プルーフ・オブ・ライフ Proof of Life (2000) 3/5 (26)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

夫を誘拐された妻とゲリラとの交渉を任される元”SAS”隊員の許されない愛と共に展開する、製作、監督テイラー・ハックフォード、主演ラッセル・クロウメグ・ライアンデヴィッド・モースデヴィッド・カルーソ他共演のサスペンス・アクション。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

ラッセル・クロウ / Russell Crowe 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:テイラー・ハックフォード
製作
テイラー・ハックフォード
チャールズ・マルヴェヒル
脚本:トニー・ギルロイ
撮影:スワボミール・イジャック
編集
シェルドン・カーン

ジョン・スミス
音楽:ダニー・エルフマン

出演
テリー・ソーン:ラッセル・クロウ
アリス・ボーマン:メグ・ライアン
ピーター・ボーマン:デヴィッド・モース
ディーノ:デヴィッド・カルーソ
ジャニス・グッドマン:パメラ・リード
テッド・フェルナー:アンソニー・ヒールド

エリック・ケズラー:ゴットフリート・ジョン
ワイアット:アラン・アームストロング
アイヴィ:マーゴ・マーティンデイル

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2000年製作 135分
公開
北米:2000年12月8日
日本:2001年3月17日
製作費 $65,000,000
北米興行収入 $32,598,931
世界 $62,761,005


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

南米、テカラ。
ダムの建設に従事する”クアド石油”のピーター・ボーマン(デヴィッド・モース)は、採算の合わない工事から会社が手を引いたことを知りショックを受ける。

ピーターは、不穏な空気を感じて帰国を希望する妻のアリス(メグ・ライアン)と、激しく意見が対立する。

翌日、ピーターは現場に向かう途中、反政府ゲリラ”ELT”(テカラ解放軍)に誘拐されてしまう。

同じ頃アリスは、知人のアイヴィ(マーゴ・マーティンデイル)から、事件についてを知らされる。

ピーターの会社”クアド石油”は、社員が誘拐された場合に備え、保険市場ロイズに加盟している、誘拐身代金保険会社”ルーサン”と契約していた。

そのため”ルーサン”は、ゲリラと人質の解放交渉役に、元オーストラリア陸軍特殊空挺部隊”SASR”、その後、イギリス陸軍特殊空挺部隊”SAS”のテリー・ソーン(ラッセル・クロウ)を派遣しようとする。

ロンドン
任務から戻ったばかりのソーンは、それを断るものの、仕方なく了承し、息子に再び旅立つことを伝え現地に向かう。

3日目。
ゲリラに尋問されたピーターは、自分が、単なるダムの建設業者で、パイプラインとは無関係だと伝え、解放を求めるが聞き入れられない。

ピーターの自宅に向かい、ジャニスとアリスに挨拶したソーンは、資料の提供を求め、質問には極力答えることを約束する。

今回は、単純な金目的の誘拐ではあるが、ゲリラ側は”ビジネス”として捉えていることを、ソーンはジャニスとアリスに説明する。

”ELT”が、農地の解放を求める政治的革命組織から、現在は、資金を集め、麻薬のマーケットを支配していることをソーンは二人に知らせる。

さらにソーンは、アメリカ政府の真の狙いが、”ELT”を壊滅させて、この国を、麻薬から石油事業の拡大に転換させることであり、ピーター救出の支援は期待できないことも伝える。

しかし、人質はゲリラにとっては商品であるため、安易に傷つけられたりしないことも付け加える。

その夜、街に出たソーンは、元”グリーン・ベレー”で同業者のディーノ(デヴィッド・カルーソ)と、ワイアット(アラン・アームストロング)に会い、協力を求める。

翌日、クアド石油のテッド・フェルナー(アンソニー・ヒールド)に呼ばれたアリスとジャニスは、予定の変更を知らされる。

実は、会社の保険が切れていることが分かり、ソーンは引き上げることになり、さらに、大企業”オクナトル”による会社の買収交渉が進められる厳しい状況下では、現地の人間を交渉人にするしか方法がなくなる。

ソーンはアリスに引き止められるものの、現地を去らなければならなかった。

その夜、ゲリラからの最初のコンタクトがあり、交渉役の担当者は、まずは5万ドルの要求をアリスとジャニスに伝えるが、二人は不安が募る。

12日目。
ロンドンに戻ったソーンは、アリスらのことがが気になり、 東南アジアの仕事を済ませ、再び彼女らの前に現れる。

ソーンは、前金を払う準備をしていたアリスに、現地の交渉人を解雇させ、ディーノの協力を得て、彼らを追い出し、後を受け継ぐことを彼女に告げる。

44日目。
ゲリラ達と移動するピーターは、アリスのことを想い、 強い意志で耐え抜いていた。

”ELT”の”マルコ”と無線交渉を始めたソーンは、ピーターの生存確認が出来ない間は、身代金を払う気のないことを伝えて、弱みを見せない。

そんなソーンは、離婚した妻や、殆ど会えない息子などの話をして、アリスとの親交も深める。

59日目。
足を負傷しながら、コカイン栽培キャンプに着いたピーターは、ドイツ人宣教師エリック・ケズラー(ゴットフリート・ジョン)に出会い、彼が1年半もこの場にいることを知る。

その後ソーンらは、キャンプから送られてきたピーターの写真で、彼の生存を確認する。

同じ頃、負傷しているピーターは、ケズラーに預けられる。

ジャニスは、目標とする60万ドルの身代金を調達するために、一旦、帰国することになる。

”マルコ”との交渉を続けるソーンは、300万ドルという身代金額を下げさせようとする。

71日目。
ピーターは、ケズラーが実は元フランス外人部隊員だったことを知る。

無線交渉を続けるソーンは、その様子から、”マルコ”が町にいることに気づく。

83日目。
アリスが、8ヶ月前にアフリカで流産した辛い体験などを話ているうちに、ソーンと心は通い合う。

97日目。
そして、身近に”マルコ”がいると確信しながら行った交渉で、ソーンは65万ドルの身代金で相手を納得させる。

110日目。
ピーターとケズラーは、ゲリラの地図を盗み見て脱出を考える。

キャンプを脱出した二人だったが、ピーターは、仕掛けられた罠で傷つき、ケズラーのみが逃亡に成功して保護される。

”マルコ”との交信が途絶えたソーンだったが、ディーノから、ピーターと脱出したケズラーが保護されたことを知らされる。

アリスとディーノとで、ケズラーの話を聞いたソーンは、ピーターが生きている可能性があると考える。

交渉は失敗に終わったと言うディーノだったが、ピーター救出のために、キャンプに突入する秘密作戦をソーンに提案する。

ピーターが死んだと考えるアリスに、生存の可能性を伝えきれないソーンだったが、家の使用人が、”マルコ”を知っていることを聞き出す。

ソーンは、”ELT”に通じている政府の高官(マルコ)に接触して脅しをかける。

ピーターの生存を確認したソーンは、交渉を成立させようとするが、”ELT”の目的は金ではなかった。

クアド石油を買収した”オクナトル”は、”ELT”壊滅を条件に、コカ畑を通るパイプラインを手に入れ、政府軍を買収したのだった。

高官は、”ELT”があくまで戦い続けることをソーンに伝え、交渉は決裂する。

ディーノらと共にキャンプへの強行突入を決行するため、ソーンはアリスを使い、フェルナーに、”ELT”のパイプライン攻撃の偽情報を掴ませる。

ソーンは、今や愛に変わっていたアリスへの気持を態度で示し、ヘリコプターで現地に飛ぶ。

124日目。
ソーンらは、偽情報でゲリラ部隊が出動したキャンプに侵入する。

そしてソーンらは、ピーターとイタリア人の人質の身柄を確保して、負傷者を出しながら、ヘリで脱出することに成功する。

ソーンは、ピーターをアリスの元に無事、送り届ける。

自分に好意を抱くアリスの気持ちを理解しつつ、ソーンは多くを語らず、彼女に別れを告げる。

ピーターは、二人の様子に何かを感じながらも、アリスに、新しい生活に向けて、出直すことを伝える。

作戦の成功に興奮するディーノの話を聞き、ソーンは、アリスとピーターの車が走り去るのを見届ける。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

南米、テカラ。
ダムの建設に従事するピーター・ボーマンが、反政府ゲリラ”ELT”に誘拐されてしまう。
ピーターの会社クアド石油は、誘拐身代金保険会社”ルーサン”と契約していたため、人質の解放交渉に、元イギリス陸軍特殊空挺部隊”SAS”のテリー・ソーンが、派遣されることになる。
ピーターの妻アリスと、現地に着いた彼の姉ジャニスは、ソーンの訪問を受け、今回の誘拐が、単純な金目的ではあるが、ゲリラ側は”ビジネス”として捉えていると説明される。
その後、保険が切れていたために、ソーンは手を引くことになるが、アリスのことがが気になった彼は、再び彼女の元に向かう。
ソーンは、同業者ディーノの協力を得て、現地の交渉人をアリスに解雇させて、その後を受け継ぐことになる。
その頃、ピーターは、アリスのことだけを想い、キャンプで耐え抜き、元フランス外人部隊の宣教師ケズラーと共に脱出を考える。
無線での交渉は続き、キャンプから送られてきたピーターの写真で、ソーンとアリスは彼の生存を確認する。
そして、交渉を続ける中、ソーンとアリスは、次第に心を通わせるようになるのだが・・・。
__________

監督、製作は、ヘレン・ミレンの夫でもあるテイラー・ハックフォードで、やや強引な気もするが、サスペンスにロマンスの雰囲気を加え、終盤はアクションも見せてくれる、”贅沢”な作品となっている。

結ばれてはいけないと理解しつつも、しっくりこないラストが気になり、全世界の興行収入を合わせても、製作費を回収することができず、商業的には失敗に終わってしまった作品。

実力派スターとしての地位を築き始めていたラッセル・クロウと、人気女優のメグ・ライアンの組み合わせは、作品の内容よりも二人のロマンスが話題になり、結果メグ・ライアンは、翌年、夫デニス・クエイドと離婚することになる。

一方、ラッセル・クロウは同年、先に公開された「グラディエーター」(2000)でアカデミー主演賞を獲得することになる。

ゲリラに誘拐され救出されるが、妻と交渉人の関係を意識するラストの表情が印象的でもあるデヴィッド・モース、主人公の交渉人仲間であるデヴィッド・カルーソアラン・アームストロング、男勝りのピーター(D・モース)の姉パメラ・リード、ピーターを助けてキャンプから逃亡する宣教師ゴットフリート・ジョン、ピーターの同僚アンソニー・ヒールド、同僚の妻マーゴ・マーティンデイルなどが共演している。


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