サイン Signs (2002) 3.87/5 (30)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

妻の事故死で、神を信じられなくなった元牧師一家に襲い掛かる異星人の恐怖、家族の絆でそれに立ち向かう姿を描く、製作、監督、脚本、出演M・ナイト・シャマラン、主演メル・ギブソンホアキン・フェニックスローリー・カルキンアビゲイル・ブレスリンチェリー・ジョーンズ共演のミステリー。


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■
監督:M・ナイト・シャマラン
製作総指揮:キャスリーン・ケネディ
製作
M・ナイト・シャマラン

フランク・マーシャル
サミュエル・マーサー
脚本:M・ナイト・シャマラン
撮影:タク・フジモト
編集:バーバラ・テュライヴァー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

出演
グラハム・ヘス:メル・ギブソン

メリル・ヘス:ホアキン・フェニックス
モーガン・ヘス:ローリー・カルキン
ボー・ヘス:アビゲイル・ブレスリン
レイ・レディ:M・ナイト・シャマラン
キャロライン・パスキ:チェリー・ジョーンズ
コリーン・ヘス:パトリシア・カレンバー

アメリカ 映画
配給 ブエナビスタ
2002年製作 106分
公開
北米:2002年8月2日
日本:2002年9月21日
製作費 $72,000,000
北米興行収入 $227,965,690
世界 $408,247,917


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ペンシルベニア州、バックス郡フィラデルフィア近郊。
妻を事故で亡くし、神の存在を信じられなくなり、牧師を辞めて農夫になったグラハム・ヘス(メル・ギブソン)は、ある朝、息子のモーガン(ローリー・カルキン)と娘のボー(アビゲイル・ブレスリン)の叫び声を聞き、弟のメリル(ホアキン・フェニックス)と共にトウモロコシ畑に向かう。

グラハムはボーを見つけて、モーガンが示す場所に、巨大なミステリー・サークルが出来ていることを確認する。

隣人のイタズラでないことを確認し、愛犬の様子がおかしいことを気にしたグラハムは、保安官キャロライン・パスキ(チェリー・ジョーンズ)を呼び出す。

機械やイタズラにしては、完璧に作られ過ぎているミステリー・サークルを、グラハムとパスキは調べる。

グラハムは、ミステリー・サークルは自分の農場だけの出来事だが、動物達の異変が他でも起きていることをパスキから知らされる。

その後、凶暴になった愛犬がボーを襲おうとしたため、モーガンが刺し殺してしまう。

その夜グラハムは、モンスターがいるというボーに起こされる。

グラハムは、屋根の上の人影を目撃して、知人だと思い、メリルと相手を威嚇するが、それがイタズラなのか疑問に思い始める。

翌日、グラハムとメリルが、昨夜のことをパスキに説明していると、世界中で”サイン”/ミステリー・サークルが出来ているというニュースが報道されていた。

気晴らしに街に出かけるようにと、パスキに勧められたグラハムは、薬局でモーガンの喘息の薬を買い、サインの出現で世界の終わりを考える、店員の女性に懺悔を頼まれてしまう。

ピザ店でメリルや子供達と待ち合わせたグラハムは、妻の事故の当事者である、獣医レイ・レディ(M・ナイト・シャマラン)を見かける。

帰宅したグラハムらは、モーガンが持っていたベビー用のモニターから、会話のような声が聞こえることを確認する。

その夜、別の愛犬が吠え続け、トウモロコシ畑の異変に気づき、グラハムは、そこで何かの気配を感じる。

恐怖を感じながら家に戻り、メリルや子供達とテレビを見ることにしたグラハムは、メキシコシティ上空に、UFOが現れたというニュースを見る。

グラハムとメリルは、神のサイン(啓示)や奇跡についてを語り合う。

事故に遭い、息を引き取る寸前のグラハムの妻コリーン(パトリシア・カレンバー)が、”見て”そして”打って”と言って、元マイナーリーガーの、メリルの試合の記憶が甦ったことをグラハムは話す。

翌朝、モーガンが買った異星人に関する本のイラストが、自分の家と家族に似ていることに気づいたグラハムは無言電話を受ける。

それがレイからだと察したグラハムは、彼の家を訪ねる。

レイは、この半年の間、連絡できなかったことと、事故のことをグラハムに謝罪する。

何かを退治し、一匹を閉じ込めてあることを告げたレイは、それらが水を嫌うため、湖に向かうと言って車で走り去る。

同じ頃メリルは、ブラジルで、異星人のようなものが撮影された映像をニュースで見て、グラハムが目撃したものと同じだと確信する。

レイの家を調べたグラハムだったが、ドア越しに捕らえられていたものの存在を確認し、ナイフで指を切り落とす。

帰宅後、湖に避難することも考えたグラハムだったが、モーガンらの意見でそれを諦める。

その後、各地の畑のサインの上空にUFOが現れる。

敵の襲来が迫る中、窓に板を張り、グラハムら4人は食事の用意をして、モーガンが父に祈りを求める。

グラハムはそれを拒むものの、泣きながら寄り添う子供達とメリルを抱きしめる。

その時、モニターが反応して、グラハムらは覚悟を決めて地下室に逃げ込み、モーガンが異星人に襲われてしまう。

モーガンを助けたグラハムは、喘息の薬がない彼を必至に落ち着かせる。

その後、異星人は撤退を始めるものの、レイの家に居た者が、モーガンに襲い掛かろうとする。

グラハムは、事故直後の瀕死の妻コリーンと交わした、最後の言葉を思い出す。

子供達への言葉を伝え、グラハムには”見て”と、そして、メリルには”打って”と言い残して、コリーンは息を引き取った。

グラハムは、ホームラン記録を作ったバットで、”打て”と言ってメリルに指示し、彼はそれで異星人を殴り倒す。

メリルは、バットが折れるほどの力で殴り続け、異星人は、水に敏感なボーが置いてあった、コップの水を浴びて息絶える。

モーガンは、異星人にガスを吹き付けられたのだが、喘息で気道が閉じていたために、それを吸い込まずにすんだ。

そして、グラハムは奇跡を信じ、再び神に祈りを捧げ牧師に戻る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
交通事故で最愛の妻を亡くし、神を信じることが出来なくなったグラハム・ヘスは、牧師を辞めて農夫となり、弟メリルと、幼い子供達のモーガンとボーとで、郊外の農場に暮らしていた。
ある朝、トウモロコシ畑のミステリー・サークルに気づいたグラハムは、その夜、何者かを目撃し、メリルと共にそれを威嚇する。
その後、ミステリーサークルは、世界各地で確認され、やがてUFOも現れる。
異様な発信音を伴う、無言電話などを気にしたグラハムは、それが妻の事故死の原因を作った当事者、レイの仕業だと考え彼の家を訪ねる。
レイは、半年間、連絡も取らなかったこと、と事故のことを謝罪し、侵入者を捕らえたと言って立ち去ってしまう。
同じ頃、異星人の映像も公開され、家に現れたのがそれだと、グラハムはメリルに知らされる。
そして、信仰や奇跡などを信じられなくなっていたグラハムは、異星人の襲撃を受けるのだが、事故後の妻の最後の言葉が、今回の事件への啓示”サイン”だ気づく・・・。
__________

シックス・センス」(1999)、「アンブレイカブル」(2002)と立て続けに大ヒットを続けたM・ナイト・シャマランの製作、監督、脚本、そして出演を兼ねる作品で、大スターのメル・ギブソンホアキン・フェニックスの共演も話題になった。

ミステリーでありながら、ユーモラスなシーンも随所に挿入されているのは、”家族の絆”を象徴的に描いているためである。

ミステリー・サークル、UFO、異星人など、別段、目新しい題材でもないのだが、上記のように、悲しみから立ち直れない元牧師が、家族の危機に直面しながら、亡くなった妻の言葉で、”信じる心”を取り戻して救われて一体となる姿は、実に感動的だ。

地味な作品の割には、製作費が7200万ドルかかっているのは、主演のメル・ギブソンの出演料とM・ナイト・シャマランの脚本料だけで、その半分以上を費やしたためである。

北米のみで、約2億2800万ドルを記録した興行収入は、全世界では4億ドルを超す大ヒットとなった。

主演のメル・ギブソンは、ややオーバー・アクション気味に、切実な思いで日々を送る、悲しみを拭い切れない元牧師を熱演している。

元マイナーリーガーで、そのことによって、彼が家族を助けることになる、主人公の弟ホアキン・フェニックス、二人を圧倒するほどの名演を見せる、マコーレー・カルキンの実弟で、息子役のローリー・カルキン、そして、この後、天才子役として活躍を始める、撮影当時5歳でデビュー作となったアビゲイル・ブレスリンの表現力の素晴らしさ、というより自然さ、セリフのない時の彼女の表情なども注目だ。
主人公の妻(パトリシア・カレンバー)の事故死の原因を作る獣医M・ナイト・シャマラン、保安官のチェリー・ジョーンズなどが共演している。


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