界ではなんと約2億2100万ドルの大ヒットとなった。

北米興行収入 $86,303,188

サスペンスの緊迫感よりも、家族の崩壊や事件解決に悩み苦しむエリート検事の苦悩を、アラン・J・パクラの繊細な演出とハリソン・フォードの演技で見せる、心理ドラマとも言える。

しかし、どんでん返しに近い妻の犯行も予想が付き、凶器を”わざわざ”道具箱に仕舞い込んでおくという犯行の幼稚さが、クライマックスを盛り上げることができなかった要因でもある。

ジョン・ウィリアムズの美しい音楽は印象に残るのだが、どこか聞き覚えがあるようなところが気になる。

アクションだけでなく、演技力も評価されていたハリソン・フォードは、追い詰められる人間の心理的苦悩を、見事に演じている。

こちらも、心理的苦痛を受け、夫の愛人殺害の犯行に及ぶボニー・ベデリア、辣腕弁護士のラウル・ジュリア、地方検事ブライアン・デネヒー、黒幕的存在の判事ポール・ウィンフィールド、被害者で検事補のグレタ・スカッキ、主人公に協力する人情味のある刑事を好演するジョン・スペンサー、弁護士助手ブラッドリー・ホワイトフォード、幼児虐待の被害者少年ジョセフ・マゼロ、検死官サブ・シモノなどが共演している。


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