ハングリー・ラビット Seeking Justice (2011) 3.5/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

暴行された妻を思うあまり、ある組織に制裁を依頼してしまった高校教師が、組織の陰謀に加担させられながら元の生活を取り戻すために戦う姿を描く、監督ロジャー・ドナルドソン、主演ニコラス・ケイジジャニュアリー・ジョーンズガイ・ピアース他共演のサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ロジャー・ドナルドソン
製作総指揮
ジュリー・ゴールドスタイン

ダグラス・ハンセン
クリストファー・ペツェル
ジェンノ・トッピング
製作
トビー・マグワイア

ラム・バーグマン
ジェームズ・D・スターン
原作
ロバート・タネン

トッド・ヒックリー
脚本:ロバート・タネン
撮影:デヴィッド・タッターサル
編集:ジェイ・キャシディ
音楽:J・ピーター・ロビンソン

出演
ウィル・ジェラード:ニコラス・ケイジ

ローラ・ジェラード:ジャニュアリー・ジョーンズ
サイモン/ユージン・クック:ガイ・ピアース
ジミー:ハロルド・ペリノー
トルーディ:ジェニファー・カーペンター
ダーガン警部補:ザンダー・バークレー
スカー:アイアン・シングルトン
ジョーンズ:カレン・モス
グリーン刑事:マーカス・ライル・ブラウン
ラデスキ刑事:ジョー・クレスト

アメリカ/イギリス/イタリア 映画
配給 Anchor Bay Films

2011年製作 105分
公開
北米:2012年3月16日
イギリス:2011年11月18日
イタリア:2011年9月2日
日本:2012年6月16日
製作費 $17,000,000
北米興行収入 $411,746
世界 $12,355,798


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューオーリンズ
ある男が、自分の所属していた組織のことや、”空腹の兎は跳ぶ”という言葉についてを誰かに語った後で、不審者(アイアン・シングルトンに襲われ、駐車場の屋上から車ごと突き落とされ死亡する。
(会話は映像に記録されていた)

高校の英語教師ウィル・ジェラード(ニコラス・ケイジ)は、妻ローラ(ジャニュアリー・ジョーンズ)と共に結婚記念日を祝っていた。

バーでローラと飲んでいたウィルは、駐車場の殺人事件の報道を見ても気にせずに、同僚で親友のジミー(ハロルド・ペリノー)やトルーディ(ジェニファー・カーペンター)と共に大いに楽しむ。

帰宅してローラと愛し合ったウィルは、彼女にネックレスをプレゼントする。

翌日、仕事を終えて、ジミーとチェスクラブに向かったウィルは、帰り際に、ローラからの7件もの電話着信を確認する。

ローラが、暴行されて重傷を負ったことを知ったウィルは病院に急行する。

傷ついたローラを前に涙するウィルを、駆けつけたジミーとトルーディが慰める。

その後、動揺するウィルの前に、謎の男(ガイ・ピアース)が現れる。

ウィルと同じような体験をしたと言う男はサイモンと名乗り、居場所を確かめてある犯人に対し、警察に代わり制裁を加えることを提案をする。

報酬は受け取らず、簡単な頼み事を受けてくれるだけでいいと言うサイモンだったが、ウィルはそれを断る。

しかし、苦しむローラのことを考えたウィルは、立ち去ろうとするサイモンを呼び止める。

戻ったサイモンは、それを承諾する場合は、自販機のチョコバーを2個購入するようウィルに伝えて立ち去る。

サイモンは自販機の場所に向かい、迷いながらもチョコバーを二個買う。

自宅に戻った犯人は、”妻を、お前のような暴行犯に殺された”と言う男に射殺される。

男は”葬儀社”に電話を入れ、要求通りに犯人を殺害したことを知らせる、合言葉の”空腹の兎は跳ぶ”と伝える。

翌日、病院で、ある男から保険関係の書類だと言って封筒を渡されたウィルは、犯人の殺害写真とローラのネックレスが入っていることを確認して驚いてしまう。

ウィルは、犯人が死んだことをローラに伝え、その後、痛々しい傷を残しながらも、彼女は退院する。

半年後。
ウィルとローラは、不安を抱えながらも乗り越えようとして、彼女は、護身用に銃や催涙スプレーを手に入れ元の生活に戻る。

そんな時ウィルは、電話でサイモンに呼ばれ、渡された封筒を、指定時間に動物園入り口のポストに投函するよう指示される。

封筒を投函しようとしたウィルは、サイモンからの電話を受ける。

ウィルは封筒を開けて、その中にあった女性の写真を確認し、動物園の入り口で彼女を待ち尾行して、男が現れたら電話をかけ、”空腹の兎は跳ぶ”と伝えるよう指示される。

電話番号と写真の顔を覚えたら、それらを破いて捨てろと言われたウィルはそれに従う。

女性と子供を監視したが、男は現れなかったたために学校に向かったウィルは、ボードに電話番号が書かれていることに気づく。

サイモンに電話をしたウィルは、学校の外にいた彼に会い、指示には従ったことを伝え、再び頼みを聞いてもらうと言われて別れる。

自宅アパートに戻ったウィルは、ある男に封筒を渡され、動物園に現れるはずだった男が性犯罪者だと知る。

翌日ウィルは、車が使えないためにバスで学校に向かい、車内から降りた先日の男を歩行者用通路から突き落とし自殺に見せかけるよう指示される。

バスには乗るものの、それができなかったウィルは学校に向かい、放課後、現れたサイモンに、指示に従わなかったことを責められるがその場を立ち去る。

その夜、ローラと外食していたウィルの前にサイモンが現れ、友人だと言って彼女に挨拶する。

ウィルは、二人だけで食事をしたいと言ってサイモンを追い払いアパートに戻るが、誰かが部屋に侵入したことに気づく。

サイモンから受け取った名刺の番号に電話をしたウィルは、電話に出た葬儀社の男に、妻に近づくなとサイモンに伝えるよう告げる。

部屋に戻ったウィルは、再び誰かが部屋に入ったことを知り不安な夜を過ごす。

翌朝ウィルは、バスを降りた男と話をしようとするのだが、二人は揉み合いになり、男は落下して車に激突して死亡する。

ウィルは、動揺しながら再びバスに乗り学校に向かう。

車のパンクを直そうとしたローラは、ダッシュボードの中に、奪われたネンックレスがあることに気づく。

サイモンからの連絡で、男が死んだために礼を言われたウィルだったが、帰宅して、ローラにネックレスのことを追求され答えることができない。

ウィルは、ローラがオーケストラの練習に出かけた後で、訪ねて来た刑事のグリーン(マーカス・ライル・ブラウン)とラデスキ(ジョー・クレスト)に、殺人容疑で逮捕されてしまう。

壊してあるはずの防犯カメラに、落下した男の事故現場にいたウィルが映り、もう一つの犯行を裏付ける映像は盗まれていたものの、地元新聞社の記者だった男の携帯には、動物園でウィルを監視する映像が残されていた。

その後、グリーンらに代わりダーガン警部補(ザンダー・バークレー)がウィルの尋問をすることになる。

質問を始めたダーガンは、”空腹の兎は跳ぶ”という合言葉を知っていたウィルを釈放する。

逃げないと殺されるとダーガンに言われたウィルは、署内から逃亡する。

トルーディにウィルの様子がおかしいことを相談して、彼に電話をしたローラは、それに殺人課の刑事が出たため驚いてしまう。

ウィルはトルーディに電話をかけ、ローラに、練習の場で会うことを伝えて欲しいというメッセージを残す。

学校に侵入したウィルは、落下死した記者についてを調べ、彼が優秀な記者であり、追悼パーティーがあることを知る。

翌日、練習中のローラの元に向かったウィルは、彼女に全てを話す。

警察には敵がいて、助けを求めることができないことを伝えたウィルは、ローラにホテルに向かうよう伝えて、現金と拳銃を受取る。

パーティーに参加したウィルは、記者仲間から、死亡した記者が、秘密組織のことを暴露するつもりだったことを知らされる。

サイモンの部下スカー(アイアン・シングルトン)らが、その場にいることに気づいたウィルは逃走する。

ウィルを追ったサイモンは、防犯カメラの映像があることを彼に伝える。

それを聞き入れようとしないウィルは、ハイウェイを横断し、彼を追ったスカーは車に轢かれてしまう。

ローラは、警官だと言う、サイモンの部下と署に向かうが、それを怪しむ彼女は催涙スプレーを使い車から逃げる。

ウィルは、新聞社の記者のデスクでメモ書きやレシートなど持ち去り、車を調達する。

何枚もあったレシートのガソリンスタンドに向かったウィルは、記者が隣接する倉庫にボートを預けてあることを知る。

倉庫に侵入したウィルは、DVDなどを見つけてその場を去るが、スタンドの店主がが、彼が指名手配中だと気づき通報したため、現れたパトカーに追われる。

それを振り切ったウィルは、ディスクを再生し、駐車場で殺された男がサイモンの組織のことを暴露する、記者が記録した取材映像を確認する。

そしてウィルは、ジミーがサイモンの組織の一員であることも知ってしまう。

ウィルはジミーの元に向かい、彼が、弟を殺された15年前に組織に加わったことを知り、サイモンの本名を聞き出す。

その場を去ったウィルは、自分と同じ立場でサイモンに関わった男に襲われるものの彼を追い払う。

ウィルは、男の携帯電話を奪いユージン・クック(サイモン)に連絡を入れて、彼が記者と駐車場の男を殺したことを知っていると伝える。

自分の無実を証明する、防犯カメラの映像を渡すようクックを脅したウィルは、彼を”スーパードーム”に呼び出す。

その頃ジミーは、ローラのいるホテルを突き止めて部屋に押し入る。

スーパードーム
席に着いていたクックは、中央通路に来るようウィルに指示され、彼に会い、記者が転落死する映像を見せられる。

しかし、ジミーからの電話を受けたクックは、ローラが捕えられている写真をウィルに見せる。

ローラとDVDを交換することになったウィルは、クックと共に、”ハリケーン・カトリーナ”の被害以来、廃墟になっている隣接するショッピングモールに向かう。

部下に銃を渡され、DVDを奪ったクックは、ウィルとローラを殺そうとする。

ジミーがクックを裏切り、ウィンとローラを逃がすものの射殺される。

クックはローラに襲いかかり、それを阻止しようとしたウィルと揉み合いになり、階下に落下する。

拳銃を拾ったクックはウィンに銃を向けるが、ローラが彼を射殺する。

現れたダーガンは、クックとジミーが撃ち合いになった事件であり、ウィンとローラは、この場にはいなかったことと処置することを伝える。

自分の組織に入らないかと、ダーガンに誘われたウィルはそれを断る。

気が変わったら連絡するようダーガンに言われたウィルは、この場から去るようにと指示される。

ダーガンは、今回の事件の処置が認められるのかをウィルに聞かれる。

心配ないことを伝えたダーガンは、現場検証を済ませた後、テレビ・リポーターの質問を受ける。

ダーガンは、事件解決への自信を見せ、ウィルは証拠の映像により起訴は取り消される。

新聞社に向かったウィルは、DVDを記者に渡し、取材を続けるよう伝えるが、彼はそれを受取り、”空腹の兎は跳ぶ”と言ってその場を去る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ニューオーリンズ
高校教師のウィル・ジェラードは、妻ローラが暴行されて傷つき心を痛める。
ウィルの前に現れたサイモンと名乗る謎の男は、警察に代わり、犯人に制裁を加える提案をする。
報酬は求めず、簡単な頼み事を受けてくれるだけでいいと言われたウィルはそれを断るが、ローラの苦しむ姿を考えサイモンの提案を受ける。
ローラを襲った暴行犯は殺され、全てが終わり、平穏な生活が戻ったかに思えたウィルだったが、半年後サイモンからの連絡を受ける。
サイモンは、制裁の見返りに、ある性犯罪者の男の殺害をウィルに指示する。
ウィルは戸惑いながらも、再びローラに危険が迫る事態となり、仕方なくサイモンの指示に従おうとするのだが・・・。
__________

平凡な高校教師が、犯罪者に制裁を加える秘密組織の、暴露記事を阻止するための陰謀に巻き込まれるという内容は、なかか興味深い。

一般住民ながら、愛する者の危機に直面した時に、勇気を持ってそれに立ち向かうという、伝統的なアメリカ人の国民性をストレートに描く、ベテランのロジャー・ドナルドソン演出もまずまずだ。

ロジャー・ドナルドソンはニュージーランド人。

彼らしい個性を発揮するニコラス・ケイジは、熱演するものの、お決まりのラジー賞に本作でもノミネートされてしまい、やや気の毒なような気もする。

魅力的なキャスティングではあったが、北米では拡大公開されることもなく、一カ月以内に打ち切りとなり、興行的には全く振るわなかった作品。

辛い体験をしたにも拘らず、銃を所持し身を守る姿も勇ましいジャニュアリー・ジョーンズ、秘密組織の行動を指揮する謎の男を、雰囲気を出して演ずるガイ・ピアース、主人公の同僚教師役ハロルド・ペリノー、妻の友人役ジェニファー・カーペンター、秘密組織を動かす警部補ザンダー・バークレー、組織の一員アイアン・シングルトン、刑事役のマーカス・ライル・ブラウン、ジョー・クレストなどが共演している。


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