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殺したい女 Ruthless People (1986)


3.79/5 (34)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

誘拐された妻が殺されれば財産を手に入れられると考えた夫と犯人が巻き起こす騒動を描く、監督ジム・エイブラハムズジェリー・ザッカーデイヴィッド・ザッカー、主演ダニー・デヴィートベット・ミドラージャッジ・ラインホルドヘレン・スレイターアニタ・モリスビル・プルマン他共演のコメディ。


コメディ


スタッフ キャスト
監督

ジム・エイブラハムズ
ジェリー・ザッカー
デイヴィッド・ザッカー
製作:
マイケル・ペイサー
製作総指揮
リヒャルト・ワグナー
ジョアナ・ランカスター
ウォルター・イエットニコフ
脚本:デール・ローナー
撮影:ヤン・デ・ボン
編集
アーサー・シュミット
ギブ・ジャフェ
音楽:ミシェル・コロンビエ

出演
サム・ストーン:ダニー・デヴィート
バーバラ・ストーン:ベット・ミドラー
ケン・ケスラー:ジャッジ・ラインホルド
サンディ・ケスラー:ヘレン・スレイター
キャロル・ドッズワース:アニタ・モリス
アール・モット:ビル・プルマン
フランク・ベンダー警部補:アート・エヴァンス
ウォルターズ警部補:クラレンス・フェルダー
ヘンリー・ベントン署長:ウィリアム・G・シリング
ベッドルーム・キラー:J・E・フリーマン
オーディオ店の客:ゲイリー・リアリー

アメリカ 映画
配給 ブエナビスタ
1986年製作 93分
公開
北米:1986年6月27日
日本:1986年12月13日
製作費 $9,000,000
北米興行収入 $71,624,880


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ロサンゼルス
アパレル業界の大物サム・ストーン(ダニー・デヴィート)は、妻バーバラ(ベット・ミドラー)の父親の財産目当てで結婚したことを愛人のキャロル・ドッズワース(アニタ・モリス)に話す。

ところが、義父は長生きしたためにその当てが外れてしまい、自分で財産を築いたことをサムはキャロルに伝える。

義父が15年も生きたことをキャロルに話したサムは、バーバラの財産は自分のものだと言って、彼女を殺す考えを伝えて席を立つ。

帰宅したサムは、クロロホルムを用意してバーバラを捜すものの姿が見えない。

嫌っているバーバラの愛犬マフィーを追って裏庭に向かったサムは、クロロホルムの瓶を投げつける。

電話を受けたサムは、相手からバーバラを誘拐したと言われて50万ドルを要求される。

指示に従わない場合、又は警察やマスコミに話した場合はバーバラを殺すと言われたサムは、思わず喜んでしまう。

早速、警察に通報したサムは、マスコミにも情報を流し、屋敷の周辺は野次馬が集まり騒然となる。

犯人のケン・ケスラー(ジャッジ・ラインホルド)と妻のサンディ(ヘレン・スレイター)は家に戻り、袋に詰めたバーバラを地下室に連れて行き、暴れたために階段から突き落としてしまう。

抵抗するバーバラに蹴られて首を絞められたケンは、彼女を鎖につなげて拘束する。

アヒルのマスクをつけてバーバラの目隠しを外したケンとサンディは、自分を愛している夫に八つ裂きにされると言われる。

その頃、バーバラの死を願うサムは祝杯を挙げる。

テレビ局の全てが今回の事件を報道しているために驚いたケンは、罪悪感を感じるサンディに、彼女がデザインした”ストレッチ・ミニ”を盗んで大儲けしたサムは泥棒だと言って、バーバラを誘拐したことを納得させる。

サムを信用などしていないキャロルは、若い恋人のアール・モット(ビル・プルマン)に、サムがバーバラを殺害する現場をビデオで撮影させようとする。

キャロルは、その映像でサムを脅し、一生、金を貢がせてアールとタヒチで暮らすことを考えていたのだった。

ストーン邸に着いたフランク・ベンダー警部補(アート・エヴァンス)は、同僚のウォルター警部補(クラレンス・フェルダー)から、クロロホルムが染みたハンカチと芝生のタイヤ痕、キッチンの血痕が見つかったことを知らされる。

ベンダーの事情聴取を受けるために、涙を流そうとしたサムだったが、鏡の前で思わず笑ってしまう。

キャロルの指示通りに、サムがバーバラを殺害するはずの場所でカメラをセットしたアールは、車で現れた男性(ウィリアム・G・シリング)が女に迫る様子を撮影する。

カップルは愛し合っていたのだが、アールは殺人だと思い込み、気分が悪くなり吐いてしまう。

ベンダーと話したサムは、状況を伝えながら悲しむ表情を見せる。

キャロルの元に戻ったアールは、悲惨な現場のことを話す。

ビデオの映像を冒頭だけ確認したキャロルは、サムが本当にバーバラを殺したと考える。

そこにサムが現れたため、アールに隠れているようにと伝えたキャロルは、サムを迎え入れる。

誘拐事件は知っていたキャロルは、それを喜ぶサムが全て企んだことだと思い込む。

ご機嫌なサムは、戻って悲しいふりをしなければならないと言ってその場を去る。

鎖が簡単に外せることに気づいたバーバラは、地下室から出て叫び始め、ケンの足を蹴り警察に通報しようとしたために、銃を向けられてしまう。

ケンとサンディは、バーバラを眠らせようとするものの失敗する。

コップを投げられて鼻に当たったケンは、クロロホルムを染み込ませていたハンカチを顔に当てたために意識が朦朧となり、バーバラに銃を奪われてしまう。

それがライターだと分かったバーバラは、泡だて器で反撃するものの、鎖を踏み滑って転んでしまい、ケンに眠らされる。

鑑識では、ストーン邸のタイヤ痕が調べられる。

その頃、凶悪犯”ベッドルーム・キラー”の犯行が世間を騒がせていた。

今後を心配するサンディを安心させたケンは、サムは必ず来ると言って現金の引き渡し場所に向かう。

ところが、サムが現れなかったために、ケンはストーン邸に電話をする。

犯人からの電話だったために、その場にいたベンダーらに気づかれないようにしたサムは、仕事の電話を装い書斎にかけてほしいと伝える。

サムに電話をしたケンは、現金の受け渡し場所に来なかった理由を訊き、屋敷には警察とマスコミがいることを確認する。

もう一度チャンスを与えると言うケンは、現金の受け渡しは水曜日に変更するとサムに伝える。

バーバラが生きていることを確認したサムは、彼女を殺す方法をケンに尋ね、水曜日に会うことを約束して電話を切る。

銃声がしたために驚いたベンダーらは書斎に向かい、サムがマフィーを撃ったことを知り、暴発だと言われる。

市民に扮装した警官と共に現金の受け渡し場所に向かったベンダーは、犯人が現れないためにサムが待機する付近の公衆電話に電話をする。

家に帰るよう指示されたサムは、現金の入ったケースを持って去ろうとするが、暴漢にナイフを向けられる。

財布と時計と指輪を要求した男は、周囲にいた警官達に銃を向けられる。

サンディから、身代金が支払われたら釈放すると言われたバーバラは、痩せるために必要なもののリストを渡すものの、高くて買えないと言われる。

バーバラから、買ってこなければ、逮捕された後は電気椅子かガス室、又は銃殺されると言われて脅されたサンディは怯えてしまう。

同じ頃キャロルは、ビデオテープをサムに送る。

バーバラに手を焼くケンは、彼女から、刑務所に入れば男達に可愛がられると言われてからかわれる。

オフィスにいたサムは、現れたキャロルから、誕生日のプレゼントだと言われて、コートの下の下着を見せる。

マフィーを殺すことしか頭にないサムは、大型犬が欲しいことをキャロルに伝える。

ドーベルマンを手に入れて帰宅したサムは、マフィーを殺すよう命ずる。

届いたビデオの映像を確認したサムは、送ってきたのがキャロルだと思い電話をする。

サムから、同じことをしてほしいことは分かっていると言われたキャロルは戸惑う。

映像を全て見ていなかったキャロルは、殺人現場を映しているものだと思っているために困惑する。

サムがポルノビデオだと思っていることに気づかないキャロルは、彼に拷問されて殺されると考え、アールの家に向かい身を隠そうとする。

アールのトレーラーハウスに向かったキャロルは、このままではサムに殺されてしまうと考え、テープをダビングして警察に送る。

水曜日。
再びサムが現れないために不思議に思ったケンは家に戻り、バーバラに、夫婦仲は円満だったのかを尋ねる。

ケンと話したサンディは、バーバラとサムには愛がないと考え、怯えながら過ごすのは限界だと彼に伝える。

サムが強気を装っていると考えたケンは、攻めまくることにする。

犯人からの電話を受けたサムは、金がないので身代金は払えないと伝える。

驚いたケンは5万ドルに金額を下げて、翌日の引き渡しを要求し、従わなければバーバラを殺すと言われたサムは、思い通りになることを願う。

翌日、バーバラの死体が見つかったことをベンダーから知らされたサムは、遺体の確認をするために安置所に向かう。

遺体は別人だったために悔しがるサムだったが、ベンダーとウォルターの前だったために、バーバラが生きていたと言って喜んで見せる。

痩せることに必死のバーバラは、意地になってエキササイズに励む。

送られてきてビデオを確認した警察署長のヘンリー・ベントン(ウィリアム・G・シリング)は、それが娼婦を相手にしている自分だったために驚く。

ビデオの件で電話を受けたベントンは、それ送ったと言うキャロルから、内容の感想を求められる。

焦るベントンはキャロルの要求を聞き、サム・ストーンの逮捕を求められる。

逮捕の理由を訊かれたキャロルは、サムが妻を殺したと答え、意味が分からないベントンは証拠が必要だと伝え、彼女からビデオで十分だと言われる。

マスコミの反応を考えた方がいいと言われたベントンは焦り、サムを逮捕することを約束する。

ストーン邸に向かったベントンは、新情報により夫犯人説が浮上したことを巡査に伝える。

ドーベルマンに怯えるマフィーを安心させた巡査は、裏庭でクロロホルムの瓶を見つける。

サムの書斎に向かったベントンは、机の引き出しに青酸カリの瓶を入れる。

ベントンは、クロロホルムとサムと愛人のツーショット写真が見つかったことを巡査から知らされる。

その頃、鑑識では、ストーン邸のタイヤ痕とケンが購入したタイヤが一致したことが分かる。

オーディオショップに勤めるケンは、現れたベンダーとウォルターから話をしたいと言われ、休息室で誘拐されたバーバラのことを訊かれる。

事件のことは新聞で読んだと答えたケンは、ストーン邸に残された車のタイヤ痕と自分のタイヤが一致したことを知らされる。

驚くケンはトイレに行きたいと言って席を立ち、窓から逃げようとする。

署に電話をしたウォルターは、クロロホルムが発見されて指紋も検出されたことから、真犯人が特定されたために喜ぶ。

それをベンダーに知らせたウォルターは、クロロホルムの瓶からサムの指紋が検出されたので犯人は彼だと伝える。

ケンに用はなくなったベンダーは、トイレの中の彼に帰ることを伝える。

サムに電話をしたケンは、バーバラに命乞いをされたために生かしていると伝え、身代金を1万ドルに下げる。

断られたケンは憤慨するが、殺すと言っておきながら実行できない腰抜け呼ばわりされ、今度は必ずやれとサムに脅されてしまう。

店に戻り、客(ゲイリー・リアリー)からステレオが欲しいと言われたケンは、最高のスピーカーを試して聴かせるものの、妊娠中の妻がいることを知り他の商品を見せる。

ランチを運んできたサンディから、痩せたと言われたバーバラは体重を測り、減量に成功したことを知り感激する。

あらゆることを試してもだめだったのに、この家に来たおかげで減量に成功したと言って喜ぶバーバラは、スリムになったらシックなドレスなどを着てみたかったとサンディに伝える。

自分のデザインしたドレスなどがあるサンディは、喜んでバーバラの要望に応える。

オフィスにいたサムは、現れた警官に逮捕される。

ドレスを着たバーバラは気に入り、それがサンディのデザインだと知り、その才能に驚く。

二人は意気投合して誘拐の話になり、バーバラは、50万ドルの身代金を断ったサムとは、1万ドルまで下げても未だに交渉中だということを知る。

ショックを受けたバーバラは泣きだしてしまい、サンディは彼女を慰める。

留置場から出されたサムは、70万ドルの保釈金で釈放される。

帰宅したケンは、身代金は諦めたことをサンディに伝えて、メキシコに逃亡しようとする。

デザイナー・デビューできると言うサンディから、バーバラを帰したとことを知らされたケンは、このままでは逮捕されてしまうために焦る。

自分のデザインを気に入ってくれたバーバラは味方だと言うサンディは、共同経営者としてパリに店を出すことも約束してくれたことをケンに伝える。

バーバラと親友になったと言うサンディは、彼女は痩せたことで変わったと伝えるが、そこに誰かが現れる。

警官から、付近で目撃された凶悪犯ベッドルーム・キラーのことを訊かれたケンは、知らないと答えてチラシを渡され、警戒するようにと言われる。

逃げようとするサンディを引き留めたケンは、警官が来たのは別の男の件だったと伝えて彼女を落ち着かせる。

塀の外にいたベッドルーム・キラー(J・E・フリーマン)は、ナイフを手にして付近の様子を窺う。

ケンの家に親友したベッドルーム・キラーは、訪ねて来たバーバラから、ケンとサンディの友達かと訊かれる。

自分の母親に似ている、母親は嫌いだと言いながら、ベッドルーム・キラーはバーバラに襲い掛かろうとする。

地下室から出てきたケンに、父親に似ていると伝えたベッドルーム・キラーは、父親は嫌いだと言いながら彼に襲い掛かり、勢い余って階段から転げ落ちてしまう。

男がベッドルーム・キラーであることをチラシで知ったバーバラは、彼が死んでいることを確認する。

ケンから戻った理由を訊かれたバーバラは、誘拐はサムのでっちあげで、彼には愛人がいたという新聞記事を見せる。

サムへの復讐を考えるバーバラは、彼が一番大切にしているものを奪うことを提案するケンから、全財産を教えてほしいと言うわれる。

帰宅したサムはケンからの電話を受けて、妥当な金額の1万ドルを払うことを伝える。

バーバラが痛い目に遭っているように思わせたケンは、気が変わったと言って、身代金を200万ドルに引き上げる。

叫び声をあげるバーバラは宝石のことなども話してしまい、ケンは彼の他の資産などもしっていることを伝える。

ベントンに電話をしたキャロルは、サムが保釈されたことへの不満を訴え、ビデオをマスコミに流すと言って彼に迫る。

それだけは勘弁してほしいと言って、孤独な男が求めた些細な楽しみだと伝えたベントンだったが、キャロルにはその意味が理解できない。

殺人現場のビデオを見た男の意見だと思えないキャロルは驚き、ベントンから、欲望は抑えられないと言われたために、彼に病気だと伝えて電話を切る。

ベントンが度を越した間抜けとしか考えられないキャロルは、何か裏があるのかと思い、もう一度ビデオを見ることにする。

ビデオデッキがないために電気店に向かったキャロルとアールは、展示品でテープを再生してみる。

その映像は店内全てのモニターに映ってしまい、映像の男(ベントン)がサムではないことを知ったキャロルは、アールがしくじったことと、嘘だと思った誘拐が本当だったと気づく。

警察署でサムはベンダーとウォルターに会い、誘拐の話は本当だったと伝えるものの、信じてもらえない。

銀行に向かったサムは、屋敷や1500万ドルの資産はバーバラ名義であり、彼女が生きている間は手が付けられず、120万ドルの自社株と35万ドルの個人年金を担保に融資はできると言われ、身代金を用意するために借金をするしかなかった。

預金を下ろしたベントンは、国外に逃亡しようとする。

サムに電話をしたキャロルは、彼が身代金の220万ドルを払おうとしていることを知り、心配だと伝えてその場を教えてもらう。

バンク・オブ・アメリカ・プラザ
公衆電話の付近で待つサムに電話をしたバーバラは、ホテルの窓から彼を見つめながら、犯人に脅されていることを伝える。

現金があることを確認したバーバラは、時計と指輪もケースに入れるようにとサムに指示する。

ピエロのマスクを被ったケンはその場に向かい、サムからケースを受け取って去ろうとするものの、待機していた警官隊に包囲され、ベンダーから、ケースを置くようにと言われる。

近づけば人質を殺す指示を出すと言って無線機を掲げるケンは、バーバラが死んだら警察のおせいだと伝える。

ベンダーは犯人を泳がせるようにという指示を出すが、それを阻止しようとしたサムは、ケンに銃を向ける。

ケースを奪い返したサムはベンダーからの電話を受け、金を取り戻したので後は任せると伝える。

公務執行妨害と共犯罪で逮捕すると言われたサムは、銃を捨てて現金を犯人に渡すようにと指示する。

サムから現金を受け取ったケンは、警官が引き揚げたためにその場から去ろうとする。

そこに現れたアールは現金を奪い、銃撃してきたのが警官だと気づかないまま、車のタイヤを撃たれたために、ケンの車のキー奪おうとする。

ベンダーから、現金を犯人に渡して銃を捨てて手を上げろと言われたアールは、狙撃手に狙われて観念する。

現金を奪ったケンはその場を去り、サムは、ベンダーとウォルターと共に犯人を追う。

追ってくるパトカーを先導しながら、ケンは”サンタ・モニカ・ピア”に向かい、車を暴走させて海に落下する。

現金が海面に浮かんだために人々は海に飛び込み、ウォルターは沿岸警備隊を呼ぶ。

サムは、自分の金だと言って憤慨する。

その後、ピエロのマスクを被った犯人が海中から引き上げられ、ベンダーとウォルターは、それがベッドルーム・キラーだということを確認する。

数千ドル以外の現金は流されたことを知ったサムは、計画が失敗すれば人質は殺すと言われていたため、バーバラは死んだと考えて喜ぶ。

そこに現れたバーバラは、ベンダーとウォルターから、犯人に遺体の確認を求められる。

ベッドルーム・キラーが犯人だと伝えたバーバラは、その場いたサムに声をかける。

驚くサムからスリムになったと言われたバーバラは喜び、彼を抱きしめる。

仲のいい夫婦だと言いながら、サムを疑ったことを後悔したベンダーとウォルターは、バーバラがサムを痛めつけて海に突き落としたことに気づかない。

海中から浜辺に戻ったケンは、待ち構えていたサンディと抱き合い、現金を持って去ろうとする。

そこに現れたバーバラは、サムに復讐したことをケンとサンディに伝える。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス
アパレル業界の大物サム・ストーンは、妻バーバラを殺して財産を手に入れる考えを愛人のキャロルに話す。
屋敷に戻ったサムは、バーバラを誘拐したという犯人からの電話を受けて、身代金50万ドルを要求される。
自分が手を下さずにバーバラを殺してもらえると考えたサムは喜び、当然、身代金を払うつもりはない。
犯人のケンはバーバラを殺す気などなく、妻サンディのデザインを盗んだサムに復讐しようとしただけだった。
その頃キャロルは、若い恋人のアールに、サムが妻を殺す現場を盗撮させて、彼を脅すことを考えていた。
ダイエットにしか興味がない傲慢なバーバラに手を焼きながら、身代金の受け渡し場所に向かったケンだったが、サムが現れないために戸惑ってしまう・・・。
__________

幼馴染であるジム・エイブラハムズジェリー・ザッカーデイヴィッド・ザッカー兄弟の共同監督作品。

資産家の妻の殺害計画と、同時に起きた彼女の誘拐事件に関係する夫と犯人による、夫の愛人や警察署長を巻き込んだ騒動をシニカルに描くブラック・コメディ。

傲慢な妻の財産を狙い殺害しようとする夫が、彼女を誘拐され殺すと脅されたことを幸運と考える筋立てが可笑しい。

犯人は犯罪など犯す気のなかった平凡な夫婦であり、誘拐した妻に手を焼きながら、次第に心触れ合う仲になり、共通事項になった夫への復讐計画を進める展開も実に愉快だ。

実力派スターの個性を生かした、ジム・エイブラハムズジェリー・ザッカーデイヴィッド・ザッカーの、笑いのツボを押さえたテンポの良い軽快な演出は冴え、ヤン・デ・ボン撮影も注目だ。

主演のダニー・デヴィートは、アパレル業界での成功者でありながら、妻を殺してその財産を手に入れようとする男を愉快に演じている。

主人公の妻で資産家であり、ダイエットのことしか頭にない傲慢な女性ではあるものの、人間味のある演技で好演するベット・ミドラー、彼女を誘拐する妻思いの青年をいい味で演じているジャッジ・ラインホルド、その妻で、誘拐したことを後悔する気弱な女性ヘレン・スレイター、主人公を陥れようとする愛人のアニタ・モリス、その間抜けな恋人役ビル・プルマン(デビュー作)、誘拐事件の担当警部補アート・エヴァンス、その同僚クラレンス・フェルダー、事件に巻き込まれてしまう警察署長のウィリアム・G・シリング、凶悪犯のJ・E・フリーマン、オーディオ店の客ゲイリー・リアリーなどが共演している。


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