シャロウ・グレイブ Shallow Grave (1995) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

フラットで共同生活をする平凡な三人が、犯罪が絡む大金を手にしたことにより、思いもしなかった運命を迎えるまでを描く、「トレインスポッティング」(1996)でもコンビを組むことになる、ユアン・マクレガーを起用した、ダニー・ボイルの記念すべき初監督作品。
ケリー・フォックスクリストファー・エクルストンケン・スコットキース・アレン他共演によるコメディ・タッチのサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ダニー・ボイル
製作総指揮:アラン・スコット
製作:アンドリュー・マクドナルド
脚本:ジョン・ホッジ
撮影:ブライアン・テュファーノ
編集:マサヒロ・ヒラクボ
音楽:サイモン・ボスウェル

出演
ジュリエット・ミラー:ケリー・フォックス
デヴィッド・ステファンズ:クリストファー・エクルストン
アレックス・ロー:ユアン・マクレガー
マッコール刑事:ケン・スコット
ヒューゴ:キース・アレン

イギリス 映画
配給
Gramercy Pictures
PolyGram Filmed Entertainment
1995年製作 91分
公開
イギリス:1995年1月6日
北米:1995年2月10日
日本:1996年10月日
製作費 $2,500,000
北米興行収入 $2,881,508
世界 $20,500,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

グラスゴー
フラットで共同生活をしている、医師ジュリエット・ミラー(
ケリー・フォックス)と会計士のデヴィッド・ステファンズ(クリストファー・エクルストン)、そして新聞記者アレックス・ロー(ユアン・マクレガー)の三人は、次の同居人を探そうとするが、自分達に合う人物がなかなか見つからない。

そんな時、作家だというヒューゴ(キース・アレン)が同居することになるが、彼は入居間もなく死体で発見される。

ジュリエットは通報しようとするが、ベッドの下からスーツケースに入った大金が見つかったために、彼女はそれを思い留まる。

数日の間、思案した三人は、麻薬絡みで死んだと思われる、ヒューゴの死体をバラバラにして、森に埋めることにする。

三人は、死体を森に運び、くじ引きでデヴィッドがそれを切り刻み、アレックスが穴を掘って埋める。

ヒューゴの所持品は、ジュリエットが病院の焼却ゴミに、アレックスが車を池に沈める。

ジュリエットとアレックスは、思い切り金を使うことで合意するが、それに反してデヴィッドは、自分のしたことで悩み始め、現金を屋根裏部屋に隠して閉じ篭ってしまう。

ヒューゴを追っていた麻薬組織の二人組が、彼と関係していた者を締め上げ、やがて足取りを掴み、三人のフラットに押し入ってくる。

ジュリエットとアレックスは、二人に襲われて縛られてしまい、現金が屋根裏部屋だと知った彼らはその場に向う。

しかし、二人を誘い込んだデヴィッドは、彼らを容赦なく殺して、ジュリエットとアレックスを助ける。

三人は、二人組を、ヒューゴと同じく切り刻んで森に埋める。

ジュリエットは、密かに南米行きを計画し、デヴィッドは、屋根裏部屋の床に、無数の穴を開けて階下を監視し始める。

数日後、フラッツ内で起きた強盗事件の件で、警察のマッコール刑事(ケン・スコット)と見習い助手が現われる。

対応したデヴィッドは、同居人が4人だというマッコールに、それを否定する。

アレックスは、屋根裏部屋に上がり、デヴィッドが水槽に現金を隠してあることを知るが、彼に、警察に自分を売ったのかと脅される。

そんな時アレックスは、森で見つかった三体の死体の取材を命ぜられてしまう。

現場に向かい、警察の現状報告を受けたアレックスは焦ってしまい、ジュリエットとデヴィッドにも、掘る穴が浅過ぎたと責められてしまう。

マッコールは、三人の死体を見せてジュリエットとアレックスに質問するが、二人は見知らぬ者達だと白を切る。

ジュリエットと愛し合うようになっていたデヴィッドは、現金を持って彼女と旅立とうとする。

アレックスが、マッコールに電話しようとしたことに気づいたデヴィッドは、ジュリエットも、リオデジャネイロへ行こうとしていたことを知っていたため憤慨する。

自分がチケットを買ったと言うアレックスだったが、デヴィッドは、独りで立ち去ろうとしてジュリエットを殴り倒し、アレックスがデヴィッドに襲い掛かり、ジュリエットも加わり三人は激しい乱闘になる。

デヴィッドは、ナイフでアレックスの肩を突き刺すが、ジュリエットが背後からデヴィッドを刺し殺す。

ジュリエットは、アレックスのナイフを抜くことなく、ハイヒールで柄を叩き深く打ち込み、その場を去る。

アレックスは、駆けつけたマッコールらに発見されるのだが、ジュリエットは、スーツケースの中身が新聞紙だったことに気づき絶叫する。

ナイフが刺さったままで、笑顔を見せるアレックスの床下に現金は隠されていた。

ジュリエットは失意のままリオデジャネイロに向かい、デヴィッドは遺体安置所に運ばれる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

グラスゴー
フラットで共同生活をする、医師ジュリエット、会計士デヴィッド、新聞記者アレックスの三人は、自分達に合う次の同居人が見つからずにいた。
そんな時、作家だというヒューゴが同居することになるが、彼は間もなく死体で発見され、三人は、スーツケースに入った大金を見つける。
思案した結果、三人は、麻薬絡みで死んだと思われるヒューゴの死体を、バラバラのして森に埋めることにして、それを実行する。
ジュリエットとアレックスは、浮かれて金を使おうとするが、自分のしたことの重大さに気づき悩むデヴィッドは塞ぎこむ。
やがてデヴィッドは、現金を屋根裏部屋に運び、自分もそこに閉じ篭ってしまう。
その後、麻薬組織の二人組が、ヒューゴの足取りを掴み、三人のフラットに現われ、ジュリエットとアレックスを痛めつける。
しかし、デヴィッドは容赦なく二人組を殺害して、三人は、再び彼らの死体を刻み、森に埋めてしまうのだが・・・。
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主人公三人の感情やその心の動きを、ユーモアを交えて繊細に捉えた、ジョン・ホッジの脚本を見事に生かしたダニー・ボイルの演出は、その後に更に洗練される、切れ味鋭い、躍動感のある映像表現の原点として大いに楽しめる。

現在の評価や活躍から、テレビ界を経たダニー・ボイルの才能ばかりが、どうしても気になってしまうのだが、ファースト・クレジットではない、まだ20代前半のユアン・マクレガーが、その後の活躍を案じさせる、個性的な役柄を好演しているのが印象に残る。

同居人を完全に裏切るものの、結局は何も得られず、逃亡するしかない悲しい現実が待ち受ける医師のケリー・フォックス、生真面目な性格から、事の重大さに悩み、追い込まれながら命を落とす会計士クリストファー・エクルストン、刑事のケン・スコット、死亡する同居人キース・アレンなどが共演している。


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