蜘蛛女 Romeo Is Bleeding (1994) 3.5/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

マフィアと関る悪徳警官が、ロシアン・マフィアの美女に翻弄される姿を描く、ゲイリー・オールドマンレナ・オリン共演の犯罪サスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ピーター・メダック
製作総指揮
エリック・フェルナー
ティム・ビーヴァン
製作
ヒラリー・ヘンキン
ポール・ウェブスター
脚本:ヒラリー・ヘンキン
撮影:ダリウス・ウォルスキー
編集:ウォルター・マーチ
音楽:マーク・アイシャム

出演
ジャック・グリマルディ:ゲイリー・オールドマン
モナ・デマルコフ:レナ・オリン
ナタリー・グリマルディ:アナベラ・シオラ
シェリー:ジュリエット・ルイス
ドン・ファルコーネ:ロイ・シャイダー
サル:マイケル・ウィンコット
マーティ:ウィル・パットン
ケイジ:ジェームズ・クロムウェル
ジョーイ・テイト:ラリー・ジョシュア
スカリー:デヴィッド・プローヴァル
ジャックの弁護士:ロン・パールマン
ニック・ガザーラ:デニス・ファリーナ

イギリス/アメリカ 映画
配給 Gramercy Pictures
1994年製作 110分
公開
イギリス:1994年4月29日
北米:1994年2月4日
日本:1994年5月14日
製作費 $11,500,000
北米興行収入 $3,275,585


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

5月1日、フェニックス
街道のダイナーを営む、元ニューヨーク市警のジャック・グリマルディ(ゲイリー・オールドマン)は、思いに耽る。
__________

ニューヨーク
ジャックは、万年巡査部長の生活を抜け出すために、マフィアに情報を流して大金を手に入れていた。

ジャックは、美しい妻ナタリー(アナベラ・シオラ)の他、若い愛人シェリー(ジュリエット・ルイス)との関係も楽しんでいた。

そんな時ジャックは、マフィアのボス、ドン・ファルコーネ(ロイ・シャイダー)も恐れる、ロシアン・マフィアの殺し屋モナ・デマルコフ(レナ・オリン)を、FBIに引き渡す護送を任される。

待ち合わせ場所のホテルに着いたジャックは、デマルコフに誘惑されて愛し合おうとするが、そこにFBI捜査官ケイジ(ジェームズ・クロムウェル)らが現われる。

ジャックは部屋を離れて、ファルコーネ側にデマルコフの居場所を知らせ、現金を受取り帰宅する。

ナタリーの作った食事を食べたジャックは、裏庭に隠してある現金を確認する。

翌日、シェリーと楽しんだジャックは署に向かうが、その後、ファルコーネの部下サル(マイケル・ウィンコット)に呼び出され、デマルコフがいなかったことを追求される。

その後ジャックは、同僚のマーティ(ウィル・パットン)が、デマルコフに銃を奪われ逃走されたことを知らされる。

ファルコーネに会ったジャックは、今回の報酬を返して数日の猶予を求める。

しかし、ファルコーネは金は受取らずに、デマルコフを捜して始末するよう命ぜられ脅される。

ジャックは、仲間達との溜り場のバーで、デマルコフからの電話を受け、彼女の抹殺命令を承知していることを知らされ、例のホテルに呼び出される。

デマルコフは、ファルコーネの報酬6万5000ドルの5倍を払うと言って、自分を死んだことにするという提案をする。

32万5000ドルの半額を前に、残りは死亡証明書と交換すると言われたジャックはそれを承知する。

シェリーの元に向ったジャックは、フロリダに行くという彼女を引き止める。

期日を前にファルコーネに脅されたジャックは、ナタリーとシェリーの危険を察して二人を旅立たせる。

ナタリーには、1年後の5月1日か12月1日、フェニックスのダイナーで再会することを約束する。

翌日、デマルコフと待ち合わせたジャックは、彼女に死亡証明書と新しいID、そして運転免許証を渡す。

しかし、次の瞬間、デマルコフは、ワイヤーでジャックの首を絞めて殺そうとする。

抵抗したジャックは、デマルコフの左腕を撃ち、手錠をかけ彼女を車乗せて走り出す。

デマルコフはジャックに襲い掛かり、彼は街灯に激突してしまう。

現金と死亡証明書を持って、車から脱出したデマルコフは逃走し、意識が戻り自宅に戻ったジャックは、荷物をまとめてその場を離れる。

サルを見張っていたジャックは、デマルコフがその場に現われ彼を殺すのを目撃する。

その部屋に向ったジャックは、逃げようとするデマルコフを射殺するが、それは、捕らえられていたシェリーだった。

デマルコフは、シェリーの遺体の腕を切断し、撃たれて切断された自分の腕を置き火を放つ。

ジャックは翌日の新聞で、デマルコフが焼死したことを知るが、その後、彼女に捕らえられてしまう。

デマルコフはジャックを生かして愛し合い、捕らえたいたファルコーネを生き埋めにする。

そしてジャックは自由の身となり、デマルコフとの時間を楽しむが、彼は、同僚のスカリー(デヴィッド・プローヴァル)やケイジらに逮捕される。

ジャックは、弁護士(ロン・パールマン)の提案で取引して、警察に協力して釈放されるデマルコフに言い寄る。

デマルコフはジャックを罵り、妻ナタリーも死んだことを伝えて立ち去る。

しかしジャックは、同僚の銃を奪いデマルコフを射殺し、自殺しようとするが弾丸はなかった。

ジャックは、デマルコフから同僚らを守ったということになり表彰までされてしまう。

フェニックス
”ジョン・ドハティー”という新しい名前をもらい、5年目の5月1日をダイナーで迎えていたジャックは、その日と、12月1日にナタリーが現われるのを待ち続ける。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ニューヨーク市警のジャック・グリマルディは、万年巡査部長の生活を脱するため、マフィアに情報を流し大金を手に入れていた。
ジャックは、美しい妻ナタリーと平凡な日々を過ごし、若い愛人シェリーとの関係も楽しんでいた。
その後ジャックは、マフィアのボス、ファルコーネも恐れる、ロシアン・マフィアの殺し屋デマルコフをFBIに引き渡す護送を命ぜられる。
その情報をファルコーネ側に流し、大金を手に入れたジャックだったが、デマルコフは難なく逃亡してしまう。
ファルコーネに呼ばれたジャックは、デマルコフを抹殺するよう命ぜらて脅される。
しかし、デマルコフはジャックと接触して、ファルコーネの5倍の報酬を提示し、自分が殺されたことを証明するよう誘惑するのだが・・・。
__________

美しい殺し屋とマフィアに翻弄され、破滅していく刑事のはかない人生を描く、新感覚のフィルム・ノワールと言える快作であり、ピーター・メダックのスタイリッシュな演出も注目だ。

どちらかと言えば、冴えない男である主人公の刑事が、マフィアのボスも恐れる殺し屋にかなうはずがない。
その殺し屋の、美しさや妖艶な魅力と残虐性のミスマッチが、ドラマにインパクトを加え、レベルの違う相手に骨抜きにされる、哀れな主人公の存在が際立つという、見事な脚本にもうならされる。

その主人公を、実力派らしく深く演じているゲイリー・オールドマンと、圧巻の怪演を見せるレナ・オリンの、体を張った熱演は衝撃的でもある。
撮影当時37歳のレナ・オリンは、美しさは際立つが年齢相応にも見える。
しかし、ボディ・ラインなどはきれいで若々しく、彼女の魅力を再発見し驚いた方は多いはずだ。

美しい主人公の妻アナベラ・シオラ、同じく若い愛人ジュリエット・ルイス、マフィアのボス役のロイ・シャイダー、その手下マイケル・ウィンコット、主人公の同僚ウィル・パットンラリー・ジョシュアデヴィッド・プローヴァルラリー・ジョシュアFBIジェームズ・クロムウェル、主人公の弁護士ロン・パールマン、そして、殺されるマフィアのデニス・ファリーナなど、豪華スターの競演も見ものだ。


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