昼下りの決斗 Ride the High Country (1962) 4/5 (4)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

金塊の輸送を依頼された元連邦保安官が旧知の元同僚を誘い、裏切られながらも正義と誇りを胸に任務を果たそうとする姿を描く、監督、脚本サム・ペキンパー、主演ランドルフ・スコットジョエル・マクリーマリエット・ハートレイ他共演の西部劇。


西部劇


スタッフ キャスト ■

監督:サム・ペキンパー
製作:リチャード・E・ライオンズ
脚本
N・B・ストーンJr.

サム・ペキンパー(クレジットなし)
ロバート・クレイトン・ウィリアムズ(クレジットなし)
撮影:ルシアン・バラード

編集:フランク・サンティーヨ
音楽:ジョージ・バスマン

出演
ギル・ウェストラム:ランドルフ・スコット

スティーヴ・ジャッド:ジョエル・マクリー
エルザ・ヌードセン:マリエット・ハートレイ
ヘック・ロングツリー:ロン・スター
トリヴァー判事:エドガー・ブキャナン

ジョシュア・ヌードセン:R・G・アームストロング
ヘンリー・ハモンド:ウォーレン・オーツ
エルダー・ハモンド:ジョン・アンダーソン
ビリー・ハモンド:ジェームズ・ドルーリー
シルヴァス・ハモンド:L・Q・ジョーンズ
ジミー・ハモンド:ジョン・デイヴィス・チャンドラー

アメリカ 映画
配給 MGM

1962年製作 94分
公開
北米:1962年6月20日
日本:1962年7月28日
製作費 $813,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

銀行からの依頼で、金塊を鉱山から輸送する仕事を頼まれた、元連邦保安官スティーヴ・ジャッド(ジョエル・マクリー)は、訪れた町で旧知ギル・ウェストラム(ランドルフ・スコット)に出くわす。

ジャッドは、共に連邦保安官を6年務めたウェストラムを助手にすることにするのだが、彼が連れて来たヘック・ロングツリー(ロン・スター)の若さを気にする。

しかし、三人の男達と殴り合うヘックを見たジャッドは、彼を雇いコース金山へと向かう。

一日10ドルで雇われたウェストラムだったが、ヘックは金塊を奪うことも考える。

途中、三人は、ジョシュア・ヌードセン(R・G・アームストロング)の家に立ち寄り、一晩泊めてもらうことになる。

ヘックは、ジョシュアの娘エルザ(マリエット・ハートレイ)が気に入ってしまい、二人は意識する仲になる。

信心深いジョシュアは、金に群がる者達を罪人とみなし非難するが、ジャッドは、仕事として運搬するだけだと答える。

エルザは、ハモンド兄弟のビリー(ジェームズ・ドルーリー)と婚約していて、ジョシュアはヘックがまともな人間に思えないため、娘に近づく彼を追い払う。

翌日、ジョシュアの家を後にして山岳地帯に入った三人だったが、そこに、父親に反抗して家を飛び出したエルザが現われ、彼らに同行することになる。

その後、ヘックはエルザに強引に迫るが、ジャッドがそれを制止し、彼を一発で叩きのめす。

ウェストラムも、女が目的でないことをヘックに解らせるために、彼を殴り倒す。

翌日、4人は鉱山に到着し、ジャッドとウェストラムは金を預かりに、ヘックは、エルザをビリーの元に連れて行く。

エルザは、エルダー(ジョン・アンダーソン )、シルヴァス(L・Q・ジョーンズ)、ジミー(ジョン・デイヴィス・チャンドラー)、そして、ヘンリー(ウォーレン・オーツ)ら兄弟をビリーから紹介される。

その夜、エルザとビリーは結婚式を挙げるために酒場に向かい、トリヴァー判事(エドガー・ブキャナン)により式が執り行われる。

エルザは、野蛮人のような兄弟達にキスされるなど不快な目に遭い、さらにビリーに強引に抱かれそうになる。

ヘンリーやシルヴァスもエルザの体を奪おうとしたため、彼女は抵抗して酒場から逃げようとする。

エルザの悲鳴を聞いたヘックは、彼女を助けるために兄弟に襲い掛かる。

そこにジャッドが現れ、騒ぎを鎮めてエルザを連れて戻ることを決める。

しかし、ビリーが鉱山法廷に訴えを起こし、エルザの身は、判事の判断に委ねられることになる。

ウェストラムは、酔い潰れているトリヴァー判事の元に向かい、エルザの結婚証明書を取り上げ、法廷にそれがないことを伝えるよう強要する。

トリヴァー判事はハモンド兄弟に痛めつけられ、ジャッドらは、エルザを連れて鉱山を離れる。

その後ウェストラムは、ジャッドを金塊強奪の仲間に誘おうとするが、説得は不可能と見て、その夜、行動に移そうとする。

しかし、それを察知したジャッドは、金塊を奪い逃げようとする二人に銃を向け、武器を捨てさせる。

翌日、先を急ぐ4人の前に、エルザを取り戻そうとするハモンド兄弟が現れる。

ジャッドは、兄弟をその場から追い払い、自分に一目置くようになったヘックの拘束を解き銃を渡す。

そしてジャッドらは兄弟と対決となり、ヘックがシルヴァスを射殺する。

兄弟は一旦引き上げ、野営をすることになったジャッドは、親友だったウェストラムを許そうとしない。

名案があると言うウェストラムを、既に信用しないヘックは、彼と別行動を取る。

翌朝、姿を消したウェストラムは、シルヴァスの死体から銃と馬を奪い、ジャッドらの後を追う。

ジャッドらはエルザの家に着くが、ジョシュアは先回りしていたハモンド兄弟に殺されていた。

狙い撃ちされた、ジャッドとヘックは銃弾を浴びるが、そこにウェストラムが現れて加勢し、兄弟と対決しようとする。

兄弟を倒した二人だったが、ジャッドが急所を撃たれて死を覚悟する。

ウェストラムは、金塊を届けることを約束し、ジャッドは彼らが去った後、息を引き取る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

連邦保安官スティーヴ・ジャッドは、銀行から金塊輸送を頼まれ、出くわした旧知のギル・ウェストラムに助手を頼む。
ウェストラムが連れて来たヘックの若さを気にしながら、ジャッドらは金山に向かう。
途中ジャッドらは、信心深いジョシュアの家で一晩世話になる。
その後、父親ジョシュアに反抗して家を飛び出した娘エルザが、ジャッドらに同行することになる。
エルザは、金鉱にいるハモンド兄弟のビリーと婚約していたため、現場に着き結婚式を挙げる。
しかし、エルザは、強引に体を奪おうとする兄弟に抵抗して、その場を逃げ出そうとする。
ジャッドとヘックはエルザを助け、彼女を家に連れ戻そうとするが、結婚式を済ませていた兄弟は納得しない・・・。
__________

後に、独特の映像表現で、バイオレンス映画の一時代を築くサム・ペキンパーの、初期監督作品にして評価が高い、正統派西部劇の秀作。

1992年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

芸歴としてはほぼ同等で、ランドルフ・スコットジョエル・マクリーより7歳年上である、主演の二人はクレジットでは同時に表示される。

まだ50代後半のジョエル・マクリーは、その後も活躍を続けるが、ランドルフ・スコットは、60歳半ばで、本作を最後に、キッパリと映画界を引退したという意味で、往年の彼を知るファンには感慨深い作品。

どちらかと言えば、ジョエル・マクリーが主人公の物語であり、共にハリウッドの全盛期を支えたスター同士、ランドルフ・スコットの最後を飾る作品に相応しい作品とも言える。
一旦は裏切る彼を、見事にヒーローにして締めくくるラストは泣かせる演出だ。

ファンとしては、主演の二人に尽きる作品ではあるが、ドラマに華を添えるヒロインのマリエット・ハートレイ、彼女と惹かれ合い、主人公の男気に触れて成長していく若者ロン・スター、飲んだくれの判事役エドガー・ブキャナン、エルザ(M・ハートレイ)の厳格な父R・G・アームストロング、ハモンド兄弟役ウォーレン・オーツジェームズ・ドルーリージョン・アンダーソン ジョン・デイヴィス・チャンドラー、そして、ペキンパー作品には欠かせないL・Q・ジョーンズなど、脇役陣も充実している。


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