スピード Speed (1994) 3.17/5 (12)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ダイ・ハード」(1988)、「レッド・オクトーバーを追え」(1990)「氷の微笑」(1992)などで撮影を担当したヤン・デ・ボンの衝撃的監督デビュー作。
デニス・ホッパージェフ・ダニエルズ以外はそれほど馴染みのなかったキャストとスタッフということで、公開当時これほどまでヒットするとは誰もが予想しなかった、キアヌ・リーヴスサンドラ・ブロックにとっても出世作となったノンストップ・アクションの決定版。


アクション/アドベンチャー

サンドラ・ブロック / Sandra Bullock 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:ヤン・デ・ ボン
製作総指揮:イアン・ブライス
製作:マーク・ゴードン
脚本:グラハム・ヨスト
撮影:アンジェイ・バートコウィアク
編集:ジョン・ライト
音楽
マーク・マンシーナ

ビリー・アイドル

出演者
キアヌ・リーヴス:ジャック・トラヴェン
デニス・ホッパー:ハワード・ペイン
サンドラ・ブロック:アニー・ポーター
ジョー・モートン:マクマホーン警部
ジェフ・ダニエルズ:ハリー・テンプル
アラン・ラック:ダグ・スティーブンス

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1994年製作 115分
公開
北米:1994年6月10日
日本:994年12月3日
製作費 $28,000,000
北米興行収入 $121,248,145
世界 $350,448,145


アカデミー賞 ■

第67回アカデミー賞
・受賞
録音・音響編集賞
・ノミネート
編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ロサンゼルス
高層ビルのエレベーターに爆弾が仕掛けられ、乗客が閉じ込められた。

脅迫電話が入り、ロサンゼルス市警SWATの爆発物処理班マクマホーン警部(ジョー・モートン)は、ジャック・トラヴェン(キアヌ・リーヴス)とハリー・テンプル(ジェフ・ダニエルズ)を現場エレベーターに向かわせる。

二人は爆発物を確認し、クレーンのワイヤーをエレベーターにかけて落下を防ぎ乗客全員を救出する。

犯人ハワード・ペイン(デニス・ホッパー)が、建物内部にいることを確信したジャックは、 怪しいエレベーターを調べる。

内部にいたペインは発砲し、エレベーター内に落下した二人に向け、爆発物と起爆装置を見せる。

ペインは、ハリーを羽交い絞めにして起爆装置に手をかけ、銃を向けるジャックから逃れようとする。

ジャックはハリーの足を撃ち、ペインは彼を放して逃走するが、その直後に爆発が起きる。

吹き飛ばされたジャックは気を失い、犯人ペインは爆死し、13人を救った二人の勇敢な行為は表彰される。

しかし、死亡したと思われたペインは現場から逃亡し、次の計画を練っていた。

翌日、路線バス(Santa Monica Municipal Bus Lines)に爆弾を仕掛けたペインは、ジャックの目の前でそのバスを爆破し、脅迫電話をかけてくる。

身代金370万ドル、ダウンタウン行きバスに爆弾を仕掛け、時速50マイル(80キロ)以下、または乗客が一人でも降りたら爆発するというのだ。

ジャックはバスを追い、爆弾が仕掛けられていることをドライバーに知らせようとする。

しかし、バスは50マイルをオーバーしてしまい、起爆装置のスイッチが入り、ジャックは爆弾が仕掛けられていることを知らせる。

その後ジャックは、速度を落とすなとドライバーに伝えてバスに飛び乗る。

しかし、バスに乗っていた犯罪者は、自分が警官のジャックに逮捕されるものと思い込み、乗客と揉み合いになり所持していた拳銃を発砲し、ドライバーが銃弾を浴びてしまう。

そして、急遽、乗り合わせていたアニー・ポーター(サンドラ・ブロック)が代わりに運転することになる。

ジャックからハリーに連絡が入り、バス爆破の報せも受けたマクマホーンは、隊員を従えヘリコプターで現場に向う。

ハリーは、床下に仕掛けられた爆弾の様子をジャックから知らされ、使われていた金時計から、犯人が元警官だと考え始める。

フリーウェイで渋滞にはまりかけたバスは、一旦、市街に降りて、マクマホーンの指示で建設中のハイウェイに誘導される。

パトカーなどに先導されながら、バスは何とかハイウェイに乗ることができる。

マクマホーンは、大型トレーラーでバスと並走し、ペインの許可を得て、重傷のドライバーだけを救出する。

しかし、女性客が脱出しようとしたため、ペインは容赦なく遠隔操作で爆破を起し彼女は死亡する。

その後、ハイウェイが15M未完成だと分かるが、ジャックはバスを加速させ、上り傾斜を利用してジャンプに成功する。

ジャックは、バスを”ロサンゼルス国際空港”の非常用滑走路に向かわせ、身代金の準備をすると言ってペインの許可を得て一旦バスを降りる。

外部から爆弾の処理を試みるジャックは、ハリーからの指示で作業を続ける。

その頃、ペインが、アトランタ警察の爆弾処理班の退職した警官だと分かる。

爆弾の解体作業は中止され、ハリーはペインを逮捕しようとする。

ジャックは、乗客の助けで何とかバスに戻るが、その際に燃料タンクを傷つけてしまう。

マクマホーンに給油を要請したジャックは、ハリーがペインを捕らえることを願う。

ペインの家を探し当てたハリーは中に侵入するが、彼は仕掛けられていた爆弾で、他の隊員と共に爆死してしまう。

ジャックに電話を入れたペインは、わざと腕時計を使い身元が分かるよう仕組んだ罠だったことを彼に伝え、身代金を要求する。

親友のハリーの命を奪われ、取り乱すジャックをアニーがなだめる。

その時、アーニーの着ていた、アリゾナ大学のシャツを見たジャックは、ペインが会話で口にする”ワイルド・キャッツ”が、同大学のフットボール・チーム”ワイルド・キャッツ”だと気づく。

そのことで、ペインがバスの内部を監視していることを知ったジャックは、テレビ局の中継車を利用して車内の録画映像を見せようとする。

マクマホーンらは、その間を利用してバスの乗客を救出するが、タイヤのバーストで車体のバランスを崩し、ジャックとアニーは取り残されてしまう。

ジャックとアニーは、アクセルとハンドルを固定し、床板のパネルに乗り脱出し、バスは旅客機に衝突して爆発する。

ペインはこれを知らないため、マクマホーンは身代金の引渡しで彼を誘き出そうとする。

その頃、ペインは、ようやくバス内部の映像が録画だと気づき、彼は警官に扮装し、付近にいたアニーを連れ去る。

現金がなくなっていることを知ったジャックは、地下鉄構内で、爆弾を仕掛けられたアニーを見つける。

その場に現れたペインは、現金を奪い起爆装置を手に、アニーを人質にして地下鉄に乗る。

手を出せないジャックは二人の後を追い、現金にペンキが仕掛けられていたことで、ペインは激怒する。

屋根の上のジャックに襲い掛かったペインは、非常灯に頭部をぶつけ即死する。

社内に戻り、アニーの爆弾を外したジャックだったが、車両の暴走を止めることができない。

更にアニーの手錠が外せないため、ジャックは脱線させて、車両は工事用路線から”ハリウッド大通り”に飛び出す。

そして、”異常な状況で結ばれたると、長続きしない”と言いながらも、二人は固く抱き合う。


解説 評価 感想 ■

1997年に続編「スピード2」が公開された。

*(簡略ストー リー)

爆破物を使ったテロで、現金を手に入れようと企むペインは、高層ビル爆破計画をロサンゼルス市警SWATの爆発物処理班の、ジャック・トラヴェンとハリー・テンプルに阻止される。
その後、ペインは路線バスに爆弾を仕掛けジャックに脅迫電話をかける。
それは、370万ドルの身代金要求と時速50マイル(80キロ)以下でバスが爆破されるという内容だった。
ジャックはバスを追いそれに飛び乗るが、ドライバーは不慮の事故で撃たれてしまい、乗客アニーが運転することになる。
その後、スピードを落とせないバスは渋滞を回避し、建設中のハイウェイに向かうのだが・・・。
__________

第67回アカデミー賞では、録音、音響編集賞を受賞した。
・ノミネート
編集賞

上記のように、それほど期待されてなかった作品にも拘らず、公開直後から話題となり、北米で約1億2100万ドル、全世界では約3億5000万ドルの大ヒットとなった。

全編、息つく暇がないスピード感と緊迫感、大袈裟な特撮を使っていない、生身の人間のアクションを楽しめる。

軽快なマーク・マンシーナのテーマ曲も印象的。

そして、キアヌ・リーヴスサンドラ・ブロックは、周知の通り本作がきっかけで大ブレイクすることになる。

若干浮き足立っている感じもあるが、坊主頭のキアヌ・リーヴスの凛々しく生きのよい演技は見ものだ。

屈託のないサンドラ・ブロックの演技は、好感度抜群の彼女のイメージを決定付けた。

彼女は、日本で考えられているよりも、アメリカ国内での人気は高く、現在に至るまでトップクラスのドル箱スターであることも事実だ。

勝利への旅立ち」(1986)でオスカー候補になり、復活したデニス・ホッパーは、まだやや青臭い主演の二人を圧倒する、迫力ある演技を見せてくれる。

ハリウッドでは、このような浮き沈みや復活劇はよくあることで、ファンにとっては嬉しいばかりだ。

犯人の罠の犠牲になってしまうジェフ・ダニエルズも、珍しいアクション作品の出演で好演している。

部隊長ジョー・モートン、バスの乗客でアラン・ラックなどが共演している。


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