プルーフ・オブ・マイ・ライフ Proof (2005) 3.7/5 (30)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

天才数学者である父の世紀の”証明”をめぐり、現実派の姉との確執に近い関係に精神を病んでいく女性が、彼女に惹かれ思いを寄せる若い数学者に支えられながら真実を追及する姿を描く、監督ジョン・マッデン、主演グウィネス・パルトローアンソニー・ホプキンスジェイク・ギレンホール他共演のヒューマン・ドラマ。


ドラマ(ヒューマン)


スタッフ キャスト ■

監督:ジョン・マッデン
製作総指揮
ジェームズ・D・スターン

ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
ジュリー・ゴールドステイン
製作
ジョン・N・ハート
ロバート・ケッセル
ジェフ・シャープ
アリソン・オーウェン

脚本
デヴィッド・オーバーン(戯曲)
レベッカ・ミラー

撮影:アルウィン・H・カックラー
編集:ミック・オーズリー
音楽:スティーヴン・ウォーベック

出演
キャサリン:グウィネス・パルトロー
ロバート:アンソニー・ホプキンス
ハロルド”ハル”ドブス:ジェイク・ギレンホール
クレア:ホープ・デイヴィス
バンダーリ教授:ロシャム・セス

アメリカ 映画
配給 ミラマックス
2005年製作 99分
公開
北米:2005年9月16日
日本:2006年1月14日
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $7,524,766
世界 $14,189,860


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1週間前に父親ロバート(アンソニー・ホプキンス)を亡くし、塞ぎ込むキャサリン(グウィネス・パルトロー)は、一人で27歳の誕生日を迎える。

キャサリンは、シカゴ大学で教鞭を取っていたロバートを師と仰ぎながら、精神を病んでいた彼を支えて生きてきた。

ロバートの葬儀のため、ニューヨークからやってきた姉のクレア(ホープ・デイヴィス)は、キャサリンの世話を焼き過ぎて、彼女はヒステリーを起こしてしまう。

葬儀の場で、キャサリンは突然、壇上に上がり、暴言を吐き会場を出てしまう。

シカゴ大学の若き数学者であり、ロバートに師事していたハロルド”ハル”ドブス(ジェイク・ギレンホール)は、そんなキャサリンに唯一人優しく声をかける。

葬儀の後に開かれたパーティーを抜け出したキャサリンは、ハルから愛を告げられ、そのままベッドを共にする。

翌朝キャサリンは、ロバートの日記に興味を抱いていたハルに、父の書斎にある机の鍵を渡す。

通貨アナリストとして忙しい日々を送り、5年間もの間家に近寄らなかったクレアは、キャサリンに、気分転換にニューヨーク行きを勧める。

キャサリンは、家を売る手続きまでしたクレアの勝手な行動に噛み付く。

しかしクレアは、情緒不安定なキャサリンを、父親と同じ思いで見ていた。

ロバートの机から、数学の概念を覆すかもしれない、ある定理の証明が記されたノートを見つけたハルは興奮する。

驚いたクレアはそれを追求するが、キャサリンはそれを書いたのは自分だと2人に話す。

キャサリンは大学時代、連絡が途絶えたロバートを気遣い家を訪ねた時、昔の閃きが甦ったと興奮して語る父からノートを渡され、研究の手助けを頼まれたのだった。

ノートがロバートの筆跡だと言い張るクレアに、ハルはそれを預かり検証してみるという提案をするものの、彼も、そのノートの字がロバートのものに似ていると言い始める。

数ヶ月、数学を学んだだけのキャサリンに、ノートが書けるはずもないと話すハルを、彼女は無能な落ち目の数学者呼ばわりしてしまう。

キャサリンはそれが自分の証明なのか混乱し、ハルはノートの検証をし始め、クレアは家を引き払う準備をする。

検証を終えたハルは、その現代的な内容から、キャサリンが書いたものだという結論に達する。

しかしキャサリンは、急に意見を変えたハルに、それを自分の気を惹くご機嫌取りだと言い放つ。

クレアと共にニューヨークに行くことを決めたキャサリンを、ハルは必死に止めようとするが、彼女は旅立とうとする。

ハルはキャサリンの乗る車にノートを投げ込み、彼女らは空港に向かう。

キャサリンは空港で、ノートは自分が完成させて、ロバートの机にしまい鍵をかけたことを思い出し、大学のハルの元に向かう。

ハルは、構内でキャサリンを見つけ、確信が持てない彼女と、ノートを広げ検証を始める。


解説 評価 感想 ■

2000年にブロードウェイなどで上演され、ピューリッツァー賞及びトニー賞等を受賞したデヴィッド・オーバーンの舞台劇”Proof”の映画化。

*(簡略ストー リー)

シカゴ大学で教鞭を取っていた父ロバートを、1週間前に亡くした女性キャサリンは、師と仰ぎ、精神を病んでいた父を支えて生きてきたことを思い塞ぎ込む。
葬儀の場でも、キャサリンは壇上で暴言を吐いてしまうが、そんな彼女に、思いを寄せる若き数学者であり、ロバートに師事していたハルが優しく声をかける。
やがて2人は愛し合うようになるが、ある日、数学の概念を覆すかもしれない、ある定理の証明が記されたロバートのノートが見つかり、ハルは興奮する。
それを、父を手伝っていた自分が書いたというキャサリンだったが、現実派の姉クレアは、情緒不安定気味の彼女の言葉を疑う。
そして、ハルもそれを信じられずにいたが、その証明を検証することになる・・・。
__________

恋におちたシェイクスピア」(1998)でも、本作の主演グウィネス・パルトローとコンビを組み、彼女にアカデミー主演賞、そして、作品賞他多数をもたらした、舞台監督でもあるジョン・マッデンの、繊細な人物描写が見所の作品。

数学の才能を持つ美しい女性が、介抱していた父親の死により、次第に自分の精神状態も不安定になっていく様が、スリラー映画のように思えるところも興味深い。

豪華共演者にも拘らず、残念ながら拡大公開はされず、商業的な成功はしなかった。

日本での、お決まりの誇大広告”アカデミー賞最有力”が見事に外れ、ノミネートすらされなかった。

感情表現の難しい役を、 さすがに美貌だけでなく、実力を兼ね備えたグウィ ネス・パルトローは好演している。

幻覚のように現れる重鎮、アンソニー・ホプキンスの重厚な演技も作品を引き締めて、ジェイク・ギレンホールは、彼らしい好感度の高い演技を披露してくれる。

現実的なキャリアウーマンで主人公の姉役のホープ・デイヴィス、主人公の恩師でロシャム・セスも共演している。


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