サブリナ Sabrina (1995) 3.63/5 (30)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1954年に公開された、製作、監督、脚本ビリー・ワイルダーハンフリー・ボガートオードリー・ヘプバーンウィリアム・ホールデン共演による名作「麗しのサブリナ」のリメイク。
大富豪と使用人の娘の恋を描く、製作、監督シドニー・ポラック、主演ハリソン・フォードジュリア・オーモンドグレッグ・キニア他共演のロマンチック・コメディ。


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト
監督:シドニー・ポラック

製作
スコット・ルーディン
シドニー・ポラック
製作総指揮
ロナルド・L・シュワリー
リンゼイ・ドラン
脚本
バーバラ・ベネディック
デヴィッド・レイフィール
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
編集:フレドリック・スタインカンプ
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演
ライナス・ララビー:ハリソン・フォード
サブリナ・フェアチャイルド:ジュリア・オーモンド
デヴィッド・ララビー:グレッグ・キニア
トーマス・フェアチャイルド:ジョン・ウッド
イングリッド・タイソン:アンジー・ディキンソン
パトリック・タイソン:リチャード・クレンナ
エリザベス・タイソン:ローレン・ホリー
モード・ララビー:ナンシー・マーチャンド
マック:ダナ・アイヴィ
イレーネ:ファニー・アルダン
ルイ:パトリック・ブリュエル
ローザ:ミリアム・コロン
スコット:ポール・ジアマッティ
ジョアンナ:エリザベス・フランツ
看護師:マーゴ・マーティンデイル

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1995年製作 127分
公開
北米:1995年12月15日
日本:1995年12月23日
製作費 $58,000,000
北米興行収入 $53,672,080
世界 $87,313,760


アカデミー賞
第68回アカデミー賞

・ノミネート
歌曲・音楽賞(ミュージカル・コメディ)


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ロングアイランド
大富豪ララビー家は、長男ライナス・ララビー(ハリソン・フォード)が事業を拡大し発展を続けていた。

ララビー家の運転手トーマス・フェアチャイルド(ジョン・ウッド)の娘サブリナ(ジュリア・オーモンド)は、奔放な性格の自由人である次男のデヴィッド・ララビー(グレッグ・キニア)に心を寄せていた。

いつものように木に登り、ララビー家のパーティーを眺めデヴィッドを見つめるサブリナに、父トーマスは声をかける。

トーマスは、デヴィッドに心を寄せるサブリナの気持ちは理解しつつ、娘のことを考えてパリに向かわせようとしていた。

旅支度をしたサブリナは、デヴィッドの部屋の電気が点いたのを確認して彼の元に向かう。

その場にライナスがいるとは知らずに、サブリナは相手がデヴィッドだと思い、明日、パリに発つことと自分の気持ちを伝える。

ライナスが現れたために驚いたサブリナは、慌ててその場を去る。

パリ
ヴォーグ”で働き始めたサブリナは、フランス語もできずに失敗を繰り返すが、上司イレーネ(ファニー・アルダン)に励まされる。

その後、カメラマンのルイ(パトリック・ブリュエル)に誘われてデートをしたサブリナは、デヴィッドを忘れる努力をする。

デヴィッドが、”タイソン・エレクトニクス”の令嬢エリザベス・タイソン(ローレン・ホリー)と付き合っていることを知ったライナスは、それを母モード(ナンシー・マーチャンド)に知らせる。

事業のことしか頭にないライナスは、これをビジネスチャンスだと考え、モードと共に小児科の医師であるエリザベスに会う。

エリザベスから結婚を迫られたデヴィッドは焦り、更に、ライナスが自分達を利用して”タイソン”と合併しようとしていることを知る。

その件でライナスを非難したデヴィッドはビジネスチャンスだと言われ、何をやっても中途半端な人生で、一度くらい男らしいことをしろと兄に説教される。

デヴィッドとエリザベスは婚約し、彼女の両親パトリック(リチャード・クレンナ)とイングリッド(アンジー・ディキンソン)を招き、ララビー家で食事会が開かれる。

父トーマスから、デヴィッドの婚約を手紙で知らされたサブリナは、ルイを愛せることもできず、仕事に没頭する。

その後、洗練された女性となったサブリナはアメリカに戻る。

デヴィッドのフェラーリに気がついたサブリナは、車に戻った彼に挨拶する。

サブリナと気づかないデヴィッドは彼女に惹かれてしまい、知り合いであったかのように振る舞い家まで送る。

近所に住むと言いながら屋敷に誘われたサブリナは、デヴィッドから、翌日の母親の誕生パーティーに招待される。

現れたライナスは、直ぐにサブリナだと分かり声をかける。

相手がサブリナだと知ったデヴィッドは驚き、ライナスは、父の元に向かう彼女を追うデヴィッドを引き留める。

使用人のローザ(ミリアム・コロン)、ジョアンナ(エリザベス・フランツ)スコット(ポール・ジアマッティ)らに歓迎されたサブリナは、父トーマスに、デヴィッドからパーティーに招待されたことを伝える。

トーマスの心配を理解するサブリナだったが、子供時代から夢見てきた、ララビー家のパーティーに出席したい気持ちを父に伝える。

翌日の夜、パーティーに現れたサブリナの美しさに、デヴィッドは見とれてしまう。

エリザベスが学会で出席できないため、デヴィッドはサブリナの相手をする。

モードは、デヴィッドがサブリナといることに気づき、パトリックとイングリッドには、二人が2歳の時から一緒だと説明する。

二人に声をかけたモードは心配になり、同じ頃、トーマスもサブリナのことが気がかりだった。

サブリナは、ダンスをするデヴィッドが自分に好意を持っていることに気づく。

その様子を見るパトリックとイングリッドは、二人の関係を疑う。

その間も招待客とビジネスの話をしていたライナスは、デヴィッドとサブリナのことをモードから知らされる。

デヴィッドから温室で話そうと言われたサブリナは、やや動揺する。

シャンパンを取りに行ったデヴィッドはライナスに呼ばれ、書斎で、フィアンセの両親の前でとった行動をモードから非難される。

サブリナに恋してしまったと言うデヴィッドが、ズボンのポケットにグラスを入れていることに気づいたライナスは、彼をソファに座らせてしまう。

割れたグラスで怪我をしたデヴィッドは立ち上がれなくなり、ライナスが温室に向かう。

ライナスが現れたために驚いたサブリナは、デヴィッドが怪我をしたことを知る。

サブリナは、ライナスが話を付けに来たことに気づき、代理だと言う彼と、聴こえてきた音楽に合わせて踊りキスされてしまう。

デヴィッドに頼まれたと言うライナスの頬を叩いてしまったサブリナは、彼に謝罪する。

直接デヴィッドと話をした方がよさそうだと伝えたライナスは、その場を去る。

医師に連絡してデヴィッドに強い薬を与えるよう指示したライナスは、翌日、現れたサブリナをデヴィッドの部屋に案内する。

二人をなるべく合わせたくないライナスは、別荘を手放す話をサブリナにして、写真の勉強もしてきた彼女に、その場の撮影を頼む。

ヘリコプターとプライベートジェットで現地に向かったライナスとサブリナは、別荘の撮影を終えて、自転車で町を散策する。

夜までその場で過ごした二人は、その後、屋敷に戻る。

現実主義者のライナスの違う一面を見たサブリナは、彼に興味を持つ。

翌日、ライナスとサブリナが出かけたことが、使用人の間で話題になる。

デヴィッドの様子を見に行ったサブリナだったが、付き添いの看護師(マーゴ・マーティンデイル)に会えないと言われ、ライナスに写真を届けに行く。

ニューヨーク
ライナスは、芝居のチケット2枚とバーの予約をするよう、秘書のマック(ダナ・アイヴィ)に指示する。

別荘の写真を受け取ったライナスは、サブリナを誘って街に出る。

楽しい時を過ごしたライナスは、親の跡を継ぐことが義務付けられた人生のことなどを話し、心機一転ということで、パリ行きを考えていることをサブリナに伝える。

二人は屋敷に戻り、デヴィッドに迎えられたサブリナは彼と話し、ライナスはその場を去る。

屋敷に向かうライナスは、デヴィッドとサブリナを気にする。

翌日、出社したライナスは、サブリナと二人でパリに行くことをマックに伝える。

ライナスは、タイソン夫妻と母モードが、デヴィッドの部屋にいるとマックに言われる。

デヴィッドがエリザベスに会うことを避けているらしいと話したパトリックは、モードから、怪我をして普通の状態でないのだろうと言われる。

合併の件を結婚と絡めて牽制してくるパトリックの”脅し”に対抗するため、ライナスは、サブリナのことは”進行中”だとモードに伝える。

サブリナとパリに行くことを決めたライナスは、それでデヴィッドとエリザベスは仲直りして、自分はニューヨークに戻り、合併契約書にサインする計画をモードに話す。

娘のように可愛がってきたサブリナが、傷つかない方法がないかを考えるモードだったが、ライナスにもそれが思いつかなかった。

サブリナを呼んだライナスは、自分と会うのを迷ったと言う彼女に、パリ行きを提案して好意を示す。

デヴィッドのことを気にしながらもそれを受け入れたサブリナは、こんな関係になったことに驚きながら幸せを感じる。

しかし、サブリナを騙す気になれなくなったライナスは真実を話し、全て芝居だったことを伝える。

計画を全て話したライナスは、パリにアパートと50万フランの預金口座を用意してあることをもサブリナに伝えるが、お金などいらないと言われる。

運転手の娘が悪いことだったのかと尋ねるサブリナは、明確な答えを聞けないまま、航空券を受け取りその場を去る。

屋敷にいたデヴィッドに会ったサブリナは、パリに行くことを伝える。

翌朝、オフィスに泊まったライナスは、タイソンとの合併に関する会合を準備し、航空券の名前をデヴィッドに変えるよう、出社したマックに指示する。

そこに現れたデヴィッドはライナスを殴り、自分とサブリナにした行為を批判する。

状況が変わったと言うライナスは、サブリナとパリ向かうようデヴィッドに伝え、計画は失敗に終わったと話す。

サブリナが愛しているとデヴィッドに伝えたライナスは、合併を諦める気だった。

パリ行きの便に乗り遅れると言われたデヴィッドは、エリザベスを呼び出す。

トーマスは、旅立つ準備をしていたサブリナに、亡くなった妻と移住してきたときは預金ゼロだったが、先代の主人の運転手をしながら株の知識を得て、200万ドルは儲けたと伝える。

夫婦で幸せを手に入れたが、あとは娘の幸せを願うだけだとトーマスに言われ、サブリナは父を抱きしめる。

旅立つサブリナを見守りながら、トーマスはジョアンナにプロポーズする。

タイソン夫妻とモードをオフィスに招き、合併に関する話をしようとしたライナスは、その場に現れたデヴィッドから、エリザベスと駈け落ちすると言われる。

サブリナはどうしたと言われたデヴィッドは、一人で旅立ち、多額の手切れ金が貰えると話したことをライナスに伝える。

ライナスはデヴィッドを殴るが、合併に関する契約書を渡され、用意してある荷物と共にヘリポートに向い、コンコルドパリに向かえば、サブリナよりも先に着くと言われる。

戸惑うライナスは契約書にサインして、後をデヴィッドに任せて、モードに見送られながらその場を去る。

サブリナに対する気持ちをトーマスに伝えたライナスは、渋滞にはまっていた車から降り、必ず幸せにすると言ってヘリポートに向かう。

パリ
アパートに着いたサブリナは、通りで自分を待つライナスに気づき驚く。

必ず幸せにすると、トーマスに約束したことをサブリナに伝えたライナスは、芝居ではなかったのかと言われる。

最初はそうだったが夢に変わったと言うライナスは、戸惑うサブリナに愛を伝える。

自分を救ってほしいと言うライナスは、それができるはずのサブリナを抱きしめる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ロングアイランド
大富豪ララビー家の長男ライナス・ララビーは、家族と自社の発展だけを考える中年の独身男性だった。
次男のデヴィッドは奔放な自由人であり、そんな彼に、ララビー家の運転手の娘サブリナは惹かれていた。
身分の違いを考える父トーマスの考えでパリに向かったサブリナは、デヴィッドを想いながら日々を送る。
その頃、大企業”タイソン・エレクトニクス”の令嬢エリザベスとデヴィッドが付き合っていることを知ったライナスは、それをビジネスチャンスと考えて、二人の結婚計画を進める。
デヴィッドの婚約を知ったサブリナは、洗練された女性となって戻り、彼の心を捉えてしまう。
それを知ったライナスは、婚約破棄の危機を回避しようとするのだが・・・。
__________

ロマンチック・コメディの傑作「麗しのサブリナ」(1954)のリメイクであり、製作、監督シドニー・ポラック、主演ハリソン・フォードという、ビッグな組み合わせが話題になった作品。

しかし、正に”妖精”と言っていいオードリー・ヘプバーンの魅力を最大限に生かしたビリー・ワイルダーの巧みな脚本と演出、大スター、ハンフリー・ボガートウィリアム・ホールデンの共演による、ハリウッド映画史上に残る名作の再映画化ということで、流石の大物コンビによる作品も、それを超えるには荷が重かったと言うところだろうか。

旧作を考えるなというのは無理な話で、そればかりが気になり比較ばかりしてしまう。
逆に言えば、内容自体は現代のおとぎ話のようであり、旧作を知らずに観ると、シドニー・ポラックの小気味好い演出に加えた魅力的なキャスティングでもあり、かなり楽しめるかもしれない。

北米興行収入は約5300万ドル、全世界では約8700万ドルと期待ほどのヒットとはならなかった。

第68回アカデミー賞では、歌曲、音楽賞(ミュージカル・コメディ)にノミネートされた。

家族の財産と自社の発展だけを考え生きていたものの、サブリナとの関係で人生が変わるハリソン・フォード、ヒロインを魅力的に演ずるジュリア・オーモンド、奔放な自由人である大富豪一家の次男グレッグ・キニア、その婚約者ローレン・ホリー、その両親、アンジー・ディキンソンリチャード・クレンナ、ララビー家の運転手でヒロインの父親ジョン・ウッド、主人公の母親ナンシー・マーチャンド、主人公の秘書ダナ・アイヴィ、ヒロインのパリ時代の心の支えとなるファニー・アルダン、ヒロインと親交を深めるカメラマン、パトリック・ブリュエル、ララビー家の使用人ミリアム・コロンポール・ジアマッティエリザベス・フランツ、看護師マーゴ・マーティンデイルなどが共演している。


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