ROME(ローマ) ROME (2005) 5/5 (32)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
エミー賞
ストーリー(シリーズ)
解説
5star

テレビ・ドラマ史上最高の製作費200億円以上をかけた、愛と策謀の歴史ドラマ。
監督マイケル・アプテッド他、ケヴィン・マクキッドレイ・スティーヴンソンキアラン・ハインズポリー・ウォーカー、ジェームス・ピュアフォイ他共演。


海外TVドラマ


スタッフ キャスト ■

監督
マイケル・アプテッド
アラン・テイラー
アレン・コールター
アラン・プール
スティーヴ・シル
ティモシー・ヴァン・パタン
製作総指揮
フランク・ドールガー
ギャレス・ニーム
ジェーン・トランター
製作:トッド・ロンドン
原案
ブルーノ・ヘラー
ジョン・ミリアス
ウィリアム・J・マクドナルド
脚本:ブルーノ・ヘラー
撮影:アリク・サクハロフ
美術:ジョゼフ・ベネット
衣装デザイン:エイプリル・フェリー
音楽:ジェフ・ビール

出演
ルキウス・ヴォレヌスケヴィン・マクキッド
ティトゥス・プッロレイ・スティーヴンソン
ガイウス・ユリウス・カエサルキアラン・ハインズ
アティアポリー・ウォーカー
グナイウス・ポンペイウス・マグヌスケネス・クラナム
マルクス・アントニウスジェームス・ピュアフォイ
マルクス・ユニウス・ブルートゥストビアス・メンジーズ
ガイウス・オクタヴィアヌス
(少年時代-マックス・パーキス /青年時代-サイモン・ウッズ
アグリッパアレン・リーチ
マルクス・トゥッリウス・キケロデイヴィッド・バンバー
ポルキウス・カトーカール・ジョンソン
セルウィリアリンゼイ・ダンカン
オクタヴィアケリー・コンドン
ニオベ:インディラ・ヴァルマ
クレオパトラリンゼイ・マーシャル
エイレネ:キアラ・マスタッリ
ポスカ:ニコラス・ウッドソン
ティモン:リー・ボードマン

製作 HBOBBC
放映 2005年8月28日-2007年3月27日
全22話 各話約50分
製作費 200億円


エミー賞 ■

エミー賞
美術・衣装・特殊視覚効果賞など4部門受賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

紀元前1世紀、内戦や政治腐敗の中、 権力支配の争いを暗躍する男と女。

その時代を生き抜いた、二人のローマ帝国兵士ヴォレヌスプッロを中心に展開する物語。

ガリアを征服したカエサルによる、一人の絶対的リーダーが統治する、市民による、理想のローマ帝国建国の野望は、志半ばで反独裁派に阻まれてしまう。

カエサルの後継者に選ばれたオクタビアヌス(初代皇帝アウグストゥス)が、カエサルの遺志を継ぎ、 帝国を築き上げるまでの激動の時代を描いたドラマ。

● 第1シーズン
・1話 失われた鷲 “The Stolen Eagle”
・2話 ルビコン渡河 “How Titus Pullo Brought Down the Republic”
・3話 ローマ入城前夜 “An Owl In a Trornbush”
・4話 休戦の使者 “Stealing From Saturn”
・5話 アティアの奸計 “The Ram Has Touched The Wall”
・6話 アントニウスの決断 “Egeria”
・7話 ポンペイウスの最期 “Pharsalus”
・8話 クレオパトラ “Caesarion”
・9話 凌辱 “Utica”
・10話 凱旋式 “Triumph”
・11話 第十三軍団の栄光 “The Spoils”
・12話 カエサル暗殺 “Kalends of February”

● 第2シーズン
・13話 遺言 “Passover”
・14話 表と裏 “Son Of Hades”
・15話 キケロの提案書 “The Being Words Marcus Tullius Cicero”
・16話 執念 “Testudo et Lepus (The Tortoise and the Hare)”
・17話 偽りの和解 “Heroes of the Republic”
・18話 フィリッピの戦い “Philippi”
・19話 セルウィリアの呪い “Death Mask”
・20話 貞淑と裏切り “A Necessary Fiction”
・21話 宣戦布告 “Deus Impeditio Esuritori Nullus”
・22話 第一の市民 “De Patre Vostro (About Your Father)”


解説 評価 感想 ■

2007年の夏にWoWoWで放映され、勿論全編を観たものの、DVD保存しそこない非常に後悔する。

「再放送・嘆願」
WoWoWに問い合わせをする寸前で再放送が始まり大感激!!。

物語が進行するに連れ、放映される日が待ち遠しく、毎週、展開を見守る。

夜10時からの放映で、いつもなら、うとうとうと・・・

しかし、このドラマは、眠いどころか、毎回、物語に引き込まれる。

ドラマの予備知識もなく、「ミュンヘン」(2005)のキアラン・ハインズ演ずる カエサルアントニウスポンペイウスら、歴史上有名な人物を中心に進むストーリーと予測した。

第一話をそのつもりで見ていると、どうも焦点がぼけてしまう・・・・。

番組のオープニングで、

” 歴史が激しくうねる時、
そこにはいつも、二人の兵士の眼差しが
あった・・・ ”

二人のローマ兵を、 このドラマの主人公にしているところが 最大のポイントだ。


実在した二人を脚色して登場させている。
参考:
ヴォレヌス プッロ

二人の兵士、

彫刻のような容姿が正にハマっている、冷酷な百人隊長ルキウス・ヴォレヌス(ケヴィン・マクキッド) 。

とても30歳前半には思えない、とてつもない迫力で主人公を演じている。

荒っぽいが勇気を兼ね備え、野蛮で戦いを好む軍団兵ティトゥス・プッロ(レイ・スティーヴンス)。

逞しいヴォレヌスと、プッロの巨体は、格闘家のように頼もしく見える。

兵士というより、悪党のボスと殺し屋だ。

実際、ドラマの中で、ヴォレヌスはマフィアの原型のような組織のボスになり、プッロは右腕として、容赦なく外敵を消していくエピソードもある。

当初はいがみ合う二人。
ギクシャクしながらも、何度となく生死の狭間を共にし、次第に友情が芽生えていく。

歴史上の人物達と微妙に絡み合う、二人の兵士の人生。

それを取り巻く女達の争いが、このドラマのもう一つのテーマだ。

カエサルの姪アティア(初代皇帝アウグストゥス/オクタビアヌスの母)を演ずるポリー・ウォーカーの好演は特に光る。

彼女の悪女ぶりは、なぜか憎めず、 ドラマのラストでは痛快ささえ感じてしまう。


実際には、
アティアは息子であるオクタビアヌスが、アントニウス軍を破った時には生存してない。
オクタビアヌスがエジプトから凱旋し、アントニウスクレオパトラをさらし者にするラストに、アティアが登場するのは矛盾があり、もちろんドラマチックな演出のための脚色だ。

初代ローマ皇帝アウグストゥス(オクタビアヌス) 誕生までを描く、このドラマのもう一人の主役は、その母親のアティアと言っても過言でない。

それほど強烈に印象に残る人物を、クライマックスまであえて登場させた、見事な脚色だと言える。

このアティアと愛人関係にある、カエサルの腹心マルクス・アントニウスを演じるジェームス・ピュアフォイも迫力ある熱演を見せる。

製作費200億円の割には、凱旋シーンのローマ市内のセットなどが小ぢんまりとしているのが気になる。

遠景のショットをうまく生かさないと、壮大なスペクタルに必要なスケール感は描ききれない。
そのあたりが少し不満なのだが、テレビ用の演出なのだろうか。

CGも使っていない「ベン・ハー」(1959)の凱旋シーンなどに比べると、かなり迫力に欠ける。

但し、フォロ・ロマーノの遺跡面積(東西約300m、南北約100m)からすると、このドラマのセットの方が、実物に近かったとも言える。

テレビ・ドラマなので、仕方ないところだろうが、美術的センスの高い衣装やメイク、小道具、町並みのセットは細部の造りまで素晴らしい。

22編一気に観終わり、再びすぐ観直したくなるほど見応えあるドラマの、映画化に期待がかかるのだが、それが一向に実現しないのが残念だ。


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