プリンセス・カイウラニ Princess Kaiulani (2010) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

19世紀末、ハワイ王国の崩壊という激動の時代に生きた若き王女カイウラニの闘いの日々を描く、クオリアンカ・キルヒャーバリー・ペッパーウィル・パットン他共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:マーク・フォービー
製作
マーク・フォービー

ナイジェル・トーマス他
製作総指揮
ジェフリー・K・D・オウ

レイラニ・エスチョコ・フォービー他
脚本
マーク・フォービー

ロバート・ペイン
撮影:ガブリエル・ベリスタイン
編集:ビヴァリー・ミルズ
音楽:スティーヴン・ウォーベック

出演
カイウラニ王女:クオリアンカ・キルヒャー

ローリン・A・サーストンバリー・ペッパー
サンフォード・ドールウィル・パットン
クライヴ・デイヴィーズ:ショーン・エヴァンス
アーチボルド・クレグホーンジミー・ユール
テオ・デイヴィーズジュリアン・グローヴァー
アリス・デイヴィーズ:タムジン・マーチャント
ミス・バーンズ/コノリー夫人:キャサリン・ステッドマン
リリウオカラニ女王:レオ・アンダーソン・アカナ
カラカウア王:オーシャン・カオウィリ

アメリカ/イギリス 映画
配給 Roadside Attractions

2010年製作 97分
公開
北米:2010年5月14日
日本:2012年7月7日
製作費 $9,000,000
北米興行収入 $883,887


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1889年、ハワイ王国ホノルル
スコットランドアーチボルド・クレグホーン(ジミー・ユール)を父に持つカイウラニ(クオリアンカ・キルヒャー)は、王家の養女となり王女として育てられた。

反王政派の反乱の中、カイウラニは父アーチボルドと共にハワイを脱出する。

亡くなった、カラカウア王(オーシャン・カオウィリ)の妹である母リケリケ王女を想いつつ、失意のカイウラニイングランドに到着する。

カイウラニは、アーチボルドの友人であるテオ・デイヴィーズ(ジュリアン・グローヴァー)とその家族に迎えられる。

心を閉ざすカイウラニに、デイヴィーズの娘アリス(タムジン・マーチャント)が優しく話しかける。

カイウラニは母の想い出をアリスに語るが、心が癒されることはなかった。

アーチボルドハワイに戻り、カイウラニは寄宿学校に通うことになる。

教師のミス・バーンズ(キャサリン・ステッドマン)に身の回りのことを自分でやるよう言われたカイウラニは、ハワイからの手紙を受取り、王家の厳しい現状を知る。

それを女生徒に奪われからかわれたカイウラニは、現れたバーンズに手紙を取り上げられ、破り捨てられてしまう。

厳しい仕打ちを受けながらも、カイウラニはアリスと共に勉学に励む。

2年後。
カイウラニは、デイヴィーズの息子クライヴ(ショーン・エヴァンス)と親交を深める。

そんなカイウラニは、デイヴィーズからカラカウア王が逝去されたことを知らされる。

デイヴィーズは動揺するカイウラニに、伯母リリウオカラニ(レオ・アンダーソン・アカナ)が女王になることも伝える。

クライヴは、ショックを受けたカイウラニを慰めて愛を告白し、彼女もそれを受け入れる。

反王制強硬派の法律家である政治家ローリン・A・サーストン(バリー・ペッパー)は、女王に新憲法を受け入れるよう提案するが、彼女はそれを断固として拒む。

カイウラニは、クライヴとの愛を確かめ結婚も申し込まれる。

デイヴィーズから、ある電報を見せられたクライヴは、結婚する考えがあるなら、カイウラニにこの件は伏せておくべきだと助言される。

女王に意見が受け入れられないサーストンは、アメリカに軍事介入させ、穏健派の最高裁判事サンフォード・ドール(ウィル・パットン)は、事態を見守るしかなかった。

寄宿学校で厳しく指導されたバーンズが、未亡人となり仕事を求めて屋敷に現れる。

過去を気にするアリスと違い、カイウラニは、バーンズに優しく接して歓迎する。

カイウラニは、現れた父アーチボルドにクライヴとの結婚を反対され、ある電報の存在を知らされる。

それをデイヴィーズに問い詰めたカイウラニは、祖国の君主制崩壊を知る。

その件を隠していたクライヴを責めるカイウラニは、彼に失望する。

クライヴは屋敷を去ることになり、カイウラニは悲しみを堪えながら、祖国を奪われた経緯をアーチボルドから聞く。

サーストンが新内閣を組閣した後、国王の護衛官が先住民組織を作り暫定政府を倒そうと考えたが、武力で制圧されてしまった。

女王は逮捕されて反逆罪で有罪となり、軟禁されて資産は没収された。

カイウラニはアメリカに向かい、暫定政府を支持しないようクリーブランド大統領を説得しようと考える。

アリスに別れを告げたカイウラニは海を渡り、待ち構えていた記者達を前に、アメリカ市民に理解を求める意思を表明する。

ホワイトハウス
クリーブランド大統領と面会したカイウラニは、自分の考えを伝えることに成功する。

それを知ったサーストンは、次期大統領マッキンリーが前任者とは違う意見の持ち主であることを確信し、カイウラニを陥れることを考える。

それが双方の得になるのかを問うドールに対し、自分達のためだけの計画であるとサーストンは言い切る。

ハワイ
祖国に戻ったカイウラニは、自宅軟禁中の女王の元に向かう。

アメリカに併合されることになった祖国の将来に、希望を見いだせない女王は嘆くが、カイウラニは彼女を励ます。

女王は併合式典出席を拒み、ドールカイウラニを訪ねて、新体制を任される三人の長官を歓迎する式典の主催を依頼する。

不本意ながらそれを承諾したカイウラニは、歓迎祝典を催し、サーストンから主催者として紹介される。

カイウラニは、全先住民の選挙権を求めるが、議員の請願でなけらば受理できないため、代理人を立てるよう要求される。

ドールが代理人として名乗り出て法改正を提案し、長官はサーストンの反対意見を退け、請願を議会に提出することをカイウラニに約束する。

心穏やかでないサーストンは、出席者に挨拶して退席する。

その後、カイウラニに王位は授与され、彼女の元にクライヴが現れる。

カイウラニは、ハワイの全ての住民に、アメリカ合衆国の市民権が与えられたことを父アーチボルドから知らされる。

クライヴと再会したカイウラニは、彼との愛を確かめ合う。

しかし、祖国への義務を捨ててクライヴの元に向かう考えのないカイウラニは、彼に別れを告げる。

カイウラニは、誇りは取り戻すものの、祖国が滅んだことを悲しみながら海を見つめる。
_____

1899年3月6日、カイウラニは、祖国がアメリカに併合されて1年足らずで、23歳の若さで世を去る。
それは、国を失った悲しみが原因だとも言われる。

1993年、クリントン大統領は、議会の承認を得て謝罪決議案に署名し、合衆国がハワイ王国を滅ぼしたことを公式に謝罪した。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1889年、ハワイ王国ホノルル
スコットランド人である父を持つ王女カイウラニは、反王制派の反乱で祖国を脱出してイングランドに向かう。
アーチボルドの友人デイヴィーズに預けられたカイウラニは、寄宿学校に通い始める。
カラカウア王の妹、亡き母リケリケ王女と祖国を想い心を閉ざすカイウラニだったが、デイヴィーズの息子クライヴとの愛が芽生え、幸せも実感するようになる。
その後、カイウラニはクライヴに求婚されるものの、祖国の政情は悪化し、王国が崩壊したことを知らされる・・・。
__________

23歳の若さでこの世を去ったハワイ王国の王女カイウラニの、祖国愛を胸に誇りと人生を懸けた闘いの日々を描く歴史ドラマ。

ハワイ王国の崩壊とアメリカに併合されるまでの経緯を知る意味で興味深い内容。
王女の祖国に対する思いと信念を貫く姿勢は伝わってくるのだが、やや短絡的な展開や演出が気になり深みに欠ける。

人気のある観光地の歴史物語ということで、日本でも公開されたものの、北米では商業的に成功した作品とは言えない結果に終わった。

製作費 $9,000,000
北米興行収入 $883,887

エキゾチックな雰囲気が正にカイウラニ王女役に適しているクオリアンカ・キルヒャー、反王制強硬派の政治家ローリン・A・サーストン役のバリー・ペッパー、対する親王家、穏健派の最高裁判事サンフォード・ドール役のウィル・パットン、王女と親交を深めるイギリス人青年ショーン・エヴァンス、王女の父親アーチボルド・クレグホーンジミー・ユール、その友人、イングランドで王女を預かるテオ・デイヴィーズ役のジュリアン・グローヴァー、その娘タムジン・マーチャント、王女に厳しく接する教師のキャサリン・ステッドマンリリウオカラニ女王のレオ・アンダーソン・アカナ、カラカウア王のオーシャン・カオウィリなどが共演している。


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