ランパート Rampart (2011) 3/5 (1)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
 ★★★☆☆

暴力行為が問題視されながら、持論を曲げない警官が、周囲や家族に見放されて孤立していく姿を描く、監督オーレン・ムーヴァーマンウディ・ハレルソンスティーヴ・ブシェミ、シガニー・ウィーバーロビン・ライトアン・ヘッシュら共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■
監督:オーレン・ムーヴァーマン

製作
ベン・フォスター
ローレンス・イングリー
クラーク・ピーターソンほか
原作:ジェームズ・エルロイ
脚本
オーレン・ムーヴァーマン
ジェームズ・エルロイ
撮影:ボビー・ブコウスキー
音楽:ディコン・ハインクリフェ

出演
デヴィッド・ダグラス・ブラウン:ウディ・ハレルソン
ハーツホーン:ネッド・ビーティ
”ジェネラル”テリー:ベン・フォスター
ジョアン・コンフリー:シガニー・ウィーバー
リンダ・フェントレス:ロビン・ライト
キャサリン:アン・ヘッシュ
バーバラ:シンシア・ニクソン
ビル・ブラゴ:スティーヴ・ブシェミ
ヘレン:ブリー・ラーソン
カイル・ティムキンス:アイス・キューブ
ジェーン:ステラ・シュナベール

アメリカ 映画
配給 ミレニアム・エンタテインメント
2011年製作 108分
公開
北米:2011年11月23日
日本:未公開
北米興行収入 $972,512


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1999年、ロサンゼルス
市警ランパート分署のパトロール警官デヴィッド・ダグラス・ブラウン(ウディ・ハレルソン)は、自分の思うがままの強引な行動で、悪党を容赦なく叩きのめして締め上げる暴力的な行為が、問題視されていた。

そんなデヴィッドは、姉妹である二人の元妻キャサリン(アン・ヘッシュ)とバーバラ(シンシア・ニクソン)、そして、それぞれの娘達と暮す奇妙な生活を送っていた。

ある日、パトカーに衝突されたデヴィッドは、相手を徹底的に叩きのめし、それが問題となり市民団体から訴えられる。

ランパート分署は、元々、多くの問題を抱えていたため、デヴィッドは、地方検事代理ジョアン・コンフリー(シガニー・ウィーバー)に呼ばれて話を聞かれる。

デヴィッドは、襲ってきた男を逮捕しただけだと言って、考えを変えようとしない。

その夜、バーで声をかけた、不動産業者だというリンダ・フェントレス(ロビン・ライト)と、デヴィッドは激しく愛し合う。

元警官で情報源でもあるハーツホーン(ネッド・ビーティ)に会ったデヴィッドは、自分が政治家などにハメられた可能性もあるが、とりあえずは大人しくしているようにと助言を受ける。

その後、検事ビル・ブラゴ(スティーヴ・ブシェミ)とジョアンを前にしても、デヴィッドは相変わらず持論を曲げようとしない。

家族ともシックリ行かない日々が続くデヴィッドは、リンダからの連絡を受けて会うことになるが、彼女が弁護士で、かつて自分が殺したレイプ犯の弁護人だったことを知る。

リンダと愛し合って帰宅したデヴィッドは、バーバラから、家を売ると言われるが、彼はそれを受け入れられない。

ハーツホーンに、金が必要なことを伝えたデヴィッドは、彼から高額な賭博が行われる場所を教えられる。

デヴィッドは、そこを襲った強盗を追い犯人を殺し、その金を奪うが、その件が再び問題となり、家族が迷惑を被っていることから、キャサリンからも、家を出て欲しいと言われてしまう。

自分が陥れられる気配を感じたデヴィッドは、今回の情報源が誰かをハーツホーンに確かめるが、彼はそれを教えない。

リンダが、誰かに雇われて近づいてきたかを確かめたデヴィッドは、それが分からないまま彼女と愛し合う。

ベトナムで負傷して、車椅子生活の”ジェネラル”テリー(ベン・フォスター)に、賭博の件で探りを入れたデヴィッドだったが、何も情報は掴めない。

その後、内部捜査官カイル・ティムキンス(アイス・キューブ)に気づいたデヴィッドは、身分を明かした彼に、職務を遂行しているだけだと、後ろめたいことがないことを伝える。

心配で様子を見に来た娘のヘレン(ブリー・ラーソン)にも、デヴィッドは、安心させてあげる言葉をかけることが出来ない。

ホテル住まいをしていたデヴィッドは、弁護士費用などのために節約しようと家に戻るが、キャサリンとバーバラに追い払われてしまう。

テリーが、賭博の襲撃事件で証言をすることになり、リンダが彼と組んだことを知ったデヴィッドは、ティムキンスからも動かぬ証拠を突きつけられ、窮地に立たされる。

ハーツホーンを訪ねたデヴィッドは、なぜ自分が生贄にされるのか、彼に銃を向けてそれを問う。

デヴィッドはハーツホーンに銃を奪われるが、彼は発作で倒れてしまい、デヴィッドは、何もせずにその場を立ち去る。

スーツを届けに来た娘達に、自分の気持を分かってもらえないデヴィッドは、精神的に限界に達し、自殺しようとも思うもののそれもできない。

ティムキンスを呼び出したデヴィッドは、警官になってからしてきたことを自白し、それをテープに録音する。

そのテープを渡して取引しようとしたデヴィッドだったが、ティムキンスはそれを拒み、その場を立ち去る。

家の様子を見に行ったデヴィッドは、楽しい時間を過ごす家族の中で、自分に気づいたへレンの態度で、完全に見限られたことを悟り絶望する。


■ 解説 評価 感想 ■
1991年本に起きた”ロドニー・キング事件”をはじめとするロサンゼルス市警の”ランパート分署スキャンダル”を題材にして、「L.A.コンフィデンシャル」(1997)などの原作でも知られるジェームズ・エルロイが、監督オーレン・ムーヴァーマンとの共同脚本で製作された作品。

*(簡略ストー リー)
1999年。
ロサンゼルス市警ランパート分署のパトロール警官デヴィッド・ダグラスは、度重なる暴力的な行動を問題視されていた。
デヴィッドは、姉妹である二人の元妻キャサリンとバーバラ、そして、そのそれぞれの娘達と暮す、奇妙な生活を送っていた。
ある日デヴィッドは、パトカーに追突した相手を袋叩きにしてしまい、それが報道されて大問題になり、市民団体から訴えられてしまう。
しかしデヴィッドは、地方検事代理のコンフリーの聴取にも、襲ってきた相手を逮捕しただけだと言い張るだけだった。
そんなデヴィッドは、バーで不動産業者だというリンダに出会い、二人は愛し合う。
やがて、デヴィッドの悪い噂で家族が迷惑を被り、彼は、妻や娘達ともシックリこない日々が続いていた。
その後、リンダが弁護士だと分かり、デヴィッドが、制裁だと言って
殺害したレイプ魔の弁護人だったことを知る。
そして、デヴィッドは訴訟費用などに金が必要になり、情報源の元警官ハーツホーンから、大金が動く賭博現場の情報を得るのだが・・・。
__________

アメリカ社会の大きな問題でもある、警察官の汚職や暴力、そして人種偏見などを、実際に起きた事件を基に描き、リアリズムを追求している。

北米で、拡大公開もされない小作ではあるが、実力派や個性派による豪華競演は見ものだ。

日本では劇場未公開。

制服を来ているだけで、どう見ても法の番人とは思えない主演のウディ・ハレルソンは、私生活で、数々のトラブルを起して逮捕歴もあるだけに、正にスキャンダラスな役どころがハマっている。

主人公の情報源の元警官ネッド・ビーティ、戦争で負傷し車椅子生活を送るベン・フォスター、地方検事代理シガニー・ウィーバー、主人公に近づく弁護士ロビン・ライト、元妻で、姉妹のアン・ヘッシュシンシア・ニクソン、その娘ブリー・ラーソン、やや彼らしくない堅い役であり、ワンシーンだけの出演が残念な検事スティーヴ・ブシェミ、内部捜査官アイス・キューブ、そして、冒頭で、主人公の相棒として登場する女性警官、ジュリアン・シュナーベルの娘ステラ・シュナベール等が共演している。


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