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サウスポー Southpaw (2015)


3.76/5 (34)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

妻を亡くしたことをきっかけにしてタイトルなど全てを失った元ボクシング世界チャンピオンの、家族の絆や名誉を取り戻すための苦闘を描く、製作、監督アントワーン・フークア、主演ジェイク・ギレンホールフォレスト・ウィテカーレイチェル・マクアダムスナオミ・ハリスカーティス“50セント”ジャクソンウーナ・ローレンス他共演のスポーツ・ドラマ。


ドラマ(スポーツ)


スタッフ キャスト
監督:アントワーン・フークア

製作
アントワーン・フークア
トッド・ブラック
ジェイソン・ブルメンタル
スティーヴ・ティッシュ
アラン・リッシュ
ピーター・リッシュ
製作総指揮:カート・サッター
脚本:カート・サッター
撮影:マウロ・フィオーレ
編集:ジョン・ルフーア
音楽:ジェームズ・ホーナー

出演
ビリー“ザ・グレート”ホープ:ジェイク・ギレンホール
タイタス”ティック”ウィルズ:フォレスト・ウィテカー
モーリーン・ホープ:レイチェル・マクアダムス
アンジェラ・リヴェラ:ナオミ・ハリス
ジョーダン・メインズ:カーティス“50セント”ジャクソン
レイラ・ホープ:ウーナ・ローレンス
ラモーン:ヴィクター・オルティス
ジョン・ジョン:ボー・ナップ
ミゲル“マジック”エスコバル:ミゲル・ゴメス
ホッピー:スカイラン・ブルックス
アリス:クレア・フォーリー
マリア・エスコバル:リタ・オラ
本人:ジミー・レノンJr.
本人:ジム・ランプリー
本人:ロイ・ジョーンズJr.

アメリカ 映画
配給 ワインスタイン・カンパニー
2015年製作 123分
公開
北米:2015年7月24日
日本:2016年6月3日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $52,421,950
世界 $91,970,830


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニューヨーク、”マディソン・スクエア・ガーデン”。
無敗の王者である、WBCWBAWBOIBF統一世界ライトヘビー級チャンピオンのビリー“ザ・グレート”ホープ(ジェイク・ギレンホール)は、プロモーターのジョーダン・メインズ(カーティス“50セント”ジャクソン)らに見守られながら試合に備える。

妻のモーリーン(レイチェル・マクアダムス)から、打たれ過ぎないようにと言われたビリーは試合に挑む。

挑戦者のジョーンズ優勢で試合は進み、スタッフのジョン・ジョン(ボー・ナップ)と共にリングサイトで観戦するモーリーンは、パンチを受け過ぎるビリーのことを心配する。

試合を見守る同じ階級のミゲル“マジック”エスコバル(ミゲル・ゴメス)は、ビリーの次の対戦相手は自分だと考える。

第10ラウンド。
左目から出血したまま反撃に出てダウンを奪ったビリーは、ジョーンズが立ち上がった直後に、右ストレートを浴びせてノックアウト勝ちする。

4度目の防衛に成功したビリーは、試合後の記者会見で娘のレイラ(ウーナ・ローレンス)のことを心配する。

ヘルズ・キッチン”の施設生活から43戦無敗の王者となったビリーは、次の対戦相手を訊かれる。

その場に現れたエスコバルの挑発に乗らないビリーは、会場から出るものの、対戦を希望してジョーダンに怒りをぶつける。

ジョーダンに謝罪したビリーは、モーリーンと共に車に乗り屋敷に戻る。

レイラの部屋に向かったビリーは、起きていた彼女と話す。

ビリーとモーリーンに、試合を観てはいけない理由を尋ねたレイラは、暴力的だからだと言われる。

寝室に向かったビリーにモーリーンは、トゥレイ戦は中止して来年末まで次の試合を延期するべきであり、今日の試合の戦い方がその理由だと伝える。

打たれ過ぎるビリーの体が心配なモーリーンは、一番大切なものは家族で、2年でパンチ・ドランカーになってしまうと言って彼を説得する。

ビリー“ザ・グレート”バブルに沸いているだけで、それが弾けたら皆去り、自分とレイラだけが残ると言うモーリーンは、ビリーと愛し合う。

翌朝ビリーは、止まらない口からの出血と体の痛みを気にしながらベッドから起きる。

プールサイドで、ジョーダンから今後の予定を知らされたモーリーンは、2年で3試合組むテレビ局との契約を確認する。

ジョン・ジョンらに昨夜のことを感謝するビリーは、”カルティエ”の腕時計をプレゼントする。

モーリーンから、契約は断るようにと言われたジョーダンは納得できない。

現れたビリーに、1試合1000万で3000万ドルのテレビ契約を話したジョーダンは、モーリーンとビリーから、トゥレイ戦はパスすると言われる。

数日後、養護施設を支援するチャリティー・パーティーに出席してスピーチしたビリーは、施設で育った自分を常に支えてくれた、ヘルズ・キッチンで共に育った妻モーリーンに感謝し、出席者に寄付を訴える。

パーティーは終わり、帰ろうとしたビリーは、声をかけてきたエスコバルを無視するものの、人前でモーリーンを侮辱される。

制止するモーリーンの話も聞かずに、ビリーはエスコバルと殴り合いを始め、その場は騒動になる。

銃声で静まった直後に、モリーンが撃たれたことに気づいたビリーは、彼女に寄り添う。

弟のヘクターが撃ったことを知ったエスコバルは、彼の銃を奪い逃がす。

腹部を撃たれたモーリーンはビリーに励まされるものの、レイラのことを心配しながら息を引き取る。

警察で明朝まで尋問を受けたビリーは、レイラのことしか考えられない。

葬儀を終えたビリーは、レイらと共に悲しみに堪えながら苦しむ。

銃を手にして屋敷を出たビリーは、会いに来たジョン・ジョンから、エスコバルやヘクターへの復讐は考えるなと言われる。

ジョン・ジョンに銃を向けたビリーは、モーリーンを守れなかった彼を罵倒して追い払う。

ヘクターのアパートに向かったビリーは、ジャンキーである妻のマリア(リタ・オラ)からドラッグを要求されたために銃を向けるものの、子供がいることに気づきその場を去る。

その後、資金難になったビリーは、ジョーダンから、レイラのためにリングに戻るようにと説得されトゥレイ戦の契約書にサインする。

8週間後、マディソン・スクエア・ガーデン
圧倒的にトゥレイ優勢で試合は進み、エスコバルと契約したジョーダンが見守る中、打たれ続けたビリーは、タオルを投げられてタイトルを失う。

抗議したビリーは頭突きでレフェリーに暴行してしまい、スタッフは、全てを失った彼の元を去る。

ジョーダンに非難されたビリーは、1年間の出場停止、更に収入がない上に制裁金、数十万ドルを課せられてことを知らされる。

レフェリーとテレビ局に訴えられ、銀行口座は凍結されたために屋敷は売ることになり、スタッフもエスコバルについたことを知らされたビリーは、これはビジネスだと言うジョーダンを見限る。

屋敷に戻り敷地内で事故を起こしたビリーは、レイラの通報で病院に運ばれる。

回復して法廷に呼び出されたビリーは、レイラの保護義務を怠ったことにより、カウンセリング他を強制され、父親として的確か判断されるまで、レイラを保護施設で保護することを言い渡される。

30日後に再び審議すると判事から言われたビリーは納得せず、一緒にいたいと言うレイラと引き離されたことで暴れたために、法廷侮辱罪で拘束される。

屋敷を売却する決心をしたビリーは、迎えに来てくれたジョン・ジョンに感謝する。

ウィルズ・ジムまで送ってもらったビリーは、ジョン・ジョンが”カルティエ”の時計を渡そうとするために、受け取れないと伝えて車を降りる。

ジムに向かったビリーは、トレーニング中のボクサー達に注目される中、オーナーのタイタス”ティック”ウィルズ(フォレスト・ウィテカー)と話す。

今の状況を話したビリーは、かつてティックがトレーナーをしていた相手に、ジョーダンが金を払って勝ったことを伝える。

自分に勝った唯一のボクサーを育てたティックに鍛えてもらいたいと言うビリーは、規則を守ることは約束する。

子供達を立派な大人に育てるのが自分の役目だと言うティックは、裁判所を納得させるために仕事もほしいと言われたため、掃除係なら必要だとビリーに伝える。

そんな仕事はできないと言って諦めたビリーはその場を去り、住む部屋を借りる。

ジョン・ジョンに送ってもらい養護施設に向かったビリーは、レイラを担当するアンジェラ・リヴェラ(ナオミ・ハリス)から様々な質問をされる。

ようやくレイラに会えたビリーだったが、自分を理解しようとしない彼女に拒絶されてしまう。

ジムに向かったビリーは、ティックに一杯おごろうとするものの飲まないと言われる。

ビリーは、掃除の仕事をすることをティックに伝えて雇ってもらうことになる。

仕事をしながらトレーニングを始めたビリーは、ジムに通う少年ホッピー(スカイラン・ブルックス)と親しくなる。

再び施設に向かったビリーは、アンジェラから、レイラが会いたがっていないと言われてショックを受ける。

バーに向かったビリーは、エスコバルがトゥレイを破り新チャンピオンになったニュースを見ながら飲んでいたティックに、飲まないはずではなかったかと尋ねる。

習慣を変えたと言うティックは、ビリーを迷惑に思う。

トレーニングする目的を訊かれたビリーは、復帰して娘を取り戻すと答える。

こんな生活を送るようになった理由を訊かれたビリーは、妻を殺されたからだ答え、その理由もしつこく訊くティックに苛立ち、席を立ち店を出ようとする。

ティックから、それがここにいる理由だと言われたビリーは店を出る。

店に戻ったビリーは、妻が全てを決めてくれていたと話し、娘も自分を避けているとティックに伝える。

娘の心を傷つけたと話すビリーは、幼い子なので心を閉ざしても仕方ないと言われる。

ティックは、憎みたいならそうさせるべきで、それで気が楽になるのなら、彼女自身に乗り越えさせることが必要であり、自分の問題だと考えるなとビリーに伝える。

そうすれば自分や人生、そしてボクシングと向き合えると言われたビリーは、無心になりトレーニングに励むようになる。

施設に向かったビリーは、無理にレイラに会おうとせず、彼女が大事にしていた物をアンジェラに渡してその場を去る。

ビリーを鍛え始めたティックは、徹底的にディフェンスを教える。

ようやくレイラに会えたビリーだったが、彼女は心を閉ざしたままだった。

30日が経ち裁判所に呼ばれたビリーは、レイラの保護を更に30日継続すると言われ、その場にティックがいることに気づく。

その夜、バーに向かったビリーは、裁判所にいた理由をティックに尋ねるものの、まともに答えてもらえない。

左目のことを訊かれたティックは、格下の対戦相手に殴られた瞬間に倒れて何も見えなくなり、そのまま引退したことをビリーに話す。

裁判のことは残念だったと伝えたティックは、どうせ嫌われていると言うビリーから、目の話は本当かと訊かれる。

義眼だと言うティックは、違う色が送られてきたが返品するのが面倒だったと伝える。

傷病軍人基金のチャリティ試合への出場をティックから提案されたビリーは、ライセンスも不要だと言われる。

その話に乗るつもりのビリーは、二日間同じシャツを着ているホッピーが心配であることをティックに話す。

昨夜、両親が喧嘩をして母親が出て行ったらしいと言う話をビリーから聞いたティックは、ホッピーが路上で寝ているのなら、何とかする必要があると伝える。

施設でレイラに会ったビリーは、帰りことばかり考えている彼女に、裁判官からあと1か月様子を見ると指示されたと伝えて、試合をすることを教える。

プロの試合ではなくイベントだと話すビリーは、観戦したいと言うレイラに無理だと伝えるものの納得してもらえない。

大嫌いだと言われて頬を叩かれたビリーは、約束を破ってばかりいる自分が、モーリーンの代わりに死ねばよかったと言われてショックを受ける。

アンジェラに制止されたレイラは部屋に連れて行かれ、ビリーは彼女を見守るしかなかった。

チャリティ・マッチ当日。
順調な仕上がりで試合に挑んだビリーは快勝し、アンジェラに電話をして、勝ったことをレイラに伝えてほしいと言って頼む。

試合を観たジョーダンから、エスコバルへの挑戦を提案されたビリーは、顔が利くのでライセンスは取り戻せると言われ、ラスベガスで6週間後だと知らされる。

ジョーダンに挨拶されたティックは、ラスベガスで6週間後のタイトル戦を提案されたとビリーから知らされるが、金儲けに利用されるだけだと考える。

それでも闘う気のビリーから、娘のために金が必要だと言われたティックは、ジョーダンは八百長もやるペテン師だと伝えるものの、ビリーの考えは変わらず協力を求められる。

プロは教えない主義のティックに、子供達にプロの誘いが来てもそうするのかと問うビリーは、6週間だけでいいと伝える。

娘を失いたくないビリーは、自分の全てをぶつけるので受け止めてほしいとティック伝えるものの、彼は何も答えずにその場を去る。

その後、ティックから、母親を守ろうとしたホッピーが父親に撃たれて死んだことを知らされたビリーは、守ってやれなかったことをティックと共に悔やむ。

ビリーから、自分なしではエスコバルに勝てないと言われたティックは、何があっても自分とレイラを守れと伝える。

裁判所に呼ばれたビリーは面会制限を解除され、レイラとの同居を許可される。

アパートで暮らし始めたレイラは何も食べようとせず、ビリーは、試合を観戦させないことで子供扱いされていると言われる。

モーリーンの指示だと言うビリーは、自分の考えを訊かれて、全てを彼女が決めていたとレイらに話す。

面倒を見なければいけないとモーリーンが言っていたことを知っているレイラに、今度は自分が守らなければいけないとビリーは伝える。

ビリーと共にモーリーンの墓参りをしたレイラは、今度の対戦相手はモーリーンが殺された場所にいた男だと言われ、嫌な目に遭っても行きたいと伝えて、控室にいることで納得してもらえる。

ティックと共に厳しいトレーニングを始めたビリーは、スパーリング・パートナーのラモーン(ヴィクター・オルティス)を相手に徹底的に体を鍛え上げる。

ラスベガス、”シーザーズ・パレス
レイラは、アンジェラと共に控室で試合を観戦することになる。

ビリーは入場曲なしでリングに上がり、コロンビア出身のチャンピオン、エスコバルは派手に登場する。

1990年代の最強王者ロイ・ジョーンズJr.とキャスターのジム・ランプリーの実況で試合は始り、連打を受けるビリーの左目が赤くなり早くも出血する。

劣勢のビリーは第5ラウンドにダウンを奪われるものの、ゴングに救われる。

ビリーの目をチェックしたドクターは、続行できることを確認する。

第6ラウンド。
左ストレートをエスコバルの顔面にヒットさせたビリーは、左目を肩でブロックしてディフェンスしながら攻勢に転ずる。

中盤、勢いづいたビリーはポイントを稼ぎ、第10ラウンドのエスコバルの猛攻に耐える。

第11ラウンド。
打ち合いになったビリーは、エスコバルが口にしたモーリーンについての言葉で動揺してしまう。

ゴングでコーナーに戻ったビリーを落ち着かせるティックは、王者の魂を見せろと伝える。

ティックから、モーリーンと自分、そしてレイラも見ていると言われたビリーは、サウスポーを使う時だと指示される。

最終12ラウンド。
激しい連打の応酬となり、ビリーは倒れるものの、エスコバルはローブローで1点減点される。

ほぼ互角となり残り1分、サウスポーにスイッチしたビリーの左アッパーを受けたエスコバルはダウンする。

エスコバルが立ち上がったところでゴングが鳴り試合終了となり、勝敗は判定に持ち越される。

ジミー・レノンJr.のアナウンスで判定が伝えられ、二対一でビリーが新チャンピオンとなる。

レイラは喜び、アンジェラと共に興奮する。

コーナーに跪いたビリーは、モーリーンに勝利を報告して、これで前に勧めると伝える。

チャンピオン・ベルトをティックに渡したビリーは、ジムに飾ってほしいと伝える。

レイラを抱きしめたビリーは、怖かったと言う彼女に、よく頑張ったと伝えて褒めてあげる。

その場を去るティックに感謝したビリーは、モーリーンも褒めてくれるとレイラに伝えて、帰ろうと言う彼女を抱きしめる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク
43戦無敗を誇る、WBCWBAWBOIBF統一世界ライトヘビー級チャンピオンのビリー“ザ・グレート”ホープは、共に”ヘルズ・キッチン”の施設で育った妻モーリーンらに支えられながら4度目の防衛を果たす。
打たれながら相手を倒すスタイルのビリーの体を心配するモーリーンは、プロモーターのジョーダンが提案する、テレビ局との巨額契約による次の試合をパスすることをビリーと共に考える。
チャリティ・パーティーに出席した後、対戦を求められ挑発されていた同階級のボクサー、エスコバルにモーリーンを侮辱されたビリーは激怒し、彼と殴り合いになる。
その時、銃声が鳴り響き、弾丸を受けたモーリーンは、娘レイラのことを心配しながらビリーの前で息を引き取る。
悲しみが癒えないまま防衛戦に挑んだビリーは完敗してしまい、屋敷や財産など全てを失う。
父親としての保護義務も疑われたビリーは、裁判所命令により、施設に入れられることになったレイラと引き離されてしまう。
どん底状態の中でビリーは、小さなジムを経営するティックの元に向かい、トレーニングをしながら働きレイラを取り戻そうとするのだが・・・。
__________

主題歌を担当したエミネムの実体験を映画化した「8 MILE」(2002)を、ある意味で続きの物語的にボクシングの世界で描いた作品。
製作総指揮を兼ねる脚本のカート・サッターが、ラッパーとしてのエミネムの苦闘にインスパイアされて描かれた物語でもある。

体を張った役者の演技、友情や親子の絆を押しつけがましく描いていない内容から、感動のクライマックスまで全体的には楽しめる作品なのだが、二流スポーツのチャンピオンならともかく、ボクシングで40戦以上無敗を誇り頂点に上り詰めた統一世界王者が、あれほど惨めな生活になることは考えられない。

感動を煽るための極端な都合主義的演出が影響したのか、前評判に反して批評家の評価は低くかった。

序盤で姿を消してしまう主人公の妻レイチェル・マクアダムスなのだが、彼女位いの女優であれば、その後に回想のような形で登場してもよさそうなのに・・・と思ったファンも多いはずで、そのあたりも期待外れだ。

激し過ぎる程の打ち合いなどを見せなければ映画の演出としては成り立たないボクシング映画なのだが、本作は、まずまず実戦に近いリアルなシーンが玄人受けしたのではないだろうか。

主演のジェイク・ギレンホールは、施設生活から這い上がり世界の頂点に上り詰める男を、鍛え抜かれた肉体で熱演している。

主人公に厳しく接しながら、人間性を重視した指導で復活させるボクシング・ジムのオーナーを深く演ずるフォレスト・ウィテカー、銃弾を受けて命を落とす主人公の妻レイチェル・マクアダムス、涙を誘う演技で主人公の娘を好演するウーナ・ローレンス、彼女を担当する施設の職員ナオミ・ハリス、全てをビジネスと考えるプロモーターのカーティス“50セント”ジャクソン、主人公のスパーリング・パートナー、ヴィクター・オルティス(元WBC世界ウェルター級王者)、主人公を支える友人でもあるスタッフのボー・ナップ、主人公を挑発するチャンピオンとなるボクサーのミゲル・ゴメス、主人公の妻を撃った男の妻リタ・オラ、主人公と親しくなるジムに通う少年スカイラン・ブルックス、主人公の娘の友人クレア・フォーリー、本人役で、リング・アナウンサーのジミー・レノンJr.、スポーツ・キャスターのジム・ランプリー、4階級制覇の元世界チャンピオン、ロイ・ジョーンズJr.などが共演している。


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