スリーピー・ホロウ Sleepy Hollow (1999) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1820年に発表された、ワシントン・アーヴィングの小説”The Legend of Sleepy Hollow”を基に製作された作品。
陰鬱な雰囲気が漂う寒村で起きる、怪奇極まりない連続首切り殺人事件解決に挑む捜査官の活躍を描く、製作総指揮フランシス・フォード・コッポラ、監督ティム・バートン、主演ジョニー・デップクリスティーナ・リッチマイケル・ガンボンミランダ・リチャードソンクリストファー・ウォーケン他共演のサスペンス・ホラー。


スリラー/ホラー

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スタッフ キャスト ■

監督:ティム・バートン
製作総指揮
フランシス・フォード・コッポラ
ラリー・J・フランコ
製作
スコット・ルーディン

アダム・シュローダー
原作:ワシントン・アーヴィングThe Legend of Sleepy Hollow
脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
撮影:エマニュエル・ルベツキ
編集
クリス・レベンゾン
ジョエル・ネグロン
美術・装置
リック・ハインリックス
ピーター・ヤング

衣装デザイン:コリーン・アトウッド
音楽:ダニー・エルフマン

出演
ジョニー・デップ:イカボッド・クレーン
クリスティーナ・リッチ:カトリーナ・ヴァン・タッセル
マイケル・ガンボン:バルタス・ヴァン・タッセル
ミランダ・リチャードソン:ヴァン・タッセル夫人
クリストファー・ウォーケン:首なし騎士
イアン・マクダーミド:トーマス・ランカスター医師
ジェフリー・ジョーンズ:スティーンウィック牧師
マイケル・ガフ:ハーデンブルック公証人
クリストファー・リー:ニューヨーク市長
マーク・ピッカーリング:マスバス
リチャード・グリフィス:サミュエル・フィリップス判事
リサ・マリー:クレーン夫人
キャスパー・ヴァン・ディーン:ブロム
マーチン・ランドー:ピーター・ヴァン・ギャレット
レイ・パーク:首なし騎士(スタント)

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1999年製作 105分
公開
北米:1999年11月19日
日本:2000年2月26日
製作費 $65,000,000
北米興行収入 $101,068,340
世界 $206,071,502


アカデミー賞 ■

第72回アカデミー賞
・受賞
美術賞
・ノミネート
撮影・衣装デザイン賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1799年、ニューヨーク
正義感のある捜査官イカボッド・クレーン(ジョニー・デップ)は、 市長(クリストファー・リー)から、北方のオランダ移民の寒村スリーピー・ホロウで起きた、連続首切り殺人事件の捜査を命ぜられる。

村に到着したクレーンは、実力者バルタス・ヴァン・タッセル(マイケル・ガンボン)や娘カトリーナ(クリスティーナ・リッチ) の歓迎を受ける。

クレーンは、早速、村の要職にある人物達から、3人の首切り殺人についての情報を得る。

アメリカ独立戦争の時、ドイツの傭兵(クリストファー・ウォーケン)が、金目的ではなく、殺戮を楽しむような戦いぶりを見せ、結局、最後には自らの剣で断首され、その後、彼が”首なし騎士”の亡霊となって甦ったというのだ。

近代的科学捜査を得意とするクレーンは、そんな迷信を信ずることなく、犯人の捜索を始める。

そして翌日、4人目の犠牲者が出て、クレーンは自慢の装置を使い遺体を調べる。

クレーンは、殺された男の息子であるマスバス(マーク・ピッカーリング)を助手にして犠牲者の一人である未亡人が妊娠していたことに気づき、犠牲者が5人だったことを知る。

それを知っていたサミュエル・フィリップス判事(リチャード・グリフィス)は、クレーンの目の前で騎士に殺されてしまう。

クレーンは怖気づいてしまい、一気にヴァン・タッセルらの信頼を失ってしまう。

しかしクレーンは、マスバスを連れて首なし騎士の潜む西の森に向かい、怪しげな妖術使いから、騎士の居所を聞き出す。

途中、後を追ってきたカトリーナと合流したクレーンは、ついに、騎士のアジトである”死人の木”を見つける。

そしてクレーンは、盗まれた自分の首を捜しだすまで、騎士が首を刈り続けることを知る。

その時、”死人の木”から首なし騎士が現れ、村の助産院夫婦の首を刎ねて、駆けつけたクレーンに傷を負わせる。

一命を取り留めたクレーンは、騎士を操る者がいて、その指示に従い村人を惨殺していることを、ヴァン・タッセルやカトリーナに知らせる。

悪夢にうなされたクレーンは、母(リサ・マリー)が魔女と疑われ、父親に殺された辛い過去をカトリーナに話す。

回復したクレーンは、犠牲者である長老ピーター・ヴァン・ギャレット(マーチン・ランドー)の遺言状を調べに、公証人ハーデンブルック(マイケル・ガフ)の元に向かう。

書き換えられたヴァン・ギャレットの遺言状を見たクレーンは、彼に近い血縁ヴァン・タッセルが、フィリップス判事や未亡人を診たトーマス・ランカスター医師(イアン・マクダーミド)、スティーンウィック牧師(ジェフリー・ジョーンズ)、そして公証人ハーデンブルックらを巻き込んでいた陰謀を暴く。

宿に帰ったクレーンを、カトリーナが待ち構えていたが、彼女が帰った後、部屋の床には”悪魔の目”が描かれていた。

カトリーナは、父ヴァン・タッセルをかばうために、クレーンの証拠を燃やし彼を突き放してしまう。

公証人ハーデンブルックが自殺し、スティーンウィック牧師が会合を開くが、ヴァン・タッセル夫人(ミランダ・リチャードソン)が、首なし騎士に殺されてしまう。

スティーンウィック牧師とランカスター医師は、仲間割れをして殺し合い、教会の前に現れた騎士は、ヴァン・タッセルを殺害する。

”悪魔の目”を、教会の床に描いたカトリーナは気絶してしまい、クレーンは、魔女の烙印を押されかけた、彼女についての言動を避ける。

そしてクレーンは、”最も危険な悪人は善人の皮をかぶっている”と、マスバスに言い残して村を去ろうとする。

しかしクレーンは、殺されたはずのヴァン・タッセル夫人の遺体が彼女でないことに気づき、村に引き返す。

首なし騎士を操っていた黒幕は、その昔、ヴァン・ギャレットに村を追い出され、母に魔術を仕込まれ復讐を誓った夫人だったのだ。

カトリーヌの母を殺し、ヴァン・タッセルの後妻になった夫人は、判事や医師、そして公証人を手玉に取った。

その後、夫人はヴァン・ギャレットの全財産を奪おうと考え、最終的な相続人カトリーナの元に騎士を向かわせる。

マスバスがカトリーナを救おうとして、駆けつけたクレーンと共に風車小屋に逃げ込む。

クレーンは、風車小屋に火を放ち逃亡するが、不死身の騎士もそれを追う。

そこにヴァン・タッセル夫人も現れ、カトリーナの首を刎ねるよう騎士に命ずる。

しかし、クレーンが頭蓋骨を騎士に返し、呪縛の解けた騎士は、ヴァン・タッセル夫人を連れて魔界に戻っていく。

そしてクレーンは、カトリーナとマスバスを連れ、新世紀を迎えようとするニューヨークに戻る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1799年、ニューヨーク
捜査官イカボッド・クレーンは、北方のオランダ移民の寒村スリーピー・ホロウで起きた、連続首切り殺人事件の捜査を市長に命ぜられる。
村に着いたクレーンは、実力者ヴァン・タッセルや娘のカトリーナの歓迎され、要人達から殺人についての情報を得る。
アメリカ独立戦争の時、ドイツの傭兵が殺戮を楽しみ、自らの剣で断首され、”首なし騎士”の亡霊となって甦ったということだった。
クレーンは、そんな迷信を信ずることなく、近代的科学捜査で犯人の捜索を始める。
翌日、4人目の犠牲者が出て、クレーンは自慢の装置を使い遺体を調べ、犠牲者の未亡人が妊娠していたことに気づき、犠牲者が5人だったことを知る。
その事実を知っていた判事のフィリップスだったが、クレーンの目の前で騎士に殺されてしまい、彼は怖気づき、ヴァン・タッセルらの信頼を失ってしまう。
しかしクレーンは、助手マスバスを連れて、首なし騎士の潜む西の森に向かい、後を追ってきたカトリーナと合流する。
そして、クレーンは真相を探るため、森の中で、騎士のアジトである”死人の木”を見つけるのだが・・・。
__________

彩度を落とした映像の中での、鮮血の”赤”のインパクト、突然、色鮮やかな幻想的シーンへと変わる独特の映像美、密やかな暗いイメージにアクセントを与える抜群のユーモアセンスなど・・・、ティム・バートンの演出は冴え渡り、後の「スウィーニー・トッド」(2007)の作風に、最も近い作品とも言える。

第72回アカデミー賞で、美術賞を獲得した見事なセットや衣装、独創性のある仕掛けや小道具の数々なども見所の一つだ。

ティム・バートン作品ではお馴染みの、ダニー・エルフマンの神秘的且つファンタジックな音楽も素晴らしい。

北米興行収入は約1億ドル、全世界では2億ドルを超すヒットとなった。

製作費 $65,000,000

エド・ウッド」(1994)以来となるティム・バートン作品に出演したジョニー・デップは、生真面目で暗いイメージを保ちながら、笑顔も見せずに茶目っ気を振りまく所など、いかにも彼らしい魅力溢れる演技を見せてくれる。

クリスティーナ・リッチの、最後まで不気味な雰囲気を漂わせる少女役も、作品のイメージによく合っている。

遺産を奪う陰謀の濡れ衣を着せられる村の実力者マイケル・ガンボン、騎士を操る黒幕で、後半、一気に存在感を示すミランダ・リチャードソン、彼女に操られ、奪われた頭蓋骨を追う騎士クリストファー・ウォーケン、陰謀に加担する村の要人達、医師イアン・マクダーミド、牧師のジェフリー・ジョーンズ、公証人のマイケル・ガフ、判事リチャード・グリフィスニューヨーク市長のクリストファー・リー、主人公に協力する少年役マーク・ピッカーリング、悪夢の中の主人公の母親役リサ・マリー、 そして、事件の原因をつくる村の長老役でマーチン・ランドーなど、ティム・バートン作品の、お馴染みの顔ぶれも嬉しい。

首なし騎士のスタントは、「スター・ウォーズE1」(1999)のダース・モール役レイ・パークが演じている。


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