ソリタリー・マン Solitary Man (2010) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

落ちぶれた初老のカー・ディーラーが、女癖の悪さなどの周囲には理解できない生き方を貫き孤立していく姿を描く、製作スティーブン・ソダーバーグ、主演マイケル・ダグラススーザン・サランドンダニー・デヴィートメアリー=ルイーズ・パーカージェシー・アイゼンバーグ他共演、監督ブライアン・コッペルマンデヴィッド・レヴィーンによるドラマ。


ドラマ

スティーヴン・ソダーバーグ / Steven Soderbergh 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督
ブライアン・コッペルマン

デヴィッド・レヴィーン
製作総指揮
アヴィ・ラーナー

ダニー・ディムボート
ボアズ・デヴィッドソン

トレヴァー・ショート
モシュ・ダイアマント
ジョー・ゴッタ
製作
ポール・シフ

スティーブン・ソダーバーグ
ハイディ・ジョー・マーケル
ドンナ・ゴロム
脚本:ブライアン・コッペルマン

撮影:アルウィン・H・カックラー
編集:トリシア・クック
音楽:マイケル・ペン

出演
ベン・カルメン:マイケル・ダグラス

ナンシー・カルメン:スーザン・サランドン
ジミー・マリノ:ダニー・デヴィート
ジョーダン・カーシュ:メアリー=ルイーズ・パーカー
スーザン・ポーター:ジェナ・フィッシャー
アリソン・カーシュ:イモージェン・プーツ
ダニエル・チェストン:ジェシー・アイゼンバーグ
スティーヴ・ヘラー:リチャード・シフ
エドワード・ギトルソン学部長:ダグラス・マクグラス

アメリカ 映画
配給
Millenium Films
Smartest Man Productions
2010年製作 90分
公開
北米:2010年5月21日
日本:2011年6月4日
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $4,360,548
世界 $5,178,582


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューヨーク
約6年半前。
かつては世間で注目を浴びた伝説のカー・ディーラーであるベン・カルメン(マイケル・ダグラス)は、心臓の検査が必要で、重病である可能性を医師から指摘される。

現在。
今では落ちぶれていたベンは、学生時代から付き合い結婚した妻ナンシー(スーザン・サランドン)と、今は離婚しているものの、娘スーザン・ポーター(ジェナ・フィッシャー)や孫に会うことを楽しみにしていた。

そんなベンは、大手自動車メーカーの役員の娘であるジョーダン・カーシュ(メアリー=ルイーズ・パーカー)が、現在の恋人だった。

ジョーダンの娘アリソン(イモージェン・プーツ)の大学進学で、その大学の学部長を知るベンは、彼女の進学で便宜を図るようにと頼まれていた。

アリソンとボストンの大学に向かったベンは、学生自治会のダニエル・チェストン(ジェシー・アイゼンバーグ)に迎えられる。

エドワード・ギトルソン学部長(ダグラス・マクグラス)の元に案内されたベンは、面接するアリソンを彼に預け、ダニエルと構内を見学する。

着替えるためにダニエルの部屋に向かったベンは、その部屋を見て意見し始める。

無類の女好きであるベンは、ダニエルに恋人がいないことを見抜き、女性の口説き方を伝授する。

その後、出身校でもあり、図書館に寄付もしているベンは、構内を歩き回り、妻ナンシーとであったベンチで、思い出を振り返ったりもする。

その夜、ダニエルとパーティーに参加し、再び女心を捉える指南を始めたベンは、その後、学友ジミー・マリノ(ダニー・デヴィート)が経営する学生街のダイナーに向かい、昔話に花が咲かせる。

ホテルに戻ったベンは、面接後にアリソンに付き合っていた男子学生が、つり合わないと彼女に助言する。

ベンは、経験の浅いアリソンに、男女関係の楽しみ方などを語り、そして燃え上がった二人は愛し合ってしまう。

ニューヨークに戻ったベンは、ジョーダンのお陰で新たなデイーラーを任されることになり、アリソンは大学に合格する。

ベンは、今後もアリソンと楽しめることを望むのだが、彼女は意外にもクールで、一度だけの遊びだと割り切っていることを伝える。

そしてアリソンは、母ジョーダンにベンと寝たことを話してしまう。

ベンは、当然、ジョーダンの”復讐”に遭い、ディーラーの件は流れてしまい、生活費も工面できず、娘スーザンに金を借りる。

詐欺罪で逮捕された時も支援してくれた、旧知の取引相手スティーヴ・ヘラー(リチャード・シフ)にも、人が変わってしまったことなどを非難され見限られてしまう。

その夜、孫の友人の母親とベッドを共にしたベンは、孫の誕生日を思い出す。

それに遅れてしまったベンは、スーザンや孫を失望させる。

ケーキを買って孫の元に向かったベンは、再びスーザンに金を借りようとするが、彼女は、息子との約束も守らずに、借金を頼む父に呆れてしまう。

元妻ナンシーの元に向かったベンだったが、不動産業者として、満ち足りた日々を送る彼女にも相手にされない。

働き口もなく、仕方なく安アパートに移ったベンだったが、そこの家賃の払えず、スーザンには、友人と寝たことがばれてしまう。

どうして父親としての自覚を持てないのかという、スーザンの問いに答えを返せないベンは、彼女に親子の縁を切られてしまう。

ボストンのジミーの家を訪ね、居候することになったベンは、彼の店で働かせてもらうことになる。

ある日、学生になっていたアリソンが店に現れ、ベンは彼女に、自分が置かれている状況を説明する。

ベンがアリソンの近くにいることを知ったジョーダンは、彼を娘から排除しようとして脅しをかける。

ダニエルに誘われたパーティーで、彼のガールフレンドを侮辱してしまったベンは、その帰りに、アリソンの父が雇った男に痛めつけられる。

ジミーに介抱されたベンは病院に運ばれ、駆けつけたスーザンが看病し、親子の絆は保たれる。

ベンは、意識のない状態で、していなかった心臓の精密検査をされる。

その結果連絡を無視したベンは、ダニエルに謝罪した後、初めて出会ったベンチに座っているナンシーに気づく。

6年半前に、医師から精密検査を勧められたベンは、その日から女遊びを始めたことをナンシーに伝える。

検査を受けなかった理由として、医師の判断に縛られるのを嫌ったベンは、心臓が破裂しても、好き勝手に生きる人生を選んだことをナンシーに語る。

ニューヨークに一緒に戻るか、ナンシーに考える時間を与えられたベンは、車の中で待つ彼女を見つめる。

そしてベンは、目の前を通り過ぎる女子学生を気にしながら、ベンチから立ち上がる・・・。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

伝説のカー・ディーラーとして世間でも知られていたベン・カルメンは、妻ナンシーとは離婚するものの、娘スーザンや孫と会うのを楽しみにしていた。
そんなベンは、無類の女好きでもあり、今の恋人は、大手自動車会社の役員の娘ジョーダンだった。
かつての栄光を取り戻すために、ディーラーとして復活を考えるベンは、ジョーダンの支援の代わりに、彼女の娘アリソンの大学進学に便宜を図ることを約束する。
母校にコネのあるベンは、アリソンの面接に同行してボストンに向かう。
ところがベンは、面接の終わったアリソンと愛し合ってしまう。
その後も関係を望むベンだったが、遊びだと割り切るアリソンにはそれを断られ、そのことがジョーダンにも知られてしまう。
再起を考えていたベンは、一気に窮地に陥り、彼は、家族を含め周囲に見放されてしまう・・・。
__________

奔放で無鉄砲なだけに見える主人公、オープニングの精密検査の勧めが、終盤でその生き方の理由として解る筋立てや、プライドだけが頼りの主人公の人間味ある人生観を、渋みも増すベテランのマイケル・ダグラスが、変幻自在に演ずる演技を堪能できる。

マイケル・ダグラスの盟友ダニー・デヴィートをはじめとした魅力的なキャスティングや、スティーブン・ソダーバーグも製作に加わっていることも注目だが、拡大公開はされず、商業的な成功はしなかった作品でもある。

恋人の娘に手を出した、女好きの男の不運を描いたコメディなどとの宣伝もあるが、不器用な男が、自分なりの考えを貫く人生を送ろうとする、哀愁漂うヒューマン・ドラマと言った方が正しい。

主人公を最もよく知る元妻として、出番は少ないが存在感を示すスーザン・サランドン、その娘ジェナ・フィッシャー、主人公の唯一と言っていい理解者にして学友ダニー・デヴィート、主人公の恋人をクールに演ずるメアリー=ルイーズ・パーカー、その娘イモージェン・プーツ、学生のジェシー・アイゼンバーグ、主人公を見限る取引相手リチャード・シフ、大学の学部長ダグラス・マクグラスなどが共演している。


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