ミッション:8ミニッツ Source Code (2011) 3/5 (17)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

列車爆破テロを阻止するため、過去に転送されるミッションに就く兵士の体験を描く、主演ジェイク・ジレンホールミシェル・モナハンヴェラ・ファーミガジェフリー・ライト共演、監督ダンカン・ジョーンズによる異色のSFサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ダンカン・ジョーンズ
製作総指揮
ホーク・コッチ

ジェブ・ブロディ
ファブリス・ジャンフェルミ
製作
マーク・ゴードン

フィリップ・ルースロ
ジョーダン・ウィン
脚本:ベン・リプリー
撮影:ドン・バージェス
編集:ポール・ハーシュ
音楽:クリス・ベーコン

出演
コルター・スティーヴンス:ジェイク・ジレンホール
クリスティーナ・ウォーレン:ミシェル・モナハン

コリーン・グッドウィン:ヴェラ・ファーミガ
ラトレッジ博士:ジェフリー・ライト
デレク・フロスト:マイケル・アーデン
ハズミ:キャス・アンヴァー
マックス・デノフ:ラッセル・ピーターズ
ドナルド・スティーヴンス:スコット・バクラ/声

アメリカ 映画
配給 サミット・エンターテインメント
2011年製作 93分
公開
北米:2011年4月1日
日本:2011年10月28日
製作費 $32,000,000
北米興行収入 $54,712,227
世界 $$147,332,697


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

アメリカ陸軍のヘリコプター・パイロットであるコルター・スティーヴンス大尉(ジェイク・ジレンホール)は、戦地のことを考えながら、シカゴ行きの列車内で目覚める。

スティーヴンスは、自分がなぜこの場にいるのか理解できないまま、前の座席のクリスティーナ・ウォーレン(ミシェル・モナハン)に親しげに話しかけられる。

”ショーン”と呼ばれて戸惑うスティーヴンスは、自分が現役の軍人で大尉だと言っても、クリスティーナに信じてもらえない。

そのためスティーヴンスは、停車したグレンブルックでホームに出てみる。

列車は発車し、席に戻ったスティーヴンスは、次が終点のユニオン駅だというアナウンスを聞きながら、窓に映った自分が別人だと気づく。

トイレに向かったスティーヴンスは、鏡に映った別人に驚き、身分証で自分が教員の”ショーン・フェントレス”だと知り動揺する。

クリスティーナは、スティーヴンスの様子を見に来るが、暫くすると列車は爆発して大惨事となる。

次の瞬間、空軍大尉コリーン・グッドウィン(ヴェラ・ファーミガ)に呼び掛けられ、スティーヴンスは、ある装置の中で目覚める。

スティーヴンスはグッドウィンから、そこが”包囲された城”という作戦基地だと知らされる。

記憶が戻るよう処置されたスティーヴンスは、画面に現れたラトレッジ博士(ジェフリー・ライト)を確認して、列車爆破の状況をグッドウィンに問われる。

グッドウィンに、犯人が誰であるか、爆破装置についてを探る時間が8分間だと言われたスティーヴンスは、再び列車内に戻る。

同じ状況を繰り返しながら、スティーヴンスは周囲を観察して、オーディション番組などに出たコメディアン、マックス・デノフ(ラッセル・ピーターズ)を疑ったりもする。

グレンブルックに到着し、外を確認した後、トイレの天井に隠された爆弾を発見したスティーヴンスだったが、それを解除することはできない。

鉄道保安員に扮し、携帯電話などの電子機器を使わないようにと乗客に伝えたスティーヴンスは、パソコンを止めようとしない男を殴ってしまうが、次の瞬間、爆発が起きる。

装置に戻ったスティーヴンスは、責任者と話しをさせるようにとグッドウィンに迫り、仕方なく彼女は、ラトリッジの許可を得て、行われていることの説明を始める。

爆破テロで列車の乗客が全員死亡し、それを事前に阻止する”ソース・コード・ミッション”を知らされたスティーヴンスは、爆弾の位置と、それが携帯電話で作動させるものだということを伝える。

スティーヴンスは、乗客の中の犯人を探すようグッドウィンに指示され、再び列車内に戻る。

やや冷静に対応できるようになったスティーヴンスは、クリスティーナと乗客の観察を始めて、不審者ハズミ(キャス・アンヴァー)に目をつける。

ハズミはグレンブルックで列車を降り、スティーヴンスは所持品を調べて、手帳に、”クリスティーナとコーヒーを”と記されていたため、彼女を誘い車両から降りる。

気分が悪そうなハズミはトイレに向かい、スティーヴンスも後を追い様子を探る。

ホームに戻ったスティーヴンスは、ハズミが犯人だと確信し、彼が携帯電話を所持しているかを、カバンを奪い強引に調べようとする。

クリスティーナは、揉み合いになった二人を止めようとするが、走り去っていた列車が爆破される。

人違いだと思いつつ、スティーヴンスは尚もハズミの電話を探そうとする。

しかし、スティーヴンスはハズミに蹴飛ばされて線路に落下し、到着した列車に轢かれてしまう。

装置に戻ったスティーヴンスは、グッドウィンとの連絡が不能となり、内部の温度が異常に下がっていることに気づく。

空調を何んとか修理したスティーヴンスは、復旧した通信モニターにラトレッジが映っていたため、彼と交信をする。

グッドウィンが席に戻り、スティーヴンスは乗客を一人助けたことを伝える。

ラトレッジはスティーヴンスに説明を求められ、死後も一時的に残る脳の活動が、最後の8分間だけ記録されていることを利用した複雑なソース・コードについてを語る。

ショーンと適合性があったスティーヴンスが、8分間だけ彼になり事件を解明しようとしていたのだ。

スティーヴンスは、クリスティーナを助けたことを知らせるが、彼女の死亡が確認されてることをグッドウィンは伝える。

グッドウィンとラトレッジは、次のシカゴ市内での大規模な攻撃が迫り、一刻も早く列車爆破を阻止しなくてはならないことをスティーヴンスに伝える。

スティーヴンスは、2階の車掌室に拳銃があることを知らされて車内に戻り、クリスティーナに、起きる出来事を一瞬早く知らせて驚かせる。

車掌室に向かい、銃を手に入れようとしたスティーヴンスは取り押さえられてしまう。

スティーヴンスはクリスティーナに、最後に父親と話したいことを伝えて、列車は爆発する。

装置に戻ったスティーヴンスは、父親に連絡を取りたいことをグッドウィンに伝え、彼女の上着の記章”CAOC-N”に気づく。

列車に戻ったスティーヴンスは、クリスティーナに、友人の”スティーヴンス大尉”のことについて調べてもらいたいことを伝える。

その後、陸軍病院に勤務する女性の助言で、例の記章が”ネリス空軍基地”のものであることを知り、彼女の携帯電話を借りてネットで所在地を調べて電話をする。

ラトレッジを呼び出したスティーヴンスだったが、そこに現れたクリスティーナから、捜している”スティーヴンス大尉”が死亡したことを知らされる。

グッドウィンの声を聞いたスティーヴンスは気を失ってしまい、装置に戻る。

自分が死んでいるのかを、スティーヴンスに問われたグッドウィンは、脳の一部が活動している、全てが想像の出来事だと答える。

動揺するスティーヴンスに、任務の重要性を説くラトレッジは、彼の意見を遮り列車に転送する。

手掛かりをつかめずに装置に戻ったスティーヴンスは、強引な手段を使ってでも、犯人を捜すようラトレッジに強要される。

何度も転送されるスティーヴンスを見て、グッドウィンは彼に同情するようになる。

再び列車に向かったスティーヴンスは、車掌室の拳銃を奪い、爆弾に仕掛けられた携帯電話を外す。

スティーヴンスは着歴に電話をして、グレンブルックで降りた、忘れた財布を渡された青年デレク・フロスト(マイケル・アーデン)の電話が鳴っていることに気づく。

フロストを追ったスティーヴンスは、彼が再び財布を車両内に戻したことを知り、それを拾い走り出した列車から飛び降りる。

その場から車で立ち去ろうとしたフロストに、財布をわざと忘れたのは、自分が死んだことにするためだと言ってスティーヴンスは彼に銃を向ける。

フロストは動ずることなく、街を破壊するための爆破装置をスティーヴンスに見せる。

隙を見て、スティーヴンスと現れたクリスティーヌを銃撃したフロストは、腐りきった世の中を、一度、瓦礫の山にすることが目的だと、瀕死のスティーヴンスに伝えた彼はその場を立ち去る。

クリスティーナは死亡し、スティーヴンスは爆発が起きたことを確認しながら装置に戻る。

犯人の名前と車のナンバーをラトレッジとグッドウィンに知らせたスティーヴンスは、乗客を助けたい気持ちを二人に告げる。

その後、指名手配されたフロストは、SWATに取り押さえられて爆破は回避される。

自分の行った世界では爆破は起きたために、予備の起爆装置があったことは確かで、スティーヴンスは、何かを見落としていることをグッドウィンに指摘し、乗客を救える可能性があることを伝え、過去への転送を望む。

グッドウィンは、8分後に生命維持装置を切ることを伝えて、ラトレッジの許可を得ずに、スティーヴンスの貢献に敬意を表し、彼を再び列車内に転送する。

意気投合し、クリスティーナとの一日を楽しむことを告げたスティーヴンスは、起爆装置の裏に隠されていた携帯電話も取り除く。

その頃、プログラムの成果に満足して興奮するラトレッジは、スティーヴンスを生かしておく方針をグッドウィンに伝える。

グッドウィンは、スティーヴンスの記憶を消去して、新たなソース・コードの準備に入るようラトレッジに指示される。

スティーヴンスはフロストに銃を向けて拘束し、携帯電話を見せて観念させる。

そしてスティーヴンスは、フロストの電話でグッドウィンにメールを送り、父ドナルド(スコット・バクラ)に、戦友だと言って電話を掛ける。

友人として、父との短い会話を終えたスティーヴンスは、笑顔でクリスティーナの元に戻りコーヒーを飲む約束をする。

ラトレッジは、グッドウィンがスティーヴンスの生命維持装置を切ろうとしていることを知り、それを阻止しようとする。

スティーヴンスは、デノフが乗客を笑わせることができるかで有り金を賭ける。

デノフのネタは乗客の笑いを誘い、スティーヴンスは、1分しか残されていない命だったらという問いかけに、最後の1秒まで大切にするというクリオスティーナにキスする。

約束の8分となり、グッドウィンは、ラトレッジの制止を無視して、上半身だけで生存している、スティーヴンスの生命維持装置を切る。

その瞬間、車両内は笑いに包まれ、列車はユニオン駅に向かい、スティーヴンスは、8分が経過しても爆破が起きなかったことを確認する。

列車を降りたスティーヴンスとクリスティーンは、市内の”ミレニアム・パーク”に向かい、”クラウド・ゲート”の前で、未来について語り合う。

事件の朝、ネリス空軍基地
デスクに着いたグッドウィンは、列車爆破テロの失敗についての、携帯電話へのメール(スティーヴンスからの)に気づき、それをラトレッジに伝えようとする。

ラトレッジは、シカゴの爆破未遂事件についての報告を受けていたのだが、グッドウィンは、それを阻止したのが自分とメールの主(スティーヴンス)だということに驚いてしまう。

グッドウィンは、後で報告することをラトレッジに伝えて部屋を出てメールの続きを読む。

ラトレッジは、”ソース・コード・ミッション”が、いつかは脚光を浴びる日がくると考える。

グッドウィンは、”ソース・コード”の、新しい世界を創り出す未知の可能性を知らされ、施設内にいる自分を探して力になり、全てがうくいくことを伝えてほしいというスティーヴンスのメールを確認し、生命維持装置で生存している彼を確認する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

アメリカ陸軍ヘリコプター・パイロットのコルター・スティーヴンスは、シカゴ行きの列車内で目覚めるが、その状況を理解できない。
親しげに話しかけてくる女性クリスティーナとの会話で、自分が別人で教員であることを知ったスティーヴンスは、列車爆破事件に巻き込まれてしまう。
次の瞬間、スティーヴンスは、ある装置内で目覚め、空軍大尉グッドウィンに呼び掛けらる。
列車爆破の情況を問われたスティーヴンスは、その犯人を8分の間に探すよう指示され、再び列車に転送される。
スティーヴンスは手を尽くすものの爆破は起き、装置に戻った彼は、グッドウィンに状況説明を求める。
責任者ラトレッジ博士の許可を得たグッドウィンは、爆破テロを事前に阻止する”ソース・コード・ミッション”についてを、スティーヴンスに伝えるのだが・・・。
__________

同じ状況を何度も繰り返す展開ではあるが、自分の置かれた立場を全く理解できない主人公が、回数を重ねるごとに行動に無駄のなくなる様子などで、毎回、新鮮に感じる工夫などが見られる。

学習して任務をこなす主人公の姿を軽快に映し出す、デヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズの、切れのいい演出は見応え十分。

また、主人公が戦地の犠牲者であることが分かる後半は哀愁漂う場面もあり、未来への希望が窺えるクライマックス、そして、思わぬ展開となるラストなど、上映時間は短いが、見どころが凝縮されている、実に凝った仕上がりとなっている。

ラストに疑問を感じる方が多いようだが、爆破事件が起きる日は、ラストの基地の場面と同じ日であることが明記されるために、違う世界を映しだしていることは明らかだ。
更に、事件回避の直後に、グッドウィンがメールを受けているので、スティーヴンスがミッションを行ったのとは別の世界であることは明白で、そこでは、原題の”ソース・コード”はまだ実行されていない。
故にグッドウィンは驚きを隠せないわけで、意識がない状態ではあるが、スティーヴンスの生存を知った観客は安堵し、彼の今後の活躍に期待を持たせる終わり方もいい。

恐ろしいテロの標的になる、シカゴの街並みの遠景ショットの美しさ、クリス・ベーコンの緊迫感溢れる音楽も印象に残る。

北米興行収入は約5500万ドルに留まるものの、全世界では、約1億4700万ドルのヒットとなった。

無精髭も蓄え、実力を兼ね備えるいい役者に成り、主人公を熱演するジェイク・ジレンホール、運命の人に出会い命を救われる、表情がチャーミングなミシェル・モナハン、主人公の貢献を称え、彼に心動かされるミッションのオペレーターを、演技派らしく好演するヴェラ・ファーミガ、その上司で責任者の科学者ジェフリー・ライト、テロの実行犯マイケル・アーデン、列車の乗客キャス・アンヴァーラッセル・ピーターズ、主人公の父親スコット・バクラ(声)などが共演している。


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