めぐり逢えたら Sleepless in Seattle (1993) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ジェフ・アーチの原作を基に、名匠レオ・マッケリーが映画化した「邂逅」(1939)と「めぐり逢い」(1957)のストーリーをヒントに製作された作品。
妻を亡くし失意の男性とラジオで彼の存在を知った女性が運命的な出会いを果たし、結ばれていくまでを描く、監督、脚本ノーラ・エフロン、主演トム・ハンクスメグ・ライアンビル・プルマン他共演のロマンチック・コメディ。


ロマンチック・コメディ

トム・ハンクス / Tom Hanks 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:ノーラ・エフロン
製作総指揮
リンダ・オスト

パトリック・クロウリー
製作:ゲイリー・フォスター
原作:ジェフ・アーチ

脚本
ノーラ・エフロン

デヴィッド・S・ウォード
撮影:スヴェン・ニクヴィスト
編集:ロバート・ライターノ
音楽:マーク・シェイマン

主題歌:”A Wink and a Smile”

出演
サム・ゴールドウィン:トム・ハンクス
アニー・リード:メグ・ライアン
ウォルター:ビル・プルマン
ジョナ・ゴールドウィン:ロス・マリンジャー
ベッキー:ロージー・オドネル
グレッグ:ヴィクター・ガーバー
スージー:リタ・ウィルソン
ジェシカ:ギャビー・ホフマン
デニス・リード:デヴィッド・ハイド・ピアース
ジェイ:ロブ・ライナー
ヴィクトリア:バーバラ・ギャリック
マギー・アボット・ボールドウィン:キャリー・ローウェル

アメリカ 映画
配給 トライスター・ピクチャーズ

2008年製作 105分
公開
北米:1993年6月25日
日本:1993年12月25日
製作費 $21,000,000
北米興行収入 $126,533,006
世界 $227,900,000


アカデミー賞 ■

第66回アカデミー賞
・ノミネート
脚本・歌曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

シカゴに住む建築家のサム・ボールドウィン(トム・ハンクス)は、妻マギー(キャリー・ローウェル)を癌で亡くす。

落ち込むサムは、マギーの思い出がない場所シアトルに引っ越すことを決める。

親友のグレッグ(ヴィクター・ガーバー)とスージー(リタ・ウィルソン)夫妻に励まされ、息子ジョナ(ロス・マリンジャー)を連れてサムはシアトルに旅立つ。

ボルチモア、18ヵ月後。
新聞記者のアニー・リード(メグ・ライアン)は、実家のクリスマス・パーティーで、婚約者のウォルター(ビル・プルマン)を家族に紹介する。

帰り道、車のラジオを聞いていたアニーは、8歳になっていたジョナが、父サムの結婚相手を探しているという放送を、偶然に聞いてしまう。

アニーは、途中からサムも参加したその放送に聞き入ってしまう。

休暇明けに出社したアニーは、ラジオの男性が社内でも話題になっているのを知る。

同僚のベッキー(ロージー・オドネル)は、その話に感激したアニーに、2000人の女性が興味を持った”男性”を、記事にしたらどうかと助言する。

ウォルターとのことがあるアニーはそんなことも忘れ、新年を彼と楽しく過ごすのだが、その頃、シアトルのサムは一人寂しくマギーのことを想っていた。

その後サムには、全国から大量の手紙が届くようになり、彼は”シアトルの眠れぬ男性”として有名になってしまう。

その間アニーは、アレルギー体質で几帳面なウォルターとの結婚に疑問を感じ始め、兄デニス(デヴィッド・ハイド・ピアース)に、会ったこともない男性が気になることを相談する。

サムも恋愛に積極的になってみる気になり、同僚のジェイ(ロブ・ライナー)に相談をしてみる。

帰宅したサムは、ジョナがガールフレンドのジェシカ(ギャビー・ホフマン)を連れて来ているのに刺激され、インテリア・デザイナーのヴィクトリア(バーバラ・ギャリック)に電話をかけてみる。

サムは、ヴィクトリアと食事することになり、その頃アニーはベッキーに冷やかされながら、運命の人かもしれないサムへの思いが募り、ジョナに手紙を書こうとする。

ケーリー・グラントデボラ・カーの「めぐり逢い」を見ていたアニーとベッキーは、バレンタインデーの日に、エンパイア・ステート・ビルでサムに会う計画を立てる。

アニーは、データベースでサムがシアトルの建築家だということを突き止め、私立探偵に彼のことを探らせる。

ヴィクトリアと食事をして、家にも彼女を招いたサムだったが、ジョナは親密になっていく二人が気になってしまう。

アニーの手紙で彼女を気に入ったジョナは、ラジオに出て彼女に父サム達の様子を知らせ二人の邪魔をする。

そんなジョナに、アニーは、大人がどうやって相手を確かめ合うかを教え込もうとする。

ヴィクトリアが出張に出かけることになり、空港に見送りに行ったサムは、こちらも出張の名目でシアトルに現れたアニーに目が留まる。

アニーはサムの家を訪ね、ボートや浜辺で遊ぶサム親子に気づくものの、声をかけずに見つめていた。

翌日、再びサムを訪ねようとしたアニーだったが、そこにシカゴからスージーが訪ねてくる。

それを道路脇から見ていたアニーに気づいたサムは、彼女が空港の女性だと思い出す。

サムは、道路を隔ててアニーに挨拶するのだが、その後、彼女はボルチモアに戻ってしまう。

自宅に戻ったアニーは、スージーがサムの恋人だと思い込み、今度こそウォルターの元に戻ろうとする。

アニーは、バレンタインデーを楽しみにしているという、ジョナからの手紙を受け取るが、シアトルでの出来事のショックを拭い去れない。

その頃サムは、2度も偶然に出会った女性のことをグレッグとスージーに話す。

スージーは、バレンタインデーにエンパイア・ステート・ビルに誘われている女性の話をサムから聞き、映画「めぐり逢い」の場面を思い出し涙する。

彼女に呆れるサムとグレッグは、映画「特攻大作戦」の内容を語り始めて涙してみせる。

シアトルのことは忘れ、リフレッシュしてウォルターとの結婚に頭を切り替えたアニーは、ニューヨークの”プラザホテル”で待っている彼の元に向かう。

ジョナは、サムを強引にニューヨークに誘うが、彼がそれを拒絶したため、独りで旅立ってしまう。

ニューヨークに到着したジョナは、エンパイア・ステート・ビルに直行し、展望台に上った彼は、そこにいた女性達にアニーかと尋ねて回る。

その頃、ウォルターとアニーは、エンパイア・ステート・ビルを望むレストランで食事をしようとしていた。

そしてサムは、ジョナがエンパイア・ステート・ビルに向かったことを察し、現地にに急行する。

アニーは、食事を前にして、シアトルでのことをウォルターに正直に話し、婚約の解消を求める。

ウォルターは、わだかまりを残したままで結婚するのは問題があることを認め、彼女の申し出を受け入れる。

そして、アニーは、エンパイア・ステート・ビルに向かい、同じ頃、展望台ではサムがジョナを見つけて抱きしめる。

アニーはその場に到着するが、展望台は入場が終了した後で、係員の好意で彼女は展望台に向かう。

サムとジョナは、アニーと入れ違いでエレベーターを降りるが、彼女が、ジョナの忘れたリュックを見つける。

そこにサムとジョナが現れ、アニーはサムと運命の再会を果たす。

サムは、以前道路で会った女性がアニーだったことに気づき、彼女の手を取る。

そして、三人は改めて挨拶を交わして、エレベーターを降りる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

妻を亡くした建築家サム・ボールドウィンは、寂しさのあまり、シカゴから遥か遠方の西海岸シアトルに、息子ジョナと共に引越すことを決める。
しかし、そんな父親の姿と母親への憧れから、ジョナがラジオで父の相手を募集してしまう。
それを偶然に聞いた、婚約者のいる新聞記者アニー・リードが、会ったこともないサムに心惹かれてしまう。
一方、サムも仕事仲間のジェイに、女性との交際を勧められる。
ジョナは、連絡を受けたアニーこそが父に相応しい相手だと確信し、ラジオで彼女に呼びかける。
アニーはシアトルに向かうのだが、サムの顔を知らないために会うことが出来ず引き返すことになる。
そしてアニーは、同僚のベッキーと考えていたバレンタインデーにエンパイア・ステート・ビルでサムに会うという計画を実行しようとする・・・。
__________

本作中でも「めぐり逢い」(1957)の場面は度々登場し、ドラマチックな内容が紹介されているため、そちらにも興味がそそられる。
また、邦題は明らかにそれを参考にしたと思われる。

恋愛映画にも拘らず、途中、道路を隔てた出会いはあるものの、主人公の二人が寄り添う場面はラストのわずか2分だけという、画期的な手法と展開が注目だ。
その、二人が結ばれていく過程を巧みに描いた、脚本も兼ねたノーラ・エフロンの演出は秀逸だ。

第66回アカデミー賞では、脚本、歌曲賞にノミネートされた。
主題歌”A Wink and a Smile”

北米興行収入はで約1億2700万ドル、全世界では約2億2800万ドルの大ヒットとなった。

半年後に公開される「フィラデルフィア」(1993)で、この年のアカデミー主演賞を獲得し、若手コメディアンの域を脱し、演技派へと飛躍する、トム・ハンクスの人気が、ブレイクした作品でもある。

揺れ動く女心を見事に演じて、トム・ハンクスを上回る好演を見せるメグ・ライアンは、度々コンビを組む彼やノーラ・エフロンとの愛称も抜群と言える。

優しくて善良な男性であるのだが、結局は恋人(M・ライアン)から身を引く婚約者ビル・プルマン、自分と父親のために健気に恋人を探そうとする主人公の息子のロス・マリンジャー、ヒロインの同僚役のロージー・オドネル、サム(T・ハンクス)の親友ヴィクター・ガーバートム・ハンクス夫人リタ・ウィルソン、サムの息子のガールフレンド、ギャビー・ホフマン、ヒロインの兄デヴィッド・ハイド・ピアース、サムの同僚役ロブ・ライナー、サムと恋人になりかけるバーバラ・ギャリック、サムの亡き妻キャリー・ローウェルなどが共演している。


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