おいしい生活 Small Time Crooks (2000) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

冴えない犯罪者が、仲間達と計画した銀行強盗の当てが外れるものの、ひょんなことからビジネスで大成功して再び凋落するまでを、ウディ・アレンの監督、脚本、主演で描く、 トレイシー・ウルマンエレイン・メイヒュー・グラントジョン・ロヴィッツ他共演による抱腹絶倒のコメディ。


コメディ


スタッフ キャスト ■

監督:ウディ・アレン
製作総指揮:J・E・ボーケア
製作:ジーン・ドゥーマニアン
脚本:ウディ・アレン
撮影:チャオ・フェイ
編集:アリサ・レプセルター

出演
レイ・ウィンクラー:ウディ・アレン

フランシス”フレンチー”ウィンクラー:トレイシー・ウルマン
メイ・スローン:エレイン・メイ
デヴィッド:ヒュー・グラント
デニー・ネイル:マイケル・ラパポート
トミー・ウォーカー:トニー・ダロウ
ベニー・コルコウスキ:ジョン・ロヴィッツ
ジョージ・ブリント:ジョージ・グリザード
チャールズ:ラリー・パイン
チチ・ポッター:エレイン・ストリッチ
ケン・デローチ:ブライアン・マーキンソン

アメリカ 映画
配給 ドリームワークス・ピクチャーズ

2000年製作 94分
公開
北米:2000年5月19日
日本:2001年10月20日
製作費 $18,000,000
北米興行収入 $17,071,230
世界 $29,934,477


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューヨーク
冴えない犯罪者のレイ・ウィンクラー(ウディ・アレン)は、妻フランシス”フレンチー”(トレイシー・ウルマン)の機嫌を窺おうとして、チョコレートを買って帰宅する。

レイは、仲間のデニー・ネイル(マイケル・ラパポート)とトミー・ウォーカー(トニー・ダロウ)とで銀行強盗をするために、三人が6000ドルずつを出し合おうとしていることをフレンチーに伝える。

出資を拒否するフレンチーだったが、一応レイの計画を聞いてみることにする。

銀行の数軒隣りにある閉店したピザ店を借りて、地下にトンネルを掘り金庫を開けて現金か宝石を奪い、フロリダに高飛びするというのが計画だった。

さらに、カモフラージュのために、フレンチーが、そこで何かの商売をするということだった。

ところが、店は老婦人が借りてしまい、レイが彼女に会って、店を借りる交渉しようとする。

老婦人を訪ねたレイだったが、そこにいたのは刑務所仲間のベニー・コルコウスキ(ジョン・ロヴィッツ)で、彼は、店に火を放ち、保険金詐欺を狙っていたのだった。

レイはベニーを計画に誘い込み、デニーとトミーに紹介して、4人は早速準備を始め、店はフレンチーが経営するクッキー店としてオープンする。

苦労しながらも、トンネル掘りを始めたレイ達だったが、フレンチーのクッキーが大評判となり、彼女は助手を雇おうとする。

フレンチーは、いとこのメイ・スローン(エレイン・メイ)を雇うことにして、鈍感な彼女はトンネルを見ても、店の拡張工事だと言われて納得する。

メイは、常連客の警官ケン・デローチ(ブライアン・マーキンソン)に、店を拡張するためトンネルを掘っていることを話してしまい、フレンチーは焦ってしまう。

さらに店の評判はマスコミでも取り上げられ、メイはテレビカメラの前でもトンネルのことを話してしまう。

それに憤慨するレイだったが、フレンチーは、クッキー店だけで十分だと言って、一向に進まない計画を皮肉る。

クッキー店の評判はさらに広がり、来客は長蛇の列となるのだが、レイ達は、全く違う場所にたどり着いてしまう。

そこに、メイから話を聞いていたデローチが現れ、レイ達に銃を向ける。

レイは、強盗を諦めたことをデローチに伝え、計画に手を貸すという彼は、フランチャイズを提案する。

1年後。
小さなクッキー店は、とんでもないビッグ・ビジネスとなり、レイとフレンチーは巨万の富を得る。

デニーとトミーは取締役、デローチやベニーも重役、メイは広報とセラピー担当の取締役となり、会社の評価も高かった。

未だに俗っぽい生活を望むレイだったが、美術館の理事になりたいフレンチーのために、パーティーを開くことに協力する。

フレンチーは、若い美術商のデヴィッド(ヒュー・グラント)と親交を持つが、招待客が自分達を影で侮辱している話を聞いてしまいショックを受ける。

富豪とはなったものの、フレンチーは教養のないことを気にする。

フレンチーは、デヴィッドから知識を得ようと彼を訪ねるが、レイはそれをよく思わない。

レイはフレンチーに付き合いきれず、彼女はデヴィッドの個人指導を受けることになる。

しかしデヴィッドは、、フレンチーが自分に気があることを利用して、彼女とレイの財産を手に入れることを考える。

デヴィッドの行動を怪しく思い始めたレイは、フレンチーに不満を漏らし、そのことでメイに愚痴をこぼす。

フレンチーは、信頼するデヴィッドに、”ウィンザー公”の使用していたシガレット・ケースを贈る。

レイとフレンチーは、彼女がデヴィッドとヨーロッパ旅行に行くことになり、それに付き合う気のないレイと口論になる。

話は離婚や財産についてまで発展し、レイは全てを放棄することをフレンチーに告げる。

フレンチーはヨーロッパに旅立ち、レイは、意外にも気が合うメイとの時を過ごす。

その後レイは、富豪のチチ・ポッター(エレイン・ストリッチ)の宝石類を盗む計画をメイに話す。

チチとはパーティーに招待される間柄でもあるレイは、既に下見を済ませてあり、成功を確信していた。

同じ頃、連絡を受けて呼び戻されたフレンチーは、計理士に資金を横領され、会社が倒産したことを知らされる。

更に、事業拡大計画のために巨額の融資を受けていたために、フレンチーとレイは財産が没収されてしまう。

レイも姿を消し、フレンチーは財産を失ったため、デヴィッドにも見限られてしまう。

偽の宝石を手に入れたレイは、メイと共にチチのパーティーに出席する。

何んとか2階に向かい金庫を開けたレイだったが、メイが、チチが来ることを知らせようとした拍子に、驚いて金庫を閉めてしまう。

再び金庫を開けようとしたレイは、メイに見張りをさせていたが、チチが現れたために二人は驚く。

メイが気分が悪いことにしたレイだったが、慌てたために、宝石の本物と偽物の区別がつかなくなってしまう。

仕方なく片方を選び、その場から去ろうとしたレイは、会社が倒産して、フレンチーの全財産が横領されたをことを知らされる。

フレンチーの元に向かったレイは、人生をやり直そうと言って彼女を励まし、チチの宝石を見せる。

しかし、フレンチーは、盗んできた宝石がガラスだと指摘して、その場で砕いて見せる。

ショックを受けるレイに、大切なのは愛で、離れて暮らしてそれが分かったと、フレンチーは伝える。

無一文のレイは悲観するが、フレンチーは、デヴィッドに贈った”ウィンザー公”のシガレット・ケースを見せる。

フレンチーは、金庫の開け方をレイに教わっていたため、デヴィッドには知られずにそれを取り戻してあったのだ。

詳しい話は、それを売ってマイアミに向かう途中で話すというフレンチーを、レイは最高の妻だと言って抱きしめる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

落ちぶれた犯罪者のレイ・ウィンクラーは、銀行強盗を計画し、妻のフレンチーに資金提供を求める。
それを拒むフレンチーだったが、銀行の数軒先の、閉店したピザ店からトンネルを掘り、銀行の金庫を襲う計画を聞かされる。
カモフラージュのために、フレンチーが店で商売をするという話に彼女は仕方なく乗り計画は実行される。
ところが、一向に進まないレイと仲間達の計画とは逆に、フレンチーのクッキー店は大繁盛となってしまう。
結局、銀行強盗は挫折するのだが、レイとフレンチーのクッキー店はビッグ・ビジネスとなり、二人は巨万の富を得るのだが・・・。
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皮肉を交えた絶妙なギャグ、平凡な暮らしから富豪になってからも、全てが滑稽に見える主人公夫婦や仲間達の描写、どこか古風な感じも受ける、真っ正直な笑いネタも冴える、ウディ・アレンの快心作だ。

ウディ・アレンの軽妙な演技は言うまでもないが、彼を圧倒する、パワフルでもある出色の熱演を見せるトレイシー・ウルマンや、後半にいい味を出すボケ役で、監督、脚本家としても知られるエレイン・メイの好演も光る。

また、容姿端麗、才能豊かな美術商役を嫌味な雰囲気で演ずるヒュー・グラント他、個性派を揃えた共演陣も注目だ。

主人公の仲間達マイケル・ラパポートトニー・ダロウジョン・ロヴィッツ、警官で仲間に加わるブライアン・マーキンソン、富豪夫人役のエレイン・ストリッチなどが共演している。


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