シャフト Shaft (2000) 3/5 (1)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

話題作「黒いジャガー」(1971)の主人公”ジョン・シャフト”を30年ぶりに復活させた、監督ジョン・シングルトンサミュエル・L・ジャクソンヴァネッサ・ウィリアムズクリスチャン・ベールジェフリー・ライトトニ・コレット共演の犯罪ハード・アクション。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■

監督:ジョン・シングルトン
製作
スコット・ルーディン
ジョン・シングルトン
エリック・スティール
マーク・ロイバル
製作総指揮
ポール・ホール
スティーヴ・ニコライデス
アダム・シュローダー
原作:アーネスト・タイディマン
原案
ジョン・シングルトン
シェーン・サレルノ
脚本
リチャード・プライス
ジョン・シングルトン
シェーン・サレルノ
撮影:ドナルド・E・ソーリン
編集
ジョン・ブルーム
アントニア・ヴァン・ドリメレン
音楽:デヴィッド・アーノルド

出演
サミュエル・L・ジャクソン:ジョン・シャフト
ヴァネッサ・ウィリアムズ:カーメン・ヴァスケス
ジェフリー・ライト:ピープルズ・ヘルナンデス
クリスチャン・ベール:ウォルター・ウェイドJr.
バスタ・ライムズ:ラサーン
ダン・ヘダヤ:ジャック・ロセリ
トニ・コレット:ダイアン・パルミエリ
リチャード・ラウンドトゥリー:アンクル・ジョン・シャフト
ルーベン・サンチャゴ=ハドソン:ジミー・グローヴス
ジョセフ・ソマー:カート・フレミング
リン・シグペン:カーラ・ハワード
フィリップ・ボスコ:ウォルター・ウェイド
メキ・ファイファー:トレー・ハワード
パット・ヒングル:デニス・ブラッドフォード判事
アイザック・ヘイズ:Mr.P

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2000年製作 99分
公開
北米:2000年6月16日
日本:2000年11月11日
製作費 $44,000,000
北米興行収入 $70,334,258
世界 $107,196,498


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューヨーク市警の刑事ジョン・シャフト(サミュエル・L・ジャクソン)が、アフリカ系青年のトレー・ハワード(メキ・ファイファー)の、殴打事件の現場に現れる。

シャフトは、現場付近のバーで容疑者ウォルター・ウェイドJr.(クリスチャン・ベール)を拘束するが、彼は正当防衛を主張する。

その後シャフトは、自分に合図をした、ウエイトレスのダイアン・パルミエリ(トニ・コレット)にも目を付ける。

目撃者の証言から、ウォルターの犯行は疑いなかったが、彼が、不動産王ウォルター・ウェイド(フィリップ・ボスコ)の息子だということをシャフトは知る。

シャフトが目を放した隙に、ダイアンは姿を消してしまい、ウォルターは余裕を見せる。

瀕死の被害者トレーを見て嘲り笑うウォルターを、シャフトは殴り倒し、クビになってしまう。

ウォルターは裁判で保釈となり、シャフトの手の届かない国外へと旅立ってしまう。

2年後。
麻薬課に転属したシャフトは、同僚のカーメン・ヴァスケス(ヴァネッサ・ウィリアムズ)やジャック・ロセリ(ダン・ヘダヤ)らと、麻薬密売の元締めピープルズ・ヘルナンデス(ジェフリー・ライト)を逮捕する。

その直後、ウォルター帰国の報せを受けたシャフトは、彼を待ち伏せして逮捕に成功し、同僚や伯父のジョン(リチャード・ラウンドトゥリー)らに祝福される。

留置場では、ウォルターに目を付けたピープルズが彼に接近する。

ウォルターの裁判が始まり、ウェイドと通じているデニス・ブラッドフォード判事(パット・ヒングル)は、被告を再び100万ドルで保釈してしまう。

激怒したシャフトは、正義が認められない現状に嫌気が差し、バッジを法廷で投げつけ、裁判所の外でウォルターに向かって銃を抜こうとする。

それをロセリらに止められたシャフトは、自ら警察を辞職することを告げ、 ウォルターに、ダイアンのIDカードを見せながらその場を去って行く。

父ウェイドと弁護士のカート・フレミング(ジョセフ・ソマー)から、事が静まるまで、再び海外に行くように提案されたウォルターだったが、彼はそれを拒みピープルズの元に向かう。

一方、シャフトもダイアンを捜し始めるが、カーメンがクビを覚悟で彼に協力する。

その後シャフトは、ダイアンの居場所を突き止めるものの、彼女に逃げられてしまう。

ウォルターはピープルズに会い、ダイアン殺しを宝石4万ドル分で依頼するものの、麻薬の密売に加担させられそうになる。

それを断ったウォルターは、ピープルズに、宝石を現金化してくるよう言われて立ち去る。

その後、ピープルズの手下のタレこみで、シャフトは、ウォルターとピープルズが接触したことを知る。

ピープルズは、シャフトの同僚の汚職警官ロセリとジミー・グローヴス(ルーベン・サンチャゴ=ハドソン)に、ダイアンの居場所を探るよう指示する。

シャフトは、ピープルズに脅しをかけてカーメンと先手を打ち、ダイアンの母親の家を訪ねるが協力を拒否される。

ロセリとグローヴスの動きを察知したシャフトは、ウォルターが宝石を換金した金を奪う。

金を強盗に奪われたことを、ピープルズに話したウォルターだったが、彼は麻薬を売って借りを返すよう強要される。

シャフトは、ロセリとグローヴスがウォルターの金を奪ったように見せかけて、仲間割れをさせる。

その隙に、シャフトは、カーメンが電話を盗聴して突き止めた、ダイアンの居場所に向かい彼女を保護する。

追って来たピープルズらと銃撃戦になったシャフトは、彼らを振り切り逃走する。

シャフトは、親友のラサーン(バスタ・ライムズ)の協力で、彼の家に向かう。

銃撃戦で弟をなくしたピープルズは、 ウォルターを痛めつけてシャフトへの復讐に燃え、グローヴスから彼らの居場所を知らされて急行する。

その頃、シャフトは、ダイアンから事件の真相を聞きだすことができる。

ダイアンは、ウォルターに脅迫されて逃げていただけでなく、10万ドルで買収されていたのだ。

カーメンは、ロセリとグローヴスらに気づき、不審に思い近づき撃たれてしまうが、防弾チョッキで難を逃れる。

シャフトは、ダイアンと検事の元へ向かおうとするが、そこにピープルズ一味が押し入ってくる。

部屋を抜け出したシャフトは、ロセリとグローヴスの待ち伏せに遭うが、カーメンが現れて二人を射殺する。

車で逃走したシャフトは、それを追う怒り狂ったピープルズと対決することになる。

ダイアンを人質に取ったピープルズは、シャフトに立ち向かおうとするが彼に一撃で倒される。

そして、判事や検事が一新した裁判が開かれる日、覚悟を決めたダイアンは、シャフトに付き添われて、証人として法廷に向かう。

しかし、裁判所に現れたウォルターは、被害者トレーの母親カーラ(リン・シグペン)に、裁判所前で射殺されてしまう。

その後、私立探偵になるために警官を辞職する決心をしたシャフトだったが、彼を頼ってきた、暴行された女性の頼みを断り切れない。

シャフトは、協力者である伯父のジョンと共に、犯人を挙げるために署を後にする。

警察署の外では、ラサーンがアパートや車を壊されたことでシャフトに不満を漏らす。

しかしシャフトは、ラサーンに新車を渡し、ジョンと共に捜査に向かう。


解説 評価 感想 ■

フレンチ・コネクション」(1971)などの原作者として知られる、アーネスト・タイディマンの同名小説を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

ニューヨーク
正義のために、問答無用の捜査を続ける市警の刑事ジョン・シャフトは、不動産王ウェイドの息子ウォルターを、殺人容疑で逮捕する。
しかし、ウォルターは父親の力で保釈され、国外へと脱出してしまう。
しかしシャフトは、事件現場のバーのウエイトレス、ダイアンが真相を知っていると考える。
その後、麻薬課に転属されたシャフトは、密売人の元締めピープルズを逮捕するが、帰国して逮捕したウォルターと彼は、留置場で意気投合する。
そんな時、ウォルターは再び金の力で保釈され、激怒したシャフトは、バッジを捨て独自の捜査を始めるのだが・・・。
__________

アメリカの社会問題である、裏社会と癒着している権力や警察などの様子が生々しく描かれ、とてつもない個性を持つ、主人公シャフトの人物像描写など、若きジョン・シングルトンのエネルギッシュでスピード感溢れる演出も冴える。

北米興行収入は約7000万ドル、全世界では1億ドルを超えるヒットとなった。

続編が作られそうな雰囲気で終わるのだが、それが実現していないのが残念だ。

旧作のシャフト役の、リチャード・ラウンドトゥリーに勝る演技を見せるサミュエル・L・ジャクソンの、存在感と迫力は圧倒的だ。

その暴挙とも言える行動は、「ダーティハリー」(1971)の”ハリー・キャラハン”や、「フレンチ・コネクション」(1971)の”ドイル”を思わせる、それ以上の残虐性と凄みがで迫る。

1971年度のアカデミー賞で、歌曲賞を受賞した、アイザック・ヘイズのテーマ曲も、古さを全く感じさせず輝きを放っている。

意外に地味なシャフトの同僚刑事ヴァネッサ・ウィリアズ、麻薬密売の元締めジェフリー・ライト、悪事に染まる富豪御曹子クリスチャン・ベール、事件の目撃者トニ・コレット、悪徳警官ダン・ヘダヤルーベン・サンチャゴ=ハドソン、主人公の協力者バスタ・ライムズ、不動産王フィリップ・ボスコ、彼と通じている判事パット・ヒングル、不動産王の弁護士役ジョセフ・ソマー、被害者メキ・ファイファー、その母親リン・シグペン、そして、特別出演以上に出番が多く、かつてのヒーローとして、重要視されていることがよく分かる、元祖シャフトのリチャード・ラウンドトゥリー、テーマ曲のみならず登場してくれるのも嬉しいアイザック・ヘイズなどが共演している。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター