パルプ・フィクション Pulp Fiction (1994) 4/5 (3)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
5star

「レザボア・ドッグス」(1992)で脚本家、映画監督としてデビューしたクエンティン・タランティーノが、世界中に衝撃を与えた問題作。
3つのストーリーが複合的に交差する、ジョン・トラボルタサミュエル・L・ジャクソンユマ・サーマンブルース・ウィリス他上演のバイオレンス・コメディの傑作。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:クエンティン・タランティーノ
製作総指揮
ダニー・デヴィート
マイケル・シャンバーグ
ステイシー・シェア
製作:ローレンス・ベンダー
原作
クエンティン・タランティーノ
ロジャー・エイヴァリー
脚本
撮影 アンジェイ・セクラ
編集 サリー・メンケ
音楽 カリン・ラクトマン

出演
ヴィンセント・ベガ:ジョン・トラボルタ
ジュールス・ウィンフィールド:サミュエル・L・ジャクソン
ミア・ウォレス:ユマ・サーマン
ブッチ・クーリッジ:ブルース・ウィリス
パンプキン=リンゴー:ティム・ロス
ハニー・バニー=ヨランダ:アマンダ・プラマー
ファビアン:マリア・デ・メディロス
マーセルス・ウォレス:ヴィング・レイムス
ランス:エリック・ストルツ
ジョディ:ロザンナ・アークエット
ジミー・ディミック:クエンティン・タランティーノ
ウィンストン”ザ・ウルフ”ウルフ:ハーヴェイ・カイテル
クーンツ大尉:クリストファー・ウォーケン
マーヴィン:フィル・ラマール
ゼッド:ピーター・グリーン
メイナード:デュエン・ウィテカー
ブレット:フランク・ホエーリー
男:アレクシス・アークエット
バディ・ホリー(ウエイター):スティーヴ・ブシェミ
長髪のヤッピー:ローレンス・ベンダー

アメリカ 映画
配給 ミラマックス
1994年製作 154分
公開
北米:1994年10月14日
日本:1994年9月24日
製作費 $8,000,000
北米興行収入 $107,928,762
世界 $213,928,762


アカデミー賞 ■

第67回アカデミー賞
・受賞
脚本賞
・ノミネート
作品・監督
主演男優(ジョン・トラボルタ)
助演男優(サミュエル・L・ジャクソン)
助演女優(ユマ・サーマン)
編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
● プロローグ

あるレストラン。
パンプキン=リンゴー(ティム・ロス)とハニー・バニー=ヨランダ(アマンダ・プラマー)の強盗常習犯カップルが、次なる計画を話し合っている。

パンプキンは、レストランが強盗に狙われにくいことに気づき、その場の店を襲おうと、二人は、突然、銃を抜き怒鳴り声を上げる。
__________

マフィアの殺し屋ヴィンセント・ベガ(ジョン・トラボルタ)とジュールス・ウィンフィールド(サミュエル・L・ジャクソン)は、騙し取られたブリーフケースを取り戻そうとする。

二人は他愛もない話をしながら裏切り者の部屋に行き、その男ブレット(フランク・ホエーリー)らを殺しブリーフケースを取り戻す。


● ヴィンセント・ベガとマーセルス・ウォレスの妻

ボクサーであるブッチ・クーリッジ(ブルース・ウィリス)は、マフィアのボス、マーセルス・ウォレス(ヴィング・レイムス)から八百長のための金を受け取る。

ヴィンセントは、ヤクの売人ランス(エリック・ストルツ)とジョディ(ロザンナ・アークエット)の元に向かい、ヘロインを仕入れる。

ボスのウォレスから、妻ミア(ユマ・サーマン)の相手を頼まれたヴィンセントは、彼女の指示で1950年代のハリウッド風のテーマ・レストランで食事をして、ツイスト・コンテストに参加する。

優勝してトロフィーを持ち帰った二人だったが、ミアがヴィンセントの持っていた上物のヘロインを吸ってしまい、意識不明状態になってしまう。

焦ったヴィンセントは、売人のランスに助けを求め、彼は、ミアの心臓にアドレナリン注射を打つ。

ミアは意識を取り戻し、ヴィンセントと彼女は、この件を秘密にすることを約束して別れる。
__________

ブッチは試合の前に、子供の頃、父親の戦友クーンツ大尉(クリストファー・ウォーケン)から、父の形見の金時計を渡された夢を見ていた。

● 金時計

ブッチはウォレスを裏切り、試合に勝って自分に賭けて大儲けをする。

恋人ファビアン(マリア・デ・メディロス)と共に逃亡しようとしたブッチだったが、彼女が、父親の形見の金時計を忘れてきたことに気づく。

激怒したブッチは、仕方なくアパートに戻り時計を見つけるが、ヴィンセントが待ちかまえていることに気づく。

そして、銃を持たずにトイレに入っていたヴィンセントはブッチに撃ち殺されてしまう。

その後ブッチは、信号待ちしている際、偶然ウォレスと出会ってしまう。

ブッチはウォレスを轢いて逃走しようとするが、事故を起こしてしまう。

ウォレスは意識を取り戻し、ブッチに気づいて発砲して後を追う。

二人は質屋で格闘になるが、変質者の店主メイナード(デュエン・ウィテカー)と警官のゼッド(ピーター・グリーン)に捕らえられて拷問を受ける。

ブッチは、その場を脱出して独り逃げようとするが、引き返してウォレスを助ける。

八百長の件はチャラとなり、ブッチはファビアンと共に街を出る。

● ボニーの一件

ヴィンセントとジュールスは、ブリーフケースを取り戻した部屋で、隠れていた男(アレクシス・アークエット)に銃撃される。

しかし、弾はヴィンセントとジュールスを外れ、二人は男を射殺する。

その部屋にいたマーヴィン(フィル・ラマール)を車に乗せ、二人はウォレスの元に向かおうとするが、ヴィンセントの銃が暴発してマーヴィンを射殺してしまう。

仕方なくジュールスは、友人のジミー(クエンティン・タランティーノ)に連絡を入れ、彼の家のガレージで死体の始末をしようとする。

しかし、妻ボニーに知られるのを恐れたジミーは憤慨し、ジュールスらに死体の始末を急がせる。

ジュールスからの連絡を受けたマーセルスは、”掃除屋”ウィンストン”ザ・ウルフ”ウルフ(ハーヴェイ・カイテル)を派遣する。

その後、ヴィンセントとジュールスは、ウルフに言われるがままに車を掃除する。

遺体をトランクに入れ、ジミーからTシャツをもらい着替えた二人は、ウルフと車を処分して、彼に感謝して別れる。

● エピローグ

事が済んだヴィンセントとジュールスは、レストランで朝食をとりながら、この世界から足を洗うことなどを考えて話し合う。

ヴィンセントがトイレに行った後、店内にパンプキンとハニー・バニーの怒鳴り声が響き渡る。

二人は、店内の客の財布を奪い始め、パンプキンがジュールスのブリーフケースに気づく。

ブリーフケースを奪おうとしたパンプキンは、それをジュールスに開けさせる。

ケースの中を確認させたジュールスは、パンプキンの銃を奪いハニー・バニーを黙らせる。

ジュールスは、パンプキンに銃を向けながら、戻ってきたヴィンセントを落ち着かせる。

そして、自分の財布にあった現金をパンプキンに渡したジュールスは、二人を見逃し、ブリーフケースを持って、ヴィンセントと共にその場を立ち去る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

マフィアの殺し屋ヴィンセントとジュールスは、奪われた金を取り戻し、一人の男を連れてボスのウォレスの元に戻ろうとする。
しかし、その男を、ヴィンセントが誤って殺してしまったためジュールスは焦り、死体処理に悪戦苦闘する。
事を済ませた二人は、朝食を取ろうとしたレストランで、ケチな強盗カップル、パンプキンとハニー・バニーの強盗現場に居合わせてしまう・・・。
ボクサーのブッチは、ウォレスに八百長を持ちかけたられるが裏切り、自分に賭けた大金を手に逃げようとする。
父の形見を取りに行ったブッチだったが、そこには、ウォレスの手下ヴィンセントが待ち構えていた・・・。
__________

第67回アカデミー賞では、クエンティン・タランティーノが脚本賞を受賞した。
・ノミネート
作品・監督
主演男優(ジョン・トラボルタ)
助演男優(サミュエル・L・ジャクソン)
助演女優(ユマ・サーマン)
編集賞

また、カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞
した。

わずか800万ドルの製作費にも拘らず、北米のみで1億ドルを突破し、全世界で約2億1400万ドルのヒットとなった。

物語が前後するので、油断して見ていると混乱してしまうが、ストーリー自体は単純明快、ユーモア、残虐性、切れ味鋭い気の利いたトークなど、2時間半の長尺ながら全く飽きも来ない、脚本を含めた展開は痛快でもある。

結局、ドラマのキーポイントになる、開けると光り輝くブリーフケースの中身が、何かわからずに終わってしまうところも面白い。

映画マニアのタランティーノらしく、レストランが往年のハリウッドスタイルであったり、カリン・ラクトマンのスパゲッティ・ウエスタン風の音楽も効果的に使われ、そのあたりも実に興味深い作品。

「ベイビー・トーク」シリーズなど、出演作はあったものの、本作によって、再び世界のトップスターに返り咲いたジョン・トラボルタの魅力が爆発し、彼にとっては、新たなる一時代を築くきっかけとなった作品。

サミュエル・L・ジャクソンは、ユーモラスな相棒ジョン・トラボルタとは対照的に、相手を威圧する迫力は凄まじく、共にアカデミー賞にノミネートされ、トラボルタを上回る熱演を見せてくれる。

現実離れしているような女性、長身のユマ・サーマンは、タランティーノ作品に良く似合う。
登場場面は少ないのだが、強烈なインパクトを与えてくれる。

他、友情出演などを含め、タランティーノ自身も出演する豪華キャストなど見所十分だ。

マフィアの脅威を全く恐れないボクサーのブルース・ウィリス、その恋人マリア・デ・メディロス、威勢がいいだけの強盗カップル、ティム・ロスアマンダ・プラマー、マフィアのボス、ヴィング・レイムス、ヤクの売人エリック・ストルツロザンナ・アークエット、”掃除屋”ハーヴェイ・カイテル、ブッチ(B・ウィリス)の父の戦友クリストファー・ウォーケン、ブリーフケースを奪ったフィル・ラマールフランク・ホエーリーアレクシス・アークエット、変質者ピーター・グリーンデュエン・ウィテカー、おそらく、誰も彼とは分からないだろう、テーマ・レストランのウエイターのスティーヴ・ブシェミ、ファミレスの客で製作者ローレンス・ベンダーも端役出演している。


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