アレックス・ライダー Stormbreaker (2006) 3/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

アンソニー・ホロヴィッツのスパイ小説”Alex Rider”シリーズ(2000年~)の第1作”Stormbreaker”を基に製作された作品。
スパイだった叔父の跡を継ぎ国家の危機に立ち向かう少年の活躍を描く、監督ジェフリー・サックス、主演アレックス・ペティファーミッキー・ロークアリシア・シルヴァーストーンソフィー・オコネドービル・ナイダミアン・ルイスユアン・マクレガー他共演のアクション・コメディ。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■

監督:ジェフリー・サックス
製作
マーク・サミュエルソン

アンドレアス・グロッシュ
スティーブ・クリスチャン

ピーター・サミュエルソン
原作:アンソニー・ホロヴィッツStormbreaker
脚本:アンソニー・ホロヴィッツ

撮影:クリス・シーガー
編集:アンドリュー・マックリッチー
音楽:アラン・パーカー

出演
アレックス・ライダー:アレックス・ペティファー

ダリアス・セイル:ミッキー・ローク
ジャック・スターブライト:アリシア・シルヴァーストーン
ジョーンズ:ソフィー・オコネドー
アラン・ブラント:ビル・ナイ
ヤッセン・グレゴヴィッチ:ダミアン・ルイス
サビーナ・プレジャー:サラ・ボルジャー
ナディア・ヴォール:ミッシー・パイル
イアン・ライダー – ユアン・マクレガー
首相:ロビー・コルトレーン
スミサーズ:スティーヴン・フライ
ウルフ:アシュリー・ウォルターズ
グリン:アンディ・サーキス
教師:リチャード・ハウ

イギリス/アメリカ/ドイツ 映画
配給
Entertainment Film Distributors(イギリス)
MGM(北米)
2006年製作 93分
公開
イギリス:2006年7月21日
北米:2006年10月13日
日本:2007年10月27日
製作費 £25,000,000
北米興行収入 $677,646
世界 $23,937,870


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ロンドン
14歳のアレックス・ライダー(アレックス・ペティファー)は、両親を亡くし、叔父のイアン・ライダー(ユアン・マクレガー)と暮らしていた。

銀行員のイアンは多忙で留守にすることが多く、その行動は謎だった。

そんなアレックスは、アメリカ人の家政婦のジャック・スターブライト(アリシア・シルヴァーストーン)に面倒をみてもらっていた。

クラスメイトのサビーナ・プレジャー(サラ・ボルジャー)週末の予定をに聞いたアレックスは、都合の悪い彼女と翌週の約束をして別れる。

途中、コーンウォールでの出張を終えて帰るというイアンからの連絡を受けたアレックスは帰宅する。

ある任務を終えたイアンは、追跡してきた者達を撃退するものの、ヘリコプターで現れた殺し屋ヤッセン・グレゴヴィッチ(ダミアン・ルイス)に銃撃される。

ジャックと共に食事をするアレックスは、イアンが遅いことを気にしていたが、彼の事故死を知らされてショックを受ける。

イアンの葬儀の際、銃を所持する者もいる出席者に気づくアレックスは、銀行の頭取アラン・ブラント(ビル・ナイ)からお悔やみを言われ、部下のジョーンズ(ソフィー・オコネドー)を紹介される。

アレックスは、自分の今後についてを考えると言うジョーンズの言葉や、いつもはシートベルトをしているイアンが、それを忘れたという話を疑問に思う。

家からイアンの所持品などが持ち去れる現場を目撃したアレックスは、自転車でその車を追う。

車が向かった自動車解体場でイアンの車を見つけたアレックスは、運転席側のドアの銃弾跡を確認する。

犬が襲ってきたため車に隠れたアレックスは、そのままプレスされそうになる。

計器が作動し、それを操作したアレックスは、脱出シートのボタンを押して車外に放出される。

アレックスは男達に襲われるものの、それを撃退してその場から逃げ去る。

解体業者が駅に盗品を運ぶと聞いていたアレックスは、ジャックと共にその場に向かう。

葬儀で声をかけられた銀行員を見かけたアレックスは、彼が証明写真ボックスで姿を消したため、それを操作してある場所に移動する。

ジョーンズに迎えられたアレックスは、イアンが銀行員でなかったことを知らされる。

MI6”の特別作戦局局長だと言うジョーンズは、イアンが有能なスパイだったことをアレックスに伝える。

ブラントの元に連れて行かれたアレックスは、スパイになってほしいと言われるものの戸惑う。

監視カメラに映る解体業者との戦いぶりを見せられたアレックスは、自分をスパイにするために、イアンから武術や語学などあらゆることを学んでいたことをブラントから知らされる。

ビザが切れているジャックが不法労働者であることを伝えたブラントは、彼女の処分はどうにでもできると言ってアレックスを牽制する。

仕方なくブラントの指示に従ったアレックスは、訓練キャンプに向う。

K部隊に配属されたアレックスは、隊員ウルフ(アシュリー・ウォルターズ)に子ども扱いされながら、厳しい訓練を受ける。

ある訓練でミスを犯したK部隊は監禁されるが、アレックスが壁の奥の暖炉に気づき煙突から脱出する。

監視兵を難なく追い払ったアレックスは、仲間達を建物から救出する。

指揮官からの苦情を聞いたブラントは、準備が整ったことをジョーンズに伝える。

アレックスを見直したウルフは、彼に感謝して記章を渡し、二人は握手を交わす。

億万長者ダリアス・セイル(ミッキー・ローク)が発明した夢のコンピューター”ストームブレイカー”が、彼の手により国内の学校に寄付されることになる。

セイルの行動を疑いたくらみを警戒するブラントは、送り込んでいたスパイがイアンだということをアレックスに伝える。

コーンウォールにあるセイルの工場に潜入していたイアンは、コンピューター内に仕組まれたウィルスのことに気づき、それを伝える途中で命を落としたということだった。

その真相を突き止めるために、アレックスは、パソコン専門誌のコンテストで優勝し、セイルの工場に招待される青年に扮することになる。

二日後までにパソコン・オタクになることを命ぜられたアレックスは、工場とセイルについてを調べ報告するよう指示される。

デパートのおもちゃ売り場に向かったアレックスは、スミサーズ(スティーヴン・フライ)から、ヨーヨー型ミニ・モーターやパラシュートが装備されている特殊リュックサック、金属を溶かすクリーム、ペン先に催眠剤入りの発射可能な万年筆、交信用に改良されたバグ探知器や集音マイクなどになる多機能”ニンテンドーDS”などの装備品を渡される。

雑誌社の編集者に扮したジョーンズと共に現地に着いたアレックスは、セイルの広報とPR担当のナディア・ヴォール(ミッシー・パイル)に迎えられる。

付き添いだったジョーンズと別れたアレックスは、ナディアと共にセイル社に向かう。

病気のため学校を休んでいることになっているアレックスは、サビーナからお見舞いメールを受け取る。

現れたセイルに歓迎されたアレックスは、水槽の猛毒を持つ珍種の生物”カツオノエボシ”について説明される。

アレックスは、元サーカスの芸人で、ナイフを口で受けて裂けた傷を持つ執事グリンをセイルから紹介される。

ニンテンドーDSで部屋の盗聴器を見つけたアレックスは、”ストームブレイカー”と対面することになる。

ナディアに案内されたアレックスは、身体をスキャンされて”ストームブレイカー”を体験する。

その頃、イアンの墓参りをしたジャックは、アレックスの件でジョーンズに質問するが、自分達が責任を持つと言われ永住ビザを渡される。

太古の世界をバーチャル体験するアレックスは、Tレックスに襲われそうになりその場から離れる。

工場内を調べたアレックスは、”ストームブレイカー”全7万台を制御できる装置を視察しているセイルを目撃する。

ナディアに見つかったアレックスは連れ戻される。

セイルと夕食を共にしているアレックスの所持品を調べたナディアは、携帯電話を持ち出して内部をスキャンし、それがチェルシーの住所で登録されていることを知る。

多くを語らないアレックスを、セイルは、牽制しながら観察する。

訪ねて来たナディアを警戒しながら招き入れたジャックは、イアンと写るアレックスの写真を見て何者なのかを聞かれ、銃を向けられる。

二人は格闘になり、ジャックが作っていたフグのはく製の棘が手に刺さったナディアは、その場から逃げ去る。

その夜、部屋を抜け出したアレックスは、ヤッセンがセイルに接触しているのを目撃して本部に報告する。

それを知ったブラントとジョーンズは、殺し屋ヤッセンが現れたことを警戒し、”サイエンス・ミュージアム”で行われるセイルの”ストームブレイカー”贈呈式を中止させることを考える。

戻ったナディアから、アレックスの叔父イアンが警備員を装ったスパイだったことを知らされたセイルは、アレックスを始末するよう命ずる。

それを盗聴していたアレックスは、トラックに忍び込んでその場から脱出する。

”ストームブレイカー”製造施設に侵入したアレックスは見つかってしまい、ヤッセンの元に連れて行かれる。

注入されていたウィルス”Rー5”を手にしてヤッセンを脅し、出口に向かったアレックスは逃走するものの、ナディアに捕えられる。

全てがバレていると言われたアレックスは、イアンがヤッセンに殺されたことを知らされる。

MI6”が子供をスパイとして送り込んだことを批判するセイルは、”R-5”がコンピューター・ウィルスではなく、遺伝子操作で生れたウィルスだと伝える。

異国人であることを子供時代にからかわれていじめに遭ったセイルは、最も酷い仕打ちを受けたのが、現在の首相(ロビー・コルトレーン)だったことを伝える。

数百万人の子供が死ぬと言い残したセイルは、ロンドンに向かうため、後をナディアに任せる。

式典を中止することは不可能となり、ブラントは警備を厳重にするしか方法はなかった。

カツオノエボシ”の水槽に入れられたアレックスを、ナディアは監視する。

金属を溶かすクリームで水槽を壊したアレックスは、ナディアに”カツオノエボシ”がまとわりつくのを確認してその場から脱出する。

バギー・バイクで滑走路に出たアレックスは、グリンが操縦するヘリ”Mi-8”に乗り込む。

催眠万年筆をグリンに向けて発射し指示に従わせたアレックスは、ロンドンに急行する。

サイエンス・ミュージアム”。
首相が到着し、”ストームブレイカー”のボタンは指紋認証だったため、彼しか始動させることはできなかった。

ブラントとジョーンズが警戒し、ジャックがアレックスを心配する中、セイルが会場に到着する。

セイルと首相は一応、握手を交わし、”ストームブレイカー”の始動ボタンが押されることになる。

ヘリからパラシュート降下したアレックスは、会場の屋根を突き破り、その場を警備していたウルフから銃を受け取り、ステージの始動装置を破壊する。

セイルは首相を殴ってその場を去る。

大惨事を阻止したアレックスは、ブラントとジョーンズにセイルを捕えると伝えてジャックと共に彼を追う。

工場で手動装置を確認していたアレックスは、それがセイル・タワーに設置され、ウィルスをばら撒くと考えその場に向かう。

渋滞にはまってしまったアレックスは、乗馬中のサビーナに気づき、彼女の馬に乗ってセイル・タワーに向かう。

セイルは手動で”ストームブレイカー”を始動させようとするが、アレックスが電源を切ったためシステムがダウンする。

その場に到着したブラントは、屋上のセイルを確認して狙撃手に射殺を命じようとする。

ジャックはアレックスに弾が当たる危険性を指摘し、ジョーンズも攻撃を中止するようブラントに迫る。

ブラントは仕方なくそれに従い攻撃は中止されるが、アレックスはセイルに突き落とされる。

アレックスは電源ケーブルを握った状態で宙づりになり、彼を撃とうとするセイルにサビーナが襲いかかる。

サビーナも突き落とされるが、アレックスが彼女の腕を掴む。

そこにヤッセンがヘリで現れ、銃撃されたセイルは落下死する。

アレックスは、サビーナを助けるが、ケーブルが切れそうになる。

ヤッセンがアレックスを助け、セイルが自分のクライアントの顔を潰したため殺したと伝える。

アレックスの処分は指示されていないことを伝えたヤッセンだったが、叔父イアンの仇を討つと言われる。

自分のいるべき世界ではないとヤッセンに言われたアレックスは、忘れろと言う彼の指示を拒む。

好きにするようにと言い残したヤッセンは、その場を去る。

サビーナと共に普通の学校生活に戻ったアレックスは、もうあんなことは起きないと彼女に語る。

誰かが自分を監視していることに気づいていたアレックスは、これで終わりでないと考える。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ロンドン
14歳のアレックス・ライダーは、銀行員だった叔父イアンの事故死を知りショックを受ける。
実は”MI6”のスパイだったイアンは、任務中に殺害されたのだが、彼の上司ブラントとジョーンズは、イアンに武術や語学などを伝授されていたアレックスをスカウトする。
大富豪の実業家セイルが発明した夢のコンピューター”ストームブレイカー”が国内の学校に寄付されることになり、彼の行動を怪しんでいたブラントらは、イアンに潜入捜査を命じ、その際に彼は殺されたのだった。
厳しい訓練を受け、イアンの代役としてセイルの元に向かったアレックスは、彼に怪しまれながらも、殺し屋ヤッセンの情報や工場内部で行われていることをブラントに報告するのだが・・・。
__________

イギリスお得意のスパイ劇をコメディ・タッチで描く作品で、豪華スター競演が見所でもある。

007シリーズ”のパロディ的場面もある内容は、どちらかというとキッズ・ムービーであり、構成なども貧弱でややB級作品的な仕上がりが気になる。

ラストの雰囲気からして映画もシリーズ化を狙っている様子が窺えるが、批評家などには酷評され興行的な成功もなく、続編の製作は考えられないだろう。

多くの候補者から選ばれた”美少年”アレックス・ペティファーは、悪に立ち向かう主人公を熱演して奮闘はしている。
上記のように、キッズ・ムービーだと思えば、まずまずのアクション・シーンなどは楽しめる。

悪役のミッキー・ロークは、復活の兆しが見えてきた時期であり、過去の辛い思い出を引きずる大富豪を存在感ある演技で演じている。

名優ビル・ナイが、”MI6”の幹部でありながら、コメディとは言えお笑いに徹する演技は個人的に受け入れ難く、主人公に協力する家政婦のアリシア・シルヴァーストーンの役柄も今一というところだろうか。

MI6”の特別作戦局局長ソフィー・オコネドー、殺し屋ダミアン・ルイス、主人公のクラスメイト、サラ・ボルジャー、セイル(ミッキー・ローク)の部下ミッシー・パイルアンディ・サーキス、主人公の叔父ユアン・マクレガー、首相ロビー・コルトレーン、スパイの装備品担当スティーヴン・フライ、主人公と共に訓練を受ける特殊部隊隊員アシュリー・ウォルターズなどが共演している。


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