影なき男 Shoot to Kill (1988) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

11年ぶりの映画出演となる、60歳を過ぎたシドニー・ポワチエが強盗殺人犯を執念で追うFBI捜査官を演じた、監督ロジャー・スポティスウッド、共演トム・ベレンジャーカースティ・アレイクランシー・ブラウンアンドリュー・ロビンソン他によるサスペンス・アクション。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ロジャー・スポティスウッド
製作総指揮:フィリップ・ロジャース
製作
ロン・シルヴァーマン

ダニエル・ペトリJr.
原案:ハーブ・ジンメル
脚本
ハーブ・ジンメル

マイケル・バートン
ダニエル・ペトリJr.
撮影:マイケル・チャップマン
編集
ジョージ・ボウワーズ

ガース・クレイヴン
音楽:ジョン・スコット

出演
ウォーレン・スタンティン:シドニー・ポワチエ

ジョナサン・ノックス:トム・ベレンジャー
サラ・レネル:カースティ・アレイ
スティーヴ:クランシー・ブラウン
ノーマン:リチャード・メイサー
ハーヴェイ:アンドリュー・ロビンソン
ラルフ:フレデリック・コフィン
ミネリ捜査官:ロバート・レッサー
デーヴ・アーネット保安官:レス・ラノム
バーガー夫人:ジャネット・ロトブラット

アメリカ 映画
配給 タッチストーン・ピクチャーズ

1988年製作 109分
公開
北米:1988年2月12日
日本:1988年6月18日
北米興行収入 $29,300,090


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

サンフランシスコ
宝石店でダイヤの強盗事件が起き、駆けつけたFBIのウォーレン・スタンティン(シドニー・ポワチエ)は、その犯人が店主だったことを知る。

店主から、男が自宅に立てこもり妻を人質に取られていると聞かされたスタンティンは現場に急行する。

犯人と連絡を取ったスタンティンだったが、家政婦が殺され、逃亡用の車などを要求される。

仕方なく、要求に従おうとしたスタンティンは、狙撃手に犯人の射殺を命じ待機させる。

犯人は巧みにそれをかわし、車で屋敷を出てダイヤを持ったスタンティンに後を追わせる。

桟橋に着いた犯人は、ダイヤを渡すようにスタンティンに指示し、宝石店主夫人を盾にしてそれを奪い、銃声と共にボートで逃走する。

夫人は左目を撃ち抜かれて死亡し、スタンティンはボートで犯人を追うが、岸に着いていたボートは無人だった。

そして、犯人は桟橋下の海中に潜み、ダイヤと共に姿を消す。

死者を出しダイヤも奪われたことに責任を感じるスタンティンは、事件捜査に執念を燃やす。

その後、カナダ国境近くの森林地帯で、観光客が左目を撃たれ死亡していたという連絡がスタンティンに入る。

現場に着いたスタンティンは、デーヴ・アーネット保安官(レス・ラノム)から状況を聞き、犯人が山岳地帯から国境に向かうことを視野に入れた捜査を始めようとする。

山岳ガイドのサラ・レネル(カースティ・アレイ)と共に、犯人が既に何人かと山に向かったことを知ったスタンティンは、彼女の恋人ジョナサン・ノックス(トム・ベレンジャー)を説得して同行させて山に向かう。

その頃、スティーヴ(クランシー・ブラウン)、ノーマン(リチャード・メイサー)、ハーヴェイ(アンドリュー・ロビンソン)、ラルフ(フレデリック・コフィン)らは、サラの案内で山の奥に向かっていた。

一方、スタンティンは、極度に人間を嫌うノックスを相手に苦労しながら馬で先を急ぐ。

渓谷を渡ろうとしているサラ達に追いつくため、ノックスは馬を捨てて単独で行動しようとするが、スタンティンは引き返す気はなかった。

やがて、サラ達は渓谷に到着してゴンドラでそこを渡るのだが、その後、到着したスタンティンとノックスは、ロープなどが切られていることに気づく。

ノックスがワイヤーを伝い対壁に向かうが、木の枝で止められていたゴンドラが動き出し彼に直撃する。

命綱を付けていたノックスは中吊りになり、スタンティンが彼を助けたのをきっかけに、二人は心触れ合うようになる。

翌日、足を踏み外し崖から落ちそうになったノーマンをスティーヴが助けようとするが、彼のポケットから拳銃が落ちる。

それをノーマンに拾わせたスティーヴは、彼を助けるかのように見せかけて崖下に転落させる。

スティーヴは、その場に駆けつけた者達を、次々と崖から突き落とし、サラに銃を突きつけて下山の案内をさせる。

山小屋に着いたスティーヴは、サラに無線交信をさせて、FBIのミネリ捜査官(ロバート・レッサー)から、殺人犯のこととノックスがスタンティンを連れ追っていることを聞き出す。

嵐が近づき、それに備えるように言われたサラは、スティーヴと山小屋で過ごすことになる。

川で男達の遺体を見つけたノックスはサラの身を案ずるのだが、スタンティンは、山を知らない犯人が、ガイドのサラを生かすはずだと指摘する。

山小屋に着いた二人は、サラの筆跡である挑戦状のようなスティーヴのメッセージを見つける。

翌朝、単独でサラを追おうとするノックスだったが、凶悪犯などに対抗する、プロの腕が必要なことをスタンティンは彼に伝え、二人で彼女らを追うことにする。

ノックスは、サラに追いつくために岩の裂け目を登ろうとするが、さすがにそれは無理だと思ったスタンティンも、意地を張って後に続く。

やがて嵐となり、雪に穴を掘ってそれを凌いだスタンティンとノックスは、天候の回復と同時に出発する。

熊に遭遇した二人だったが、スタンティンがそれを追い払い前進して、サラとスティーヴに近づく。

サラは隙を見て逃亡し、スティーヴの放った銃声をスタンティンとノックスは確認する。

街道でサラを捕まえたスティーヴは、トラックを止めてそれに乗り走り去る。

それを目撃したノックスは、二人を逃がしてしまいショックを受ける。

国境の町にたどり着いたノックスは、サラの命が絶望的になったことでスタンティンを責める。

家に何者かが侵入したことを、警察に訴える婦人が気になったスタンティンは、彼女の家を捜査する。

そしてスタンティンは、サラとスティーヴンがそこにいて、彼がバンクーバーに電話をしたことを突き止める。

その後、スティーヴが電話した相手がダイヤの仲買だと分かり、でしゃばろうとするノックスを制止し、スタンティンは自分流の捜査を始める。

スタンティンは、バンクーバーの地元警察の協力を得て、仲買人を締め上げてスティーヴが現れる場所を知る。

現場で、サラとスティーヴを見つけスタンティンだったが、それに気づいた二人は車を奪い逃走する。

それを追ったスタンティンとノックスは、フェリーに乗ったと思われるスティーヴとサラを追う。

スティーヴを追い詰めたスタンティンは、ノックスと協力してサラを助ける。

逃げたスティーヴを追ったスタンティンは銃弾を浴び、二人は揉み合いになり水中に転落する。

スタンティンは、スティーヴを銃撃するものの力尽きてしまうが、ノックスが水中に飛び込み彼を助ける。

治療を受けたスタンティンはノックスに声をかけられ、事件を解決した二人には、ほのかな友情が芽生える。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ダイヤを奪い逃走した殺人犯を追っていた、ベテランのFBI捜査官ウォーレン・スタンティンは、犯人が山岳地帯に逃げ込み、国境を越える可能性が出てきたことを知る。
現場に向かったスタンティンは、犯人が山岳ガイドのサラ達と既に山に入ったことを知り、彼女の恋人ノックスを説得して一行を追う。
やがて、犯人のスティーヴは同行者を殺害し、サラを道案内に下山しようとする。
そして、人間嫌いのノックスに梃子摺りながら、スタンティンは厳しい山道を進み、執念の捜査を続ける・・・。
__________

夜の大走査線」(1967)の主人公を髣髴させる、精悍な雰囲気で登場するシドニー・ポワチエなのだが、山岳地帯に入り、厄介な男(トム・ベレンジャー)に世話になるあたりから、時々見せるユーモラスな演技で楽しませてくれる。

サスペンスに気の利いたユーモアも取り入れ、アクションも見せてくれるロジャー・スポティスウッドの、まとまりのある軽快でシャープな演出も見応えがある。

犯人を追う二人、山中と下山後の支配権を、明確に分けて描写するあたらりの演出も実に小気味よい。

上記のように、堅物に見えるシドニー・ポワチエが、実力派らしくウィットに飛んだ演技も見せてくれるところが嬉しいし、友情の芽生えるラストの笑顔も印象的だ。

トム・ベレンジャーも、彼らしい野性味溢れるキャラクターで、頼もしい演技を見せてくれる。

山岳ガイドで犯人の人質となるカースティ・アレイ、犯人役のまだ20代のクランシー・ブラウン、その同行者リチャード・メイサーアンドリュー・ロビンソンフレデリック・コフィン、捜査官のロバート・レッサー、保安官レス・ラノムなどが共演している。


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